国民食ともいえるカレーライス。
カレー粉「S&B」でもおなじみのエスビー食品によると、日本人が1年にカレーを食べる回数は76回。
一人当たり、週1回以上はなんらかの形でカレーを食べている計算になります。
日本にはカレー専門店も多く、北海道のスープカレーをはじめご当地カレーもあり、カレーを使った多彩な料理もあることから、まさにカレー大国といえるでしょう。
家庭ではライスの上にルーを盛り付けるのが一般的ですが、外食ではライスとルーを別盛りで提供しているお店も多くあります。
そのカレールーが入っている器といえば、思い浮かぶのは、魔法のランプのような銀色の器。
これの名前って何というのでしょうか。
しかも、この「魔法のランプ」、実はカレー専用ではないんです。
■ 回答 ■
グレイビーボート
現在、レストランでカレーライスを注文すると、ルーとライスが別盛りででてくるお店も多いですね。
そもそもなぜルーを別盛りにするのでしょうか?
ルーとライスを別盛りにすることで、時間と共にライスがルーを吸ってしまい、水っぽくなることを避ける意味があります。
ネット販売では「ソースポット」「カレーポット」といった名前で紹介されていることも。
そもそも「グレービー」とは何でしょうか?
「グレービー」には「肉汁そのもの」という意味があります。
イギリス料理の基本のソースとして、食肉からでる肉汁を元につくる「グレービーソース」がありますが、これはローストビーフやマッシュポテトを食べる際にかけるソースのこと。
グレイビーボートはイギリス産の器で、もともとソースを入れる容器として使われているものなんです。
そのため、イギリスでは「ソースポット」とも呼ばれています。
カレー専用ではありませんでした。
ではなぜ、日本ではカレールー専用器のようになっているのでしょうか?
一説によれば、イギリスから日本にカレーが伝わった際、一緒にやってきたとされているグレイビーボート。
そこでカレーを食べる時に、ルーを入れた日本人がいたそうで、以降、日本でカレーをいれる定番の器になったといわれています。
