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開業におすすめの業種ランキング15選!独立開業を目指すなら

開業におすすめの業種ランキング15選!独立開業を目指すなら

働き方の多様化が進む昨今では、「会社のルールに縛られず自分の思うように働きたい」などの理由から、開業に興味を持つ方が増えています。

しかし、具体的な開業のプランがない場合、どの業種に挑戦するか悩んでしまうこともあるでしょう。

開業はしたら終わりではなく、その後も経営を軌道に乗せて利益を上げていかなくてはならないため、自分に適しており長く続けられる仕事を選ぶことは重要です。

この記事では、開業におすすめの業種をランキング形式で15種類紹介します。まだ開業する業種を決めていない方は、ぜひ参考にしてください。

参考記事:独立開業におすすめの仕事19選!資格や成功するためのポイントについても解説

開業をする業種を選ぶポイント

数多くの選択肢から開業する業種を決めるのは大変なことです。人によっては、なかなか業種を決められないこともあるでしょう。そんな方は、下記4つのポイントを参考に業種を選んでみてください。

・起業の形態を決める
・用意できる開業資金を計算する
・将来性を考える
・仕事が苦にならないかどうかを見極める

以下でそれぞれのポイントについて、詳しい内容を見ていきましょう。

起業の形態を決める

開業をする際は、まず「個人事業主」や「法人」など起業の形態を決めましょう。どの形態で起業するのかによって、適した業種が異なるためです。

個人事業主とは個人で事業を営むことを指し、気楽に挑戦しやすいところが魅力です。まずは小規模から始めたい方や、1人で取り組める業種に挑戦したい方に向いています。

一方、法人は株式会社や合同会社などを立ち上げ、組織として経営を行う形態のことです。

法人は起業に関する手続きや、必要に応じて従業員雇用などの手間がかかってしまいますが、経営で発生した損失が有限責任になるというメリットもあります。比較的大きい規模でビジネスを展開したい方におすすめの方法です。

開業する業種によって個人で始められるのか、それとも組織化したほうがよいのかは異なります。業種選びに悩む場合は、決めた起業形態に合わせて業種を絞るとよいでしょう。

なお、自分で0から起業するのが不安な方は、本部からサポートを受けながら経営ができる「フランチャイズ」の活用を検討するのも選択肢のひとつです。

用意できる開業資金を計算する

開業するには、経営を始めるための初期費用が必要です。初期費用は、ほとんどかからない場合もあれば数百万円かかる場合もあるなど、業種によって必要な金額が異なります。

たとえば、自宅にあるパソコン1台で作業を完結できるクリエイターなら、初期費用はそこまでかからないでしょう。一方、開業に店舗・設備の準備が必要な業種に挑戦する場合は、工事費や備品代などが発生します。

用意できる開業資金の金額によっても適した業種は変わってきます。具体的な開業資金は事前に計算し、自分の経済状況に合わせて業種を選びましょう。

参考記事:独立開業は0円で可能?低資金で成功するポイントや成功例もご紹介

将来性を考える

業種を選ぶ際は、現状だけでなく将来性も確認しておきましょう。

今は人気を集めている業種だとしても、コロナ禍などの不測の事態が起こることで将来経営が傾く可能性もあります。

世間の流行は日々変化していくものなので、単純に「今人気だから上手くいきそう」と判断するのではなく、考えられる範囲内でよいので、不測の事態が起こったときのことも考慮した上で業種を決めましょう。

仕事が苦にならないかどうかを見極める

業種にはさまざまな種類がありますが、人によって向き・不向きは異なります。

自分に向いていれば問題ありませんが、仮に挑戦した業種が自分に向いていない場合、開業後にモチベーションを保てず経営が嫌になってしまう可能性もあるでしょう。

一定のモチベーションを保つためにも、開業する業種を選ぶ際には仕事に取り組んでいて苦にならないかどうかを考慮することをおすすめします。

1人で開業できるおすすめの業種ランキング7選

ここからは、開業におすすめの業種を「1人で開業できる業種」「これから伸びると予想される業種」「フランチャイズで開業できる業種」という3種類にわけて紹介します。

気楽に開業に挑戦したい方、または高い自由度で働きたい方には、1人で開業できる業種がおすすめです。1人で取り組める業種であれば周囲に気を遣う必要も少なくなり、自分のペースで働くことができます。

