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[資金]その他の資金調達方法

話題の「クラウドファンディング」って何?

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クラウドファンディングとは

 クラウドファンディングとは「世の中にこんなサービスを届けたい!」「今までにない新しい飲食店をオープンさせたい!」といった想いを持つ事業者に対して、インターネットを通じて不特定多数の人から資金を募るものです。クラウドファンディング(Crowdfunding)とは、“群衆”を意味する「crowd」と、“資金調達”を意味する「funding」を組み合わせた造語で、歴史を遡ると17世紀にはその基礎が築かれたと言われていて、これまでに数多くのプロジェクトが資金調達に成功してきました。日本では、2014年5月にリスクマネーの供給強化の手段の1つとしてクラウドファンディングを活用する施策が掲げられ、金融商品取引法などの規制が緩和したことによって数多くのクラウドファンディング運営サイトが誕生しました。

 世界の市場で見ると、2020年にはクラウド市場は2000億ドルを突破すると予想されています。アメリカ、ヨーロッパという既存の市場を中心に、中国でのクラウドファンディングの盛況が見込まれています。世界的には融資をするタイプのクラウドファンディングが急激な成長とシェアの拡大を続けていますが、日本では、東日本大震災を契機にクラウドファンディングが注目されたこともあり寄付や現地応援をする意味での購入が中心でした。しかし、近年では高利回りというメリットがあるため融資タイプの成長も著しく、いま最も注目されている資金調達法といえます。

<日本の主なクラウドファンディングサイト>
 世界的に活況なクラウドファンディングですが、日本でも50を超えるクラウドファンディングサイトがあります。その中には、プロダクトを応援するサイト、研究者や芸術家を支援するサイト、社会貢献を呼びかけるサイトなど、様々な対象や目的に応じたクラウドファンディングサイトがあります。
 日本では「購入型」のクラウドファンディングが主流で、次に「寄付型」が続きます。「投資型」「貸付型」「株式型」は規制などの都合で数が少ないですが、金融型に特化したクラウドファンディングも存在します。その中から、店舗開業者向きのクラウドファンディグサイトをいくつかご紹介します。

●Makuake(マクアケ) https://www.makuake.com/
 AmebaやAbemaTVでおなじみのサイバーエージェントグループが運営するクラウドファンディングサイト。掲載したプロジェクトに賛同してくれたサポーター(資金提供者)に対し、資金額に応じたプレミアムなモノやサービスをリターンします。起案したプロジェクトは、Amebaブログをはじめとしたメディアに掲載される可能性があり、より多くの人への周知が期待できます。個性的なプロジェクトが集まっており、金融機関や自治体ではなかなか理解されにくい斬新なアイデアも受け入れてもらえる土壌があるのが強みです。

●CAMPFIRE(キャンプファイアー) https://camp-fire.jp/
 日本最大級のクラウドファンディングサイト。これまでに8,000件以上のプロジェクトが30万以上の人々に支援され、総額33億円を集めています。初めてクラウドファンディングに挑戦する場合でも、わかりやすい作成解説動画やガイドが掲載されているほか、電話で相談できるのも嬉しいポイント。個人や中小企業だけでなく、大手企業や有名クリエイター、芸能人なども利用していることから認知度の高いサイトです。

●Readyfor(レディーフォー) https://readyfor.jp/
 日本におけるクラウドファンディングのパイオニアで、2011年3月にサービスが開始されました。日本最大級のサイトで、社会貢献や地域活性化のプロジェクトが多く、国や地方自治体、大学とのコラボレーション企画も目白押しです。海外で活動するプロジェクトも多いため、業務の幅を海外に拡げたいと考えている方にオススメです。店舗開業よりも、起業向けのプロジェクトの方が親和性が高そうです。

