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飲食店の大敵!2月の閑散期をうまく乗り越え、人気店になろう

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飲食店の大敵と言われる「ニッパチ」。これは2月と8月にお客様の入りが悪くなることを指した言葉で、飲食業界にとって大きな悩みの種となっています。

8月に関してはお盆の帰省で人が減ることが原因のため、直接的な打撃を受けるのは都会エリアに限定されますが、2月はクリスマスやお正月などの反動で全国的にお客様が少なくなる時期。節約を意識して外食を控える人が増えることから、どこの飲食店もどうやって乗り切ろうか四苦八苦しているようです。

そこで今回は飲食店の天敵である2月を乗り切るための秘策をご紹介。これから飲食店を開く方はもちろん、ニッパチに悩まされているお店もぜひ参考にしてみてください。

年末年始のうちにSNS経由でお客様とつながりをもっておく

お店の新規開拓は、お客様にとっては一種のギャンブルみたいなものです。普段はなじみのお店に足を向けるという人のほうが多いでしょう。

しかし忘年会や新年会、帰省時の食事など、外食の機会が増える年末年始に関しては、何もしなくても新規のお客様が入りやすく、飲食店にとってのかき入れ時となります。

普段よりお客様が増えるので対応に追われ、店を回転させるだけで手一杯になりやすい時期でもありますが、繁忙期だからこそぜひやっておきたいのが顧客との関係構築です。
アンケート用紙などに住所氏名を書いてもらうという方法もありますが、スマホやネットが普及している今はSNSを利用した宣伝活動がおすすめ。

たとえばお店のSNSをフォローするともれなく割引クーポンがもらえる、といったサービスを提供すると、多くの人とSNSでつながることができます。増やしたフォロワーに対して2月に新メニューの紹介や割引サービスの実施などをアピールすれば、リピーターを呼び込める確率が高くなりますよ。

フォロワーになったお客様はすでに一度お店を利用しているので、初来店時よりは入りやすい状態になっていることもお店にとって有利に働くでしょう。

「カップル割引」「雪の日割引」など季節に合ったサービスを提供する

2月は「節約」の時期なので、通常営業をしているだけではなかなかお客様は来店してくれません。
そこでおすすめなのが、季節に合った割引サービスや特典の提供です。

一般的な2月の季節柄のサービスとして、バレンタインの時期なので「カップル割引」や、雪が降るエリアなら「雪の日割引」などが挙げられます。
これらに加えて、お客様の興味をそそるような季節に合ったサービスを提供するのもよいでしょう。

たとえば、2月6日は「海苔の日」「抹茶の日」、2月9日は「河豚の日(フグ、またはフク)」とさまざまな記念日が決まっています。このような、普段気づかないような記念日をフィーチャーしたサービスであれば、他店との差別化が図れます。

いつもよりお得なところをアピールして、財布のひもを固く締めているお客様でも入りやすい雰囲気を作れば、2月でも客入りが見込めます。

ターゲットを絞り込んだ魅力的なイベントで集客する

閑散期に割引サービスで集客するという手法は割と一般的なので、飲食店が軒を連ねているエリアだと目新しいサービスにならず、思ったほどの集客が見込めない可能性があります。

そういう時は他の店との差別をはかるために、ターゲットを絞り込んだ魅力的なイベントを実施するのもひとつの方法です。

たとえばお酒の試飲会や新しいメニューの試食会を行ったり、飲食したお客様向けに抽選会を行うなど。
特にくじ引きやガチャガチャなど遊び感覚の特典を設けると、お子さん連れのファミリー層を獲得しやすくなります。

一方、女性客を集めたいのならちょっとした料理教室を開いてみるのも効果的です。充実した設備の調理場でプロから料理を習うという体験はなかなかないので、女性からの人気を見込めるでしょう。

単発イベントの場合はその都度参加費を徴収するスタイルでも良いですが、月1回の定期イベントにして、よりお得な年会費制を導入するのもありですよ。

節分・バレンタイン・ひな祭りに関した期間限定メニューを取り入れる

2月が閑散期になるのは経済面だけの問題ではなく、単純に「外食するイベントがないから」でもあります。

2月の主なイベントである節分やバレンタインは、クリスマスや年末年始に比べると外食のきっかけになりにくいので、わざわざ飲食店に足を向ける理由がなくなってしまうわけです。

とは言え、広く浸透しているこれらのイベントを利用しない手はありません。この時期には、節分やバレンタイン、あるいは翌月前半のひな祭りなどに合わせた期間限定メニューを取り入れるのがおすすめです。

単なる新メニューだと「そのうち行けばいいか」となりますが、期間限定の特別メニューなら「今だけ」というタイムリミットがあるので、足を運ぶきっかけになるでしょう。

節分やひな祭りならファミリー層、バレンタインならカップル層など、特定の客層をターゲットにしやすいというメリットもあります。ターゲットが好みそうなメニューを考案すれば、関心も引きやすいため一考してみる価値ありですよ。

節分・バレンタイン・ひな祭りに関した期間限定メニューを取り入れる

スタッフ数を減らす・労働時間を短くすることで人件費を節約する

いろいろ対策しても他の月ほど売上げが見込めず、経営が厳しい…という場合であれば、人件費を節約するのもひとつの方法です。

2月は売上げが減少するというのはあらかじめわかっていることなので、前月にシフトを組む際、1日に入ってもらうスタッフを減らしたり、1回あたりの労働時間を短くしたりすれば人件費をカットできるでしょう。

