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開業資金の融資審査は厳しい?落ちる理由や通るためのポイントについて解説

開業資金の融資審査は厳しい?落ちる理由や通るためのポイントについて解説

開業するにあたって、金融機関から融資を受けるためには審査に通らなければなりません。

融資を受けることが不可能となれば、開業に向けた計画の修正が必要になります。スムーズに開業を迎えるために、審査の注意点を把握しておきましょう。

この記事では、開業資金として使える融資の種類、融資の審査に落ちやすい方の特徴、融資の審査に通りやすくなるためのポイントなどを説明します。

開業資金として使える融資について

開業資金として使える公的融資には、「日本政策金融公庫の創業融資制度」と「信用保証付き融資」の2種類があります。

創業融資制度とは、100%政府出資の政策金融機関である日本政策金融公庫が取り扱っている融資です。

融資限度額は3,000万円(うち運転資金1,500万円)となっており、担保や保証人が原則不要で利用できるため、開業時の資金調達方法として非常に便利です。

ただし、一度審査に落ちると半年間は再申し込みができなくなるので、十分な準備をした上で申込みましょう。

信用保証付き融資とは、信用保証協会が保証を行うことによって、民間の金融機関から受けられる融資のことです。

保証を受けるための対価として所定の信用保証料を支払う必要はありますが、原則として法人代表者以外の連帯保証人は必要ありません。

融資を受けるためには、金融機関と信用保証協会両方の審査に通過する必要があるので、なるべく早めに申し込むよう心がけましょう。

融資の審査に落ちやすい方の特徴

融資を受けるためには審査が必要です。場合によっては審査に落ちる可能性があることも理解しておきましょう。

審査に通らず融資が受けられないことになれば、開業に関する予定が狂ってしまうため、可能な限り融資を受けやすい状態でいることが大切です。

融資の審査に落ちやすい方の特徴として、主に以下のことが挙げられます。

・ 融資を受けるための自己資金が足りない
・ 開業する業種の経験がない
・ ブラックリストに載っている
・ 融資に対する返済の計画性がない

それぞれについて、詳細な内容を説明します。

●融資を受けるための自己資金が足りない

融資を受けるためには、ある程度のお金を自己資金として用意しておきましょう。

たとえば日本政策金融公庫の新創業融資制度の場合は、創業資金の10分の1以上の自己資金があることが、申し込みの要件として設けられています。

また、自己資金をどのように貯めたのか経緯がわかることも重要です。

審査では通帳の入出金の履歴などから、起業や店舗の開業のために自己資金をコツコツ貯めてきたかという点が確認されます。

自己資金を用意できていたとしても、それが誰かから一括でポンと振り込まれたものである場合は、審査上好ましくありません。

また、たとえ自分でコツコツ貯めたものであったとしても、お金の流れが見えない「タンス預金」を自己資金とするのも避けたほうがよいでしょう。

●開業する業種の経験がない

始めようと思っている事業に関する経験や、店舗経営・運営の経験などは、審査を受けるにあたってプラスに働きます。

開業する業種の経験がなければ、事業や店舗運営を上手く行っていけるかどうかが未知数だと考えられるでしょう。もし、これまでに経験のない事業を始めようと思っている場合は、審査で若干不利になることを覚悟しておかなければなりません。

そうならないために、実際に起業や開業する業種のアルバイトを勤めるなど、何らかの経験を積んでおくとよいでしょう。

●ブラックリストに載っている

融資を受けるからには必ず返済を行わなければならず、金融機関は返済してくれる見込みが低い相手には融資を行うことはできません。

返済見込みを判断する際の重要な要素が、信用情報です。

信用情報とは、過去に行った信用取引に関する情報のことで、どのような取引を行ってどのように支払いを行ったか(または行わなかったか)などが登録されています。

融資を受けた際の返済を遅延したことがある、返済を行わないまま踏み倒した、というような経験がある方は、そのことについても信用情報に登録されており、そのような状態のことを一般的に「ブラックリストに載っている」と言います。

ブラックリストに載っているということは、過去に何らかの理由で支払いや返済を行わなかったことがあるという証明になるため、金融機関としても融資を渋るのは当然のことです。

また、事業融資を受けるのは初めてという方であっても、クレジットカードやカードローンの支払いを遅延したことがあったり、家賃を滞納したことがある場合は、ブラックリストに載る可能性があります。

さらに、スマホの本体代金を割賦払いにしている場合、スマホの使用料金の支払いに延滞があると、通信事業者団体のデータベースのみならず信用情報機関にも遅延情報が登録されるため、支払いの延滞が原因でブラックリスト入りしていることも考えられます。

開業を目指すのであればこれらの支払いについても都度済ませておくことが重要です。

●融資に対する返済の計画性がない

融資を受けた場合の返済は、基本的に事業で上がった利益から行うことになるため、事業でどの程度の利益を上げられそうかという点は、審査の際に注目されるポイントのひとつです。

