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【2026年版】飲食店開業時に使える助成金・補助金リスト
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「開業資金の負担が重く、どんな助成金や補助金を活用できるか知りたい」と思っている個人事業主や中小規模の経営者へ向けて、本記事では、2026年4月14日時点で「飲食店の開業時に使える」最新の補助金・助成金を、制度の特徴や対象経費、申請時期を整理してお伝えします。
読者の方が「自分に適した制度がどれか」を見極められるよう、利用可能な制度を目的別に分かりやすく比較しています。さらに、助成金・補助金だけでなく、必要に応じて融資や支援サービスを組み合わせた資金計画の立て方までを視野に入れて、安心して開業準備を進められるようサポートします。目次
- 最新の補助金・助成金公募状況
- 助成金とは?補助金・融資との違い
- 補助金や助成金を元手に開業することはできる?
- 補助金や助成金に税金はかかるのか?
- 【2026年】飲食店開業時に申請できる補助金・助成金
- 【2026年】飲食店開業後に申請できる補助金・助成金
- 飲食店で活用できるその他の補助金・助成金
- 補助金・助成金の対象者・対象経費・補助額の目安
- 飲食店における補助金の活用例
- 飲食店開業で助成金・補助金を申請する流れ
- 助成金・補助金の申請でよくある失敗と対策
- 地域別|飲食店の新規開業で使える助成金・補助金
- 助成金・補助金の調べ方
- 融資を受けるなら日本政策金融公庫がおすすめ
- 補助金・助成金だけに頼らない資金調達の考え方
- 開業のお悩み相談はcanaeruへ!
- 飲食店の補助金・助成金に関するよくある質問
- まとめ
- お店の必須設備、USENでまとめて準備しませんか?
最新の補助金・助成金公募状況
2026年4月14日現在、小規模事業者持続化補助金の次回公募情報は公表されていません。ただし、業務改善助成金は第1期(4月中旬〜6月中旬)、第2期(6月中旬〜最低賃金改定日前)での公募が見込まれています。
また、デジタル化・AI導入補助金(旧IT補助金)や省力化投資補助金(一般型/カタログ型)も継続的に活用可能です。
助成金とは?補助金・融資との違い
助成金と補助金は、どちらも国や自治体、民間の財団などから支給される支援金のことです。どちらも返済不要の制度ですが、大きく違うところは採択の難易度です。助成金は、一定の基準を満たしていればほぼ受給が決定するのに対し、補助金は予算や定員が限定されており審査が厳しいものがほとんどです。
資金調達の代表的な選択肢である助成金と補助金、そして融資を加えて表で比較してみましょう。助成金 補助金 融資 目的 労働環境の改善
雇用増加・安定
など事業拡大の補填
創業支援
など資金の補填 採択条件 要件を満たす 要件を満たし、優秀な提案であること 返済能力があること 募集期間 長期間、通年 数週間 随時 支給金額 少額が多い 少額~数千万円以上 自己資金の3倍が目安 支給時期 後払い 後払い 審査通過後すぐ 難易度 易 難 中 返済の有無 なし なし あり
上記の表を見てみると、募集期間が長期間のものが多い助成金に対し、補助金は募集開始から数週間で終了してしまうものが多い傾向です。採択条件の厳しさ、募集期間の短さを見ると、補助金のほうが難易度が高いと言えます。ほかにどのような資金調達方法があるのか気になる方は、下の関連記事もあわせてチェックしてください。
関連記事 飲食店の開業資金はいくら必要?相場や調達方法について解説
補助金や助成金を元手に開業することはできる?
補助金や助成金を元手に開業することはできません。なぜなら、補助金と助成金は、採択された事業の「実績報告」と「完了検査」をもって後払いで支援金が支給されるためです。
画像引用:東京都中小企業振興公社「助成金を申し込む前に御覧ください」
上の図の通り、補助金や助成金は事業に使ったお金が確定してから補助金額が正式に決定・支払われるので、事前にお金を得られるわけではありません。上の図の参考例とした東京都中小企業振興公社による「創業助成金」は、中間払いがありますが前もって資金を調達できるわけではないのでやはり「元手」にすることはできないのです。補助金や助成金に税金はかかるのか?
