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「ガチ中華」や「おにぎり」、「健康志向レストラン」など、2023年も様々な外食トレンドが話題になりました。
そこで、canaeruに寄せられた開業相談から、2024年に伸びてきそうな飲食店を考察しました。
ぜひ参考にしてみてください。これから伸びる飲食店の特徴とは?
テイクアウト専門店やデリバリー需要の台頭など、コロナ禍を経験したことで飲食を取り巻く環境は大きく変化し、また、そこに食のトレンドや物価高などの要素も加わり、これまでの飲食店の形から少しづつ変わってきています。
そこで、これから伸びる可能性がある飲食店の特徴をまとめてみました。
参考記事 飲食店経営者はZ世代の心をつかめ?! 若者のトレンドにお店作りのヒントがある!
インスタやTikTok等のSNSとの相性が良い
現代の店舗運営においてSNSは無視できない要素のひとつ。
お店からの発信はもちろんですが、お客様が投稿したメニューの画像や動画がバズってお店が大人気に!という展開もSNS時代ならではの傾向でしょう。
また、SNSでバズりそうなメニューの開発はもちろんですが、昨今では、推し活・ヲタ活を応援する「推し活カフェ」などといった、SNSで発信してもらうことを前提としたコンセプトを持つお店も人気になっている傾向があります。
SNSとの相性の良さは伸びるお店には欠かせないポイントです。
健康志向の食品
コロナ禍をきっかけに世の中の健康志向が高まり、飲食業界でも「低カロリー」「高タンパク質」「グルテンフリー」「ヴィーガン」「無添加」「オーガニック」をコンセプトとしたお店、メニューが人気を博しています。
また、アルコールにおいても、ノンアルコール飲料も多数発売され、これまで以上に健康志向のレストラン、メニューが注目を集めています。
オリジナル性がある
ここ最近開業したお店や繁盛しているお店の傾向を振り返ると、例えば居酒屋なら総合居酒屋のようなどんなメニューでも楽しめる業種・業態よりも、そのお店でしか楽しめない味、コンセプトを持った業種・業態が繁盛している傾向が強いです。
消費者はグルメサイトだけでなく、GoogleマップやInstagram、X(旧Twitter)といったSNSを駆使してお店を探す…。
数多あるお店に埋もれないように、「うちのお店でしか楽しめない味」や「仕掛け」を取り入れて消費者の目に止まらせることも考えなければなりません。
お店のコンセプト作りを入念にすることがこれから開業する方にとっては大きなポイントになるのではないでしょうか。業態が立地にあっている
例え個性溢れるメニューを用意したとしても、やはり、開業する業種にマッチした立地でなければ売上を伸ばすことは難しいでしょう。
選択した立地は繁華街なのか、住宅街なのか、あるいはビジネス街なのか…。
住宅街ならファミリー層を意識したメニューが必要になるかもしれませんし、ビジネス街なら仕事終わりのサラリーマンをターゲットにしたメニューが必要になるかもしれません。
メニュー考案をする前に、オープンするお店の立地で求められるニーズを調査して、その場所で受け入れられるメニューは何かも考えていくと良いでしょう。テイクアウトができる
コロナ禍で大きく需要を伸ばしたテイクアウト、デリバリー。
お店に人が戻ってきたからと言って、これらは無視できない要素です。
テイクアウト、デリバリーはお店を構えている商圏の範囲を大きく広げてくれます。
お店の商圏外にいたお客様がテイクアウトやデリバリーをきっかけにリピーターになる可能性があるのです。
また、店舗は席数が決まっているので、売上の限界が見えてきますが、席を必要としないテイクアウト、デリバリーなら+αの売上が望めるでしょう。2024年流行の飲食店はこれ!
