お店のこと、はじめる前も、はじめた後も。

2017/06/08

東池袋大勝軒の遺伝子を受け継ぐ神奈川の名店も、最初は厳しい船出だった

師匠がそうであったように、僕も「お客様にとって居心地のいい店」を大事にしたい。そしていつか「昔の大勝軒そっくりなお店」を作るのが夢です。

  • 栗山卓也(くりやま たくや)/くり山

神奈川県横浜市にある「六角橋商店街」が有名な、横浜市六角橋エリア。その賑やかなメインストリートから少し外れた場所に、昼時となれば長い行列を作る名店「くり山」がある。ここは当初「仁鍛(じんたん)」という名前でスタートし、その後現在の名前に改名した店で、店主はつけ麺発祥の店として知られる「東池袋大勝軒」の出身。修行期間も弟子の中では最長で、同店店主の山岸一雄氏(2015年に80歳で逝去)の「最後の愛弟子」と呼び称されている。今回はそんな栗山氏に、創業時の苦労についてお話を聞きました。

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栗山さんがラーメン店主を目指したきっかけは何でしたか?

実家が食堂をやっていたので、それを継ごうと思い、千葉のホテルで和食の修行をし、実家の店の手伝いを始めました。その頃からラーメンが好きだったこともあって、休みの日にはラーメンの食べ歩きをしていたんですが、その時に山岸さんの「大勝軒(旧店舗の「東池袋大勝軒」)」に出会って、「これは美味しい!」と。

1週間後、2週間後になると、無性に食べたくなってきてしまう味なんですよね。美味しいラーメン屋さんはほかにもたくさんありますが、「大勝軒」ほど「またどうしても行きたい」って強く思えるラーメンはなかったです。そのうち、「この味を自分でも作りたい」という思いが強くなり、山岸さんにお願いをして、修行をさせていただくことになりました。実家を継ぐのは、もうその時点で辞めてしまいましたね。

栗山卓也(くりやま たくや)

千葉県成田市出身。実家の定食屋を継ぐために料理の道に入り、地元近くのホテルで和食の修行を積む。その後、実家で稼業を手伝っていたが、山岸一雄氏が営む東池袋大勝軒(つけ麺発祥の店)に出会い、同店に入門。立ち退きに伴う同店閉店まで約4年間修行した。大勝軒ファンや兄弟子からは「山岸一雄の最後の愛弟子」と呼ばれている。その後は大勝軒の暖簾分け店のひとつ「六厘舎」を経て、支店「次念序」では店長に。2008年に開業した「仁鍛」は3年で独立する前提の店で、2011年に店舗を買い取り、店名も「くり山」とした。

くり山https://twitter.com/jintan_hakuraku
神奈川県横浜市神奈川区六角橋1-17-19

神奈川県横浜市・白楽の商店街から少し脇道に入った辺りにある、つけ麺が人気の店。修行先の「東池袋大勝軒」の味をベースにしながら、もうひとつの修行先である「六厘舎」の濃厚スープをプラス。両者の中間を取ったような「中濃スープ」が特徴で、ガッシリと太く力強い麺と合わせて、老若男女問わず食べやすい味わいとなっている。神奈川県のつけ麺文化の立役者的な店であり、人通りが少ない場所にシンプルな外観で佇みながらも、毎日のように行列ができる人気店となっている。

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