お店のこと、はじめる前も、はじめた後も。

2017/09/25

お通しの由来って?お客様は断ることができるのか?

居酒屋などで席につくと、当たり前のように出される「お通し」。日本ならではの慣習ですが、お通しを出すことで、お店側にはどんなメリットがあるのでしょうか。

お通しとは?

お通しとは小料理屋や居酒屋で、乾杯の一杯とともに提供される、ちょっとした料理です。お通しの語源は諸説あり、最初の注文を「通した」という意味の説や、お客様を席に「お通しした」という意味だとする説があります。つまり、その店で最初に出す料理が「お通し」であり、「先付け」、「付き出し」と呼ぶ店もあります。

日本独自の文化であるお通しは、中国料理の「前菜」やフランス料理の「オードブル」に近く、お酒のつまみやコースメニューの前の食欲増進のために、お店側が提供するサービスの一品。居酒屋などではお客様が注文した料理を出す間の「つなぎ」の役割も果たし、煮物や漬物などのちょっとつまめる料理が小鉢や小皿に盛られて提供されることが一般的です。その場合、料理は店の「お任せ」が多く、ほとんどの場合が「有料」。お通しにも料金が発生するのは日本人社会では暗黙の了解となっていますが、お通しのシステムを知らない外国人観光客にとっては「注文していない料理が出てきた!」と戸惑う要因になり、「お通しが好みに合わない」、「注文していないものにお金を払いたくない」という声があるのも実情です。

だからこそお客様に納得していただけるよう、お通しの手抜きは厳禁です。そもそも、お客様が来店して最初に口にする料理がお通しです。美味しければ、その後に提供される料理への期待値がグンとアップしますし、「お通しが美味しい店」という評判はお店にとっても大きなプラスになります。最近では「お通しメニュー」の中から、好みの一品を選べるなどお通しに力を入れて成功しているお店もあります。店側としても、注文以外に請求できる「お通し代」は、売上げに大きく貢献します。お客様に喜ばれるお通しを考案することが大切です。

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