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鍋料理は夏にも売れる!季節外メニューを売るポイント3点

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飲食店において、鍋料理は冬の主力として冬場の代名詞と呼ばれるほどの定番メニューです。しかしながら、意外なことに、最近では夏でも鍋を主力メニューとして展開している店舗が増えているのです。これは季節外のメニューでも、売り方次第で大きな集客力を発揮する可能性があることを示しています。

「鍋料理」における店舗側のメリット

鍋と言えば、冬場の代名詞と呼ばれるほどの定番メニュー。夏場の季節外メニューに鍋がピックアップされるのは、店舗側にもそれなりのメリットがあるからなのです。もっとも大きいメリットは、鍋料理は仕込みや調理の人件費が抑えられること。スープが入った鍋をコンロに掛ければ、あとはお客様が素材を調理してくれます。そのため、仕込みや調理に掛ける時間も短くなり、接客に掛ける人的コストも削減できます。さらに、原価を抑えられるということは、低価格での提供も可能ということ。具材の量を調整すれば、ボリュームを出して「お得感」の演出も簡単です。つまり、鍋は原価が抑えられ、季節外に出しても十分に利益を確保できる優秀なメニューなのです。

旬の素材を使った「夏の鍋」を提供する

人気の高い鍋メニューですが、さすがに冬と同じ鍋をそのまま夏場に出しても、人気が上がるとは考えにくいでしょう。お客様の心理に、「冬でも食べられるものは、今食べる必要がない」と思われる可能性が高いからです。そのため、夏の旬の素材を活かしたメニューを取り入れることで、「夏の鍋」であることをお客様にアピールできます。具体的な鍋の種類や素材は、しゃぶしゃぶ専門店やもつ鍋専門店に偵察に行って参考にしてみましょう。夏場だからといって店を畳んでいるわけではありません。夏には夏にピッタリの鍋メニューを提供することで、年間通して集客しているお店もあります。

メニューにインパクトを持たせる

競争が激しい飲食業界において、もはや料理がおいしいことは当たり前です。そのため、メニューに何らかの形で味以上の付加価値を持たせる必要があります。例えば、地元の素材を使ったことをアピールし、地元ならではの特別感を演出するという手もあります。季節外の料理を注文すること以上に、お客様に満足を感じてもらう工夫が求められているのです。そのため、店内のポップやメニューへの記載は、冬に使っているものとは別に、新規で作り直しましょう。そこには「夏バテに効果的」など、夏向けの「特別な鍋」であることをアピールします。さらに、「今ならシメの麺の大盛変更が無料」など、鍋のオプションとなるサイドメニューの案内にも、注文したくなる訴求を加えましょう。同じ素材の増量は原価も抑えられるため、客単価のアップに効果的です。

キャンペーンの開催

あえて夏場に鍋を注文してもらおうとするなら、お客様にわかりやすいメリットを提示する必要があります。そのため、夏場の鍋提供に際し、周知も兼ねてキャンペーンを開催するという手もあります。たとえば、価格を冬場よりも安く設定し、おすすめ料理として多くの人に注文してもらうのです。また、全国各地の代表的な鍋を用意し、すべての鍋メニューを制覇した方にはビール1杯無料、というように特典を設けるアイデアもあります。メニューのラインアップや訴求力も重要ですが、お客様が季節外メニューを目的に何度も店舗へ足を運んでくれる仕組みをあらかじめ用意しておくことで、売上をさらに伸ばせるでしょう。

この記事の監修
株式会社USEN/canaeru 開業コンサルタント

○会社事業内容
IoTプラットフォーム事業・音楽配信事業・エネルギー事業・保険事業・店舗開業支援事業・店舗運用支援事業・店舗通販事業。

○canaeru 開業コンサルタント
銀行出身者、日本政策金融公庫出身者、不動産業界出身者、元飲食店オーナーを中心に構成された店舗開業のプロフェッショナル集団。
開業資金に関する相談、物件探し、事業計画書の作成やその他の店舗開業における課題の解決に取り組む。

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