飲食店の生き残りをかけた戦いにおいて、SNSは強力な武器です。上手なSNS運用で費用対効果の高い集客を実現できるだけでなく、お店の魅力を発信し、ブランドイメージの向上、顧客との関係構築にも役立ちます。
この記事では、飲食店がSNS運用を始めるメリットを徹底解説。SNS運用のデメリットや各SNSの特性と相性のよい飲食店の特徴、成功事例を交えながら、効果的な活用方法を紹介します。これからSNSを始めたい、あるいは運用を見直したい飲食店オーナー必見の内容です。今すぐ読んで、SNSの力を最大化しましょう!
目次
飲食店がSNSを活用するメリットとは?
飲食店の集客方法といえば、かつてはチラシのポスティングやタウン誌への広告出稿などのアナログだったものが、今ではSNSやWeb広告などのオンライン活動が主流となりました。
飲食店の約9割が何らかのSNSを運用しており、そのほとんどの店舗が代理店などに頼らず自ら運用しています。まずは、飲食店がSNSを活用するメリットを解説します。
低コストですぐに始められる
飲食店でよく使われるSNSのほとんどは、無料でアカウントを作成でき、特別な機材がなくてもスマホ1つでスタートできます。広告費をかけずとも、工夫次第で“バズらせる”ことができるため、小さな飲食店でもコストを抑えつつ効果的な集客が可能です。また、複数のSNSを活用すれば、低コストでさまざまな世代へアプローチできます。
より多くのお客様にお店を知ってもらえる
株式会社ICT総研によると、日本のSNS利用者は8,452万人にのぼり、普及率は79%に達します。日本人のほとんどが利用しているSNSを活用すれば、これまでアプローチできなかった客層へのリーチが可能で、地域やジャンルを超えた認知度向上が期待できます。
お客様とコミュニケーションがとれる
SNSでは、コメントやダイレクトメッセージを使って顧客との双方向のコミュニケーションが可能です。質問に答えたり、感謝を伝えたりすることで、店舗を身近に感じ、信頼関係を構築できます。時には厳しい意見が投げかけられることもありますが、過度な誹謗中傷でなければサービス改善につながる貴重な意見と受け止めましょう。
お店の魅力を最大限に伝えられる
シヅル感溢れる料理のビジュアルやメニューのラインナップだけでなく、店内の雰囲気、スタッフの人柄など、店舗がアピールしたい魅力を好きなタイミングで好きなだけ発信できます。文章だけでは伝わらない魅力を写真や動画で視覚的にアピールできるほか、キャンペーンや限定メニューなどを発信して販促に活かせます。
飲食店のSNS運用での注意点・デメリットとは?
SNS運用は低コストかつ簡単に店舗の情報を発信できる一方で、効果を実感するまでに時間がかかるうえ、炎上リスクにも晒されています。
多くの飲食店がSNSを運用しているからとなんとなくで始めてしまっては、途中で挫折したり、店舗に損害をもたらすような炎上を起こしたりとリスキーなデメリットもあります。SNS運用の具体的な注意点やデメリット、そして回避する方法を解説します。
炎上リスクに注意
SNS運用における“炎上”とは、SNSで発信した内容や行為について批判が殺到し、収まりがつかなそうな状態のことです。一度炎上してしまうと店舗のイメージが悪くなって客足が途絶えるだけでなく、リアルな嫌がらせを受けることがあります。炎上しないためには、人が不快になるような発信をしない、問題が起きた場合は速やかに訂正・謝罪をするなど、常日頃から気を付けるようにしましょう。
中長期的な運用が必要
どのSNSにおいても、最初からたくさんのフォロワーを獲得できたり、“バズらせる”ことは難しいものです。毎日投稿してもユーザーからの反応が薄かったり、手の込んだ発信が思うような反響を得なかったりすると、SNS運用に嫌気がさしてしまうケースがあります。SNSは短期で諦めると成果が出にくく、地道な努力を必要とします。飲食店の経営と同じように、戦略を練り、改善を繰り返しながらアカウントを育てる意識を持つことが大切です。
飲食店がやるべきSNSはどれ?
