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飲食店向けの『のぼり』は10種類以上!その特徴とは?オリジナルのぼりの発注ポイントも紹介

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飲食店のPR方法もいろいろありますが、チラシと並んでポピュラーなのがのぼり。
例えば、住宅街や交通量が多い場所に店舗を構えていても、のぼりが立っていれば一目でここがお店だとお客様は認識します。
のぼりの宣伝効果は高いのです。
既成の定番デザインもありますが、お店のオリジナルを作るのも難しくはありません。
また、のぼりは1種類ではなく、10種類以上のパターンがあります。のぼりの種類によってどんな特徴があるのでしょうか。
さらに、のぼりはオリジナルデザインのものを作成することも可能。のぼりを作る際のポイントも紹介します。

看板にもなるのぼり

キャンペーンや新メニューなど、他店との違いをアピールしてお客さんを呼び込みたいときには、一般的に看板を作って設置します。
しかし、足早に過ぎるお客さんが目を留めるには、よほど大きいものか、ネオンサインのような目立つ演出が必要になります。
場所によっては置けないこともありますし、なによりコストがかかります。
そこで活躍するのが「のぼり」。
「平日ランチ500円」、「夏のカレーフェア」など、PRポイントを入れたのぼりを立てれば、遠目から見てもお店のウリがひと目でわかり、訴求効果が期待できます。
また、イベントなどの仮店舗なら、臨時の看板代わりにもなりますし、「そば処」、「うなぎ」とシンプルに描かれたのぼりや、定番のかき氷のデザインの旗を掲げれば、店名がなくても十分に店の存在をアピールできます。

のぼりの種類

一口にのぼりといっても、形や大きさなど、さまざまな種類があります。主なのぼりの特徴を見ていきましょう。

のぼり旗

さまざまな場所で、最も目にする機会の多いスタンダードタイプ。
軽量でスタンドに立てるだけで設置できるため、飲食店の店頭でもよく使われています。サイズは縦180センチ、横60センチが定番。
看板代わりにもでき、文字もよく目に入る大きさで、費用対効果も高いのが魅力です。

大型のぼり

通常タイプよりも大型で、縦270センチ、横90センチが定番。
1枚でも遠くから目立つのが最大のポイントです。
文字だけでなく、イラストなども入れられるので、野外イベントのアイキャッチになるほか、看板や店内の装飾品としても使えます。

ミニのぼり

通常タイプを小さくしたのぼりで、その分、価格もお手頃になっています。
コンパクトなため、小さな店舗や、店内の商品棚やテーブル、イベント会場でも邪魔にならないのがメリット。
縦20~30センチ程度、横は10センチ前後のものが多いようです。
設置するスタンドも、テーブルやカウンターに置けるスタンド型、窓ガラスなどを利用する吸盤型、ワゴンなどに挟めるクリップ型などがあります。

棒袋のぼり

大きさは通常タイプと同じですが、デザイン面とポールを繋ぐ「チチ」と呼ばれる部分を棒袋状にしたもので、ポールが生地に包まれて見えないため、比較的おしゃれな印象になります。
ポールの部分もデザインに使えるので、ビジュアルが引き立ちますし、風にあおられても生地が巻きつくことが少ない形状なので、実用的なメリットもあります。

スウィングバナー

ヨットの帆のような形状をした、デザイン性の高い変形旗。
風を受けて回転するので、お客さんの目を引きます。
日本風ののぼりよりスマートなイメージなので、洋食系の飲食店に向いています。
ただし、回転する分、物にぶつかって壊れてしまったり、歩行者にけがをさせてしまったりするおそれもありますので、設置場所にある程度スペースを確保する必要があります。

綿のぼり

最近ののぼりは化学繊維製がほとんどですが、神社やお祭りなどで目にする昔からあるのぼりは、綿の生地を使用しています。
それが綿のぼりです。
独特の風合いがあり、耐久性が優れているのも、自然素材ならではのメリット。
伝統の和の雰囲気は和食レストラン、和菓子店、寿司屋やそば屋などの飲食店にぴったり。
また、ナチュラルな風合いは、オーガニックな食材を使ったカフェ、パン屋などにも合います。

