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飲食店を開業するには?必要な準備や資金について解説

飲食店を開業するには?必要な準備や資金について解説

飲食店を開業するには、資格の取得や書類の提出など、さまざまな準備が必要です。しかし、いつから動き始めるのか、どのように準備を進めればよいのかなど、不安を感じている方もいるでしょう。
本記事では、飲食店を開業するまでの流れをお伝えしたあと、開業準備の詳細や成功のコツについて解説します。

飲食店開業までのフローチャート

飲食店を開業するまでには、大まかに5つのステップが考えられます。開業までの流れと所要期間の目安、実施することは下記の通りです。

項目所要時間・実施内容
1.コンセプト設計<数日~1か月>
・自店舗の強みを深掘り
・ターゲット層の分析
・業種/業態の設定
2. 物件選び<6か月〜1年>
・予算や条件に合う物件の内覧
・条件を交渉し賃貸契約を締結
3. 資金調達<1か月〜2か月>
・銀行から借入する場合は融資を受けるために事業計画書を作成・提出
・親族から借入する場合は借用書を作成して賃借契約を締結
4. 資格所得<2日〜6か月>
「食品衛生責任者」「防火管理者」等、事業に必要な資格を取得
5. 行政機関への届け出<1か月〜3か月>
・税務署で開業関連の申請
・保健所で営業許可の申請
・消防署で防火関連の申請
・警察署で深夜営業等の申請
・公共職業安定所で雇用保険の手続き
・労働基準監督署で労災保険の手続き
・(法人の場合)年金事務所で社会保険の加入手続き

飲食店の開業準備 | コンセプト設計

コンセプト設計とは、何を提供するのか、誰に提供するのか、どうやって提供するのかなど、どんな飲食店にするかをあらかじめ決めておくことです。開業から3年以内の廃業率が7割と言われる飲食業界において、「料理が好きだから」という理由だけでは成功は難しいでしょう。繁盛しているお店はにしっかりとしたコンセプトが必ずあるものです。

コンセプトが不明確なままでは、開業後の集客や宣伝が上手くできず、競合店との差別化も難しくなってしまいます。開業という夢をビジネスとして成り立たせるための土台作りとして、事前の入念な計画が重要なのです。

ただし、あまりにコンセプトを固めすぎると物件の選択肢を狭めてしまいます。物件とその土地の客層に応じて柔軟に提供メニューを変えられる方は、コンセプト設計と物件探しを並行して行うのも一つの方法です。

飲食店の開業準備|物件選び

コンセプトが固まったら、次は物件探しです。その理由や物件選びのポイントについて解説していきます。

飲食店の開業準備|物件選び

物件選びは初期段階で行う

通常、物件選びは資金調達の前に行います。物件が決まっていない状態では費用の計算や売上予測に取り組めないため、具体的な事業計画書が作成できないからです。
事業計画書は開業後も経営の指針となる重要なものなので、事実に基づき詳細に作り込む必要があります。

とくに融資を受ける場合は、事業計画書の提出を求められるケースが多いため、物件選びを最初に行いましょう。

条件を明確にしておく

物件はお店のコンセプトに沿って決めていきます。
物件とコンセプトが合っていないと、メニューや内装、使用する食器などに統一感がなくなり、お店の魅力や強みが曖昧になってしまう可能性があります。

例えば、“ゆったりとした時間を過ごせる温かみのあるカフェ”をコンセプトに据えたのに、車通りの多い場所でコンクリート打ちっぱなしの物件を選んでしまうと、騒音が気になる、クールな印象の内装になるなどコンセプトから外れてしまいます。

お店のコンセプトやターゲット層、提供するサービス、料理に応じて店舗の場所や家賃などの条件を明確にして物件探しを行うことが大切です。

なるべく工事業者と一緒に内見する

物件選びはコンセプトを含め、事業計画を実現できるかが重要なポイントとなります。坪数だけを見て物件を選び、いざ店舗設計に入ると間取り等の関係で「想定していた席数を確保できない!」となってしまうのは飲食店開業でよくあるミスの1つです。

物件は一度開業すると簡単には変えることができないため、こういった初歩的なミスに注意する必要があります。そこでおすすめなのは、物件の候補が決まったら「施工業者」に内見の同行をしてもらうという方法です。

