飲食店の始め方

飲食店開業マニュアル

飲食店開業までの手順をわかりやすくマニュアルで解説!
初めて飲食店で独立開業する方もぜひこのサイトをお役立てください。

[準備]人員(従業員)

人員の求人・募集から教育まで

canaeruは年間300件以上の開業サポート実績!

メールアドレスの登録で
開業までのサポート完全無料で受けられます!

個人情報の取り扱いについて

メールアドレスを入力してください

無料会員登録でできること
① 「日本政策金融公庫」の創業融資をはじめとする資金調達の相談が出来る!
② 開業時に必要な事業計画書の作成サポートが受けられる!
③ 店舗開業や運営に関するさまざまな疑問点・お悩みを何度でも相談可能!
※ 金融機関出身者、元飲食店オーナーら店舗開業のプロが対応します
飲食店における人員募集の種類

 店舗の内外装工事が始まり、オープン日まで残り1ヵ月ほどになったら始めたいのがオープニングスタッフの求人です。記念すべきお店の開業を一緒に支えてもらう仲間ですから、スタッフの採用にも尽力せねばなりません。この章では、どのように人材を募集し、採用していくかを解説していきます。

<人員募集のスケジュール>
 オープニングスタッフの募集の目安は、オープン日の30日ほど前から始めるのが妥当です。早すぎてもオープン日まで時間が空いてしまうので辞退されてしまう可能性もありますし、オープン直前となってしまっては研修やトレーニングが間に合いません。30日前から募集を開始し、なかなか応募が集まらなかったり採用者が少ない場合は、20日前、10日前と再度募集を掛けてみてください。早々にスタッフが決定した場合は、オープンまでの研修期間や研修場所などのアナウンスをきっちりと行い、採用者が不安に思わないように配慮しましょう。

<飲食店における必要な人材の種類>
 飲食店において必要な人材は、「正社員(のちの店長候補)」「パート(主婦層)」「アルバイト(若年層)」の3通りです。開業者自らが店頭に立つ場合、正社員は必要ないと考える方もいるのですが、事業を拡大させていくためには正社員も必要だということを認識してください。あなたと同じ仕事ができ、店舗運営を任せられる人がいるということは、あなたの休日も確保できますし、トラブルが起こった場合でも営業を続けることができるのです。そして、「パート」と「アルバイト」の両方が必要な理由は、一般的に主婦は午前~夕方まで、学生は夕方~夜までの勤務を希望するからです。営業時間が日中のみ、夜のみといったスタイルであればこだわる必要はないかと思いますが、お昼前~夜まで営業する店舗の場合は、どちらも採用しておいたほうがベターです。

<人員募集の手段>
 人員募集には、以下のような手段があります。

① 求人情報誌に掲載する ② ハローワーク/人材紹介会社を通じて募集する
③ 知人から紹介してもらう
④ 店舗に「オープニングスタッフ募集」の張り紙をする
⑤ 駅や街中に、オープンの告知とともにスタッフ募集の案内を入れる

 人員募集には様々な方法がありますが、それぞれ長所と短所があります。詳しく見ていきましょう。

① 求人情報誌・求人アプリに掲載する
 アルバイトやパート募集には、不特定多数の人に情報を届けられる求人情報誌や求人アプリが効果的です。最近では、学生向け、主婦向け、飲食業界希望者向けなど、さまざまな特性に特化した求人情報誌・求人アプリがあるので、欲しい人材のターゲットに応じて使い分けると良いでしょう。デメリットとしては掲載に費用がかかることです。アルバイトやパート募集の求人掲載は比較的リーズナブルで、1週間掲載で約2万円が相場ですが、社員募集の場合は長期的な掲載が好ましいため費用がかさみがちです。また、採用にいたらなかった場合でもコストがかかってしまうので、費用対効果を考えるとアルバイトやパート募集でのみ活用するのがよいでしょう。

