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自分のお店を持つことが夢で目指した飲食店の開業も、コンセプトをしっかり固めておかないとイメージ通りに経営することができない可能性が高いでしょう。事前にコンセプトを意識して開業すれば、お客様も自然と訪れてくれることに繋がるはずです。
今回はそんな飲食店を開業するために必要なコンセプトを10個紹介していきます。どういった方向性で飲食店を開業していけばいいのか、気になる方は参考にしてみてください。飲食店を開業するためのコンセプトの考え方
自分のお店を経営するということは、とりあえず好きだからという簡単な気持ちでは続けることができません。しっかりコンセプトを意識して、決めたことをやり通す覚悟を持って開業することが重要です。それでは飲食店を開業するために必要なコンセプトの考え方を解説していくので参考にしてみてください。
なぜ開業するのか?
何のために開業するのか強い目的意識を持つことが、飲食店の開業の原動力となります。自分のお店を持ってみたかったというだけの気持ちではなく、お客様を笑顔にするために自分で開業したかったなど、強い意志を持つことが経営を円滑に進めるためには重要です。
いつまでに店を開業するのか?
いい物件が見つかったから早々に飲食店を開業するのは、判断が早すぎます。計画を綿密に練っていき、いつまでにお店を開業するのがベストなのか、しっかり決めておくことが重要です。いい物件を見つけることは開業する上では大切な要素になります。しかし、思い付きで決めてしまっては後悔するような結果に繋がるでしょう。
立地はどこのエリアにするのか?
飲食店において成功の鍵は立地条件がいい物件を選ぶことです。狙っているターゲットが通いやすい場所にお店を構えていれば、自ずと狙っていた経営の方法が実現することに繋がります。またサラリーマンをターゲットにしているのであればオフィス街、駅前にお店を構えるなど、計画的に立地を検討することが重要です。
誰と開業するのか?
お店の規模にもよりますが、基本的には一人でお店を開業することはできません。社員の数やアルバイトの数など、運営するためには誰と何人で行うのか、しっかり把握しておくことが大切です。どんな人と運営していくのか、人材のイメージをしておくのもいいかもしれません。
どのターゲット層に向けるのか?
飲食店を開業する上でどのターゲット層に向けて商品を出すのか、ハッキリお店のコンセプトを決めておくことでメニューや内装が変わってきます。またターゲット層によって開店する時間も合わせていく必要があるので、狙うターゲットは具体性を持って意識しておきましょう。
メニューはどんなものにするのか?
お店で出すメニューはどんな物にするのか、ターゲット層を意識してコンセプトを決めていきましょう。居酒屋であれば1品物なのか創作料理なのか、またはお酒の種類はどんな物を用意しておくかなど、コンセプトによってメニューは異なります。
メニューについては具体性を持って意識して作っていかないと、お店のコンセプトがブレてしまうので綿密に決めていきましょう。イチオシメニューはどんなものにするのか?
お店の看板メニューとなる物を考えておくことで、コンセプトの軸が決まります。何を売りにするのかで、客足も変わってくるので個性のあるイチオシメニューを選んでおくようにしましょう。
宣伝はどのように行うのか?
何を全面的に押し出していくのか、宣伝を行うためにも決めておく必要があります。看板メニューに合わせて店名を同じにするなど、お客様に覚えてもらえるようなインパクトのある宣伝を行うことが重要です。
予算はどれくらいにするのか?
初期投資の金額を決めておくことは、飲食店を開業する上ではとても重要なことです。安全な初期投資は1,000万円と言われているので、融資だけでなく自己資金も十分に確保しておくことが重要なポイントになります。
回転率を高めるためにはどうすればいいのか?
ターゲット層にもよりますが、基本的にはお店の回転率がいいことに越したことはありません。簡単にできる料理を提供して、5分~10分で出来る料理を出すなど、行列が出来ない工夫を検討しておくことも回転率を高めるためには重要です。
コンセプトを決めるためにはアイディアが重要
コンセプトを決める前にどんな飲食店にしたいのか、自分のアイディアを確認しておくことが重要です。アイディアのヒントとして、自分が食べたい物やして欲しいサービスなど、身近な考えから捻出してもいいでしょう。考えているアイディアを書き出すことで、新たにアイディアを飛躍させて自分だけのオリジナルティ溢れる飲食店が実現できるかもしれません。アイディアを決めたら、そのアイディアはどんな人に好まれる内容なのかなど、コンセプトとの整合性を確認して価値のある商品・サービスとして検討してみましょう。
コンセプトの重要性
飲食店を開業する上でコンセプトとは重要な役割を持っています。コンセプトを決める重要性とはどんなことがいえるのか、詳しい内容を解説していきましょう。
コンセプトがあれば軸がブレない
飲食店を開業する上でコンセプトとは、お店の業態やこだわりを持つという意味合いがあります。わかりやすくいうと、軸や方向性をしっかり持つために重要な要素で、事前に決めておけば軸がブレずに当初の目的通りに動くことができるということです。
どのようなお店にするのか、具体性を持つためにコンセプトは重要な役割を持っているので、飲食店を開業する前にはコンセプトは固めておきたい内容になります。コンセプトを決めておけば判断がしやすい
コンセプトでは立地やターゲット層、いつまでに飲食店を開業するのかなど、具体的な取り決めを行っていきます。オープン前にしっかり考えておくことで、開業しても方向性が決まっているため判断がしやすいのが特徴です。トレンドだから、個人的にいいと思ったからといった内容で、メニューを変えてしまうようであれば、軸がブレてしまってどんなお店なのかわからなくなってしまいます。コンセプトを決めておけば、迷うこともなくなるので事前にしっかり取り決めておきましょう。
コンセプトの実現が難しいようなら考え直す
当初考えていたコンセプトで飲食店の開業まで進めることができれば理想的ですが、中には実現し切れない内容も含まれていることもあるかもしれません。理想的な立地にある物件が見つからなかったり、看板メニューのコストが想像以上に高かったなど問題が発生することもあるでしょう。
実現が難しいコンセプトであれば、意固地にならず一から考え直すことも重要です。いつまでも考えていても実現できないものは仕方ありません。ずるずると開業のタイミングを遅らせてもチャンスを逃すだけなので、無理なコンセプトを洗い出し、実現できる範囲でコンセプトを検討し直しましょう。
飲食店を個人で開業するためには、十分なコンセプトやアイディアを考えておくことが重要です。ターゲット層や立地だけでなく、メニューも検討しておくことで今から開業するお店の強みがハッキリと見えてくるようになります。そうすれば、どんな個性を全面的に出していけばいいのか判断することが可能です。出来るだけ綿密にコンセプトを決めることが大切なので、計画性を持って開業を進めていきましょう。この記事の監修
株式会社USEN/canaeru 開業コンサルタント
○会社事業内容
IoTプラットフォーム事業・音楽配信事業・エネルギー事業・保険事業・店舗開業支援事業・店舗運用支援事業・店舗通販事業。
○canaeru 開業コンサルタント
銀行出身者、日本政策金融公庫出身者、不動産業界出身者、元飲食店オーナーを中心に構成された店舗開業のプロフェッショナル集団。
開業資金に関する相談、物件探し、事業計画書の作成やその他の店舗開業における課題の解決に取り組む。- NEW最新記事
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