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2018/02/28

【カレー屋って儲かるの?】資金相談を経て融資のイメージに変化/夫婦営業の「あるある」話【最終回】

出張料理人として全国でカレーを振る舞う傍ら、カレー教室の講師やカレー本の執筆、本格カレーを自宅で作れるスパイスセットの通販サービス「AIR SPICE」の代表など、多岐に渡る“カレー活動”で知られる水野仁輔さん。そんな水野さんが中心となり、「俺たち、カレー屋になるわ」という合言葉で集まったメンバーの中から、鹿島冬生さんが東京・戸越にカレー店「ストン」を開業することに。その中でcanaeruの融資相談を経て、融資のイメージが変わったという鹿島さん。その理由や、営業にまつわる色々なお話を伺います。

融資を受けるハードルは、思っていたよりも高くなかった

――開業準備をされている中で、canaeruを通じて資金相談をされたということですが、感想はいかがですか?
鹿島:率直な意見としては、公庫の融資ってすごくハードルが高いのかなって思っていたんだけど、ちゃんと段取りを踏めばそうでもないんだなって思いましたね。
水野:へぇ、そうなんだ。

――鹿島さんの場合、自己資金で開業準備をされているので今回は運転資金のご相談になりましたか?
鹿島:とりあえずは今のところ自己資金で進めてますね。
canaeru編集:そうですね、なので「運転資金は無いよりは有ったほうがいいですよ」というご提案となりました。
水野:例えば、お店を作るまでは自己資金で賄って、初期のランニング費用も3~4ヵ月先まではお客様が少なかったとしても回していけるだけの資金があったとするじゃないですか。それでも公庫からの融資って受けたほうがいいんですか?
canaeru編集:お金があることで、余裕が生まれ精神的な安心を得られるメリットがあると。
水野:あぁ~そうか。そういうことか。
canaeru編集:もしもですが、開店してからお客様が少ない、どうしようって気持ちになっても、資金が手元にあれば、しばらくの間は我慢ができ、内面は焦っていたとしても、笑顔でお客様を迎えられます。接客やサービス、お店の雰囲気などの点からも資金的な余裕はあった方がベターという説明でした。

――融資を受ける・受けないは性格にも左右されそうですね。融資を受けると返すプレッシャーもありますから。
水野:確かにそういうのもあるのかな。鹿島さんはローンとか組めるタイプですか?
鹿島:できればしたくないですよね。
水野:ローンって融資と近いじゃないですか。僕ね、ローンを組める人と組めない人がいると思っています。僕はね、ダメなんですよ。自己資金で、できる範囲で人生を楽しもうっていうタイプ。でも僕の弟は学生時代からローンが大好きなんですよ(笑)。月々返済しなきゃならないものがあるっていうのが、自分の生きる糧になると言っていました。全然わからないなと(笑)。でも、そういうタイプは、店を作ったり会社を設立したりして、先々にお金を返せるか見込めない状態であっても、これからのことに投資ができるタイプなんだと思う。ちょっとうらやましいですよね。自分にはできないから (笑)。

――資金があれば、想定よりももっと良いものを目指すこともできますよね。
水野:そうね。それもあるのかもしれない。でも、鹿島さんを見ていると、予算は少ないけど自分のイメージの中で最善を尽くして、できる範囲のことをやっているじゃないですか。僕は、もし鹿島さんがやりたいことを一切妥協せずにやれるだけのお金があったとして、それでお店が良くなるのかって考えるとそうじゃない気がするんですよ。このマインドこそ、投資できない人間のマインドなんですけど(笑)。僕は、ハードルがあるからこそ意外と良いものができるんじゃないのって自分を納得させて生きてきたから。そうじゃなくて、やっぱりお金をたくさん使ったら、それだけお客様も来るって思える人は化ける可能性が高いですよ。

――堅実派なのか、大胆な行動派なのかってところですね。
水野:そうそう。だから公庫の融資とかも、その辺のスタンスで変わると思うんですよね。で、借りることにしたんですか?
鹿島:いや、借りないです。
水野:ほら(笑)。やっぱりローンは組まないタイプですよね。
鹿島:でも何だろうな「お金を借りる」ってどこかマイナスのイメージがあったけれど、それはなくなったって話なんです。
水野:お金を回していく感覚が出始めたってことなのかな。僕が会社を立ち上げてみて意識が変わったのは、会社に入る売り上げや利益って自分のお金じゃないってことなんですよ。僕ひとりでやっている会社で、社長ひとりしかいないけど、僕のお金ではないわけです。この感覚は、やっぱりサラリーマンの時にはわからないんですよ。振り込まれた給料は自分のお金だけど、立ち上げた会社に残る資金は僕のお金ではないわけです。自分の懐に入るわけじゃないって感覚が最初は不思議だったけど、会社が必要としてるお金をどこかから借りて、会社を回して返していくっていうのは、そんなにネガティブなことじゃないんだなって今は思う。

――使わなければ返済すれば済む訳ですしね。
水野:あぁ、そっか。鹿島さんもお金を借りるというネガティブな認識が払拭されたって話だけど、きっかけはあったの?
鹿島:ハードルが思ったほど高くないんだなっていうのは大きいですよね。いざとなったら、何とかなるのかもって。
水野:確かにね。数々の審査を受けて、預金口座の残高を見せて、返済能力はどれだけあるのか、奥さんと子どものハンコまで必要……みたいな(笑)。ちょっとそういうイメージあったんだけどね。
canaeru編集:まずは提出する書類の項目を、きちんと書いて埋めていきましょう、という説明もありました。
水野:鹿島さんはお店の利益が残ったとき、お店をもう少しグレードアップするためにどう使おうかなって考える人だと感じますね。僕も「AIR SPICE」の事業を始めて出た利益は、次に「AIR SPICE」で面白いことをするときに使えるかなって考えるから、僕自身が会社の役員報酬として貰っている額は物凄く少ないんです。普段からお金を使いたいことがそんなにないし、良い車に乗りたいってこともないから、稼いだ分を次の投資に回すっていう感覚は会社をやってみて初めて出てきたかも。

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