1人で開業することを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

【1位】ネットショップ

一人で取り組める業種を探している方は、ネットショップの運営を検討してみるとよいでしょう。ネットショップの運営は、インターネット上にショッピングサイトを開設して商品を販売するのが主な仕事です。

ネットショップは実店舗とは違い店舗や設備の準備がほとんど必要ないため、低コストで始められます。24時間いつでも商品を販売できるのも、ネットショップならではの魅力です。

「サイトの開設が難しそう」と思われやすいですが、現在はネットショップを簡単に開設できるサービスが提供されているため、そちらを利用すれば知識がなくても自分の好みのサイトを作成できます。

費用や手間を考えると、ネットショップを始めるハードルは比較的低いと言えるため、「挑戦したい業種は決まっていないが開業してみたい」という方におすすめです。

【2位】データ入力

データ入力は、依頼主から渡された情報を決められたフォーマットに入力するのが主な仕事です。始めるハードルは低く、パソコンで文字入力さえできれば誰にでも挑戦できます。

WordやExcelの操作が必要になるケースもありますが、コピー&ペーストなど最低限の操作方法だけ把握していれば対応できる場合も多いです。そのため、オフィスソフトを使った経験があまりない方でも始めやすいでしょう。

ただし、誰にでも挑戦しやすい分、1件あたりの単価は低い傾向がある点には注意してください。安定して稼げるようになるまでは、副業として取り組むことをおすすめします。

【3位】エンジニア

エンジニアは、プログラミングの技術を使って依頼されたシステムやコンテンツなどを開発するのが主な仕事です。ITエンジニアやシステムエンジニアなど多種多様な種類があり、各種類で取り組む業務内容も変わってきます。

プログラミングの知識は必須ですが、専門的な知識を必要とする分、単価が高く利益を出しやすい傾向があります。また、IT人材が不足している昨今では需要が多いため、案件も獲得しやすいでしょう。

【4位】コンサルティング

コンサルティングは、依頼主が抱える課題や悩みを解決に向けてサポートするのが主な仕事です。ITコンサルタントや経営コンサルタント、SEOコンサルタントなど、数多くのジャンルがあり、それぞれの業界によって業務内容が異なります。

特別な資格がなくても始められる業界もあり、需要さえあればどの分野でも成り立つので、比較的挑戦しやすい業種で、「誰にも負けない得意分野がある」という方におすすめです。

【5位】アフィリエイト

アフィリエイトとは、インターネットを利用した広告プログラムのことです。ブログなどの自分が運営するサイトに商品やサービスの広告を掲載し、そのページから売れると成果報酬がもらえる仕組みになっています。

初期費用はほとんどかからず、パソコンが1台あれば始められるハードルの低さが魅力です。また、上手くいけば少ない労力で大きなお金を稼ぐこともできます。

ただし、すぐに成果を出しにくいため「早めに収益を安定させたい」という方には向いていません。まとまった収益を得るには、月・年単位でコツコツと努力をする必要があります。

【6位】翻訳家

翻訳家は、外国語を日本語に訳す、または日本語を外国語に訳すのが主な仕事です。仕事内容としては、出版物の翻訳や映像コンテンツの翻訳、企業間の取引などで使う書類の翻訳などがあります。

最低限の作業ができるパソコンがあれば始められるため、初期費用を抑えて開業したい方におすすめです。自由度も高く、自分の好きな場所で仕事を進めることができます。

また、比較的ニッチな言語を習得していれば、継続して仕事を受注できる可能性が高いのも翻訳家の特徴です。語学が好きな方は、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

【7位】イラストレーター

イラストレーターは、雑誌やWebメディアなどの媒体に掲載するイラストを手掛けるのが主な仕事です。仕事の幅は広く、ゲームのキャラクターや雑誌の挿絵、ポスターなどさまざまあります。

