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繁盛店が突然の閉店!?行列ができていても店が潰れる理由と行列で成功するための方法[人気記事]

行列ができても閉店する店…有名ラーメン店から行列で成功する店の秘密に迫る_記事画像

「行列は繁盛の証」と思う方も多いでしょう。
しかし、中には人気がありながらも行列が原因で閉店を余儀なくされた店もあります。
たくさんのお客様が並ぶことで何がデメリットになってしまうのか
その理由を探ると行列は諸刃の剣である側面がみえてきました。

繁盛店が突然閉店!?行列でなぜ潰れるのか?

日本人は行列が苦にならない、と言われます。
確かに美味しいと評判の店や限定商品が人気の店に行列ができている光景を頻繁に見かけます。
そうしたお店はメディアにも度々登場するので、行列が行列を呼ぶことにもつながりますが、突然、閉店してしまうという事態は少なくありません。
長い列ができることで通行の妨げになり、並んでいる人のマナーが悪ければ、近隣の住民や同業者にとってその行列が時に迷惑な存在となり、クレームの原因になってしまうからです。
店側が何かしら手を打っても行列が一向に解消しなければ……結果として、営業を続けられなくなり閉店に追い込まれるというケースもあるようです。

行列による退去例

それでは人気店にも関わらず、行列などが原因で閉店となってしまった実際のケースをみていきましょう。

六厘舎

2005年、東京・大崎に店を構えた「六厘舎」は濃厚魚介つけ麺が評判を集め、100人以上の行列が常態化し、2、3時間待つことが当たり前の東京屈指の人気店になりました。
しかし、その行列が長らく解消されず、結果として近隣住民の迷惑になってしまったことで、自らの影響を配慮し、2010年に人気店でありながら閉店を決めたということです。

俺のフレンチEBISU

「俺のイタリアン」「俺のフレンチ」など、一流シェフが手がけるハイレベルな料理にかかわらず低価格路線が大ヒットした“俺のシリーズ”を展開する俺の株式会社。
座席を少なくした立食形式にも関わらず、その珍しさやコストパフォーマンスから行列を生み出す店を次々と作り上げました。
“俺のシリーズ”の中でも店舗面積が狭かった「俺のフレンチEBISU」(東京・恵比寿)はオープン当初から長蛇の列を作っていましたが、その行列が通行人の妨げや近隣の飲食店の集客に影響が出ることもあり、苦情に繋がってしまったとか。
惜しまれながらも開店から2年目の2014年に閉店となりました。
現在、俺の株式会社が手がける“俺のシリーズ”では着席型スタイルの店も増え、ホームページ上から各店舗の予約ができる仕組みを導入するなどして行列の改善をしています。

蔦の葉

ラーメン店として世界で初めて「ミシュランガイド東京2016」の1つ星を獲得した東京・巣鴨の「Japanese Soba Noodles 蔦(つた)」。
2012年のオープン以降、その味が評判となりラーメングランプリで受賞するなど人気を得て、2013年に2号店となる「蔦の葉」を出店。
もともと行列ができるラーメン店でしたが、ミシュランでその人気が一気に拡散し、さらなる長蛇の列ができるように。
しかしその行列が原因で近所からの苦情が出てしまい、店主は整理券の配布などを行う対策をとっていましたが、人手も足りなかったことから根本的な解決には至らず、2015年に「蔦の葉」はやむなく閉店となりました。
本店は存続しており、ツイッターで整理券情報を発信し、行列対策を取っています。

オータムリーフ

行列が直接の閉店理由ではありませんが、予想をはるかに超える人が殺到して、一時営業停止になった例をご紹介します。

ヴィジュアル系エアーバンド「ゴールデンボンバー」のBe-su(ベース)、歌広場淳さんがプロデュースする「オータムリーフ」は“イケメンフルーツパーラー”というコンセプトの元、アニメとのコラボなどを行う人気店でしたが、開店から3年を経た2016年に閉店となりました。
歌広場さんが多忙で思うように店の運営ができないという理由で閉店を決めたそうですが、実はオープン直後、営業停止になっているのです。
これは予想をはるかに超える人が殺到し、警察から指導を受けたからというもの。
人気絶頂の芸能人によるプロデュース店ということで、あらかじめ混雑を想定し、店側は警察に届け出を提出したり、整理券を配布していたそうですが、結果として対応がうまくいかず、立て直しを図るため営業停止の措置をとったそうです。

そもそも行列ができるメカニズムとは?