飲食店のSNS活用は、集客や販促、顧客との信頼関係を構築するために有効な手段です。しかし、SNSにはそれぞれユーザー層の特徴や機能に違いがあります。まずは、各SNSの特性や、相性のいい飲食店、運用上の注意点などを理解しましょう。
ユーザー層:20~30代の女性が中心
特徴:写真と動画を中心としたビジュアル重視のSNS。近年はリール動画が盛況
飲食店が最も使っているSNSがInstagramです。見栄えのよい写真で反響を得る“インスタ映え”という言葉も生まれるほど、ビジュアルに特化したSNSです。Instagramのアプリを使って撮影・加工ができるため、簡単に綺麗な写真を撮れることが人気の理由です。
フォトジェニックな料理やおしゃれな内装を持つ店と相性がよく、ハッシュタグ機能により潜在顧客へのリーチが可能です。ただ、近年はフィード投稿よりもリール動画が重視される傾向にあり、Instagramで注目を集めるには動画投稿に力を入れるとよいでしょう。
また、24時間で消えてしまうストーリーズ投稿も有効で、お店の混雑具合や本日のおすすめを発信したり、常設しておきたい情報をハイライトにまとめおくなどするとより効果的です。
LINE公式
ユーザー層:幅広い年齢層
特徴:メッセージアプリのため、1対1の直接的な情報配信が強み。クーポンや予約促進に適している
LINE公式アカウントとは、LINE上に作成した企業・店舗アカウントのことで、そのアカウントを“友だち”追加してくれた顧客に対し、情報を発信できるサービスです。アカウント開設は無料で、無料メッセージ200通以内であれば月額固定費も無料で利用できます。
メッセージ配信のほか、ショップカード機能、クーポン配信、予約機能など、集客・販促に役立つ機能が充実しています。特に相性がよいのは、リピーターを増やしたい店舗や地域密着型の店舗です。限定クーポンやキャンペーン情報を配信したり、顧客との1対1のコミュニケーションで親密さをアップさせるなど、お店をもっと身近に感じてもらいたい飲食店におすすめです。
X (Twitter)
ユーザー層:20代、30代が中心
特徴:リアルタイム性と拡散力が特徴のSNS。短文投稿で気軽に情報発信でき、トレンドに乗りやすい
140文字以内の短いテキストと画像、動画を投稿できるSNS。リポスト機能があり、拡散力が高いことから、“バズる”ことができれば短時間で数万~数百万人ものユーザーにリーチできるSNSです。
ただし、匿名性の高いSNSであるため炎上が起こりやすいのがデメリット。投稿内容には十分気を付けて運用する必要があります。相性が良いのは、期間限定メニューやコラボ企画などの話題性があるお店です。特に話題がなくても、混雑状況や品切れ情報などをリアルタイムで発信すると重宝されます。顧客と直接コミュニケーションして、親しみやすさを演出したいお店にもおすすめです。
TikTok
ユーザー層:10代~20代のZ世代が中心
特徴:短尺動画が中心のSNSで、エンタメ性が高い
いま最も若者に支持されているSNSで、ほかのSNSとは違ったユーザー層を擁しています。コメント欄が荒れやすいというデメリットはありますが、Xと同様にバズれば驚異的な拡散力を発揮します。位置情報機能やリンク設定機能があるので、お店へのアクセスや予約サイトに直接誘導できます。
若者がターゲットのお店をはじめ、ユニークなコンセプトを持つお店、ユーモア溢れるスタッフがいる飲食店と相性が良いSNSです。人気音楽にあわせた調理動画や、スタッフが登場するコント動画やダンス動画、開業までのストーリー動画などが人気を集めています。
ユーザー層:30代以上の経営者、ビジネスマンなどが中心
特徴:実名登録でリアルなつながりを重視したSNS
多くのユーザーが実名で登録しているため、ビジネスや私生活でのリアルなつながりが反映されたSNSです。フォーマルな雰囲気を帯びているため、炎上が起きにくいのも特徴です。
相性が良いのは、地域密着型やファミリー向けの飲食店のほか、高級志向の飲食店です。ほかのSNSほどビジュアルを重視しておらず、奇をてらった投稿も必要ないので、店舗のこだわりや共感できるストーリーなどを投稿するとよいでしょう。また、有料の広告機能はターゲット層をこと細かく設定できるので、届けたいユーザーにリーチしやすい特徴があります。
飲食店がSNSで集客を成功させる5つのポイント