気に入った物件でも、予定の席数を確保できるかは店舗の間取りに依存します。施工業者に同行してもらうことで、店舗設計の観点からしっかりチェックしてもらい、予定していた店舗プランを実現できるかをその場で確認できます。

特に居抜き物件の内見においては、現状の造作物を使えるか、それとも撤去が必要なのかも同時に確認できるため、メリットは大きいものとなります。物件によっては施工業者が決まってからでないと契約できない物件もありますので、その点でも一石二鳥と言えるでしょう。

物件選びに関してさらに詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。

関連記事 「物件選び」は「資金調達」より先!
関連記事 居抜き物件の メリット デメリット と確認ポイント

飲食店の開業準備|資金調達

ここからは飲食店開業に必要な資金の目安や、資金調達の方法について解説します。

飲食店の開業準備|資金調達

開業資金の目安は1,000万円

飲食店を一から始める場合、開業資金の目安は1,000万円です。1,000万円が目安となる理由は、開業当初は来客数が伸びない可能性があることを想定して、一定期間の運営資金を準備しておく必要があるためです。

少額資金での開業も可能ですが、親族やクラウドファンディングなど、資金を援助してくれる人がいる場合に限ると考えましょう。

なお、金融機関から受けられる融資額は一般的に600〜900万円程度とされています。申請者に飲食店での勤務経験があるかどうか、自己資金はあるか、事業計画は入念に作り込まれているかなどを判断して融資金額が決まるため、実際にはこれよりも少なくなる可能性もあります。
融資額との兼ね合いを踏まえると、自己資金は100〜400万円程度は用意しておきましょう。

【飲食店の開業においてかかる主な費用】

費用の内容金額の目安
物件取得費(前家賃、保証金、礼金、仲介手数料などにかかる資金)家賃の10倍の金額が目安
例:家賃が20万円の物件は200万円
店舗投資(内装、厨房で使用する機器、食器類、各種消耗品などにかかる資金)1坪あたり50万円〜80万円が目安
例:20坪の店舗は1,000万円〜1,600万円
運転資金家賃の10倍の金額が目安
例:家賃が20万円の物件は200万円

開業資金については、主な内訳や金額相場、調達方法を下記の記事で詳しく説明しています。

関連記事 飲食店の開業資金はいくら必要?相場や調達方法について解説

自己資金が足りない場合は融資を検討する

開業費を自己資金で賄えない場合、真っ先に検討すべき資金調達方法は、金融機関から融資を受ける方法です。全国の金融機関や、国が運営する日本政策金融公庫では、創業する人へ向けた融資制度を実施しています。

そのなかでも金利優遇の厚い代表的な融資制度は、日本政策金融公庫で受けられる下記の「新創業融資制度」です。

【日本政策金融公庫の創業者向け融資制度】

名称新創業融資制度
融資の対象次のすべての要件に該当する方
1.対象者の要件
新たに事業を始める方または事業開始後税務申告を2期終えていない方
2.自己資金の要件
新たに事業を始める方、または事業開始後税務申告を1期終えていない方、創業時において創業資金総額の10分の1以上の自己資金(事業に使用される予定の資金をいいます。)を確認できる方
ただし、「お勤めの経験がある企業と同じ業種の事業を始める方」、「創業塾や創業セミナーなど(産業競争力強化法に規定される認定特定創業支援等事業)を受けて事業を始める方」などに該当する場合は、本要件を満たすものとします。
資金の使いみち新たに事業を始めるため、または事業開始後に必要とする設備資金および運転資金
融資限度額3,000万円(うち運転資金1,500万円)
返済期間各融資制度に定める返済期間以内
利率(年率)基準利率0.83%〜3.20%
担保・保証人原則不要


出典 日本政策金融公庫|新創業融資制度

【銀行・信用金庫の融資制度】
全国の銀行や信用金庫でも、新たに開業する方向けの融資制度を導入しています。銀行、信用金庫の融資制度は大きく分けて2種類あり、金融機関が直接融資する「プロパー融資」、信用保証協会が間に入る「信用保証付き融資」の2つです。
事業実績を作るまではプロパー融資の審査に通りにくいため、信用保証付き融資を検討するとよいでしょう。

