開業準備にはお店で使う、テーブルや、椅子、お皿、掃除道具等々、必要な備品を揃える作業があります。しかし、いざ揃え始めると「あれが足りない」、「これが足りない」そんな展開になりがち。いざ、開業!オープンするとなった時に困らぬよう、揃えておくべき備品を一覧にしました。
必要な物をリストアップ
業種によっても必要な物はさまざま。まずは目的別に必要な物をリストアップしましょう。目的ごとにリストを分け、細かいアイテムまですべてまとめます。
まずは下記のように必要とする物の目的を考えてみましょう。
・店舗の営業に必要な物
・集客に必要な物
・経営や管理に必要な物
準備する備品の例
インテリア、什器
お店のコンセプトやイメージがあっても、実際は物件の広さや設備の都合で思い通りにならない場合があります。そんなときは無理にあれもこれもと欲張らずに、最小限のものから始めて、少しずつ増やすようにしましょう。
会計用品
会計に必要な事務用品は、領収書、筆記用具、支払いトレー、硬貨カウンターなどが挙げられます。領収書はすべてのページにきちんとナンバーを記載しておきましょう。
販促用品
チラシやのぼり旗など、お店のオープンを知らせるものや、ショップカード、ポイントカードなど、何度もお店に足を運んでもらう販促ツールに掛けるコストも必要です。
接客用品
コースターや灰皿、テーブル、椅子、お皿やお箸などは準備しやすいでしょう。破損したときに備え、必ず余分な数を揃えておきます。
店員の制服
スタッフの制服はお店のコンセプトに合った清潔感のある物を採用します。考慮するポイントはデザインと機能性が両立していること。動きやすい制服はスタッフが効率よく作業を進めるのに役立ちます。また、スタッフが増えたときに備え、同じデザインを追加注文ができる商品を選びましょう。
清掃用具
お客様からの印象をよくするためには、常に店内を清潔な状態に保つ必要があります。業務用の効率よい清掃機器に加え、営業中にすぐ掃除できるよう、コンパクトな箒とちり取り、雑巾などを揃えておきましょう。
備品の準備方法
お店で使う備品類は大量に必要になるので、店舗用品の専門店の利用がおすすめです。
また、専門のネットショップを利用する方法もあります。利用の際は自分のお店の引き渡し日以降に備品が届くように考えて注文しましょう。
コスト削減の工夫
改装が終わって形になってくると追加で必要な物が見えてくるので、予算を立てたのに、予算を超えてしまったということもあります。何とか予算内で必要な物を揃えるために、コストを下げる方法をご紹介します。
中古商品の購入
中古の備品を購入するという方法です。閉店になってしまったお店などで使われていた状態のいい備品を格安で手に入れて利用することができます。
新しいお店で中古の備品を使うことに抵抗があるかもしれませんが、実は多くのお店で中古備品は利用されています。
まとめ買いでコスト削減
消耗品は大量購入することで、割引や送料が無料になるところもあります。よく使う消耗品はまとめて購入するようにして、コストを削減しましょう。
備品の準備はお早めに
開店前の数日はやることがたくさんあります。備品の用意でバタバタして、肝心のサービス提供に支障が出てしまっては本末転倒です。前もって必要な備品を揃えておくことをおすすめします。
この記事の監修
株式会社USEN/canaeru 開業コンサルタント
○会社事業内容
IoTプラットフォーム事業・音楽配信事業・エネルギー事業・保険事業・店舗開業支援事業・店舗運用支援事業・店舗通販事業。
○canaeru 開業コンサルタント
銀行出身者、日本政策金融公庫出身者、不動産業界出身者、元飲食店オーナーを中心に構成された店舗開業のプロフェッショナル集団。
開業資金に関する相談、物件探し、事業計画書の作成やその他の店舗開業における課題の解決に取り組む。