ただ、この方法はスタッフの反感や不満を買いやすいので、できれば最終手段にしておくのが吉。
どうしても人件費にメスをいれなければならなくなったら、スタッフにきちんと事情を説明し、2月だけ協力してもらえるよう打診しましょう。

2月は飲食店にとって苦しい時期ですが、スタッフのほうも年末年始の散財を働いてカバーしたいという気持ちが強く出る時期ですので、その思いを十分にくみ取って対応することが大切です。

あえて充電期間にして従業員の教育やシステムの見直しをする

ここまでさまざまな閑散期対策を紹介してきましたが、集客にこだわらず、店の充電期間にあてるという方法もあります。たとえな、2月は従業員の接客やスキルアップ強化月間として、成長させれば、固定客獲得にもつながります。

飲食店は常日頃から仕込み、接客などで忙しく、日々の業務をおこなうので精一杯。
今後の経営計画や体制づくりなどに十分な時間を割けないため、サービスの質が低下してしまう店も少なくありません。

行き当たりばったりの経営をしていると、割引サービスや期間限定メニューを提供しても付け焼き刃にしかなりませんので、一度店の内部に目を通す時間を設けてみてはいかがでしょうか。

たとえその月の売上は減ってしまっても、従業員の教育に力を入れたり、店内の設備やシステムを見直したりすれば、3月以降の売上げアップにつながり、トータルでプラスの効果を期待できるでしょう。

繁忙期に向けての準備期間にする

繁忙期は、歓送迎シーズン、休日が多いGWや夏休み時期など、飲食店の種類によってさまざまですが、繁忙期がある程度把握できているのであれば、閑散期である2月を準備期間と設定してしまうのもよいでしょう。

たとえば、2月が終わり、春休みや歓送迎会シーズンに突入すれば、自然と客足が戻りお客様が来る、と思っているかもしれませんが、そうとは限りません。
他のライバル店が、この閑散期に趣向を凝らし集客のための工夫をしている間、ただ時が過ぎ去るのを待っていれば、差は開いてしまうでしょう。

閑散期でも、新たなメニュー作りやイベント集客など工夫をするようにしましょう。

そもそも閑散期を作らないようにする

また、もっといえば、閑散期を作らない努力も必要です。
2月が閑散期だと分かっているのであれば、イベントや期間限定メニューなどを企画し、宣伝や広告を打っておきます。
ただし、広告を打ったからといって、すぐに効果が出るわけではありません。
だいたい、広告を打ってから効果が出る期間は2ヶ月程度と言われています。

つまり2ヶ月に閑散期が来ると分かっているのであれば、12月くらいには2月のためのイベントやメニューの広告を始める、ということになります。

お店によっては、12月は繁忙期で忙しく、そんな先の準備までできないかもしれません。
しかし、閑散期のないお店というのは、年間で繁忙期と閑散期を見極め、たとえ繁忙期の忙しい時期であっても、閑散期を作らないよう忙しい合間を縫って、閑散期への準備をしているものなのです。

その時の忙しさだけでなんとかやっているのであれば、お店の経営としては成り立っていきません。
数ヶ月先のことでも、きちんと手を打っておけば客足が減るのを少しでも止めることができるかもしれません。

もし、12月の繁忙期に新メニューの立案ができないのであれば、もっと前の時期に取り組んでおくのもよいでしょう。
実際の広告を打つのは12月にして、バレンタインメニューなど2月の季節に合わせた期間限定メニューの骨格だけでも作っておけば、対策するのは可能となります。

年間を通して、イベントをある程度設けておき、閑散期を作らない工夫もおすすめです。
2月のバレンタインメニューが好評であれば、また来たいとなりますし、来年のバレンタインメニューも食べに来ようかな、とリピーター獲得にも繋がります。
それが積み重なっていけば、2月が閑散期とならなくなり、むしろ繁忙期となる可能性すらあります。

イベントやメニュー、そして広告を打っても残念ながら閑散としてしまった場合には、また閑散期にしかできないことをやりながら、集客に向けて新たなイベントを考えましょう。

2月の閑散期だからこそできることはたくさんある

閑散期を迎える2月は飲食店にとってネガティブなイメージが強いですが、お客様が少ないからこそできることはたくさんあります。
閑散期は事前に対策することで乗り切ることが可能です。繁忙期にきちんとお客様にお店のファンになってもらえるように努力をしたり、閑散期だからといって萎縮的な営業をするのではなく従業員の教育に専念したり、お店の設備の改善を試みたりとやれることはたくさんあります。

もし2月の閑散期に安定して集客できるノウハウをつかめれば、他の時期の売上げアップにも役立ちますので、積極的に対策を取り入れてみましょう。閑散期をマイナスに捉えずに、閑散期だからこそできるお店にとってプラスになることを見つけることが大切です。

この記事の監修
株式会社USEN/canaeru 開業コンサルタント

○会社事業内容
IoTプラットフォーム事業・音楽配信事業・エネルギー事業・保険事業・店舗開業支援事業・店舗運用支援事業・店舗通販事業。

○canaeru 開業コンサルタント
銀行出身者、日本政策金融公庫出身者、不動産業界出身者、元飲食店オーナーを中心に構成された店舗開業のプロフェッショナル集団。
開業資金に関する相談、物件探し、事業計画書の作成やその他の店舗開業における課題の解決に取り組む。

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