たとえば、お土産を買おうと駅ナカを物色していると、行列ができている店を発見したとします。
「これだけ人が並んでいるなら美味しいに違いない」と思い、「では、自分も並んでみよう」と最後尾に並んでしまう。
このように行列を見て思わず一緒になって並んでしまうのは、心理学的に分析すると、他人の行動を真似る同調行動に起因するとされています。
テレビや雑誌掲載が呼び水となり、行列が行列を呼ぶ、ということはよくあることです。
行列は集客に効果を発揮しますが、店側の仕切りが悪いと近隣に迷惑をかけてしまうばかりか、結果としてお客様が離れてしまう一因にもなりかねません。
そもそも、行列ができてしまうのは、店で収容できないほどのお客様がきてしまうことにあります。
店にとってはありがたいことですが、行列ができて嬉しい!ともろ手を挙げて喜ぶだけではいけません。
できることなら待たされることなく早く料理にありつきたいというのが客側の心理というもの。
そこで仕切りの悪さが露呈するようなことがあってはいけないのです。

行列で成功する店はどうやってつくられるのか?

周辺が閑静な住宅街や道幅の狭い場所だったら、行列は苦情の原因になりかねません。
そのため、多くの店が実施しているのが整理券の配布。
整理券に来店時間を記載しておくことで、並ぶことなくその時間に再来店するよう促すことができ、お客様の数をコントロールすることができるので行列解消の効果が見込めます。
また行列ができたら先にオーダーをとることも有効的です。
行列に長いこと並んでようやく店に入ったとしても、料理が出てくるまで待たされてはお客様もたまったものではありません。
並んでいる間にオーダーをとっておくことで、お客様を途中で帰らせない効果もありますし、店のオペレーションをスムーズに行うこともできます。
回転を高めるためにも行列対応としてやっておくべきことでしょう。

この他の対策としては予約システムの導入や、混雑時には2時間制など時間制限を設けたり、相席のお願いなどできる限りの対応は取りたいもの。
予算的に余裕があるのであれば、店舗移転や2号店など新規出店、またスタッフを増員することも行列対策としては有効的です。

並ぶ側のお客様に対してもマナーを守ってもらえるよう周知徹底をしっかり行うことも大切です。
近隣からの苦情では、並んでいる時のしゃべり声や道をふさぐようにして並んでいる、ゴミをそのまま放置してしまうなど客側のマナーの悪さを挙げる声も少なくありません。
いくら真摯に営業をしていても、並ぶお客様の態度次第ではその努力も水の泡になってしまうかもしれません。
店側にとって行列ができるのは嬉しい事態ではありますが、対応を一歩間違えると予期せぬ休業や最悪の場合、閉店に追い込まれることも十分考えられます。
集客について「最近、店のキャパをオーバーしているな」と感じることがあれば、早めの対策を取るようにしましょう。

【ラーメン屋】の開業方法はこちら≫「ラーメン屋を開業するには?開業資金や準備、繁盛するための対策とは?」

この記事の監修
株式会社USEN/canaeru 開業コンサルタント

○会社事業内容
IoTプラットフォーム事業・音楽配信事業・エネルギー事業・保険事業・店舗開業支援事業・店舗運用支援事業・店舗通販事業。

○canaeru 開業コンサルタント
銀行出身者、日本政策金融公庫出身者、不動産業界出身者、元飲食店オーナーを中心に構成された店舗開業のプロフェッショナル集団。
開業資金に関する相談、物件探し、事業計画書の作成やその他の店舗開業における課題の解決に取り組む。

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