お店のこと、はじめる前も、はじめた後も。

2018/06/08

【第5回】内装から考える愛されるお店の作り方

「お店を開く」という夢を思い描いたときから、どんな内装にしようかと考えを巡らせている方も多いことでしょう。せっかく自分のお店を構えるのだから自分自身が満足できて、お客様にも愛されるようなこだわりのインテリアにしたいですよね。そこで大事になってくるのがパートナーでもある内装業者。「こんなはずじゃなかった……」と後悔しないための物件探しのコツや内装業者との上手な付き合い方など、内装にまつわるいろはを5回にわたってお届けします。教えてくださるのはこれまでたくさんの店舗の内装を手がけてきたその道のプロ、ユニオンテック株式会社の取締役小林佐理さんです。

最終回では愛されるお店になるための心得について伺いました。看板作りの参考にしたい具体的なアイデアから、内装を考えるときのマインドの持ち方まで、たくさんのお客様が訪れるお店にするためのアイデアが詰まっています。

入りやすいお店には興味を引く「看板」がある

小林:当たり前のことですが、お店を開くからにはお客さんにたくさん来てもらいたいですよね。では入りやすい店とはどんな店かと言うと、「入店する前から店の情報を知ることができる店」なんです。例えばメニューの内容や価格帯、お店やスタッフの雰囲気など、どれだけ店内の情報を知れるかで初めて来たお客様が一歩足を踏み入れられるかどうかを左右します。昔はそれをよくアイドマの法則(注意、関心、欲求、記憶、行動)と言っていたんですけど、つまりどこでお客様の興味を引くか?ということですよね。今はお店を知る情報ソースがグルメサイトや情報サイトということも多いですが、興味を引くきっかけとして、お店の前を歩く方々にどれだけ認知されるかはとても重要です。飲食をプロデュースするコンサル会社がよく「視認性を踏まえて距離を測り、遠視、中視、近視を考えて看板を出しなさい」と言うのですが、私も施主が物件契約をする時に物件そのものだけを見て決めるのではなく、その店舗を5m先、10m先、100m先から見たときにどう見えるかをきちんと考えましょう、ということをお伝えしています。お店の看板は、物件の立地によって見せ方が変わってきます。お店の前の通りが歩行者の導線なのか、自動車がよく通る導線なのか、バスが通る導線なのかなどで看板の出し方や見せ方も異なります。バスから見る人が多いなら上から見えるバス目線のファサードやサインを作ったり、自転車がよく通るなら通り過ぎてしまわないようにお店の10m先からでも目につく看板を出しておく必要があります。さらに、通勤や通学の行き帰りに使われる道であれば生活導線を考えて、お店に立ち寄りやすい帰り道からよく見える側に看板を置くなどが重要なポイントです。また、お店に入りやすいかどうかは、看板の内容が大事になってきます。最近では「築地から毎日直接仕入れています」とか「三ツ星レストランで働いていたシェフがやっています」というようなストーリー性を持った看板が多いですね。さらに、A形看板(店頭によく置かれているスタンド式の看板)はお店入店のきっかけとして非常に重要なのですが、物件契約前に店頭道路にA型看板が置けるかどうかのチェックをしておくことを忘れてはいけません。

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