スマホ1つで始められるSNSですが、飲食店がSNSで集客を成功させるには、いくつかのポイントがあります。ターゲットを明確にし、投稿内容や時間に気を配るほか、時間をかけた運用が成功の鍵となります。
投稿時間にこだわる
SNS運用において投稿時間は大切です。一般的に投稿が見られやすいのは、朝の通勤時間帯(7時~9時)・昼の休憩時(12時~13時)・夜の就寝前(21時~23時)です。それぞれ目的にあったタイミングで投稿するようにしましょう。
例えば、本日のランチ情報は朝の時間帯、季節限定やこだわりのメニューは夜の時間帯に投稿すると来店意欲を高められます。混雑状況や販売状況などはリアルタイムの発信を心掛けるほか、いつも決まったタイミングで投稿するとユーザーの利便性も高まります。SNSのインサイト機能を使って反応の良い時間帯を特定して投稿時間を調整する習慣をつけるとリーチが伸びやすく、集客につながります。
中長期的に運用する
SNS運用は短期で結果が出るものではありません。フォロワーが増えず、大きな反響を得られないからとすぐにやめてしまうのではなく、地道にコツコツと発信してアカウントを育てる意識を持ちましょう。
長く運用するコツは、計画的な運用を行うことと、日々のルーティンに組み込むことです。多くのSNSに投稿予約機能があるので、前もって投稿の準備をして予約しておくと狙った時間帯での投稿を忘れずに済みます。また、即時投稿したい内容は日々のルーティンに組み込んで習慣化しましょう。
地道なアカウント運用は徐々に認知度を高め、ファンの増加につながります。ターゲット層にあわせたトーンや投稿内容にするためにも、計画的な運用は重要です。
双方向のコミュニケーションを大切にする
フォロワーを増やしたり、投稿のリーチ数を伸ばすためには、Instagramにおける「発見」タブや、TikTokにおける「レコメンド」に表示されることが重要です。そのためには、双方向のコミュニケーションを活発に行って、ユーザーのアクションを引き出してエンゲージメントを高めることが重要と言われています。
ユーザーのアクションとは、いいね、コメント、シェア、DMでのやりとりなどです。投稿の中にいいねや保存などのアクションを促したり、コメントやDMに返信したりするのが有効です。また、ユーザーがリアルタイムに集まるライブ配信も、エンゲージメント向上に有効であると言われています。店舗からのリアクションは、ユーザーに親近感と好印象を与えるので、積極的にコミュニケートしましょう。
キャンペーンや特典を活用する
来店動機を高めるため、キャンペーンや特典を用意しましょう。期間限定キャンペーンは緊急性が高く、集客効果を得られやすいほか、話題性も高まります。また、「フォローでドリンク無料」「LINE追加で一品サービス」といった特典は、ユーザーにとって参加しやすく、店舗にとっても直接メッセージを送れる機会を得られるのでぜひトライしてみましょう。
定期更新と分析で改善を続ける
SNSの運用は戦略が大切です。どの時間帯にどんな投稿をするか、どのくらいの頻度で投稿するのかをあらかじめ考えてからスタートしたほうが、運用に迷いが出ず、投稿内容にブレが生じにくくなります。
また、どんな投稿に反響があったのか、どの時間帯に投稿すると反応がよいのかなども日々の運用で理解していきましょう。それぞれのSNSには、投稿結果を分析できるツールが用意されています。投稿して終わりではなく、投稿結果も確認して、フォロワーはどのような投稿を好むのかを分析し、改善を続けていきましょう。
飲食店がSNS運用を始める5ステップ
ここからは、実際にSNS運用を始める際の5つのステップを解説します。SNSは下記の手順で始めます。
2.ターゲットを定める
3.使用するSNSを決める
4.戦略・運用計画を練る
5.継続的に改善を繰り返す
一つずつ詳しく解説するので、効率よくSNS運用をスタートさせ、集客の足がかりとしましょう。
1. 目的を明確化する
まず、なぜSNSを始めるのか、SNSで何をしたいのかの目的をはっきりさせましょう。SNSの主なゴール設定は、集客増加、リピーター獲得、認知度向上、ブランディング強化などがあります。目的によって、運用すべきSNSや投稿内容が変わるので、SNSで何を実現したいかを明確にしてください。
