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国民的人気メニューの人気トッピング ピザ編

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ひとりで食べることももちろんありますが、ピザは仲間とシェアして食べることの多いグループ向きのメニューでもあります。となると、気になるのは好みの最大公約数となるトッピングです。そもそもピザが現在の形に近くなったのは16世紀ごろのイタリア・ナポリ。スペイン人が航海の末発見したトマトを持ち帰ってからだと言われています。その後トマトの栽培や、モッツァレラチーズの誕生により、ナポリの街でピザが急速に広まっていきました。19世紀にはナポリを訪れたイタリア王ウンベルトⅠ世の王妃、マルゲリータに献上されたことで、イタリア国内で有名になっていきました。その後20世紀頃にイタリア移民によってアメリカにも伝わり、世界中にピザの美味しさが広まっていきました。日本では東京オリンピック以降に食べられるようになり、今では石釜で焼くイタリアタイプの「ピッツァ」も、オーブンで焼くアメリカタイプの「ピザ」も、どちらもが多くの人の愛されています。ではトッピングはどうなのでしょうか? 今回カナエルは、直近3年以内のネット記事、レシピサイト、専門サイト、SNSでの反響などを独自調査し、総合ランキングを作成しました。早速、10位から見ていってみましょう。

10位:本場ではマイナーな「ポテト」

コーンやツナとともにマヨネーズ味で供される事の多いトッピング、ポテト。子どもからの人気が高く、日本ではすっかり市民権を得ているトッピングですが、実はイタリアやアメリカではかなりマイナー。海外でピザ専門店に入っても、あまり見かけることはありません。とはいえ日本では家族でピザを囲むときなど、子ども用としてよくオーダーされます。特にたくさんの種類をオーダーする場合には、変化がついていいですよね。多種類のピザをメニューに加えるのであれば、ラインナップのひとつとして考えてみるといいのかもしれません。

9位:大人層からの支持が熱い「アンチョビ」

こちらは本場、イタリアでも大人気のトッピング。アンチョビはカタクチイワシを塩漬けにして発酵させた保存食で、独特の風味と旨みがあり、調味料や料理のアクセントとしても使われています。イタリアではアンチョビの名前がメニュー名となった「アチューガ」があるくらい、よく見かけます。ちなみにアチューガは、アンチョビを主役にしてトマト・オリーブ・ガーリックをトッピングしたピザ。塩気が効いていて、お酒も進みます。日本では主に男女問わず大人層に人気が高いようです。デート向きのお店やワインを提供したい場合には相性がよさそうです。

8位:日本で特に人気の「シーフード」

エビやカニ、イカなど海の幸も人気。イタリアでもムール貝などたくさんのシーフードがのった「ペスカーラ」というメニューがあります。スパゲティとしても人気で、味のベースはトマトソース。漁師が残った雑魚を煮込んで食べたことから始まっていて、イタリアでは庶民の味としてもメジャーな料理です。ただ、アメリカではシーフードピザはあまり見かけません。特にマヨネーズや、アメリケーヌソースと合わせたクリーミーなピザは日本ならでは。メニューに加えるのであれば、日本独自のトッピングを多く出しているデリバリーピザ店のメニューを研究してみてください。

7位:爽やかな清涼感がプラスできる「バジル」

こちらはピザの王道「マルゲリータ」にもふんだんに使われるハーブ。チーズやオリーブオイルで重くなりがちなピザに爽やかな清涼感が加得ることができます。特に女性からの人気が高いのが特徴的。オリーブオイルや松の実を加えたバジリコソースを味のベースにしたピザも人気です。トッピングにもソースにもなるバジルは、汎用性の高い食材と言えます。

6位:もはやメインを張れる食材「キノコ」

キノコの中でも一番人気が高いのがマッシュルーム。アメリカでもイタリアでもよく使われます。独特の食感と香りでチーズとの相性はぴったり。料理の仕上がりイメージによって、ジューシーな水煮か、香り高いフレッシュなものかを使い分けてください。秋限定メニューとして、舞茸やしめじなどたっぷりのキノコをトッピングしたピザを提供すれば、季節感も出ます。最近ではキノコ鍋専門店が人気だったり、世界三大珍味であるトリュフ料理専門店もできたりと、キノコ自体の人気が高まっています。主役を張れる食材です。