万人受けする総合的なお店よりもファストカジュアル店や専門店をはじめとする業態がこれからは人気になっていく可能性があります。
ズバリ2024年に流行りそうなお店を考えてみました。代替商品を用いた料理
健康志向の高まりから、米粉を使った「パン類」やお肉の替わりに大豆を使用した「大豆ミート」、えだ豆などで作られた「豆ヌードル」など、さまざまなものがメニューが登場しています。
この流れは日本だけでなく、世界中で起きており、代替食品の需要は今後も高まっていくことが予想されます。
テイクアウト専門店
コロナ禍により大きく需要を伸ばしたテイクアウト専門店。
イートイン型の店舗でもテイクアウトを導入することは当たり前にもなっています。
2023年は「おにぎり」専門店が人気になりました。
おにぎり専門店が増えている要因としては、日本人の食文化に元々マッチしていることや、小麦が物価高の影響を比較的受けている中で、お米の価格は安定していることなどが挙げられます。
また、省スペースで開業できることも魅力のひとつでしょう。
この流れからもテイクアウト業態の人気はまだまだ根強いことが考えられます。
レトロ店
Z世代から今注目を集めているのが「レトロなお店」。
レトロなお店と聞くと、大正・昭和レトロを思い浮かべるかもしれませんが、平成レトロも注目を集めています。
レトロを表現する方法は何もお店の雰囲気だけではありません。
レトロなメニュー、レトロなドリンクをレトロな食器で提供することでもレトロ感は演出できます。
肉業態
健康志向のレストランが流行っている一方で、その反動からか、肉業態の出店も今人気になっています。
1人焼肉店のヒットやホルモン専門店といった専門業態の出店が可能なこと、肉料理メニューの豊富さからお店オリジナルの商品を開発しやすいといった点も人気になっている秘密でしょう。
少し前には「唐揚げブーム」があり、多くのお店が出店をしました。
肉業態は何かとブームが起きやすい業態ですので、肉料理をお店のメインに据えるのもひとつの方法ではないでしょうか。
ファストカジュアル店
ファストカジュアルとは、回転率がよく、客数を確保できる「ファストフード」と、客単価が高い「ファミリーレストラン」のちょうど中間にあたるスタイル。
回転がいいから、美味しいものでも安く提供できるという、“いいとこ取り”をした飲食店業態です。
ファストフード店よりも「多少高くてもいいから、安全で体によいものが食べたい」といったお客様のニーズに合わせて拡がっています。
この分野は身近な業種が多いので、アイディア次第で参入できる可能性も秘めています。
・ファストカジュアルの代表例
日本独自のファストカジュアルの成功例としては、まず「丸亀製麺」が挙げられるでしょう。うどん打ちを実演する店はそれまでもありましたが、丸亀製麺は、うどんを打つのも、茹でるのも、天ぷらなどのサイドメニューを調理するのもお客様の目の前で行っています。
客単価は立ち食いうどん店よりも高めですが、通常のうどん専門店より安く、おいしいのが魅力です。
そのほか、ファミリーレストランの「ロイヤルホスト」や、カレーハウス「カレーハウスCoCo壱番屋」、「いきなりステーキ」、「モスバーガー」や「サブウェイ」、「焼肉ライク」などが、ファストカジュアルの分野に入ってきます。飲食店の開業を目指すならトレンドは必ず押さえておきましょう
飲食店を開業する際は、まずはトレンドの把握が大切です。ただし、単に流行っているからその業態にするというよりは、先を見据えた展望を立てることや、出店する地域の特徴に合わせて、業態を選択することが長く経営を続けていくポイントになるのではないでしょうか。
また、ライバル店にはない強み、個性を見つけ出すこともこれからの飲食店開業には必要になってきます。開業に関するお悩みは「canaeru」にご相談ください
開業を成功させるためにも、業種・業態決めは大きなポイントです。
それをじっくりと固めたうえで、「事業計画書の作成が難しい」「開業準備をどう進めればよいかわからない」とお困りの方は、まず専門家のアドバイスを聞くことから始めてみてはいかがでしょうか。
USENの開業支援サイト「canaeru(カナエル)」では、開業に関するセミナーや無料相談を行っています。初めて開業する人はぜひ一度「canaeru(カナエル)」をご利用ください。
canaeru(カナエル)の無料開業相談はこちらこの記事の監修
株式会社USEN/canaeru 開業コンサルタント
○会社事業内容
IoTプラットフォーム事業・音楽配信事業・エネルギー事業・保険事業・店舗開業支援事業・店舗運用支援事業・店舗通販事業。
○canaeru 開業コンサルタント
銀行出身者、日本政策金融公庫出身者、不動産業界出身者、元飲食店オーナーを中心に構成された店舗開業のプロフェッショナル集団。
開業資金に関する相談、物件探し、事業計画書の作成やその他の店舗開業における課題の解決に取り組む。- NEW最新記事
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