事業計画がずさん、見通しが甘く利益が上がらなさそうだと判断された場合は、審査に落ちてしまう可能性があります。

そのため融資の審査に通るためには、金融機関に納得してもらえるクオリティの事業計画書を練り上げることが、非常に重要なポイントです。

融資の審査に通るためのポイント

審査に通過する可能性を少しでも高めるためには、上述した審査に落ちやすい方の条件から外れるように努力するとともに、金融機関に好まれるポイントを押さえることが大切です。

融資の審査に通りやすくなるためのポイントとしては、主に以下のことが挙げられます。

・ 融資を受けるための自己資金の条件を満たす
・ 事業計画書の内容を突き詰めて考える
・ 開業したい業種に関する経験を積む
・ 融資面談の準備を行う
・ 開業支援のサポートを受ける

それぞれのポイントについて、詳しい内容を説明します。

融資の審査に通るためのポイント

●融資を受けるための自己資金の条件を満たす

先ほど触れたように、自己資金に関しては「金額」と「貯めてきた経緯」がわかることが重要です。

十分な金額を貯めることだけでなく、通帳の記帳をきちんと行ってお金の流れがわかるように意識しましょう。

「自己資金をきちんと貯めて準備ができている=それだけ事業に対する熱意がある」と判断されるため、融資を受けやすくなると考えられます。

●事業計画書の内容を突き詰めて考える

事業計画書は、融資の審査において重要視されるもののひとつです。事業計画書の内容がしっかりと考えられていれば、利益を上げて事業も継続しやすくなるでしょう。

継続的に利益を上げられる根拠を述べて、返済の見通しが立つことをきちんと伝えられれば、金融機関も安心して融資を行うことができます。

自分1人で事業計画書のすべてを練り上げることが難しければ、事業計画書の作成について司法書士や税理士などの専門家に協力を仰ぐことも検討してみましょう。

●開業したい業種に関する経験を積む

前述した通り、開業する業種に関して何かしらの経験を積んでおくことは大切です。

たとえば「ラーメン屋の開業を目指しており、融資を受けたい」という方のケースを考えてみましょう。

ラーメン屋を実際に運営していくためには、専門的な調理機器を使って調理を行ったり接客を行ったり、場合によってはお客さまとのトラブルに対処するだけの知識が必要になることもあります。

まったくの素人の方とラーメン屋で働いたことがある方であれば、後者のほうが安心して融資を行えるでしょう。

また事業計画書に関してもそうですが、金融機関は「安心して融資ができる」という材料を欲しています。

アルバイトでも構わないので、開業したい業種に関するある程度の経験を積んだ後に融資の申し込みをするというのも、作戦のひとつです。

●融資面談の準備を行う

融資を受ける際には、金融機関の担当者や信用保証協会の担当者と面談を行わなくてはなりません。

この面談では創業に対する想いや今後のビジョンをしっかりと語る必要があり、資金管理能力をアピールするために、各種数字に関しても理解が求められます。

事業計画書や返済計画表などの内容を把握し、自分の言葉で説明できるようにした上で、融資面談に臨むようにしましょう。

●開業支援のサポートを受ける

開業が初めての場合、融資に関するすべての準備を自分1人で行っても、上手くいかないことも多いでしょう。

その場合は、税理士などの専門家に相談してサポートを受けつつ、ノウハウを学び、また誰かに相談しながら開業を目指したいという場合は、「開業支援サポート」を利用するのも有力な選択肢のひとつです。

融資に限らず、開業に関するさまざまな悩みについて支援を受けられる開業支援サポートが多いため、複数の悩みをまとめて解決できる可能性があります。

飲食店や美容院、ショップなどの開業を支援している「canaeru(カナエル)」も、そんな開業支援サポートのひとつです。

融資をはじめとした資金調達に関する相談はもちろん、物件の取得や内装工事についての相談も受け付けているので、開業に向けて困っていることや悩んでいることがある方は、ぜひ利用を検討してみてください。

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融資で資金調達を行うためのポイントをきちんと理解しよう

開業資金を融資で調達しようと検討している場合は、日本政策金融公庫の創業融資制度と信用保証付き融資が主な選択肢となります。

融資の審査では、自己資金や事業の見通し、返済計画などがチェックされるので、それらをクリアにした上で申し込みを行いましょう。

開業準備に関する支援を行ってくれるサービス「canaeru(カナエル)」には、さまざまな分野の専門家が在籍しており、その中には金融機関出身の担当者もいるので、融資審査に向けて何が足りないかなどのアドバイスを行うこともできます。

金融機関から融資を受けられなければ起業計画が狂ってしまうことも考えられるため、融資の審査に関して疑問や不安を抱えている方は、ぜひ「canaeru(カナエル)」の利用をご検討ください。

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この記事の監修
株式会社USEN/canaeru 開業コンサルタント

○会社事業内容
IoTプラットフォーム事業・音楽配信事業・エネルギー事業・保険事業・店舗開業支援事業・店舗運用支援事業・店舗通販事業。

○canaeru 開業コンサルタント
銀行出身者、日本政策金融公庫出身者、不動産業界出身者、元飲食店オーナーを中心に構成された店舗開業のプロフェッショナル集団。
開業資金に関する相談、物件探し、事業計画書の作成やその他の店舗開業における課題の解決に取り組む。

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