5位:賛否両論あれど盤石な人気「オニオン」

甘みと辛みを加えてくれるオニオン。ガーリックを使う事の多いイタリアのピザにはあまり登場しませんが、アメリカタイプのピザには多く使われています。トマトソースにたっぷりの炒めたオニオン、チーズ、サラミやマッシュルームをトッピングしたピザはアメリカの定番。日本でも人気で、トマトソースタイプ以外にも、ホワイトソースタイプや照り焼きチキンのピザにも入っていることが多いです。ただ、好きな人が多い一方で、苦手な人は「オニオン抜き」をオーダーすることも。トッピングとして使用する分には心配はありませんが、ソースとして混ぜ込む場合は注意が必要です。

4位:高級感がアップする「生ハム」

男女ともに人気の高い生ハム。ねっとり濃厚な食感を残すために、焼きあがった後に加えることが多いようです。最近は特にヘルシー志向の人が多く、フレッシュなベビーリーフやルッコラ、後のせのモッツァレラを合わせて、サラダ感覚で食べられるピザも人気です。イタリアのプロシュートなどを使って、豪華さも演出もできそうです。イタリアでは生ハムに半熟卵を合わせた「ビスマルク」、ポルチーニ茸もトッピングした「プロシュット・エ・フンギ」も人気の定番メニュー。サイドメニューのサラダや、ワインのおつまみとしても活躍するので使いやすい食材です。

3位:女性人気が絶大「トマト」

ピザの誕生や進化とともにあったトマトがトッピングとしてトップ3入り。ピザには不可欠な食材で、多くのビザのベースがトマトソースです。ピザ専門店の場合はトマトソースをいかに美味しく作るかによって、命運が変わってきます。ピザと切っても切り離せない密接な関係にあるトマトですが、トッピングでも大人気。ドライトマトをトッピングして深い旨みと甘みをプラスしたり、フレッシュなトマトをたっぷりのせてヘルシーで爽やかな味わいにしたりと使い方もさまざまです。チーズを使わずトマトを全面に出した「マリナーラ」は、お腹がいっぱいになった後でもペロリと食べられるほど軽やかです。特に女性人気が絶大なので、カップルや家族連れなど、幅広いグループからのオーダーが見込めます。

2位:ピザの王道トッピング「サラミ」

男性人気が特に高いのが、スパイシーで肉感のあるサラミ。イタリアでもアメリカでも定番トッピングとして使われているので、多くの人がピザと聞いて思い浮かべる姿には、丸いサラミがのっていることが多いのではないでしょうか。サラミはイタリア発祥のドライソーセージで、豚のひき肉に塩やラード、ラム酒にたっぷりの塩を加えて熟成させたものです。いまでは世界中で作られていて、国や地域によって、ハーブが加えられていたり唐辛子やパプリカがアクセントになっていたりとさまざま。そこにこだわって選んでみるのもオススメです。

1位:トロリととろける不可欠食材「チーズ」

第1位はやはりチーズ。トロリととろけるチーズのためにピザをオーダーするという人も多いのでは? 海外国内を問わず、ピザ専門店のメニューを見てもほとんどのピザにチーズが使われています。特に日本ではチーズ人気が高く、ピザ生地の耳にチーズを入れたりチーズをダブルトッピングしたりと、チーズを惹句にしているピザ店も多いです。イタリアでもモッツァレラやゴルゴンゾーラ、パルメザン、グリエールなど、独自にブレンドしたチーズをトッピングした「クアトロフォルマッジ」が人気。ピザといえばチーズというくらい、不可欠なトッピングのようです。

この記事の監修
株式会社USEN/canaeru 開業コンサルタント

○会社事業内容
IoTプラットフォーム事業・音楽配信事業・エネルギー事業・保険事業・店舗開業支援事業・店舗運用支援事業・店舗通販事業。

○canaeru 開業コンサルタント
銀行出身者、日本政策金融公庫出身者、不動産業界出身者、元飲食店オーナーを中心に構成された店舗開業のプロフェッショナル集団。
開業資金に関する相談、物件探し、事業計画書の作成やその他の店舗開業における課題の解決に取り組む。

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