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丸の内OLからベジタリアンカフェ開業。日本人の知らない本当のベジタリアン料理を提供する

自分と同じようなもどかしい気持ちを抱えるベジタリアンの方のためにも、美味しいベジタリアン料理のお店を出そうと思った。

  • 渋谷 紀美(しぶや のりみ)/TSUMUGU CAFE

丸の内OLからベジタリアンカフェ開業。日本人の知らない本当のベジタリアン料理を提供する_記事画像

街を歩けば多種多様な飲食店が軒を連ね、世界各国の料理が食べられる東京で、ベジタリアン料理を提供しているお店があまりにも少ないことに疑問を持ったという店長の渋谷さん。自身もベジタリアンである渋谷さんが、OL時代に感じた“もどかしさ”は、同じような気持ちを抱えるベジタリアンに寄り添うお店を出すという夢を強くしました。
しかし自身の理想となるお店を出すためには、物件、資金、コンセプト作りといくつもの課題をクリアする必要があります。課題のひとつずつを潰して前に進むために力を借りた先はUSEN開業サポートでした。

ベジタリアン料理専門店があまりにも無い、という現状を変えたい

私がベジタリアンになったのは、実は社会に出てからのことなんです。大学生の頃に出身地である台湾を訪れた際、ベジタリアン料理の豊富さに驚き、初めてベジタリアンについて理解を深めました。その後、社会人となり仕事がハードで心身ともに疲れを感じていたタイミングで、体調のことを考え、ベジタリアンになることを決意しました。5年ほど前に父が病気で倒れたことがきっかけで、弟も身体の健康を真剣に考えるようになり、同じようにベジタリアンになりました。
母親は長くベジタリアンで、お店を経営していたこともあったので、いつか家族でベジタリアン料理のお店を出したいとはよく話していましたが、一旦は社会に出ようということで丸の内の会計コンサルタントの会社へ就職しました。
そこで働く間にも、やはり会社の付き合いであったり、友人とのランチであったりと食事の場面で不便なことも多く、自分と同じようなもどかしい気持ちを抱えるベジタリアンの方のためにも、美味しいベジタリアン料理のお店を出そうと本気で考えるようになりました。

資金の借り入れ前に必要な物件探しを徹底サポート

ベジタリアン料理のお店を出そうと決意してから会社を退職するまで少し期間があったのですが、たまたま前職の会社にUSENで開業サポ―トをやっている方を知っているという先輩がおり、紹介していただいたことがUSENの開業サポートを受ける直接のきっかけとなりました。
会社を退職して、いざ開業準備ということになるのですが、資金の借り入れをする際に物件が決まっていないと申請ができないという事をそこで初めて知り、それからは借り入れの準備をしながらお店の物件探しを進めたという感じです。
物件探しは特に苦労したのですが、USEN の開業サポートにはその際本当にお世話になりました。物件情報の自動配信メールだけでなく、サポート担当の方からも直接ご紹介いただいたり、「私も一緒に物件の内見に行きます」と言ってくださったり、店舗物件に関する情報をたくさんいただけたことで店舗物件の相場感も身に付けることができました。
物件が決まらないと事業計画書も作れないですし、お店のメニューも作れない。店の名前やコンセプトも決められないということで、USENのサポート担当者の方には全体的なアドバイスをもらいつつ、物件探しに重点を置いてサポートをしていただきました。
その間には「USENが主催している開業・経営セミナーにも何度か行かせていただきました。開業前に必要な物件や資金といった内容だけでなく、開業後にも役立つ集客のためのSNS活用セミナーなどもあり、そこで学んだことはまさに今実践しているところです。
開業前の本当にお金がない時に、無料で勉強させてもらえるというのはすごくありがたかったですね。

資金の借り入れ前に必要な物件探しを徹底サポート

間違ったお店のコンセプト作りを回避。開業の先輩としてのアドバイス

お店のコンセプト作りも開業準備の中で重要な要素のひとつだと思うのですが、そこでもUSENのサポート担当の方から的確な意見をいただき、助けられた場面がありました。
私の理想としてはお店を5年~10年、その先と長いスパンで続けていきたいと考えていて、だからこそお店でやりたいことがたくさんあったんです。そのやりたいことを全部やろうと考えてもいたのですが、それについて相談した際、自分たちのキャパシティの限界についてであったり、いろいろと手を出すことでお店のコンセプトがブレる可能性があるということをご指摘いただきました。コンセプトのブレなどは考えもしていなかったことなので考えを改めさせられたというか、初心を取り戻せたというか。
「やりたいことを全部やりましょう」じゃなくて「今できることから確実にやっていきましょう」というアドバイスがあったらこそ、地に足を付けて開業できたように思います。その時の助言がなかったらダメな方向へ進んでいっていたかもしれませんね。
サポートしていただいた担当の方自身も店舗経営の経験があり、それだけ経営の難しさを理解していますし、経営者の考えや気持ちを汲んだうえでアドバイスをいただけるので「この人なら信頼して大丈夫だ」と感じ、ちょっとしたことから相談させていただきました。
実際の開業テクニックやノウハウだではなく、何か困ったことがあれば何でも聞けるという存在がいるということも安心でしたね。

間違ったお店のコンセプト作りを回避。開業の先輩としてのアドバイス

次の課題は集客。海外からの観光客も視野に

お店がオープンして今で約3ヵ月、これまでは近隣の方々に多く利用いただけておりますが、今後の課題は集客だと考えています。池袋にたくさんあるお店の中からこのTSUMUGU CAFEを選んでもらい、かつリピートしていただくには宣伝であったり、打ち出す内容がまだ不十分だと感じています。
今お金をかけて中身の無い宣伝をすることは簡単ですが、このお店ではコンセプトや料理の味にこだわりを持って、それを最大限に活かす形で宣伝を打ち出していきたいですね。
東京にはイタリアンや中華料理だけでなく、世界各地の料理を食べられるお店がたくさんありますが、美味しいベジタリアン料理を提供しているお店は数えるほどしかありません。
このお店では日本にいるベジタリアンの方だけでなく、海外からの旅行者でベジタリアンの方、普段から健康や美容に気遣っている方や都心でくつろぎたい方など、さまざまな方にご利用いただければ嬉しいです。

次の課題は集客。海外からの観光客も視野に

渋谷 紀美(しぶや のりみ)

渋谷 紀美(しぶや のりみ)

台湾出身、幼少期より日本で暮らす。大学生の頃に出身地である台湾を訪れた際、ベジタリアン料理の豊富さに感銘を受け、ベジタリアンに対する理解を深める。
父親の病気がきっかけで健康について真剣に考えるようになり、社会人となってからベジタリアンに。
丸の内で会計コンサルタントとして働く傍ら、ベジタリアンが食事できるお店の少なさに違和感を抱き、開業を決意。
その後、開業準備を進め2019年5月に念願のベジタリアンカフェをオープン。

TSUMUGU CAFE

TSUMUGU CAFE
東京都豊島区西池袋3-36-20 サンホワイトマンション101

池袋駅西口から徒歩10分、駅前の喧騒から少し離れた場所にある「TSUMUGU CAFE」は日本ではまだ珍しいベジタリアンカフェ。自然溢れる店内では手作りのベジタリアン料理や焼き菓子、コーヒーをゆったりと味わえる。

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