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飲食店コースターの選び方|素材別7種類のメリットデメリット

飲食店コースターの選び方|素材別7種類のメリットデメリット

グラスを持ち上げる度にピタッと底に貼りついてくることも多い飲食店のコースター。
コレって必要?そんな印象を持たれがちですが、その1枚のコースターには、お店にとって魅力的なメリットと可能性が秘められています。

コースターは絶対あった方がいい!その意外な効果とは?

そもそもコースターは、冷たいグラスやジョッキの水滴を吸い取る、実用的なアイテム。
コースターがなければ、グラスを傾ける度にテーブルや衣服に水滴が落ちてしまうことがあります。
ほんの些細なことですが、おしぼり同様、お店からのおもてなしの気持ちを伝えるという意味でも、なくてはならない存在です。
同時にお店にとってコースターと共にドリンクを提供することは、テーブルを拭く手間をある程度省くことができる上、グラスによる傷や水滴の輪ジミからテーブルを守るという点でも、十分なメリットになっているのです。

おしゃれコースターでSNS拡散!コースターを宣伝ツールとして使う方法

お店の集客や認知度アップを目指すなら、オリジナルコースターの作成も一案です。
使い捨てタイプの紙製コースターならば、文字やイラストなどを自由に印刷でき、比較的安価で大量に作成できます。
ショップカードのような感覚でコースターに店名や電話番号などを印刷するお店も多く見られ、気に入ったデザインがあれば持ち帰るというお客様もいます。コースター1枚が来店時の印象に残り、一度訪れたお客さまがリピーターとなってくれるきっかけにもなりうるのです。

まずはコースターの種類を把握

紙や布、木、コルク、シリコン等、さまざまな素材から作られるコースター。
最近では、吸水性の高い自然素材の珪藻土(けいそうど)でつくられたコ-スターも話題です。
このように数ある素材の中でも、お店のPRに最適なのは、なんといっても紙製コースター。
オリジナルデザインで大量に作りやすく、1枚当たりの単価が安いというのもポイント。
厚みや表面の加工を工夫すれば、吸水性もアップし、実用面でも他の素材に劣りません。
また、使い捨てができるので、洗う手間もかからず、割り箸や紙おしぼりのように衛生面から見ても安心です。

コースターはどこで作れるの?

インターネットで検索すると、販促用商品を扱う業者が多数ヒットします。
コースターの作成に特化した業者や、無料で見積もりや相談を受付けている業者もあります。
自身のお店のコンセプトや好みのデザイン、必要な枚数や納期などを伝え、作成を依頼しましょう。

オシャレなコースターを作ってSNSで拡散を狙う

最近では業種を問わず、宣伝を兼ねたノベルティやイベントなどの景品として幅広く利用されているコースター。
オシャレなデザインや、目を引くような個性的なデザインのコースターがSNSで共有・拡散されている、ということも数多く見受けられます。
たった1枚のコースターであっても、高い宣伝効果が得られる可能性があるのです。

コースター素材別メリット・デメリット

コースターと一口に言っても、様々な素材があります。
例えば、デザイン性を重視したものや吸水性や吸湿性といった機能性重視のものまで多様です。
そのため、どのような素材があって、それぞれどのようなメリットとデメリットがあるのかをあらかじめ把握しておくことは重要です。
コルク、紙製、珪藻土、レース編み、フェルト、布製、木製の7つのポイントについて見ていきましょう。

コルク

軽くて使いやすいだけでなく、吸水性に優れていることなどから、飲食店などでもよく使用されているコースターの1つです。また、大量生産できるため、100均などでセットになっているものが安価に手に入るのもメリットと言えます。
あまり目立ったデメリットはありませんが、汚れが付着した場合に汚れを取ろうとすると欠けやすかったり、ちぎれやすかったりするのがデメリットと言えます。

