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新天地で飲食を含めた観光業を。富士北麓で非日常のワクワク感を伝えたい!

豊かな自然と日本が誇る世界遺産・富士山の麓を独立の地に選びIターン

  • 加藤 慎一/株式会社クリエイティブリゾート

新天地で飲食を含めた観光業を。富士北麓で非日常のワクワク感を伝えたい!_記事画像

東京から近く、自然環境にも恵まれた山梨県は全国からのU・Iターン希望者に人気です。神奈川県で生まれ、社会人となって仕事で日本各地を動き廻ったという加藤慎一さんは、山梨県の富士北麓エリアを新天地に選び、飲食業を中心に起業し社長へ転身。これからIターンを志す方へのアドバイスなどもいただきました。

富士北麓は今後伸びる地域。マーケティングから開業する地域を導き出す。

――富士北麓で飲食店を5ブランド展開されていますが、なぜこの地域を選んだのでしょうか?
会社設立の際には自己資本が潤沢にあった訳ではないので、まずカフェという形態を作っていきました。最初から大きな資本力があれば、1ブランドで多店舗展開を考えるのかもしれませんが、まず、この地域に事業基盤を作ることを目標にしてきました。
最近の統計データでは、この富士山周辺へ訪れている観光客は、日本人も含めてこのエリア(富士・東部)だけで約1,500万人とも言われています。富士河口湖町と富士吉田市を足しても8万人程の人口です。1,500万人の胃袋を8万人が支えるという状況は何年も前から予測はされていて、今では宿泊施設や飲食業の会社が乱立しています。マーケティング的な数値的にも、今後伸びる地域としてここに決めました。

富士北麓は今後伸びる地域。マーケティングから開業する地域を導き出す。

――2020年に向け、外国人観光客はさらに増えていきそうですね。
私は初めて住むこの富士北麓で起業しましたが、正直な気持ち「ここでやってよかった」と思っています。東京や神奈川・埼玉などからすると、まだまだ山梨は不足している面はあると思いますが、歴史も文化も素晴らしい自然環境もあります。新宿から高速バスに乗ると1時間半、2千円弱で着いてしまいます。東京からアクセスしやすく自然環境が残っている、この条件は魅力的ですね。

交通手段を新たな新事業に!

――新事業があると聞きましたが?
気軽な交通手段として我々は「カー・クルージング」と呼んでいますが、予めコースを設定した非日常を味わえるようなカー事業を始めます。MINI Convertibleを10台、カスタムしたジャイロを10台(ミニカー)ほど用意しました。通常のレンタカーとは異なり、地図に載っていないような穴場ポイントを、自然を体感しながら周遊していただくルートが設定されています。その休憩ポイントの中に弊社の飲食店もあり、また地域の仲間の店へ送客も行う予定です。ローカルな穴場スポットなどをマッピングすることで、観光客に富士北麓エリアを存分に楽しんでいただき、飲食店の集客にもなればいいと思っています。

交通手段を新たな新事業に!

――オープンカーは気持ちがいいですね。
そうですね、オープンカーでドライブは解放感があります。私たち日本人が海外へ旅行に行った場合も同じで、ドライブしていて、どの店が全国チェーン店なのか、ローカルの人が営む店なのか、簡単に見分けがつかないですよね。ローカルな視点で、いいと思うスポットを地図に落とし込みご紹介しています。
天ぷらを食べる場合、全国チェーン店もあれば、料亭のような敷居の高い天ぷら店もあります。うちの「いだ天」の天ぷらは職人がしっかりと揚げた本格的なものをリーズナブルな価格設定で食べていただけます。しっかりと外国人観光客のみなさんに「日本の天ぷらは美味しい」と思っていただける内容です。夜も昼も同一メニューで展開し、平日のランチはご飯とお味噌汁がお代わり自由で880円です。地元のローカル食として有名な「吉田うどん」の単品メニューもご用意しています。

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郷土料理「ほうとう」の専門店も立ち上げ、新たなチャレンジを試みる

