• 2021/06/08
  • 00:06:12

【Sec.4-3】店舗の内装

セミナー内容の紹介

こんにちは!canaeru編集部のハマノです。このセクションのテーマは店舗物件の内見。今回は特別版として現場からお届けします。現場レポートの前にまずは内見の時にあると便利なものをご紹介。

はい、まずはこちら懐中電灯です。物件には電気が通っていないところもありますのでこれは必須になります。それからメジャーですね。こちらもいろんなものを測るのに便利ですので持って行きましょう。そして不動産屋さんに頼んでですね、見る物件の平面図を用意してもらってください。これを見ながらいろいろ書き込めますので、こちらも必要になります。それから最後にcanaeruからダウンロードできる物件チェックシート、こちらを持って行きましょう。これはですね、見なくてはいけないポイントがすべて網羅されているとても良いシートですので、必ずダウンロードして持って行ってください。それでは実際の店舗を見てみましょう。工事前の居抜き物件から現場の山下さんよろしくお願いします。

はい、山下です。実際の店舗現場からお届けしています。では早速中を見てみましょう。
希望のカウンターは設置できますか?厨房の位置大丈夫でしょうか?自分がこのスペースで店舗を運営しているイメージが持てれば大丈夫です。
次は具体的なチェックポイント。
まずは電気の容量を確認してください。こちらは60アンペアになっています。この容量で足りるかどうかを内装会社さんとよく相談してみてください。
そして次にこの物件ではガス管がここまで来ています。ガスの容量に関してはガスメーターで確認できますので、その容量で足りるかどうかを内装業者さんとこちらも良く相談してみてください。
もしも電気やガスの容量を増やさなければならない場合、ビルの管理会社への申請や高額な費用が発生したりすることもあるので注意が必要なんです。
上下水道の引き込みも注意が必要なんです。こちらの物件では上水道、下水道ともに店舗の中に引き込まれております。居抜きの場合にはとくに問題はないと思いますが、スケルトンの場合には上下水道がどのようになっているかをビルの管理会社、不動産会社に良く確認してください。内装工事においてはエアコンも非常に高額となります。
こちらのように居抜き物件でエアコンが最初から付いていればそれだけで大きなコストカットになります。もしもエアコンが付いていない場合、どこにエアコンを付ければいいか内装会社さんとよく相談してみてください。高額な工事費用と言えばトイレも挙げられます。トイレは付いているだけで非常に大きなコストカットになります。こちらの物件ではトイレはちゃんと付いております。居抜きの場合ダクトがそのまま使えれば60~70万円のコストカットもはかれるんです。スケルトンやダクトが使えない場合はどこにダクトを付けたらいいかよく検討してみてください。仮に屋上までダクトを伸ばさなければならない場合、100万円以上のコストがかかることもあるんです。最後に誰がどの工事を行うのかを定めた工事区分表をよく確認してください。工事区分表は賃貸借契約書などに添付されています。
いかがでしたでしょうか?
居抜き物件の場合何が使えて何が使えないのかをよく吟味する必要があるんです。基本的に空調や水回りがそのまま使えればそれだけで非常に大きなコストカットがはかれることを忘れないでください。それではスタジオのハマノさんにお戻しします。

はい、実際の現場からお届けしました。内見をする時は自分のイメージをしっかり内装会社さんに伝えてくださいね。
内見の動向をはじめ開業に関するお悩みご質問などお気軽にお問い合わせください。またご紹介した物件チェックシートはcanaeruのサイトからダウンロードできますのでぜひご利用ください。

次回は良い店舗物件についてお届けします 。

講師
canaeru編集部 浜野
canaeruサイトを運営する編集部員。数多くの取材を通して、開業の様々な分野に精通している。

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