両面プリントのぼり

一般的なのぼりは、表面にしか印刷をしませんが、薄手の生地を使っているため、裏面にもデザインが透けて見えます。
しかし、文字が反転してしまうのが難点。
両面プリントのぼりなら、裏表ともに印刷するので、どちらの方向からもきちんと文字が読めます。
生地の中に遮光材が入っているため透けがなく、それぞれの面にまったく違うデザインを施すことも可能。
飲食店であれば店名とメニュー、キャンペーンと価格などのPRが一緒にできるというわけです。
通常タイプと設置スペースは変わらないのに、デザイン面は2倍になり、訴求力も倍増します。

Rのぼり

Rの字のように、のぼりの下辺がカーブを描くようにカットされた、ファッショナブルな形状ののぼりです。
基本的なサイズや仕立てが通常タイプと大きく変わらないため、さまざまなデザインと相性が良く、用途が広いのが特徴。
遠目からでも目立つ変形旗のなかでも、比較的コストを抑えて作ることができます。

ストリームフラッグ

通常タイプよりサイズが大きく、上部が丸くなった特徴のある形をしています。
下辺の形状が、鍵のような「ギザギザ型」、チョウの羽を思わせる「バタフライ型」、シャープなアーチを描く「ブレード型」、すっきりとした直線の「ベーシック型」の4タイプがあり、デザイン性も高く、新しいタイプののぼり旗といえます。
強風による巻き上がりも起こりにくいという、実用的なメリットもあります。

パピヨンバナー

パピヨン、つまりチョウの羽のような形状をした新しいタイプののぼり旗です。
通常タイプと違い、ポールの上部が釣り竿のようにしなって旗に一定のテンションをかける仕様になっています。
デザイン面が広く、動きもありますので、街中だけでなく、ビーチや高原などの野外イベントでも映えます。

のぼりの価格

業者によってはセールでかなり安く提供しているところもありますが、オリジナルオーダーですと、通常タイプで1枚1200円前後。
それとは別に、ポールやスタンドの台など付属品が1500円ほどかかります。
1枚からオーダーは可能ですが、やはり10枚、30枚と、まとめてオーダーすることで単価は安くなります。
デザイン性がある変形旗のなかでは、Rのぼりが2800円前後と、比較的お手頃な価格。
新しいタイプのものは、パピヨンバナーが小さいものでも8000円前後、そこに付属品が9000円ほどかかるなど、やはり少し高めの設定です。
なお、使用する色の数、デザインデータの納品形態や生地の材質、縫製方法などによっても価格は変わってきますので、ここで紹介している価格はあくまで目安として考えてください。

オリジナデザインののぼりを作る

インターネットで検索すると、オリジナルデザインのオーダーを受け付けている業者はたくさんあります。基本的な発注手順を見ていきましょう。

1.のぼり旗の種類を選ぶ

自分の店のイメージや立地、用途をふまえて適切な種類を選びましょう。
通常タイプ~パピヨンバーナーまで価格にも幅がありますので、想定される設置スペースに合わせ、費用対効果を考えながら、大きさや枚数を判断します。

2.デザインを決める

のぼりの種類に合わせてデザインを考えます。
店頭に設置して呼び込み用に使うのであれば、あまりごちゃごちゃせず、ひと目でわかるものにしましょう。
飲食店なら、「生ビール300円」など、数字を使うのも一案です。
一般的にはイラストレーターなどのソフトを使ってデータを作成しますが、難しいようであれば、業者がホームページで提供しているデザインテンプレートを利用したり、デザイン料はかかりますが、手書きなどでイメージを伝えて業者に作成してもらったりすることもできます。

3.見積もりをとる

作りたいのぼりの種類、デザイン内容、枚数が決まったら、各業者に見積もりを取ります。
見積もりは基本的に無料ですので、複数の業者に依頼して比較してみましょう。
この時点で納品にかかる日数や送料、納品方法なども確認してください。

4.発注する

見積もりに納得ができたら、デザインデータを入稿して発注完了です。

この記事の監修
株式会社USEN/canaeru 開業コンサルタント

○会社事業内容
IoTプラットフォーム事業・音楽配信事業・エネルギー事業・保険事業・店舗開業支援事業・店舗運用支援事業・店舗通販事業。

○canaeru 開業コンサルタント
銀行出身者、日本政策金融公庫出身者、不動産業界出身者、元飲食店オーナーを中心に構成された店舗開業のプロフェッショナル集団。
開業資金に関する相談、物件探し、事業計画書の作成やその他の店舗開業における課題の解決に取り組む。

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