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開業資金を節約したい飲食店オーナー必見!プロ級のメニュー写真を自分で撮る方法

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飲食店の開業時には多くの資金がかかります。少しでも資金を節約するために、メニュー写真を自分で撮影しようと検討しているオーナーの方も多いのではないでしょうか? しかし、店舗への来店や注文を促し、集客に直接かかわるメニュー写真は、プロが使用できるクオリティに仕上げるコツが必要です。そこで今回は、料理が美味しそうに見えるメニュー写真を撮影する方法をご紹介します。これからメニュー写真を撮影される際は、ぜひ参考にしてみてください。

飲食店のメニュー写真の撮影に必要なもの

飲食店のメニュー写真を撮影するときは、以下のものを用意しておきましょう。プロ級の仕上がりを実現するためには、撮影に使用するカメラのグレードや、小物などの準備が必要です。クオリティの高い写真に仕上げるためにも、用意しておくことをおすすめします。

飲食店のメニュー写真の撮影に必要なもの

料理

メニュー撮影に使用する料理は、作り置きをしたものよりも、できたてで鮮度の高いもののほうが好ましいといえます。まず撮影の準備を終えてから、完成した料理を用意しましょう。このとき、料理の盛り付け方がメニューの魅力を左右します。使用した食材や工夫したポイントが見えるような盛り付けを意識して、写真に写り込む食器選びにも気を配りましょう。

カメラ

仕上がりのクオリティを求めるのであれば、撮影に使用するカメラは一眼レフカメラまたはミラーレスカメラが適しています。カメラの写りによりほどよいボケが入り、より美味しそうな写りに仕上げられるからです。また、長めのレンズを使用することで、画面が歪んでしまうのを防げるようになります。ズームのできるコンパクトデジカメがあれば、そちらを使用しても構いません。

三脚

手ブレを防いでピントを合わせるために、カメラを支える三脚を用意しておきましょう。特に、コンパクトデジカメでズームを使用すると、撮影時によりブレやすくなります。三脚でカメラを固定しておけば、カメラから手を離して配置などの微調整がしやすくなるため、大変便利です。アングルを変えて何枚も撮影する場合にも、三脚があったほうが手際よく作業を進められます。

レフ板

レフ板とは、撮影時に光を反射させて、より美しい写りに仕上げるための機材です。市販のものを購入しておいたほうが便利ですが、もしも用意できなければ白い紙などで代用することもできます。その際は、レフ版と同様に白地の印刷用紙やノートを立てかけて、被写体へ光を当てて使いましょう。レフ板があると写真が明るくなり、仕上がりのクオリティが高まります。

小物

食器・ランチョンマット・テーブルクロスなど、写真を華やかに見せるために、小物を用意しておきましょう。撮影するメニューによっては、背景用のスクリーンや造花といった小物があると、より雰囲気のある写真を撮影できます。季節感を演出したり、高級感を出したりと、料理と一緒に写す小物によって仕上がりのイメージが大きく変わります。

料理の盛り付け方のコツ

メニュー写真を撮影する際、料理の盛り方に工夫をすることで、立体感のある仕上がりを実現できます。たとえば、パスタを撮影するときに平たく盛り付けるよりも、山になるように盛り付けたほうが、立体的な印象になります。料理が平たくのっぺりした印象にならないよう、動きのある盛り付けを心がけましょう。

また、料理を彩りよく盛り付けるのも大切です。特に赤色・黄色・緑色が加わると、彩りのよい1皿になります。トマトソースのパスタにバジルを添えたり、ハンバーグに付け合わせの野菜を添えたりして、カラフルに盛り付けてください。食欲がそそられる仕上がりになります。

料理を盛り付ける食器を変えることで、臨場感を出すこともできます。肉料理をあえて皿ではなく鉄鍋に載せたまま撮影したり、前菜をカッティングボードに載せたまま撮影したりと、演出したい料理の印象に合わせて盛り付けに使用する食器を変えてみましょう。

