従業員による"持ち逃げ"や"着服"などの不正行為。「信頼しているから、うちの店は大丈夫」、「うちの店に限ってそんなことあるはずない」と、軽く考えてしまいがちですが、持ち逃げや着服は、飲食店を経営していれば、起きてしまう可能性がある不正行為でもあります。飲食店として知っておきたい「従業員による不正防止」の対策をしっかりおさえておきましょう。
飲食店で起きやすい着服パターン
飲食店で考えられる売上げの持ち逃げや着服は、実際、どのようなパターンがあるのでしょうか?
伝票を破棄!売上をなかったことに…
お客様からお支払いを受けた際、レジを通さずに伝票を破棄し、売上を"なかったこと"にして着服するというパターンです。1日に数件であれば、目立ちにくく、発覚しにくい不正行為でもあります。この不正行為を防ぐ対策としては、伝票に通し番号をつけておくこと。というのも、通し番号があれば、レジ締めの際の売上計算で簡単に不正を見抜くことができます。伝票処理の基本ではありますが、特に、長年続いている店ではおざなりになっている店…