目的が曖昧だと投稿内容も一貫性を欠き、期待する効果を得られない可能性があります。できれば目的と同時に、「フォロワー1000人獲得」「SNSの特典利用者100人達成」などの具体的な数値目標を立てると、進捗状況を確認するクセがつき、改善点も見つけやすくなります。
2. ターゲットを定める
次に、SNSでどんな人に情報を届けたいのか、ターゲットを定めます。ターゲットの定め方は、まずは既存のお客様や自店のコンセプトをベースに考えてみましょう。既存のお客様や、飲食店のコンセプトからあまりに離れてしまうと、例えSNSで集客できても来店した際にガッカリさせてしまったり、店舗のコンセプトの変更を余儀なくされることがあります。
ターゲットを定めたあとは、ターゲットのニーズや行動を調査してみましょう。具体的な人物像を想定することで、より精度の高いターゲット設定ができます。
3. 使用するSNSを決める
ターゲットを決めたあとは、ターゲットと最も親和性の高いSNSは何かを考えましょう。Instagram、X、LINE公式、TikTokなど、それぞれのSNSの特徴を理解して、ターゲットとSNSを運用する目的に合ったプラットフォームを選択することが大切です。
例えば、写真映えする料理を若者に届けたいならInstagram、地域密着型の店で家族連れにアピールしたいならFacebook、ショップカード機能やクーポンでファンを取り込みたいならLINE公式など、使い分けが重要です。
しかし、運用に無理が生じてはSNSを長続きさせることはできません。例えば、TikTokを運用したいけれど動画編集のスキルがない、撮影にストレスが生じるといったネガティブな要素がある場合は、運用できそうなSNSの中から選択するのも一つの手です。もしくは、SNS運用が得意な会社に外注するのもよいでしょう。飲食店の運営そのものに負荷がかかってしてしまっては元も子もありません。まずはできるところから始めることも大切です。
4. 戦略・運用計画を練る
どのタイミングでどのようなコンテンツを発信するのか、投稿頻度や時間帯、内容などをあらかじめ決めておきましょう。2~3週間先までの投稿内容をあらかじめ決めて準備を始めると、余裕を持って運用できます。また、イベントや季節にあわせた投稿や、キャンペーンの実施タイミングなども前もって決めておくことで販促チャンスを逃しません。
そのほかにも、運用スタッフの役割分担や予算なども決めておくとスムーズな運営が可能です。コメントの返信の仕方や、ネガティブなアクションがあったときの対応、炎上した際の対処などもあらかじめ考えておくとよいでしょう。
5. 継続的に改善を繰り返す
投稿したら終わりではなく、どのような反響があったかを確認し、改善を繰り返しましょう。具体的なチェック項目は、投稿への反応(いいね、コメント、保存数)や、インプレッション数、リーチ数、フォロワー増加数などです。高評価を得たコンテンツを見極めつつ、反応がよくなかった投稿はなぜ反応が悪かったのかを分析し、改善策を検討しましょう。
Instagramにおいては投稿内容はもちろんのこと、プロフィールの改善も大切です。ユーザーアクションがあるのにフォロワーが増加しないのは、プロフィールの内容が悪いせいかもしれません。PDCAサイクルを回し、継続的に改善を繰り返すことでSNS運用を成功に導きます。
飲食店のSNS運用の成功事例
SNS運用を成功させている飲食店は、明確なターゲット設定と、その層に響く魅力的なコンテンツを発信しています。具体的な成功事例からSNS戦略を学びましょう。
飲食店の「あるある動画」で大成功!来店数・通販の販売数ともに急増した焼き鳥店
東京都内に複数店舗を構える焼き鳥居酒屋「焼鳥どん」は、飲食店の「あるある動画」の発信が反響を呼び、TikTok、YouTubeともに約30万人のフォロワーを持つ、SNS運用飲食店のパイオニア的存在です。コロナ禍で店舗の営業がままならなくなったとき、営業再開後の集客と宣伝を目的に、オーナーの日垣宏章さん・日垣直也さんによる“日垣兄弟”でSNSを始めたそうです。
オーナー自ら出演し、飲食店の“あるある”をコントのように仕上げたショートムービーはたちまち話題になり、今ではSNSで話題の焼き鳥店として他店との差別化に成功。SNSを通じて認知度がアップし、お店に来店するお客様が増えたほか、通販商品の販売数アップにもつながりました。
