お客様を喜ばすことができるお店を作りたい！

多くのサラリーマンが行き交う、東京・神田。この場所に、ミシュラン獲得の焼き鳥店で修業をし、その後、独立してオープンした「鳥のかけ橋」があります。店主の高橋さんは開業するにあたり、まずはUSENのセミナーを受講し、そして、個別相談を経て開業に至りました。
開業までの道のりを熱々の焼き鳥を提供できるよう設計された真新しいカウンターで伺いました。

自分の店で喜んでもらいたい！

――開業に至った経緯を教えてください。
元々はサラリーマンをしていて、脱サラして飲食の世界に飛び込みました。最初はおでん屋にいて、その後はミシュランにも出てくる焼き鳥屋に移り、修行を続けていたんです。お客様から「美味しかった」「来てよかった」といった声をいただけることがなにより嬉しかったし、接客業に生きがいを感じていました。そのうち、自分でお店を出したら、どんな風にお客様を喜ばすことが出来るかなと考えるようになり、開業を決意したんです。

開業前は融資に不安を抱えていた

――出店の準備はスムーズにいきましたか？
店を出したい！と思い立っても、自分ひとりだったので、何をどうすればいいのかわからないとういう状態でした。それでインターネットで見つけたUSENの開業セミナーを受けたんです。
開業するにあたって、一番大きな問題と捉えていたのが融資でした。融資を受けたいと思っても、自分自身では融資を受けられるかどうかの判別もできません。それで、セミナー後に個別に相談にのっていただきました。USENの担当者は本当に親身になって相談にのってくれて。的確なアドバイスをいただいたり、自分で作成した事業計画書をチェックしてもらったり。「事業計画書はこのままで大丈夫だと思います」と言われてホッとしたのを覚えています。

自分が理想とするスタイルを目指すために、内装にはこだわる！

――カウンターのみの素敵な店内ですね。
内装業者に関しても最終的にはUSENから紹介いただいた業者に依頼しました。
内装業者の方は、相談すると内装費を抑えるアイディアをいろいろと出してくれます。自分でも知り合いの業者にあたって、それで何社か見積もりをお願いしました。
結果として、価格の面も含め、トータル的に見て一番良かったのがUSENから紹介された業者でした。
お店はカウンターのみの店内で、その理由としては、温かい料理は温かいうちに食べていただきたいから。串もまとめてお出しするのではなく、出来立てを1本ずつ提供するスタイルです。そのコンセプトを実現できる店内になったな、と思っています。

お店のコンセプトに合わせた物件が見つけられた

――「東京・神田の駅近」と聞くと好立地の物件だと思いますが、物件探しはスムーズにいきましたか？
物件探しは苦労しましたよ。気になった物件を不動産屋に問い合わせても、大手企業や多店舗展開を行っているオーナーさんの申し出が優先されることが何度かあって。当初は池袋・赤羽近辺を探していたのですが、予算との折り合いがつかず、範囲を広げてみたんです。ただ「1階の路面店で人通りが多くて駅が近く」という条件は譲れませんでした。
お店の価格的にも客単価を高めに設定していて、サラリーマンの方々がちょっと落ち着いて飲める店というコンセプトがあるので、最終的にはそれに合ったお店が探せたのではないかなと思っています。

オープンまでは時間が足りない！早めの着手を

――これから開業を目指す方に何かアドバイスはありますか？
自分ひとりで開業準備をしていたのですが、オープン間際は時間が足りなくなってしまってかなりバタバタ。業者の選別、人材確保、メニュー作成などといったことは早めに着手すべきだなと痛感しましたね。オープンしてからも仕込みや人材育成のほか、事務作業といった雑務も出てきますので、何事も計画を立てながら動けるとよいのではないでしょうか。
それでも、ひとりでも多くのお客様に「焼き鳥って美味しい」って思ってもらえるように日々課題を一つずつクリアしながら奮闘していますよ！