創業時に信用保証付き融資を利用する場合の融資限度額は、最大3,500万円です。信用保証付き融資の利用にも一定の審査は必要ですが、プロパー融資と比較すると金融機関側の審査は通りやすくなります。
ただし、融資で発生する利息に加えて「信用保証料」と呼ばれる費用が加算される点は念頭に置いておきましょう。信用保証料は、実績が少ない事業者の融資を担保するための対価として支払うものです。

【家族や親戚から借りる】
融資を受けるための自己資金が不足している場合は、家族や親戚から借りる方法も検討しましょう。

通常、金融機関が自己資金と認定するのは地道に積み上げられたことがわかる資産です。一時的に借り入れたと思われるものは自己資金とは認められません。しかし、親族からの借り入れに限っては自己資金として認められる場合があります。融資の自己資金要件を満たせない場合は、一度親族に相談してみるとよいでしょう。

また、親族からの借り入れであれば金融機関からの融資ほど利息はかからないはずです。少額の資金調達で開店費用を賄える場合は、金融機関より先に親族を頼るのも一案です。

融資についてさらに詳しく知りたい方は下記の記事をご参照ください。

関連記事 飲食店の起業に必要な資金の融資先は?資金調達方法やポイントを解説

助成金や補助金も活用しよう

開業後なら、助成金や補助金が活用できるケースもあります。とくに補助金の額が多く、活用範囲が広いことから、多くの事業者が利用しているのが「小規模事業者持続化補助金」と「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」です。

小規模事業者持続化補助金
「小規模事業者持続化補助金」は、小規模事業者がこれから複数年にわたり直面する制度変更(働き方改革や被用者保険の適用拡大、賃上げ、インボイス導入など)に対応するために必要な経費の一部を補助する制度です。

交付対象は、商工会議所の管轄地域内で事業を営んでいる「小規模事業者」及び、一定の要件を満たした特定非営利活動法人で、飲食店の場合は、常時使用する従業員数が5名以下である事業者を対象にしています。給付額は、利用する枠に応じて50~200万円までです。

【採択者の活用事例】
テイクアウト商品用の冷蔵ショーケースを購入
生産性向上を目的に大型冷凍庫を購入
通信販売の販路を確保するために展示会に出展

【公式サイト】小規模事業者持続化補助金 公式ホームページ

ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金
ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金、通称「ものづくり補助金」は、生産性向上を実現するための革新的なサービスの開発、試作品開発、生産プロセス改善のために行われる設備投資支援を目的とした補助金制度です。

「ものづくり」という名称から製造業向けの補助金だと思われがちですが、生産性向上を目的としていれば飲食店においても活用できます。

交付対象は、飲食店の場合、資本金3億円以下、または常勤従業員が300人以下の中小企業が対象です。給付額は利用する枠によって大きく異なりますが、通常枠で100~1,250万円となります。

【採択者の活用事例】
・チョコレート菓子の低コスト量産化に向けた超音波カット機とチョコレートコーティング機の導入
・水産系加工端材を抽出した天然系調味液・ドレッシングの開発事業
・業務用小袋牛乳の全自動充填・梱包機器導入による新市場獲得


【公式サイト】ものづくり補助金公式ホームページ

飲食店が利用できる助成金や補助金などの支援制度について、下記の記事で総まとめしています。いまだ懸念の残る新型コロナウイルス対応に関する制度も解説しているのでぜひご確認ください。

関連記事 飲食店が利用できる助成金・補助金・融資制度を総まとめ!コロナ対応の詳細も解説【2023年4月最新】

飲食店の開業準備|資格取得

ここでは開業に必要な資格について解説します。

飲食店の開業準備|資格取得

必ずチェックする資格は2つ

飲食店の開業にあたって必ずチェックするべき資格は、「食品衛生責任者」と「防火管理者」の2つです。

食品衛生責任者および防火管理者は、飲食店であれば業種に関わらず必要な資格です。どちらも講習を受ければ取得できます。

●食品衛生責任者
食品衛生責任者とは、飲食店営業者の指示のもとで衛生管理に従事する人のことです。飲食店を開業する場合は食品衛生法にもとづき、1店舗につき1名以上の食品衛生責任者を置くことが義務付けられています。

食品衛生責任者になれるのは、栄養士や調理師、製菓衛生師、食鳥処理衛生管理者などの資格を持っている人のほか、各都道府県が実施する養成講習会を受講することで食品衛生責任者の資格を取得できます。