さらに、フランチャイズ加盟やスタッフ募集の宣伝にも効力を発揮し、お店の情報発信を好意的に受け止めてくれる巨大なファンダムの構築に成功しています。オーナーやスタッフの人柄、ユニークさを前面に出して、販促に活かしたいSNS運用の好例です。
“神業”と名高いパフォーマンスの拡散で世界を沸かすバー
数々の受賞歴を誇る駒井優三さんがオーナーバーテンダーを務める「BAR CENTIFOLIA(バー センティフォリア)」は、武道や華道を取り入れたカクテルパフォーマンス動画が話題を呼び、国内外からたくさんの方が訪れています。刀鍛冶に特注した短刀で氷を激しくカットする様子や、炎やスモークを使った幻想的な演出で提供されるカクテルはビジュアルも味もよいと評判です。
このお店のSNS戦略の面白いところは、店舗のInstagramからの発信が主流ではなく、来店したお客様のSNSアカウントからの発信・拡散がメインストリームであることです。思わず動画を撮って自分のSNSに掲載したくなるような“魅せる”パフォーマンスはもちろんのこと、高級店ならではの一流のおもてなし、お客様との撮影にも快く応じるサービスなどが、SNSで拡散される秘訣です。
SNS映えを意識している店舗は、SNSで拡散されるフックや、実際に来店したときの満足度を高める工夫をしていきましょう。
SNS講師が始めたケーキ屋が大バズり!店づくりの裏側がわかるストーリーで親近感アップ
新宿・歌舞伎町で夜から営業している「ショートケーキカンパニー」は、「一人でもホールケーキを食べたい」という願いを叶えるミニホールケーキの専門店。このお店を始めたオーナーのみねおかさんは経験豊富なSNS講師で、綿密なSNS戦略のもと開業前からSNS運用を始めました。
「ショートケーキカンパニー」は、オーナーのInstagramと店舗のInstagramで発信する内容を差別化。オーナーのInstagramでは、なぜお店を始めようと思ったかという決意表明から始まり、物件探しや内装づくり、メニューの考案、人材育成などお店の裏側をショートムービーで発信していき、開店前にファンを獲得することに成功しました。開店後も社内研修や店舗拡大の様子など、開店後も続く店づくりのストーリーをアップし続けています。
お店のInstagramでは、SNS映えするケーキの魅力をさまざまな切り口で発信しているほか、メニューやスタッフ募集の情報をハイライトで整理し、ユーザーがアクセスしやすいように工夫しています。
店づくりの経過を発信すると、お店を応援したいというファンを獲得できます。来店促進のみならず、店舗拡大の際にクラウドファンディングを募ったところ、すぐさま目標金額を達成し、根強いファンパワーを発揮しました。苦労や失敗を人に見せたくないという気持ちもありますが、そういったネガティブなことを発信してこそファンは心を掴まれるというもの。これから飲食店を開業する人は、ぜひ参考にしてください。
飲食店の開業サポートはcanaeruへ
「canaeru」では、飲食店の開業から経営までをトータルでサポートするサービスを提供しています。物件探しや資金調達などのお悩みから、通信、レジ、販促などの店舗に必要なインフラ・雑務の窓口を一本化できます。
SNS映えした内容にしたい、DXを導入して省人化したいという方、補助金や助成金を申請したいという方、経営改善に悩んでいる方はぜひ「canaeru」をご活用ください。
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まとめ
いまや飲食店の約9割がSNSを使って発信している時代です。しかし、ターゲット設定や戦略がぼやけていると、ただなんとなくSNSを運用しているだけに留まってしまいます。
せっかく時間やリソースをかけて運用するなら、目的、ターゲット、戦略をしっかり定めて効果を最大化させましょう。SNSは一朝一夕で成果を得られません。アカウントを育てる意識を持って、地道にコツコツ運用することを忘れずに取り組みましょう。
まとめ
いまや飲食店の約9割がSNSを使って発信している時代です。しかし、ターゲット設定や戦略がぼやけていると、ただなんとなくSNSを運用しているだけに留まってしまいます。
せっかく時間やリソースをかけて運用するなら、目的、ターゲット、戦略をしっかり定めて効果を最大化させましょう。SNSは一朝一夕で成果を得られません。アカウントを育てる意識を持って、地道にコツコツ運用することを忘れずに取り組みましょう。
