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【徹底解説】店舗デザインのイロハ!重要性やデザイン、費用の内訳について

【徹底解説】店舗デザインのイロハ!重要性やデザイン、費用の内訳について

どのような店舗デザインにするかによって、集客率にも影響があるのをご存じでしょうか? オリジナリティのある店舗にして集客するためにも、自分の思い描く店舗を形にしてくれる設計事務所を見つけることが大切です。今回で店舗デザインの重要性やデザインの依頼先、必要な費用を確認してみてください。

集客を左右する!店舗デザインの重要性とは?

店舗経営において、同業他社との差別化は欠かせません。その中で、店舗デザインはその店ならではの雰囲気を演出するために重要な役割を担っています。差別化を図れる効果的な店舗デザインを行うことで、集客効果にも影響します。

多くの人が店舗デザインの外装(ファサード)にこだわる理由

店舗デザインの中でも外装は特に集客の面で重要です。外装はお店の第一印象を決めるだけでなく、狙いたいターゲット層へ効果的な訴求をすることができるからです。また外装のデザインによってはそれだけでお店のサービス内容や雰囲気が明確になり、集客につながりやすくなります。工夫次第では売上に直結することもあるため、どのようなお客様に来店してほしいかを加味して外装をデザインしていくことが大切です。

外装(ファサード)についてはこちらで詳しく解説しています。
外観(ファサード)について詳しく見てみる

飲食店でも店舗デザインは重要!

飲食店でも魅力的なデザインで集客を期待できます。またそれだけでなく、機能的な設計を施すことも大切です。特に導線設計やオペレーションの際の効率的な設備配置は業務効率化にもつながるため、依頼する場合は業者をよく吟味しましょう。

店舗デザインは誰に依頼するのか?

店舗デザインを発注したい場合、まずはデザイナーや設計士が所属する設計事務所に依頼するのが一般的です。

大小さまざまな設計事務所があり、医療機関のみや飲食店のみの取り扱いなど専門性を持ったところもあります。

設計事務所はデザインの設計までしか対応しないこともあるので、その場合は実際に工事をしてくれる施工会社も探す必要があります。一般的には設計事務所が施工会社を紹介してくれます。

店舗デザインはどこまでを指すのか?

店舗デザインと一口に言ってもその定義は曖昧です。基本は店舗設計するデザイン段階までを指すことが多いです。ただ工事・施工の段階も含めて「店舗デザイン」と呼ぶこともあります。

店舗デザインを業者に依頼した場合の対応範囲は?

店舗デザインをする場合の対応範囲は業者によって異なります。業者による対応範囲は大きく分けて次の2パターンに分けられます。

1. 店舗デザインと工事を一括で行う
2. 店舗デザインはデザイン事務所、工事は内装業者が行う

内装と工事・施工を一括で行ってくれる業者もあれば、店舗デザインだけ、工事だけ、といった具合で専業の場合もあります。

店舗デザインで失敗しない!業者を選ぶ秘訣とは?

店舗デザインは一度決めると変更するのが難しいものです。店舗デザインで後悔しないためにも、次の点に気をつけることが大切です。

業態への理解があるか確認

集客力だけでなく、日々の業務にも影響を与えるのが店舗デザインです。もしオペレーションのための導線設計などをする場合、業者の業態理解は特に重要です。なるべく自分の業態に理解がある設計事務所に依頼するようにしましょう。

飲食店であれば、「動きやすいかどうか」「座席数をしっかり確保できるか」といった観点でも店舗デザインをしてくれる可能性があります。

設計や施工に関するノウハウや実績

「実際にどのような設計や施工をしてきたのか?」など、実績を確認しておきましょう。そうすれば完成した際のイメージもつきやすくなり、条件に合った店舗デザインの依頼先かどうかの判断もしやすくなります。

強みを確認する

「短期間での工事」「低価格」など業者の強みを確認しましょう。コンセプトやテーマ、目的がしっかりしていれば、自分の希望も明確になります。その希望を叶えてくれるような強みを持つ業者を探してみましょう。

スムーズな店舗デザイン発注を!欠かせない3つのポイント

店舗デザインはオープン後の売上に影響するため、慎重に設計をする必要があります。スムーズに店舗デザインを発注するためにも、次の3点に気をつけましょう。

参考となる店舗デザインをしっかり用意!