ライティングで仕上がりが大きく変わる

美味しそうに見えるメニュー写真を撮影するためには、光の入り方をコントロールする「ライティング」が欠かせません。まず、撮影環境として自然光の入る場所を確保しましょう。基本的に撮影は自然光を利用して行います。屋内の照明で撮影した場合、照明の色が写りに影響したり、明るさが足りなかったりするため、撮影は日中に自然光の入る部屋などで行ってください。

このとき、意識しておきたいのが光の入る向きです。一般的に、料理の写真は反対側から光が入る「逆光」の状態で撮影したほうが、美味しそうな印象を作りやすいといわれています。撮影するカメラの側から光が入る「順光」は、料理の写真には適していないため、避けておきましょう。このとき、手前にレフ板を置くことで光を反射させると、料理にツヤが出て見えるようになります。

料理を美味しそうに見せるためには、ツヤが重要となります。鮮度が高く、思わず食べたくなるような写真に仕上げるには、できたての料理を用意するとともに、ライティングにも力を入れましょう。食材の性質からテカリが不足して見えるときには、ハケで油分を塗るという方法があります。また、野菜などフレッシュな印象に仕上げたい食べ物は、霧吹きで水滴を付着させて撮影することもできます。

おすすめの撮影アングルパターン

最後に、おすすめの撮影アングルパターンをご紹介します。撮影の経験がなくても、これらのパターンに当てはめるだけで、美味しそうな写真が撮れます。これからメニュー写真を撮影する予定のあるオーナーの方は、ぜひお試しください。

背景でメイン料理を引き立てる

中心となる料理にピントを合わせて、そのほかの料理が背景にくるように写します。ほかの料理が背後にあることで、メイン料理が引き立てられて、より美味しそうに見える写真になります。このとき、中心となる料理がどれであるのか、はっきりと分かるように写しましょう。

背景でメイン料理を引き立てる

あえて画角をはみ出す

メイン料理の1皿を撮影する際に、あえて画角をはみ出すほど近寄ります。バランスが取れていれば、左右どちらにはみ出しても問題ありません。空白になった部分には、食器などの小物を写してもよいでしょう。食材がよりはっきりと写り、食欲をそそる写真に仕上がります。

あえて画角をはみ出す

接写で食材の魅力を伝える

接写で料理を画面いっぱいに写し、食材の魅力を伝えます。質感がより伝わりやすいように、ライティングでツヤを出し、新鮮な印象を作りましょう。背景がボケてほとんど写らなくなる一方で、メイン料理にボリュームが感じられ、インパクトのあるメニュー写真になります。

接写で食材の魅力を伝える

食器で料理をすくい上げる

箸やフォークなどの食器を使って、料理をすくい上げた状態で撮影します。まるでこれから食べ始めようとしているような、臨場感のある写真に仕上がるのが魅力です。また、食器や手が写り込むことで、奥行きや立体感を出せるのもポイントでしょう。

食器で料理をすくい上げる

まとめ

飲食店のメニュー写真を自分で撮影するためのポイントをご紹介しました。料理の盛り付け方や光の入り方ひとつで、写真の仕上がりがプロのクオリティに近づきます。また、料理写真でよく使われるアングルに当てはめるだけで、料理が美味しそうに見える1枚を撮れるようになります。メニューは開業後に追加や変更が生じる可能性があるため、撮影機材を用意して自分で写真を撮れるようになると、臨機応変に対応することができます。クオリティの高い写真に仕上げるためにも、グレードの高いカメラや、撮影に使用する小物などを用意しておくことをおすすめします。これから飲食店のメニューを作成される際は、ご紹介した撮影方法をぜひお試しください。

この記事の監修
株式会社USEN/canaeru 開業コンサルタント

○会社事業内容
IoTプラットフォーム事業・音楽配信事業・エネルギー事業・保険事業・店舗開業支援事業・店舗運用支援事業・店舗通販事業。

○canaeru 開業コンサルタント
銀行出身者、日本政策金融公庫出身者、不動産業界出身者、元飲食店オーナーを中心に構成された店舗開業のプロフェッショナル集団。
開業資金に関する相談、物件探し、事業計画書の作成やその他の店舗開業における課題の解決に取り組む。

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