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スキマバイトの活用で求人コストを削減!人手不足の改善に取り組もう

スキマバイトの活用で求人コストを削減!人手不足の改善に取り組もう

新型コロナウイルスの影響が落ち着きを見せ始め、外食産業も復調の兆しを見せています。一方で、飲食業界では人手不足が深刻な問題となりつつあります。そのような状況において、飲食店経営者の注目を集めているのが「スキマバイトの活用」です。

本記事では、スキマバイトがもたらすメリットやデメリット、上手に活用するためのポイントについて詳しく解説します。「求人コストを削減したい」「求人広告で成果がでない」と悩んでいる飲食店オーナーや採用担当者はぜひ最後までチェックしてください。

スキマバイト(ギグワーク)という働き方

スキマバイト、別名ギグワークは、一定期間または特定の時間帯に限って働く、非正規雇用の働き方です。長期的な雇用契約を結ばないため、シフトの縛りや人間関係のストレスが少なく、自由度の高い働き方ができます。

スキマバイトは、自由な働き方を求める現代の労働者にとって魅力的な選択肢の一つとなってきました。雇用する側も、ピークタイムや繁忙期のみ追加の人材を得られるため、フルタイムの従業員を雇うよりもコスト効率が良いとされ、活用する店舗が増えてきています。

スキマバイトと短期バイトの違い

スキマバイトとこれまでの短期バイトにはいくつかの違いがあります。スキマバイトは通常、一回限りの仕事や短期プロジェクトに特化しており、特定のスキルを有していれば参画しやすいのに対し、短期バイトはより一般的な労働を意味し、定期的または季節的な仕事が多い印象です。

また勤務期間にも大きな違いが見られます。スキマバイトは1日や数時間だけの勤務が可能ですが、短期バイトは1週間以上の勤務を必要とする場合が多い傾向が見られます。

そのほか、スキマバイトは自分の都合に合わせて勤務時間を選べますが、短期バイトは事前に決められたシフトに従わなければなりません。

これらの違いから、スキマバイトは短期バイトに比べて、柔軟性や自由度の高い働き方と言えます。

スキマバイトと短期バイトの違い

飲食店がスキマバイトを活用するメリット5つ

飲食店経営者がスキマバイトを利用することで得られるメリットは多岐にわたります。そのなかでも特に大きなメリットが以下の5つです。

●最短即日でマッチングができる
●必要な時間にだけ人材を確保できる
●求人・教育コストが削減できる
●気に入ったワーカーに次回もオファーできる
●直接雇用も可能

それぞれ詳しく解説します。

飲食店がスキマバイトを活用するメリット5つ

最短即日でマッチングができる

飲食店では、急な団体予約やレギュラースタッフの病欠など、予期せぬ事態が発生することがあります。そのような状況で活躍するのが、最短即日でマッチングが可能なスキマバイトです。

スキマバイトを活用することで、想定外の出来事や緊急時にも迅速に対応できます。

必要な時間にだけ人材を確保できる

忙しい時間帯や、レギュラースタッフが欠員した場合に、スキマバイトを活用することで必要なときだけ追加の人材を確保できます。

これにより、効率的な人員配置が可能となり、人件費の削減に繋がります。

求人・教育コストが削減できる

従来の求人方法では、広告費や新規従業員の研修に多大なコストが発生します。しかし、スキマバイトを活用すれば、求人・教育コストを削減できます。

求人広告を出さなくても、スキマバイトのプラットフォームで短期間で特定の業務をこなせる人材を確保できるため、広告費や研修にかかる時間と費用を削減できます。

気に入ったワーカーに次回もオファーできる

スキマバイトの利用で優秀なワーカーに出会った場合、ワーカーをお気に入りに登録し、次回も同じワーカーにオファーすることが可能です。

このシステムにより、新しい人材を見つけて適性を確認する手間が省け、信頼できる人材を再度雇用しやすくなります。

直接雇用も可能

スキマバイトを通じて一度働いたワーカーを直接雇用することも可能です。しかし、使用しているサービスによって直接雇用に関するルールが定められていることから、事前に確認する必要があります。

直接雇用に問題がなければ、ワーカーの適性を見極めた上での採用が可能になるため、即戦力として期待できます。

スキマバイトのデメリット

スキマバイトの導入には多くのメリットがありますが、一方で注意すべき以下のデメリットも存在します。

●ワーカーがドタキャンする場合がある
●マニュアルや制度の見直しが必要となる
●ワーカーの質が保証されていない

以上のデメリットを、対策とともに解説します。

ワーカーがドタキャンする場合がある

スキマバイトでは信頼関係がまだ築けていないことから、予期せずワーカーがキャンセル(ドタキャン)することがあります。ドタキャンされると、再び人手不足に陥ったり、サービスの質が低下したりする恐れがあります。

多くのプラットフォームでは、ワーカーの不履行はペナルティが発生し、利用停止するなどの措置をとっています。ドタキャンはワーカーにとっても不利になるため、なるべく回避するものではありますが、万が一を考えオペレーション計画を事前に確認し、準備しておくことが重要です。

