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2017/11/27

カンボジアでやってるバーは、3年間で店のほとんどを改装している(笑)それでも、閉店しないのは? 【『小さくても儲かる会社をつくれた4つの秘訣』著者、森田健太郎氏に聞く】

2013年にAmazon「会社経営」「企業革新」「企業経営」「投資・金融・会社経営」の4部門で1位を獲得した本『小さくても儲かる会社をつくれた4つの秘訣』の著者・森田健太郎氏は、IT系の会社で起業しながら、ヘアサロン事業、飲食事業も立ち上げ、大成功したビジネスパーソンだ。
森田氏の成功談を基に具体的に「お店」で成功する秘訣をたっぷりお話しいただいた。6回連載でお届けする。

カンボジアのバーは赤字。でも、いい勉強

――森田さんはソフトウェアやホームページを作るIT系の会社やヘアサロンの経営など、色々な事業を展開されていますね。
森田:僕、カンボジアで飲食店もやっているんですよ。僕の持っているお店の中で、唯一の赤字がその飲食店ですね。業態はバーです。海外の事業としては、農業などいろんな分野を展開していて、トータルでは黒字ですが、そのバーだけは赤字。

――その原因は掴まれているのですか?
原因は完全な計算ミスですね。単価は日本の半分強、カクテルも600~700円で出して、人件費は20分の1。家賃も安いわけですから、数値から行けば絶対にうまくいくと思うじゃないですか。でも、実際のところ、カンボジアにはそこまで高い単価を出す客層がまだいないんです。大金持ちの人はいるんですよ。ロールスロイスを平気でばんばん乗っている人がたくさんいる。僕が一度、あるホテルに行ったときなんか、ロールスロイスだらけでしたからね。でも、ものすごいお金持ちがいる一方で、そんなにお金持ちでない人が大半。みんな外食はするんですよ。ただし一食1ドルの世界です。だから僕のバーに来ているお客さんの95%は、日本人か外国人。お金を持っている人たちです。あとの5%はクメール人、カンボジア人ですけれど、その人たちはだいたい政府の人ですね。ターゲットがとても狭いんです。それでも3年続いている店というのは、数少ないほうじゃないかな。僕のお店がある「絆ストリート」は日本のお店がたくさんあるエリアなんですが、じゃんじゃん日本から出店しては、どんどん撤退していますから。何軒来て何軒撤退しているか、もう言えないくらい。

――カンボジアのお店は最近改装されていましたね。
あれもいい勉強です。3年の間に、ほとんど全部作り変えているくらいですよ。最初は、日本人のデザイナーに施工をお願いしたんです。でもその人は、カンボジアに住んでいるわけではなかったんですよね。かっこよく作りました。できあがりました。そしたらね、全部シロアリに食べられちゃいました(笑)。あの国はとにかくシロアリがすごいんです。シロアリって全部食べつくしたら、違うところに飛んで行くんですけど、お店の扉を食べられたときは、もう前が見えないくらい飛んだらしい(笑)。この間はテーブルも食べられたので、テーブルも変えて。最初は、壁だったのかな。壁にかっこよく木材を張っていたんですが、それも全部食べられてしまって。いろんなところを食べられて、頻繁にリニューアル(笑)。もう棚以外は全部変えたと思う。しかも火事も起こしているんですよ。原因は漏電です。カンボジアはボルトが安定しないので、色んな物がぶっ壊れていくんですよ。それでよく火花が飛び散るんですけど、その下によりにもよって揚げ物の油があって。それで燃えちゃった(笑)。だから厨房は全部新品ですよ。もう言い始めたらキリがないです。

僕は社長だけど、みんなと一緒に働く。美容院では受付、カンボジアではバーテン

――ご自身もよくカンボジアに行かれるんですか?
月に1回は行って、カウンターでバーテンをしています(笑)。ほとんどの社長は、一緒には働かないですよね。でも僕は、バーでも働くし、美容院でも働いています。美容師の免許は持っていないので、受付ですけどね。

――スタッフさんに使われてしまっている?(笑)
そうです(笑)。でも僕は、人一倍社内のメンバーのことを考えている社長だと思いますよ(笑)。実は今、美容院を一店舗、閉店予定なんですが、閉める理由は、お客さんが来すぎてスタッフが忙しすぎるから。スタッフのペースで働いてもらえるよう、全員で違う店に移ります。経営しているヘアサロン事業のお店『FOREVER』の目の前に、また新しい美容院を出店するので、そのお店に入ってもらう、という(笑)。斬新な働き方改革です(笑)。

>>全6回!森田健太郎ロングインタビュー記事一覧ページはコチラ

■プロフィール

森田健太郎
1967年広島県生まれ。日本大学大学院理工学研究科物理学専攻博士前期課程修了後、KDDI株式会社に入社。1年間システムエンジニアを経験し、営業部門に異動。2年後、実績が新聞、雑誌などに多数取り上げられ、注文が殺到。東京支店達成率ナンバーワンに躍進。
1998年、ヘッドハンティングによって外資系ソフトウェア会社であるマカフィー株式会社に転職。1999年に日本でナンバーワンセールスとなり、2000年8月には世界ナンバーワンセールスアワードをハワイで表彰。同年11月、最年少部長に昇進。9四半期連続で目標達成という偉業を成し遂げる。
2001年、独立系ソフトウェアベンチャー企業にヘッドハンター経由で役員として転職。入社してわずか4年で売上を13倍にする。
2006年3月、株式会社グリーンツリーを設立。初年度からホームページを容易に制作できるソフトウェア販売(CMS業界)でトップレベルの会社に躍進させる。設立から現在までずっと黒字経営を続けており、2012年11月にはホームページ累計導入社数が1,000社を超える。
2011年11月、コンビニの5倍もある美容事業に参入し、一号店を3カ月で黒字化させる。
2017年11月現在、ホームページ導入社数は約2,000社、美容室は4店舗、一般社団法人 日本優良品協会 監事なども務める。

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