●防火管理者
防火管理者とは、不特定多数が利用する施設での火災被害を防ぐために、防火管理上必要となる業務を行う人のことです。防火管理者には防火管理業務を適切に行う責任があり、都道府県などが実施する「防火管理講習」にて防火管理に必要な知識・技能を習得します。

ただし、防火管理者の設置が義務付けられているのは収容人数が30人以上の施設であるため、30人に満たない小規模の飲食店では必ずしも設置する必要はありません。

飲食店の開業に必要な資格や届出について、詳しくは下記の記事をご参照ください。
           
関連記事 飲食店の開業に必要な資格は2つ!開業に必要な届出についても解説

ほかの資格は業態に合わせて取得

「食品衛生責任者」と「防火管理者」以外の資格は、業態に合わせて必要な資格を取得しましょう。意外と知られていないのですが、飲食店の開業に「調理師免許」は必須ではありません。
飲食に関する知識を深めたい場合や、料理人としての信頼性を高めたい方は取得をおすすめします。

飲食店に関する資格について、ほかにどのようなものがあるか知りたい方は下記の記事を参考にしてください。
           
関連記事 飲食店開業に免許は必要?あったら役立つ資格も紹介!

飲食店の開業準備|行政機関への届け出

飲食店を開業するためには、主に下記の行政機関への届出が必要です。

・税務署
・保健所
・消防署
・警察署
・公共職業安定所
・労働基準監督署

【開業時に必要な主な届出】

届出の提出先/届出が必要なケース届出の内容
税務署
・個人事業者
・個人事業の開業
・廃業等届出書(開業届)
保健所
・すべての事業者
・営業許可申請書(法許可業種、条例許可業種)
・営業設備の大要
・配置図(2通)
・許可申請手数料
・登記事項証明書(法人の場合のみ)
・水質検査成績書(貯水槽使用水や井戸水使用の場合のみ)
・食品衛生責任者の資格を証明するもの(食品衛生責任者手帳等)
消防署
・すべての事業者
・防火対象物使用開始届
・火を使用する設備等の設置届(設備により不要の場合もあり)
・防火管理者選任(解任)届(店舗の収容人員が30人未満の場合は不要)
警察署
・午前0時から日の出までの時間において、酒類を提供する事業者
・従業員に客を接待させたり、スナックやキャバクラを開業する事業者
・深夜酒類提供飲食店営業開始届書
・風俗営業許可申請
公共職業安定所
・従業員を雇用する事業者
・雇用保険加入手続き
労働基準監督署
・従業員を雇用する事業者
・労災保険加入手続き


【上記以外の必要な手続き】
個人で開業する場合・青色申告承認申請書(必須ではないが税制優遇を受けられる)
法人を設立する場合・法人設立届出書
・青色申告承認申請書
・給与支払事務所等の開設届出書
・源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書


【その他営業内容に応じて必要な手続き】
・社会保険加入手続き
・酒類販売許可
・動物取扱の許可

飲食店の開業に必要な手続きなど、詳しくは下記の記事をご参照ください。 
          
関連記事 飲食店を起業!必要な手続きや書類をまとめて解説

飲食店の開業準備|行政機関への届け出

飲食店の開業を成功させるコツ

綿密にコンセプト設計を行う

飲食店を成功させるためには、コンセプト設計を入念に行うことが重要です。コンセプトはお店の土台となるものであり、その後の物件選びや内装、使用する食器、採用する従業員などあらゆる場面での判断基準となります。
事業計画書はコンセプトをもとにして作成するため、適当に作ることは避けなければなりません。5W1Hを使ってお店の方向を明確にし、そこから具体的なターゲットやメニュー内容などを落とし込みましょう。

集客施策を実施する

いくらコンセプトを入念に作り込んだとしても、お店の情報がお客さまに届いていなければ集客にはつながらないため、集客施策も必要不可欠です。
集客施策にはチラシを配る、看板を設置するといったアナログな手法もありますが、近年ではTwitterやInstagramといったSNSを活用するケースもよく見られます。また、Webサイトを作成し、メニューや料理の写真を乗せておくことも有効でしょう。最近では、Googleマップの上位表示を狙うMEO対策を行う店舗も増えています。

関連記事 集客に効果を発揮する「MEO対策」とは? 飲食店はGoogle マップの上位表示を狙え!