② ハローワーク/人材紹介会社を使う
 社員募集に向いているのはハローワークや人材紹介会社です。ハローワークの申し込みは、店舗がある住所を管轄するハローワークで行います。「事業所登録シート」「求人申込書」をそれぞれ記入し、提出したものが「求人票」に反映されて掲載される流れになります。希望すれば、ハローワークのWEBサイト上にも公開可能です。ハローワークのメリットは、利用料金が無料というところです。採用コストがかからず、場合によっては助成金の対象になることもあります。デメリットとしては、掲載や選考にそれぞれ時間がかかるため、余裕を持ったスケジューリングが必要なことと、情報量が少ないために欲しい人材が集まらない可能性もあります。そして、人材紹介会社はあなたの希望に合わせた人材を探して紹介してくれるので、マッチング率が高いのが特徴です。しかし、成功報酬型なので紹介された人材を採用した際に料金が発生します。料金の相場は、採用した人材の年収の20~35%になります。正社員や店長候補など、コストを掛けてでも良い人材が欲しいポストを募集する場合は利用を考えてみるとよいでしょう。

③ 知人から紹介してもらう
 あなたの知人や友人から直接紹介してもらう方法です。信頼できる人から紹介してもらうので、前もって経歴や人柄などを知ることができ、採用してからのギャップは少ないでしょう。謝礼が発生する可能性がありますが、費用はかからないため他の人員募集方法と並行しながら知人に声を掛けるのがベストです。

④ 店舗に「オープニングスタッフ募集」の張り紙をする
 内外装工事が始まったタイミングで、「オープニングスタッフ募集」の張り紙を貼るだけの方法です。ポスターを1枚用意するだけでよいので、手間もコストもほとんど掛かりません。しかし、この手段だけに頼るのは必要な期限までに応募が集まらない可能性があります。こちらも③と同じく、他の方法と並行しながら実施するのがよいでしょう。

⑤ 駅や街中に、オープンの告知とともにスタッフ募集の案内を入れる
 オープンまで30日を切る頃には、店舗の告知も検討し始めると思います。駅や街中に広告の出稿を考えている場合は、小さくてよいので「オープンニングスタッフ募集」の文字を加えてみるのも一つの手です。店舗に最寄りの駅を利用するたくさんの方の目に留まるので、求める条件にあてはまる人材からの応募に期待できます。デメリットとしては、広告制作と広告掲載の費用がかかることと、欲しい時期までに応募が集まらない可能性があることです。チラシ配りや新聞への折り込みを検討してみるのもよいでしょう。

<応募してもらうための工夫を加える>
 募集要項には、興味を持った人へどんなお店なのかをイメージさせる必要があります。

募集要項に記載したいもの
店名、店舗の外観orイメージ写真、開店予定日、募集する人材(社員/アルバイト/パートなど)、職種(ホール/キッチンなど)、労働時間、給与/時給、待遇、住所、面接場所、電話番号、募集受付期間、担当者名

 そのほか、経験の有無や年齢の幅なども記載しておくとよいでしょう。興味を引くために、お店の特徴をアピールしたり、ニューオープンの綺麗なお店であることなども文言にして記載しましょう。

 求人の募集から採用まで、たくさんの人と会ったり、連絡を取る必要があります。煩雑な仕事になるかと思いますが、決して応募者に対してぞんざいな態度を取らず、丁寧な対応を心掛けてください。

社員登用を考える場合

 営業を続けていく中で、非正規雇用で採用したスタッフが成長し、ぜひ正社員へ登用したいと考えた場合、どのようにすればよいのでしょうか。まずは、本人の意見を訊いてみましょう。アルバイトやパートと違い、正社員は給料も上がる分、責任もついてくる仕事です。アルバイト時よりも就労時間が長くなる可能性もあるので、本人に意欲があるか確認してください。もし、前向きに検討するといった返答があった場合は、正社員雇用になった場合の給与や労働時間、福利厚生といった待遇をまとめましょう。本人の要望があれば、雇用条件に反映できるか検討してください。いざ正社員に登用するとなった際には、『自治体の制度融資や補助金・助成金もチェックしておこう』で紹介した、「キャリアアップ助成金」の申請も検討してみてください。1人当たり57万円~72万円の助成金を受給できる可能性があり、正規雇用のための研修やトレーニング費用にあてることができます。

