• 2021/06/04
  • 00:03:52

【Sec.2-1】プロローグ~事業性融資とは?

セミナー内容の紹介

こんにちは!canaearu開業サポートの加納です。こちらのセクションでは日本政策金融公庫から融資を受けるための手続きや、現在公庫で実施されている特別措置、さらに審査面談時の注意点などについて解説していきます。

日本政策金融公庫で融資を受けるには?

1.プロローグ~事業性融資とは? 設備資金と運転資金
2,創業計画書を作成する 資金計画と創業計画を作る
3.各種の特別措置 一定額を超える融資の場合
4.日本政策金融公庫の面談対策 言ってはいけないこと

店舗開業時にかかる費用や公庫の考え方などについて説明したセクション1も併せて視聴いただけますと理解が深まると思います。

一般融資と事業性評価融資
さて、具体的な手続きのお話に入る前に、融資には大きく分けて一般融資、事業性評価融資の2つの考え方がある事をお話ししていきたいと思います。
まず、一般的な金融機関は、決算書などの財務諸表や担保、保証条件などに基づいて融資の可否を判断しています。
一方、近年これに対し企業の成長性や事業の可能性を評価し、融資することを事業性評価融資と呼んでいます。
公庫が積極的に取り組む創業融資は実績がなく、これから始める事業の成長性や可能性について判断しますので、まさにこの事業性評価融資に該当します。

設備資金と運転資金
次に、融資についてのもうひとつの見方をお話しします。設備資金、運転資金という言葉を耳にしたことがあると思います。
設備資金は内装費や不動産の取得費用など設備や資産を購入するために、臨時的に生じる費用。運転資金は材料の仕入れや諸経費の支払いなど経常的に発生する費用を言います。

創業時に準備する資金は、お店を一から作るわけですから、設備資金は高額となりますし、開店してからのことを考え、運転資金にも余裕をもって準備してください。

一般的に設備投資は回収に時間がかかるので、設備資金に対する融資は長期での借り入れ、運転資金は経常的な売り上げで返済が可能なことから短期での借り入れとなります。
ちなみにですが、公庫の創業融資では民間金融機関の一般融資に比べ、返済期間については柔軟に対応されているようです。

さて、今回は融資について簡単にお話ししましたが、次回はいきなり本題!
公庫に提出する創業計画書をテーマにお送りします。公庫からの融資を検討されている方には必見です。

講師
canaeru開業サポート 加納健雄
元金融機関の融資担当者。今はcanaeru開業サポートのメンバーとして、店舗開業者のサポートを行っている。

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