健全な事業運営を目指す

飲食店を成功させるためには、お客さまに喜んでもらえるような料理を提供することが大切ですが、それと同じくらい経営者の経営能力も重要です。

経営能力とは、飲食店の集客目標や融資の返済計画、収益目標などを定め、目標の実現に向けて事業を運営していく能力のことを指します。法律や会計、税務、衛生管理などについての理解が必要不可欠であり、これらの知識がないとトラブルにもつながりかねません。
また、経営者として業者とのやりとりを行うケースも多く、コミュニケーションスキルも経営者には必要です。

飲食店開業や経営のノウハウが学べるセミナーについて、興味のある方は下記の記事をご参照ください。   
        
関連記事 飲食店開業のノウハウを学べる「セミナー」ってどんなもの?

飲食店の開業に関するよくある質問

飲食店を開業したい気持ちはあっても、「わからないことばかりで不安」という人に向けて、よくある質問に答えていきます。

飲食店の開業に関するよくある質問

飲食店経営は厳しい?

飲食店経営が厳しいと言われる原因は、主に2つあります。

1つ目は、飲食業が多くの人にとって開業しやすい業種という点です。飲食店は新規開業数が多い業種ですが、同じくらいに廃業数も多い業種です。常に競合がひしめき合っていることから、経営や集客の知識がなく、個性もない店舗は不況を乗り切れず、廃業に追い込まれるケースが数多くあります。
この廃業率の高さが、飲食店の経営が厳しいと言われている主な要因です。

2つ目は、自分のやりたいことにこだわりすぎて、市場のニーズと合っていないケースです。ビジネスの基本は「顧客の求めるものを提供する」ことなので、求められていないものを作り続けて売上を確保するのは困難と言えます。
逆にこれらの問題をクリアできれば、飲食店で成功する可能性は高くなるでしょう。

飲食店経営が厳しい理由については、下記の記事で具体的に解説しています。
           
関連記事 飲食店を開業したら、地獄が待っているって本当か?

飲食店開業に向いている人、向いていない人の特徴は?

飲食業界は参入障壁の低いビジネスモデルのため、勢いに任せて開業する人が一定数います。しかし、開業後も同様に無計画な経営をしようと考えているなら、その人は開業に向いていない可能性があります。

飲食店で成功するには、お店の経営をきちんと考えることが大切です。経営者としての自覚を持ち、日々の業務と真面目に向き合える人は開業に向いていると言えるでしょう。

飲食店の経営に必要な資質について、詳しくは下記の記事をご参照ください。  
         
関連記事 飲食店を「独立」「開業」するのに 向いている人 向いてない人

開店準備はいつ頃から始めるべき?

1年〜半年前から準備を始めるのが理想です。初めての開業の場合は、コンセプト作りに相当の時間を要します。できれば開業の1年前からじっくり考え、並行して物件を探し始めるとよいでしょう。

物件の内覧を経験したほうが、コンセプトのイメージがつきやすくなるケースもあります。

まずは開業に必要な知識を身に付けよう

飲食店の開業を目指す場合、すべきことの多さに躊躇ってしまうかもしれません。しかし、一歩ずつ進めていけば、必ずゴールへと辿り着けます。
本記事と関連記事を確認し、開業に必要な知識を身に付けてから、状況に応じて優先順位を決め、取り組んでいきましょう。

参考記事:飲食店を独立して開業をするための準備 必要な能力や費用・成功のポイントを解説

canaeruでは、飲食店開業に役立つセミナーを開催しています。物件探し、資金集め、集客や内装といった開業に必要なノウハウを徹底レクチャー!
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この記事の監修

株式会社USEN/canaeru 開業コンサルタント

○会社事業内容
IoTプラットフォーム事業・音楽配信事業・エネルギー事業・保険事業・店舗開業支援事業・店舗運用支援事業・店舗通販事業。

○canaeru 開業コンサルタント
銀行出身者、日本政策金融公庫出身者、不動産業界出身者、元飲食店オーナーを中心に構成された店舗開業のプロフェッショナル集団。
開業資金に関する相談、物件探し、事業計画書の作成やその他の店舗開業における課題の解決に取り組む。

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