●FAAVO(ファーボ) https://faavo.jp/
 「ふるさとクラウドファンディング」をキャッチコピーに、地域を盛り上げるプロジェクト支援に特化したクラウドファンディングサイトです。都道府県別にプロジェクトを検索することができ、地域の特色を活かした産業や福祉、そして「食」に関するプロジェクトが多数掲載されています。U・I・Jターンなどで、地域に根付いた事業を始める方にマッチするサイトです。2016年に掲載された日本刀の復元プロジェクトでは、目標550万円に対し、たった一日で2,400万円を突破し、最終的に4,500万円以上を集めた事例も話題になりました。

クラウドファンディングへのエントリー方法

 クラウドファンディングへのエントリーは、サイトによって異なる部分はありますが、主な流れは以下の通りです。

① プロジェクトの内容決定
 支援を受けたいプロジェクトの概要をまとめます。目的や、目標金額、購入型の場合は支援金に応じた特典の内容も考えておく必要があります。プロジェクトの内容を決める際には、できるだけ人の心に響くプロジェクトになるよう工夫しましょう。起案者の熱い想いであったり、類を見ない斬新さを前面に出すと良いです。飲食店の場合は、材料や産地へのこだわり、ユニークなアイデアをアピールしましょう。

② 申し込み
 利用するクラウドファンディングサイトにプロジェクトの掲載を申請します。多くのサイトで専用ページを用意していたり、作成ガイドや相談窓口などのフォローアップがあるので、活用しながら進めましょう。画像や文章を用意する必要がありますが、もし作成が不得手であれば窓口へ相談してみるのも良いと思います。

③ 審査
 掲載には審査があります。内容が公序良俗に反していないかなどをチェックします。審査にかかる日数はサイトによってまちまちですが、審査がスピーディーなサイトだと即日公開できることもあります。

④ 公開
 プロジェクトがサイトに掲載され、支援金の募集が始まります。ですが、クラウドファンディングには毎日たくさんのプロジェクトが掲載されます。SNSなどを使って、自身のプロジェクトの宣伝を行ったほうがよいでしょう。話題性のあるプロジェクトは、クラウドファンディングサイトが運営するオウンドメディアに取り上げられたり、マスコミから取材依頼が来ることもあります。取材依頼が来たら、快く対応しましょう。

⑤ 終了&資金受け取り
 設定した期限を迎えたり、目標を達成した場合は募集を終了します。もちろん、目標に届かなかった場合は期間を延長したり、再度掲載するのも良いでしょう。目標達成後も設定期間内は継続的に資金を募ることも可能です。プロジェクトが終了したら、クラウドファンディングサイトを通じて資金を受け取ります。この際、クラウドファンディングサイトの成功報酬として手数料を引かれます。手数料の利率はサイトによって異なりますが、受け取れる金額は「集まった金額-掲載手数料(+その他手数料)」であることを念頭に置いて目標金額を設定しましょう。

⑥ 報告&リターンの送付
 集まった支援金をもとに、プロジェクトを開始します。そして、プロジェクトを履行後は活動報告とともに支援者にお礼のリターンを送付します。

開店前の「ファン作り」としての活用

 クラウドファンディングは有用な資金調達手段のひとつですが、「開店資金全てをクラウドファンディングで…」というのは現実的ではなくおすすめしません。しかし開店前の「ファン作り」の場としても活かすことができる点はとても魅力です。開店前に、自身のお店のコンセプトやセールスポイントなどをアピールし、ファンになってもらうことができるのです。また、多くの人に店舗の開店を周知してもらうチャンスなので、「開店したら行ってみよう」という気持ちを生むことができます。
 最近では、2店舗目の開業のためにクラウドファンディングを利用し、既存のお客様から支援を受けるパターンや、会員制の店舗が会員権の付与をリターンにクラウドファンディングを活用する事例も多く見られます。新規開業のみならず、2店舗目、3店舗目と支店を考えている事業主も大いに活用できるでしょう。

まとめ 「話題の「クラウドファンディング」って何?」
  • ・クラウドファンディングはインターネットを通じて不特定多数の人から資金を募るもの
  • ・資金を提供した見返りは、モノやサービス、配当などさまざま
  • ・日本では数多くのクラウドファンディングサイトが存在
  • ・開店前にお店のコンセプトを多くの人に知ってもらうチャンスにも!


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