新型コロナウイルス禍に中小企業や個人事業主を対象とした緊急支援策としての供給が大幅に増加したことで、注目度が高まった補助金・助成金。ただし、税金がかかります。確定申告をする際に収入として申告することが必要です。
その理由は、補助金・助成金は経理上「雑収入」「雑所得」などの科目を使って「収入」として計上する必要があるからです。
飲食店の利益があり、給付金関係が400万円あるとすると、400万円が課税の対象になります。所得税はもちろん、住民税、事業税、国民健康保険にも影響があるので注意する必要があります。
ただし、給付金をもらっても税金がかからないパターンもあります。例を挙げるとすればお店の利益が大幅に赤字の場合です。例えば飲食店の利益がマイナス500万円で、給付金が400万円となると、税金が課されなくなります。
その中で気を付けていただきたいのが、30万円以上の高額の設備や看板等を購入した場合は課税対象となります。購入した時に減価償却費として経費計上しなくてはならないのが特徴です。30万円未満の場合は、非課税となります。【2026年】飲食店開業時に申請できる補助金・助成金
飲食店を開業する際には、資金の確保が大きな課題になります。2026年には、様々な助成金や補助金が用意されており、それらをうまく活用することで開業資金の負担を軽減できます。
国や地方自治体が提供する制度の中から、特に飲食店開業時に適したものを紹介し、具体的な資金計画を立てる支援をします。この情報を活用し、経営の第一歩を踏み出しましょう。

創業助成事業(東京)
東京都(TOKYO創業ステーション)が実施する、都内での創業を支援する代表的な助成金です。2026年度も継続して実施されており、賃借料、広告費、人件費など、幅広い「経費」が対象になるのが特徴です。
申請には「創業支援事業(認定特定創業支援)」の利用や、東京都中小企業振興公社による事前相談・面談が必須要件となっており、計画的な準備が欠かせません。
助成限度額は300〜400万円程度、助成率は2/3が目安です。他の補助金に比べ、備品購入だけでなく「家賃や給与」をカバーできる点が、資金繰りの厳しい創業期において非常に強力な支えとなります。
●第1回: 4月中旬〜下旬(申請受付)
●第2回: 10月上旬〜中旬(申請受付)
※年に2回実施されるのが通例です。若手・女性リーダー応援プログラム助成事業(東京都・商店街開業向け)
都内の商店街で開業を目指す若手(39歳以下)や女性を対象とした手厚い助成金です。商店街の活性化を目的としており、店舗の改装費だけでなく、実務的な店舗賃借料も対象となります。2026年度は、地域コミュニティへの貢献度や、SNSを活用した集客計画がより重視される傾向にあります。
最大で700万円超の支援が受けられるケースもあり、特に「家賃補助」が数年間にわたって受けられる点は、固定費が重い飲食店や小売店にとって非常に有利です。商店街振興組合等からの推薦や連携が必要となるため、地域との事前調整が採択の鍵を握ります。
●第1回: 3月下旬〜4月頃(募集開始)
●第2回: 7月〜8月頃
●第3回: 10月〜11月頃
※商店街との調整が必要なため、募集の1〜2ヶ月前には動き出す必要があります。地方創生起業支援事業(地域課題解決型・自治体実施)
各自治体が実施する、地域の課題解決(高齢者支援、買物弱者対策、観光振興など)を目的とした起業支援金です。2026年度は、地方移住とセットになった「移住支援金」との併用が推奨されています。
最大200万円程度の補助が出るケースが多く、デジタル技術を活用した地域活性化モデルが優遇される傾向にあります。対象となる事業は、その地域にとっての「必要性」が厳しく審査されますが、採択されれば自治体からのバックアップも期待できるのがメリットです。募集時期は各自治体により異なるため、検討している地域の振興局等での早期確認が必須です。
●4月以降随時(自治体による)
※各都道府県で予算が異なるため、4月〜6月に募集が集中する傾向があります。【2026年】飲食店開業後に申請できる補助金・助成金

小規模事業者持続化補助金
小規模事業者の販路開拓(チラシ作成、ウェブサイト制作、展示会出展など)を支援する、最も使い勝手の良い補助金の一つです。2026年度は、従来の「通常枠」に加え、インボイス対応や賃上げ、さらには環境負荷低減(脱炭素)に取り組む事業者向けの特別枠が強化されています。
補助上限は通常枠で50万円、特別枠で最大200万円程度です。商工会議所や商工会の指導を受けながら「事業計画書」を作成する必要があり、経営を見直す良い機会にもなります。比較的採択率も安定していますが、最近は「独自の創意工夫」や「IT活用」が加点要素として重要視されています。
