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【小阪裕司コラム】第221回:このような有事の際に
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全国・海外から約1,500社が参加する「ワクワク系マーケティング実践会」を主宰する小阪裕司が商売成功のヒントを毎週お届けします。
実践会でも話題は資材の不足と値上げ
今回は、現在のような有事の際に、日ごろの「関係性作り」がものをいうというお話。ワクワク系マーケティング実践会(このコラムでお伝えしている商売の理論と実践手法を実践する企業とビジネスパーソンの会)会員の方々からお聞きした最近の出来事を交えてお伝えしよう。
先週は、実践会員たちが全国から集まってくる定例会合が相次いだ。その際に話題になったのは、やはり昨今の社会情勢から、「原料などが大幅に値上がりしてきた」「物が入って来ない」という話だった。当会には、経産省の産業分類上全業種の会員がいるので、会合では様々な業界の“今”の情報が手に入る。そんななか、イラン情勢の影響がいよいよ出てきている話があちこちで聞かれた。
例えばそのひとつは、水産業を営む会員からのものだ。ここでの「入って来ない」ものの一つは重油だ。その話によれば、水産業を営む上で使用する様々な機器の多くは重油で動いている。それが途絶えると、できないことが多くなる。また他のものでは、包装資材の話も多かった。自社の商品のパッケージや送る際の資材が値上がりまたは不足しているというものだ。
人と人との「絆作り」が危機を救う
その一方で、今回よく聞かれた話は、「そういう中でも、うちは助かっています」という言葉だ。その意味は、「特別に便宜を図ってもらえている」ということだ。その内容は多岐に渡るが、あなたにも想像がつくことだろう。当会の会員において、これは以前、コロナ禍にも起きたことだった。
ワクワク系では「絆作り」という「実践の二本柱」の一本とされ重要視されている活動がある。当コラムでも顧客との絆作りとその効果の話をよくお伝えするが、実際には絆作りはすべてのステークホルダーと行うことがセオリーだ。ちなみにステークホルダーとは、「利害関係者」のこと。顧客はもとより、従業員、仕入先や連携先、金融機関などだ。
その一つである仕入先。一般的に今のような先々の入荷が読めない状態になると、流通の過程では調整が起こる。突然打診してきた新規客より取引の長い客を優先するようなこともあると聞く。また、取引規模が大きい先が優先される傾向もあるそうだが、実践会員の多くは中小企業や個人商店だ。取引規模が大きいとは限らない。ではなぜ彼らに便宜が図られるのか。その理由は普段からはぐくまれている絆―関係性なのだ。「他ならぬ○○さんだから」といった思いが、結果としてそうした配慮につながることもあるのである。
仕入先も人間。今日のようにデジタル化や効率化が進む社会ではつい忘れがちになるが、商売はAIや機械が回しているわけではない。人間たちの営みなのである。
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