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住みたい街で人気の「武蔵小杉」は飲食店出店の絶好スポット!

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近年、「住みたい街ランキング」の上位へとランクインするようになった武蔵小杉。ここ数年の間に街並みも一変し、子育て世代などを中心に人口が増えたことから話題を集めています。同時に、活性化している街にビジネスチャンスは転がっているもの。人気タウンへと変貌を遂げた武蔵小杉をひも解いてみましょう。

再開発で生まれ変わった!都心の新たなベッドタウン「武蔵小杉」の魅力

2016年に公開された映画『シンゴジラ』の舞台にもなった「武蔵小杉」。10年ほど前までは、ほぼ無名だったエリアですが、今や住みたい街ランキング上位にランクインするほど人気が高まっています。この武蔵小杉は多摩川沿いに位置する神奈川県川崎市中原区にあり、2000年以降、駅前などの再開発が進み、タワーマンションや大型商業施設が続々と建てられました。その結果、知名度や分譲価格はうなぎ上り。この11年で約6600戸分のマンションが供給され、人口は約1万5000人増加するなど、子育て世代が注目する豊洲や勝どきなどに次いで、話題のエリアに生まれ変わりました。

快適な住環境

武蔵小杉は戦前より工業地域として発展し、辺りには大小の工場が立ち並ぶ街でした。その後、工場の閉鎖や移転が相次いだことをきっかけに、行政と民間がタッグを組み、跡地を利用した再開発がスタート。当初より川崎市は「住・商・医」が整ったコンパクトな街づくりを目指していたこともあり、武蔵小杉駅を中心として付近には商業施設、住宅、学校、病院などを配置。近くには等々力緑地といった公園や多摩川などもあり、整備された河川敷で子どもを遊ばせる親子連れの姿も多く見かけます。このように都心にも近く、かつ暮らしには事欠かない住環境が整っていることから、武蔵小杉はいつしか住みたい街へと変貌を遂げたのです。それを裏付けるかのように、2015年の国勢調査では川崎市中原区の2010年からの人口増加率は5.8%と神奈川県内で最も人口が増えたことがわかりました。

大型商業施設やタワーマンション

武蔵小杉駅を下車すると、まず目に飛び込むのはそびえ立つタワーマンション群。駅周辺には10数棟のマンションが林立していますが、世帯年収1000万円を超える家庭も少なくはないようで、なんでもこのエリアのタワーマンションに住む主婦は「ムサコマダム」と呼ばれているとか。気になるマンションの価格帯は5~6000万円台を中心に、高いところでは1億円台もあるようですが、それでも東京都心に比べると格安かもしれません。そして駅前には、「グランツリー武蔵小杉」、「武蔵小杉東急スクエア」、「ららテラス武蔵小杉」と、大型ショッピングモールだけでも3つあります。ハイセンスなファッションやオーガニック食品を取り揃えたスーパー、キッズ、フードコートなど特色ある店が並び、わざわざ都心に出かけてなくても、ここだけで買い物が完結できる施設が多いのも、住みたい街といわれる所以かもしれません。「グランツリー武蔵小杉」には日本最大級の屋上庭園があり、様々な季節の樹木や花々を楽しめると人気を集め、「武蔵小杉東急スクエア」内には平日は21時まで開館している川崎市中原図書館もあるなど、これらの施設は近隣住民たちの憩いの場にもなっています。

エリア別でみる武蔵小杉

近年の再開発で新しい街というイメージもありますが、昔ながらの風情も残す武蔵小杉。新旧織り交ぜた街に暮らす楽しみが武蔵小杉にはあります。

再開発が進む南口エリア

武蔵小杉の再開発は南口エリアを中心に進められてきました。先にも述べましたが、もともとは工場が立ち並び、かつては「工業都市」という駅名がついていた場所。当時よりJRや東急の鉄道ターミナル駅でもあったため、そのポテンシャルの高さを生かした街づくりが行われてきました。開発を主導した川崎市は道路などの公共施設を整備改善し、商業、業務、文化交流、医療、文教、都市型居住などの機能を駅周辺に集積させて、「歩いて暮らせるコンパクトな街づくり」を完成させたのです。実は開発前、この辺りは居住者がほとんどいなかったそう。そのため地域コミュニティの形成や安全安心のまちづくりといった暮らしに密着した課題への対応が求められていましたが、川崎市は支援を行うべく、エリアマネジメントを立ち上げ、地域イベントや清掃活動などさまざまな活動を実施しています。

昔ながらの雰囲気が残る北口エリア

北口エリアは今後、さらなる開発が予定されていますが、もともとは工場集積地だった南口エリアに対し、このエリアは古くからの住宅街が並びます。林立するタワーマンションや大型ショッピングモールが並ぶ南口と比べ、北口は庶民的な個人商店や飲食店が点在し、静かで穏やかな空気が流れています。また等々力緑地や多摩川河川敷に近く、四季の移ろいをより強く感じるエリアといえることができるでしょう。

それぞれのエリアにマッチした業態を

開発がいったん落ち着き、ニューファミリーが多い南口エリア。対する北口エリアは古くからの住宅地でありながら、これから開発が活発化するそう。同じ街でも実は両者ともに街の個性は少々異なります。武蔵小杉での出店を考えているのであれば、それぞれのエリアのニーズを読み取ることが何より大切です。

南口エリアでの出店のポイントは?

タワーマンションや大型商業施設も多い南口エリア。子育て世帯も多く暮らしていることから、出店については「家族」がキーワードを第一に考えるとよいでしょう。子ども連れやママ友同士でゆっくり過ごすことができるカフェやレストラン、また都心で流行っている要素を取り入れた感度の高い店づくりで勝負するという手もあります。富裕層が多いエリアですので、「ムサコマダム」をターゲットにした商品づくりも一案です。

北口エリアでの出店のポイントは?

昔ながらの街並みを色濃く残すエリアです。ニューファミリー層が多い南口に対し、北口は昔から住み続けるご家庭も多いので、街の個性に合わせた店づくりが大事になってくるでしょう。例えば、こちらは老若男女をターゲットにしてみるというのもひとつの手です。また界隈で働く人をターゲットにコストパフォーマンスの良いランチを提供するお店というもの良いかもしれません。このエリアは今後、マンションや商業施設、医療やコンベンション施設などが完成するそうで、地域住民だけではない人の往来も活発になることが予想されます。これからの街のニーズをとらえれば千載一遇の開業チャンスといえるでしょう。

この記事の監修
株式会社USEN/canaeru 開業コンサルタント

○会社事業内容
IoTプラットフォーム事業・音楽配信事業・エネルギー事業・保険事業・店舗開業支援事業・店舗運用支援事業・店舗通販事業。

○canaeru 開業コンサルタント
銀行出身者、日本政策金融公庫出身者、不動産業界出身者、元飲食店オーナーを中心に構成された店舗開業のプロフェッショナル集団。
開業資金に関する相談、物件探し、事業計画書の作成やその他の店舗開業における課題の解決に取り組む。

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