――山梨の郷土食「ほうとう」のお店もありますね。
私は住民票を神奈川県から山梨県へ移し3年が経ちました。Iターンをした私にも、山梨を愛する郷土愛のような気持ちがもう生まれているんですね。「ほうとう」という郷土食が衰退していて、山梨県内の一般家庭でも作る機会が減っていると聞いて考えました。しかし「ほうとう」=「かぼちゃを煮込むもの」という山梨県民の聖域のような部分であり、変えて欲しくないという地元の人たちの気持ちがあることも理解した上で、敢えて県外者の視点で違う形で盛り上げたいと思ったんです。甲州名物の煮貝があり、海のない県でありながらマグロの消費が多い山梨県です。そんな点から「海鮮」と「ほうとう」を組み合わせ、海鮮ほうとう専門店を作りました。日本の食文化は世界的な流行を生み、和食文化は世界に誇れる存在です。ただ、ラーメン、うどん、蕎麦に比べると「ほうとう」にはバリエーションが少ないんです。現代のテイストを取り入れ変化していくことも衰退を回避していく手段のひとつなんだと思っています。

郷土料理「ほうとう」の専門店も立ち上げ、新たなチャレンジを試みる

――今後の予定、これからの展望などをお聞かせください。
以前は神奈川県の西湘地区に住んでおり、富士山は身近な存在のつもりでしたが、こちらに来てやはり「霊峰富士」と言われるだけあって、山中湖から三国峠あたりの景色などは圧倒されるものがありますね。素晴らしい自然のある富士山周辺へ観光客を集め、再来を促すには飲食業だけでは無理なんです。交通機関や旅行会社、宿泊施設などが一体となって、お客様に喜んでもらえる地域にしないとリピートはしてもらえません。私が社名を「クリエイティブリゾート」とした理由は、飲食だけでなく観光業をやっていきたいという想いからです。将来的には、プロのシェフが野外料理を提供する「食をテーマにしたキャンプ場」をオープンさせたいと考えています。人気の「グランピング」の領域ですが、もう少しライトな感じにしたものですね。飲食の分野に留まらず、非日常のワクワク感を提供できる企業として、まずは山梨県でNo.1企業を目指し、全国に進出していきたいと思っています。

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――Iターンをする方へアドバイスをいただけますか?
私は全く知らない、まさに新天地で仕事に取り組みました。地元の方々とも仕事を通じて、快く私を受け入れていただき、飲食業を営む仲間が増えました。ただIターンは文字通り、後ろを振り返ることもできない、前を向いて進むだけなんです。親や兄弟、親戚や友人・知人がすぐ近くに居る訳でもなく、どんな面においても頼ることも、言い訳もできません。始めたら「勝つまで頑張る!」それしかないんですよ。誰でもどんな仕事であっても、そんな覚悟がないと成功しないと思います。これから独立・開業したい人は、新天地での起業・開業をおすすめします。特に富士北麓のこのエリアはおすすめできます!

加藤 慎一

加藤 慎一

大学卒業後、就職して初めて飲食業の世界へ。会社員時代には店頭に立つなど店舗現場も経験。その後はマネージャー職として、関東のみならず九州・福岡エリアなど日本各地の店舗を統括。多くの体験と実績を積み重ねた上で飲食業に関わる仕入れや人事、また収支など経営面全般に関する知識・ノウハウを習得し独立・起業。2014年8月に「株式会社クリエイティブリゾート」を設立する。

株式会社クリエイティブリゾート

株式会社クリエイティブリゾートhttp://creative-r.com/
〒403-0016 山梨県富士吉田市松山1603

リゾート地であり、年間を通じて多くの観光客が訪れる富士北麓。「その土地の気候風土や歴史、生活と調和した新しい事業を創造したい」そんな想いが社名に込められています。河口湖の湖畔沿いに立つ3階建てのカフェ「FUJI CAFE CUP'S(フジカフェ カップス)」をはじめ、富士急行線河口湖駅から徒歩5分「冨士天ぷら いだ天」は連日、観光客の行列ができる人気店に。ネスレ日本株式会社「キットカット®」と「たい焼き」の正式なコラボレーションメニューをキッチンカーで販売。また山梨の郷土食をアレンジした海鮮ほうとう専門店「ほうとう研究所」を展開しています。

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