自宅で業務に取り組める上に、パソコンや周辺機器、デザインソフトなどがすでに揃っているのであれば、初期費用はそこまでかかりません。

ただし、イラストレーターは人気の業種である分ライバルが多いので、差別化するための工夫も必要です。

参考記事:一人で開業できる仕事25選!テーマ別におすすめの仕事をご紹介

これから伸びると予想される業種ランキング5選

今後の将来性を重視する方は、今後伸びていくと予想される業種に挑戦することをおすすめします。

コロナ禍の影響で経営が傾いた業種もあることを考えると、開業をする上で将来性は重要な要素です。以下ではコロナ禍の影響を踏まえて、これから伸びると予想される業種を紹介します。

これから伸びると予想される業種ランキング5選

【1位】動画配信者

動画配信者は、動画投稿サイトからの広告収入や、配信時に視聴者から送金される投げ銭によって利益を得るビジネスモデルです。動画投稿サイトには数多くの種類がありますが、有名どころとしてはYouTubeや17LIVEなどがあります。

安定して再生数を伸ばすことは大変ですが、人気の動画配信者になれば大きく稼げる夢のある仕事です。上手くいけば、月に数百万円程度の収入を得ることもできます。

また、コロナ禍の影響で自宅で楽しめる娯楽が求められている背景もあり、動画コンテンツは急激に需要が伸びています。教育系、ビジネス系などコンテンツの幅も増え、もはや動画で情報収集をするのは当然の時代になりました。

ここまで動画コンテンツが幅広く浸透している昨今、今度衰退する可能性は低いと考えられるでしょう。将来性の観点からも、今後に期待が持てる業種です。

【2位】デリバリーサービス

コロナ禍の影響で大きく需要が伸びているのがデリバリーサービスです。デリバリーサービスとは、指定された場所に用意した料理を配達する仕事のことを指します。

実店舗で商品を販売する場合と比べると、内装や立地にこだわる必要がない点がデリバリーサービスのメリットです。整った店舗が不要な分初期費用を抑えやすいため、気軽に始められます。

また、コロナ禍で外食がしにくくなった影響で、デリバリーサービスの需要が高まっているのもおすすめできる理由のひとつです。現在では家からインターネットで料理を注文し、自宅でレストランのメニューを食べられるのが当然になりました。

この実店舗にはない手軽さから、デリバリーサービスは今後も安定して伸びていくと考えられます。

【3位】オンライン教室

オンライン教室は、インターネットを通して知識やスキルを教えることで生徒から授業料を得る仕事です。英語や楽器など、自分の得意分野を活かしてお金を稼げるところが魅力と言えます。

始めるハードルは比較的低く、インターネットに繋ぐことができるパソコンがあれば始められます。初期費用を抑えやすいため、開業資金をあまり用意できない方にもおすすめです。

近年では、コロナ禍の影響で対面でのレッスンに不安があることも影響し、オンライン教室の需要が伸びています。「遠方からでも参加できる」などオンライン教室ならではの手軽さが広まった昨今では、今度も需要が伸びていくと考えられるでしょう。

【4位】高齢者向けサービス

将来性を重視する方は、高齢者向けサービスでの開業を検討してもよいでしょう。

高齢者向けサービスにはさまざまな種類がありますが、たとえば宅配サービスや家事代行、買い物代行などがあります。特別なスキルや資格は不要で、誰にでも始めやすい業種です。

また、将来性が高く、安心して始められるのも高齢者向けサービスの魅力です。

少子化が進む日本では、2021年時点で65歳以上の高齢者が総人口の約3割を占めており、今後もさらに増えていくと言われています。顧客となる高齢者が増えれば、高齢者向けサービスの需要も増えていくと考えられるでしょう。

【5位】ライター

文章を書くのが好きな方は、ライターに挑戦してみてはいかがでしょうか。ライターは、雑誌やWebメディアに掲載する記事を執筆するのが主な仕事です。

正しい日本語を理解していれば、特別なスキルがなくても挑戦できる敷居の低さが魅力です。事前に必要な準備も少なく、文章を入力するためのパソコンが1台あれば始められます。

近年では電子書籍やWebメディアが増加しており、それに伴いライターの需要も増えると予想できるため、将来性の観点からもライターの仕事はおすすめです。

また、中には未経験者向けの案件も存在します。未経験者向けだと単価は低めですが、初めて挑戦する仕事としては適しているので探してみるとよいでしょう。

フランチャイズで開業できる業種ランキング3選

開業や経営に不安がある方は、フランチャイズへ加盟して開業する方法もおすすめです。

フランチャイズとは、フランチャイズビジネスを行う企業(本部)にロイヤリティを支払うことで、企業の扱う商品やサービスを販売する権利を得られる仕組みのことを指します。

