初めてのビジネスはできるだけ費用をかけず、無理のない規模の会社を起こすことからスタートしてみるのもひとつの方法です。小資本に向くビジネス形態とはどういったものなのでしょうか?
SOHOビジネス
SOHOとは【Small Office Home Office】の略。自宅の1室を事務所として使用し、リスクを抑えた起業をする形態です。
システム開発やデータ入力、WEB作成、ライター、デザイナーといったある程度個人で進められる仕事の方が多いです。また、ネイルサロンやネット販売といった職種もあります。
SOHOのメリット・デメリット
メリットはネット環境があれば仕事ができるところ。自分のスタイルで仕事を進めることができます。また、他の仕事と併用することができるのもメリットのひとつでしょう。
デメリットはやはり収入面。個人では請け負える量も限られてしまいますし、また、タイミングによっては注文が重なり、収入のチャンスを逃すことにもなります。もちろん、自身の病気などで仕事が止まってしまうとこれまた、収入減に繋がってしまいます。
SOHOの開業方法
公的な手続きは管轄の税務署にある「個人事業主開業届」に記入し提出します。事業の開始などの事実があった日から1ヶ月以内に提出することとなっています。
以下が開業までの流れです。
1. 作業環境の確保
2. 屋号、ドメインの決定
3. サーバー環境の整備
4. 名刺、販促ツールの作成
5. ホームページやフェイスブックなどSNSなどの作成
6. 個人事業主開業届の提出
7. 業務で使用する銀行口座の取得
8. 営業活動スタート、SOHO交流会やビジネス交流会などへの参加
SOHOというワークスタイルが注目された当初は、プログラマーやデザイナーといった職種がメインでしたが、今はさまざまな職業や環境の方が色々な方法で働いています。そしてその可能性は、今後益々、進化発展していくと言えるでしょう。
この記事の監修
株式会社USEN/canaeru 開業コンサルタント
○会社事業内容
IoTプラットフォーム事業・音楽配信事業・エネルギー事業・保険事業・店舗開業支援事業・店舗運用支援事業・店舗通販事業。
○canaeru 開業コンサルタント
銀行出身者、日本政策金融公庫出身者、不動産業界出身者、元飲食店オーナーを中心に構成された店舗開業のプロフェッショナル集団。
開業資金に関する相談、物件探し、事業計画書の作成やその他の店舗開業における課題の解決に取り組む。