紙製

吸湿性に優れていることから、コルク同様、飲食店でよく使用されているコースターの1つです。コルク以上に大量生産が可能であるため、コストを大幅に抑えることができるほか、デザインが豊富なのがメリットと言えます。
しかし、再利用ができないという点がデメリットになるため、コルクの方がコストを抑えることができる場合もあります。

珪藻土

珪藻土はバスマットの素材として注目されていますが、吸水性、吸湿性に優れているだけでなく、速乾性にも優れているのがメリットです。
しかし、価格が高くなってしまうほかデザインが少ないため、こだわりやオリジナリティという点では魅力に欠けてしまうことがデメリットと言えます。

レース編み

自分で手作りした場合にはコストを抑えることができるほか、高級感や清涼感がある編み方や色遣いによってデザインが異なるため、バラエティに富んでいるのがメリットと言えます。
しかし、保湿性や保温性という機能性の面で一般的なコルクや紙製のコルクよりも劣ってしまうことがデメリットと言えます。

フェルト

こちらもレース編みと同様、自分で手作りした場合にはコストを抑えることができるほか、レース編みのデメリットであった吸湿性や保温性を補ってくれるのがメリットと言えます。しかし、フェルトのコースターは、洗うと縮んで見た目が悪くなってしまうことがデメリットと言えます。

布製

こちらも大量生産されていることが多いため、比較的安価で手に入ります。デザインが豊富で、洗えて、吸水性に優れているのがメリットです。
しかし、布製のコースターは液体を吸い込んでしまう傾向があることから、しょうゆなどが付いてしまうと、シミとして残ってしまうことがデメリットです。

木製

インテリアを華やかなものにするアイテムとして、デザインが豊富であることに加え、保温性に優れているというメリットがあります。
しかし、水をはじいてしまうため、吸水性という面では他のコースターよりも劣るほか、保管状況が悪い場合はカビが生えてしまうことがデメリットです。

コースターの費用の考え方

紙製コースターなら、1枚あたりの単価は比較的安く抑えられます。
紙質や厚さ等にもよりますが、デザイン料や印刷代等を含め、一般的に単価は1枚4円前後から作成が可能です。
ただし、希望の納期や印刷方法等によっても料金はさまざま。
小ロットでの印刷となると1枚あたりの単価はどうしても上がってしまいます。
コースターを使用しないお店の理由として、コスト面を上げるお店は少なくありません。
特に開業したての飲食店では、莫大な開業資金が必要となります。
なるべく費用を抑えた店舗運営をしたいと考えるのです。
ただし、コースターは使い方次第でお店の宣伝効果を高める重要な要素となります。
飲食店経営が落ち着いてきたら、導入を検討すると良いでしょう。
作ってみたいけれど、お店のロゴがない、デザインをどうしたらいいのかわからない…という方は、無料見積もりのできる業者に直接相談してから作成を検討するのも一案です。

個性のあるコースターを作るなら手作りがおすすめ

コースターは他店との差別化を図るための重要なアイテムとなりえます。
店内のコンセプトとあわせたオリジナリティ溢れるコースターは、お客さまを楽しませます。
この世に2つとないコースターを作るなら、手作りコースターがおすすめです。
店内のワンポイントアイテムとなり、お客さまの心に残るおもてなしができます。
手作りコースターの素材としては、布製、フェルト、レース編みなどが代表的です。100円ショップなどで安価に材料を手に入れられるため、ぜひお店に取り入れてみてください。

この記事の監修

株式会社USEN/canaeru 開業コンサルタント

○会社事業内容
IoTプラットフォーム事業・音楽配信事業・エネルギー事業・保険事業・店舗開業支援事業・店舗運用支援事業・店舗通販事業。

○canaeru 開業コンサルタント
銀行出身者、日本政策金融公庫出身者、不動産業界出身者、元飲食店オーナーを中心に構成された店舗開業のプロフェッショナル集団。
開業資金に関する相談、物件探し、事業計画書の作成やその他の店舗開業における課題の解決に取り組む。

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