• 2021/06/03
  • 00:04:44

【Sec.1-3】資金の調達方法

セミナー内容の紹介

こんにちは!canaeru開業サポートの加納です。これまで開業に関わる費用について説明してきました。これらを自己資金で賄える方は少数かと思います。では、不足した分はどうするか?
今回は資金調達の方法について主な方法を5つご紹介します。

資金調達の方法
1親族
2クラウドファンディング
3ノンバンク
4民間銀行
5日本政策金融公庫

親族
ひとつ目は親族からの調達。親や兄弟からの融資や贈与です。ただし、1年間のあいだに110万円以上の贈与を受けた場合は、贈与税の対象となりますので注意が必要です。

クラウドファンディング強調
ふたつ目は昨今話題のクラウドファンディング。メディアでも度々取り上げられるようになり検討されている方も多いかと思います。しかし個人経営の飲食店などでクラウドファンディングを利用される際はよほど画期的な企画や出資者への魅力的なリターンを提示出来ない限り難しいのが現実です。理由はいくつかあるのですが、出資者から見てリスクに対してリターンが見合わないということが一番の要因ではないでしょうか?
今回は資金調達についての話なので詳細は割愛いたしますが、ご興味がある方はcanaeru開業サポートまでお問い合わせください。
   
ノンバンク
三つ目に紹介するのはノンバンク。ノンバンクはスピーディーで使い勝手が良いという部分もあるのですが、どうしても金利が高いというデメリットがあります。開業の半年後に間違いなく資金が手に入るので、それまでのつなぎとして短期で利用される場合は検討してみてもいいかもしれません。

民間銀行
4つ目は民間銀行からの融資です。しかし、正直なお話ですが、リスクの高い創業・開業の融資について民間の銀行が積極的に取り組むことは稀です。これはメガバンクだけでなく、地銀、信金、信組も含めてです。また、ほぼ必ず各市区町村の保証協会の保証を義務付けられます。審査期間も場合によっては2ヵ月から3ヵ月かかることもあります。しかしながら創業融資においては、利子補給という制度があります。支払利息の何割かが補填されることもありますので、金利の負担が少なくなるというメリットがあります。

日本政策金融公庫
最後にご紹介するのが日本政策金融公庫です。こちらは政府系の金融機関として比較的低利で小規模事業者の支援を行っており、実際に初めて事業をされる多くの方が公庫を利用しています。canaeru開業サポートとしては開業資金の調達先として公庫をおすすめしていますが、その理由は次回詳しくご説明します。

次回は公庫が利用しやすい理由についてお話しします。なぜ多くの方が公庫を利用しているのかその理由を4つの視点でお届けします。

講師
canaeru開業サポート 加納健雄
元金融機関の融資担当者。今はcanaeru開業サポートのメンバーとして、店舗開業者のサポートを行っている。

PAGETOPへ