マニュアルや制度の見直しが必要となる

スキマバイトで働きにきたワーカーは、店の業務やルールに慣れていないため、マニュアルと制度の見直しが必要になります。

例えば、ワーカーに対する指示やフィードバックの仕方ワーカーの報酬や労働条件の明示など、細かな点を明確にすることが大切です。短時間の労働者でもわかりやすいマニュアルの作成や、業務内容の決定、人員の配置、制度の見直しは、時間と労力がかかりますが、スキマバイトをスムーズに運用するためには欠かせない作業と言えます。

ワーカーの質が保証されていない

スキマバイトでは、ワーカーの質が常に保証されているわけではありません。そのため、採用時にはワーカーの過去の評価や経験を基準にすることで、質の低いワーカーを回避する必要があります。

ワーカーの質が低いと、店のイメージや売上に影響を与える可能性があります。信頼できるワーカーを見つけた際は、積極的に再度オファーをすることで、ワーカーの質を保ちましょう。

スキマバイトを上手に活用するためのポイント

スキマバイトを効果的に活用するためには、いくつかの重要なポイントがあります。これらを実践することで、飲食店経営者はスキマバイトのメリットを最大限に引き出しながら、リスクの最小化を図れます。

●スキマバイトを活用する際のポイント
●求人欄に記載した仕事内容を守る
●仕事内容を明確にしておく
●労働に関するルールはレギュラースタッフと同様と考える

お互い気持ちよく働けるルール作りが大切です。以下の解説を読んで、ぜひ実践してください。

スキマバイトを上手に活用するためのポイント

求人欄に記載した仕事内容を守る

求人で提示した仕事内容と異なる業務をスキマバイトのワーカーに依頼することは避けましょう。もし異なる業務を依頼する場合は、事前にワーカーの了承を得る必要があります。

例えば、接客の仕事に来たワーカーに洗い物を依頼するとトラブルの原因になることが考えられます。スキマバイトでは、事前の取り決めを守ることで信頼関係が築けるため、期待を裏切らないように注意しましょう。

仕事内容を明確にしておく

スキマバイトは、仕事内容を明確にしておくことが重要です。スキマバイトで来るワーカーは業務に慣れていないため、あいまいな指示では仕事の効率が上がりません。

やってほしい作業を明確にし、具体的な指示を出すことで効率が上がり、本人にとっても働きやすい職場となります。また、指示を出したあとは放置せず、積極的にワーカーとコミュニケーションをとることで、さらなる業務品質の向上が期待できます。

労働に関するルールはレギュラースタッフと同様と考える

スキマバイトであっても労働時間に関するルールや労働条件の明示など、法令に従う必要があります。例えば着替えや準備の時間などは、レキュラースタッフと同様にスキマバイトのワーカーも賃金が発生します。

レギュラースタッフと同等の基準を適用することは、法的なトラブルの回避に加え、ワーカーのモチベーションを左右する重要なポイントです。

スキマバイトを利用する際の注意点

スキマバイトを利用することで、飲食店経営者はムダのない人員配置を実現できます。しかし、スキマバイトを利用する際は、以下の2つの注意点に留意する必要があります。

プラットフォームによって報酬ルールが異なる

スキマバイトは、複数のプラットフォームが存在しますが、それぞれに報酬ルールが異なります。例えば、報酬の支払い方法やタイミング、手数料や税金の有無など、サービスによってルールはさまざまです。

特に複数のサービスを利用する場合には、それぞれの報酬ルールを正確に把握することが求められます。混乱を避けるために、エクセルなどのツールを使ってそれぞれのサービスの報酬ルールや支払い状況を管理することをおすすめします。

トータルの費用を把握しないと採算がとれない可能性がある

スキマバイトを利用する際には、募集から採用、報酬の支払いまで、全体のコストを把握することが重要です。特に、プラットフォームの利用料や手数料など、見落としがちな費用に注意する必要があります。

これを怠ると予期せぬコストが発生し、結果的に採算が合わなくなることも考えられます。全体の費用を把握し、予算内での運用を心がけることが、スキマバイト利用の成功には不可欠です。

スキマバイトの活用でムダのない人員配置を実現しよう

スキマバイトは飲食店経営者にとって即時性のある、有効な雇用方法の一つです。本記事で紹介したポイントを押さえて活用することで、求人コストを削減しつつ、効率的な人員配置が実現できるでしょう。

また、スキマバイトの最大の魅力と言えるのが、急な人手不足に迅速に対応できる点と、必要な時間にのみ人材を確保できる柔軟性です。これにより、繁忙期やイベント時、レギュラースタッフの病欠などによる人員不足が解決できます。

スキマバイトを上手に活用し、コスト効率の良い運営を実現させましょう。

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ライター・飲食店経営:大杉元則
調理師学校卒業後、大手老舗ホテルの西洋料理部門に勤務。フレンチレストランやベーカリー、給食会社を経て2010年、無農薬野菜にこだわったイタリアンを開業。現在は店舗のオーナーシェフを務めながら飲食関連を中心としたライターとして活動中

この記事の監修

株式会社USEN/canaeru 開業コンサルタント

○会社事業内容
IoTプラットフォーム事業・音楽配信事業・エネルギー事業・保険事業・店舗開業支援事業・店舗運用支援事業・店舗通販事業。

○canaeru 開業コンサルタント
銀行出身者、日本政策金融公庫出身者、不動産業界出身者、元飲食店オーナーを中心に構成された店舗開業のプロフェッショナル集団。
開業資金に関する相談、物件探し、事業計画書の作成やその他の店舗開業における課題の解決に取り組む。

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