加盟店として契約をすれば企業のブランド力に頼って経営ができるため、利益が安定しやすいところが魅力です。また、本部から経営ノウハウに関するサポートを受けられるケースが多く、その場合は開業が初めての方でも安心して経営を始められます。

ただし、販売する商品や営業時間に関してマニュアルで定められていることが多く、途中で解約する際にはペナルティが発生するケースもあるなど、契約内容に縛られる性質が強い点には注意しなくてはなりません。

フランチャイズに加盟するメリットとデメリットの両方を知った上で、加盟すべきかについて検討しましょう。

以下では、フランチャイズで開業できる業種ランキングを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

【1位】飲食店

フランチャイズ展開している業種はさまざまありますが、その中でも多い業種のひとつが飲食店です。フランチャイズの飲食店は調理方法などの業務に関する研修を事前に行ってくれる場合が多く、ノウハウを持っていない方でも始めやすい人気の業種と言えます。

また、飲食店の経営をする際は集客をするための工夫が必要ですが、フランチャイズを活用する場合は企業のブランド力に頼れる分、最初から安定した集客を見込めるでしょう。

居酒屋や洋食店など、さまざまな分野でフランチャイズ展開が行われているので、「自分が好きな飲食店の分野で開業したいが、ノウハウがないので不安」という方は、飲食店のフランチャイズへの加盟も選択肢に含めてみてはいかがでしょうか。

【2位】コンビニエンスストア

飲食店と同様に、コンビニエンスストアもフランチャイズが多い業種です。コンビニエンスストアの種類は数多くありますが、そのほとんどはフランチャイズ展開を行っています。

とくに大手のコンビニエンスストアは知名度が圧倒的に高く、開業後に安定した集客を見込めるところが魅力です。最初から知名度抜群の状態で経営を始められるので、立地などに問題がなければ利益も上げやすいでしょう。

また、コンビニエンスストアによっては、契約先の企業が店舗を用意してくれる場合もあります。自分で物件を探す手間を省きたい方は探してみてください。

関連記事コンビニの開業資金はいくら必要?開業までの流れやオーナーの年収、必要な資格を解説

【3位】学習塾

教育業界に興味がある方は、学習塾での開業を検討してみてはいかがでしょうか。

学習塾の運営には信頼性が非常に大切な要素となりますが、フランチャイズであれば知名度の高さや実績があるため信頼を得やすいです。その分経営を軌道に乗せやすく、安定した売上も期待できると言えるでしょう。

なお、学習塾の運営には特別な資格は不要であり、企業によっては未経験の方を募集している場合もあります。

自分に適した業種を見つけたら開業の準備を進めよう

開業できる業種には数多くの種類がありますが、どの業種が適しているかは自分の考えやライフスタイルによっても変わってきます。後で後悔しないためにも、挑戦する業種は慎重に決めましょう。

開業する形態を決めて開業資金の目安を計算したら、「1人で開業したい」「将来性が見込める業種がよい」など、自分の希望に応じて長く続けられる業種を検討してください。

関連記事開業とは?起業・独立との違いは?必要な準備についてもわかりやすく解説

また、開業する業種を決めた後は、物件の確保や資金調達など、開業に向けてさまざまな準備を進める必要があります。準備が思うように進まない方は、「canaeru(カナエル)」のような開業準備を支援してくれるサービスの利用をおすすめします。

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この記事の監修


株式会社USEN/canaeru 開業コンサルタント

○会社事業内容
IoTプラットフォーム事業・音楽配信事業・エネルギー事業・保険事業・店舗開業支援事業・店舗運用支援事業・店舗通販事業。

○canaeru 開業コンサルタント
銀行出身者、日本政策金融公庫出身者、不動産業界出身者、元飲食店オーナーを中心に構成された店舗開業のプロフェッショナル集団。
開業資金に関する相談、物件探し、事業計画書の作成やその他の店舗開業における課題の解決に取り組む。

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