設計事務所に店舗デザインを依頼する際、自分が理想とする店舗の外装や内装の写真やイメージ画像を事前に数枚用意しておきましょう。そうすれば設計したい店舗イメージの共有がしやすく、思い描いた店舗デザインを実現しやすくなります。

予算の上限を決めておこう

店舗デザインに凝り出せば、それだけ費用も多く必要になります。あれもこれもとオーダーを出していると、結果的に予算不足でやり直しになる可能性もあります。事前に予算の上限を決めておくことで、「予算内で何ができるか」と現実的な話し合いができます。

さっそく発注、その前に!店舗デザインにかかる費用の内訳を事前にチェック!

店舗デザインを依頼するのにかかる費用は大きく分けて、デザイン部分の「設計料」と、実際に工事をするのに必要な「工事費」の2つがあります。それぞれの費用がどのようなものなのか、ここで確認しておきましょう。

設計料

設計料とは、設計事務所に支払うデザイン費のことを指します。デザイン費は設計する店舗によって異なりますが、基本的には店舗の坪数×単価で算出、もしくは工事費の数%を設計料とする場合もあります。

また設計料とは別に、作成した図面通りに店舗が造られているかを監理するための設計監理費も必要になります。

工事費用

デザインされた設計図をもとに、実際に施工して形にするための費用が「工事費用」です。工事費用には、電気・ガスなど店舗開業に必要不可欠な「設備工事費」と、看板など店舗のオリジナリティを出すための装飾部分を作成するのに必要な「造作工事費」が含まれています。

工事費用は店舗の大きさだけでなく、どれだけ内装にこだわるかによっても大きく変動します。

店舗デザインの発注から引き渡しまでの流れを確認!

店舗デザインを依頼するところから実際に完成し、引き渡されるまでの流れを紹介します。

ステップ1:設計事務所の選定

どの設計事務所に店舗デザインの設計を頼むかを考えます。相見積もりを取り、工事期間や価格と相談して決定するようにしましょう。

ステップ2:打ち合わせ

依頼する設計事務所が決まったら、デザイナーと「どんな店舗デザインにするか」の打ち合わせを行います。打ち合わせではコンセプトなどの要望のほか、予算なども決定します。

ステップ3:デザインの提案

打ち合わせの要望をもとにデザイナーが完成予想図のスケッチを作成、提案します。そしてスケッチをもとに再び打ち合わせを行い、お互いに方向性をすり合わせていきます。

ステップ4:デザインの決定

何度か打ち合わせを重ね、デザインの具体的な設計や予算を固めます。デザインが決定すると、設計事務所の仕事はひとまず終了です。

ステップ5:施工会社選定

デザインが決定した後は、実際に工事をしてくれる施行会社を探します。基本的には施工会社を設計事務所が紹介してくれることが多いですが、自分で探すことも可能です。

ステップ6:着工・施工

施工会社が決まれば、店舗デザインをもとに、実際の工事が始まります。その際、設計事務所に「デザイン通りに工事が進んでいるか」を監理してもらいます。

ステップ7:引き渡し

工事が完了し問題がなれば引き渡しです。店舗営業に必要な機材などを搬入し、お店をオープンさせられます。

集客にも影響する店舗デザイン!準備を整えあなたの理想を叶えましょう

店舗デザインは集客効果だけでなく、店の導線など営業効率にも関わってきます。それだけ店舗デザインは重要です。あなたの理想を叶えてくれる設計事務所を見つけるためにも、複数社に見積もりを出すようにし、そして、なによりも、こんな店を作りたいという熱意と、それを形にするための下準備をしっかりと行っておきましょう。

この記事の監修
株式会社USEN/canaeru 開業コンサルタント

○会社事業内容
IoTプラットフォーム事業・音楽配信事業・エネルギー事業・保険事業・店舗開業支援事業・店舗運用支援事業・店舗通販事業。

○canaeru 開業コンサルタント
銀行出身者、日本政策金融公庫出身者、不動産業界出身者、元飲食店オーナーを中心に構成された店舗開業のプロフェッショナル集団。
開業資金に関する相談、物件探し、事業計画書の作成やその他の店舗開業における課題の解決に取り組む。

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