 非正規雇用から正規雇用へ登用したということは、能力も優秀ながら、あなたにとって信頼がおける人物であるということです。店長業務はお任せし、あなたは業績を伸ばすための営業業務に力を入れることもできますし、支店の出店といったビジョンも見えてくるでしょう。仕事を任せられる優秀なスタッフが現れたら、あなたの夢を一緒に叶える仲間として重宝してください。

気をつけよう!採用面接時の注意事項

 オープニングスタッフの人員を募集し、応募がきたら採用面接へと進みます。採用面接時はどのようなことをチェックして採用の判断をすればよいのでしょうか。まず、約束の面接時間に遅れないかどうかが一つの指標になります。交通機関の遅延などでどうしても遅れてしまう場合、事前に連絡を入れるかどうかも判断基準になります。面接時間にルーズな人は、シフトの時間も守らない可能性があります。いざ面接が始まりましたら、あなた自身が威圧的にならないよう注意してください。開業前の忙しい中であっても、応募者がリラックスして面接に臨めるような空気感を作ることが大切です。採用面接では、主に応募者の経歴や働ける日数、時間帯など尋ねる作業が多いと思いますが、新規開店のお店では応募者もどんなお店なのかイメージを把握しきれないことがほとんどです。どんなコンセプトのお店なのか、どんなメニューを提供するのか、なぜ開業するのかなど、お店のことやあなた自身のことも伝えることが大切です。オープニングスタッフは、頼るべき先輩が少ない中での就労開始になります。あなたをリーダーだと思ってついてきてくれるかどうか、その感触を確かめながら採用面接にあたってください。

店舗オープンに向けたトレーニング

 無事オープニングスタッフを採用できたら、オープンに向けた研修に移ります。もしあなたの店舗がチェーン店の新店で、他店舗で研修ができる場合は先に他店舗でおおまかなオペレーションを学んで、新店で最終チェックを行うのが一般的です。はじめから開業店のみで研修を行う場合は、オープンの約2週間前からトレーニングをスタートさせましょう。できれば、オープニングならではの仕事として食材や備品の買いだし、清掃、ビラ配りなどに参加してもらいましょう。こうした雑用が意外とコミュニケーションの場となるのです。食器や調理器具の位置なども、このときスタッフと相談しながら決めるとオープン後に迷わなくてすみます。そして、キッチンスタッフは提供メニューの試作を繰り返し、味や盛り付けが一定になるようトレーニングしましょう。ホールスタッフは席の番号やメニューを覚えたり、サーブの仕方などを学んでいただきます。そして、オープン前のレセプションで各自の役割をチェックし、気になったところはオープンまでに修正できるよう指摘しましょう。当然ですが、研修期間も時給は発生します。オープニング研修は経験の有無に関わらず、短期間で最低限のことを覚えてもらう必要があります。あなたも根気づよくレクチャーできるよう、気を配りながら研修に臨みましょう。

まとめ 「人員の求人・募集から教育まで」
  • ・オープニングスタッフの募集はオープン30日前を目安に始めよう
  • ・採用するのは、正社員、パート、アルバイトの3通り
  • ・人員募集の手段はさまざま。有用な手段を複数活用するとベター
  • ・社員登用を考える場合、「キャリアアップ助成金」の申請を検討する
  • ・オープニング研修はコミュニケーションを取りながら根気よく臨もう

関連記事 飲食店の開業資金はいくら必要?相場や調達方法について解説

無料個別相談 受付中!

店舗の開業や運営に関する無料相談を実施中です。
資金や物件はもちろん、内装や設備に関することまで、幅広く承ります。お気軽にご相談ください。

次に読みたい記事

PAGETOPへ