●通年公募: 概ね3〜4ヶ月ごとに締切(例:5月、9月、1月など)デジタル化・AI導入補助金2026(旧 IT導入補助金)
2026年度に名称変更・再編されたこの補助金は、従来のITツール(会計・POS・EC等)の導入に加え、生成AIを活用した業務効率化やデータ分析ツールの導入を強力に支援します。インボイス制度への対応支援も継続されていますが、より「付加価値を生むAI活用」に重点が置かれています。
あらかじめ事務局に登録されたITツールから選択して申請する形式で、補助率は1/2〜最大4/5(インボイス枠等)です。自社の課題に合ったツールを導入することで、バックオフィス業務の劇的な省力化や、AIによる顧客分析を通じた売上向上が期待できます。
●4月以降順次開始: 1ヶ月〜1.5ヶ月スパンで頻繁に締切が設定されますキャリアアップ助成金
非正規雇用(アルバイト・契約社員)の処遇改善を支援する厚生労働省の代表的な助成金です。2026年度は、特に「正社員化コース」において、賃金上昇率や多様な正社員制度(短時間正社員など)の導入に対する加算が拡充されています。
社会保険適用促進枠も継続されており、年収の壁対策としてパートタイマーの社会保険加入を勧める際の原資としても活用できます。1人あたり数十万円の受給が可能で、スタッフのモチベーション向上と採用力強化に直結します。受給には「就業規則への明記」などの事前準備が不可欠なため、実施前の計画届提出が必須となります。
●通年受付中:コースにより「正社員化から6ヶ月後」など申請時期が異なります。両立支援等助成金
仕事と育児・介護の両立を支援する制度です。2026年度は、男性の育休取得を促進する「出生時両立支援コース」や、育休取得者の業務をカバーする周囲のスタッフへの手当を支援する「育休中等業務代替支援コース」の活用がさらに一般的になっています。
特に人手不足の現場では、1人が休む際の影響が大きいですが、本助成金を活用して代替スタッフを雇う、または既存スタッフに手当を出すことで、不公平感を解消しつつ職場環境を改善できます。少子高齢化の中で「選ばれる職場」になるためには欠かせない制度であり、返済不要の資金で福利厚生を強化できます。
●通年受付中:2026年4月1日に令和8年度版の指針が公開されました。新事業進出補助金
既存事業の縮小や市場変化に対応するため、新分野への展開や業態転換を目指す事業者を支援します。2026年度は、特に「海外展開」や「高付加価値化」への挑戦が重視されています。
例えば、店舗販売からEC特化への転換、あるいは既存技術を活かした全く別の新製品開発などが対象です。補助額は数百万円から数千万円と大きく、建物費や設備費、システム開発費など、大胆な投資をカバーできます。ただし、その分「市場性」や「事業の継続性」に対する審査は厳格です。既存の経営資源をどう活用して、どう新しい収益の柱を作るかという、説得力のある事業計画が求められます。
●4月〜5月頃(第1回締切): その後、年2〜3回程度のペースで締切があります飲食店で活用できるその他の補助金・助成金
飲食店開業時に利用できる各種の補助金や助成金を詳しく解説します。資金不足を解決し、計画をスムーズに進められるようにサポートします。各制度の特徴や活用法を知り、自分に合った選択を目指しましょう。
中小企業省力化投資補助金
人手不足解消を目的とした、2026年度最注目の補助金です。あらかじめ登録された「省力化製品カタログ」から、自社に最適な製品(配膳ロボット、自動精算機、自動清掃機など)を選んで導入する仕組みです。
従来の補助金に比べて申請手続きが簡略化されており、採択までのスピードが速いのがメリットです。補助率は1/2、補助上限額は従業員数に応じて数百万〜1,500万円程度となります。即効性のあるツールを導入することで、スタッフの負担軽減とオペレーションの効率化を同時に実現でき、採用難に悩む飲食店やサービス業にとっての特効薬と言えます。
●第6回公募中(一般型) 受付:4/15〜5/15。年3〜4回ペースで実施されます。ものづくり補助金
正式名称「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」は、新製品・新サービスの開発や、生産プロセスの劇的な改善を支援します。2026年度は、DX(デジタルトランスフォーメーション)やGX(グリーントランスフォーメーション)に関連する高度な設備投資が主な対象です。
補助上限は最大数千万円と高額ですが、「革新的な試み」であるかどうかが厳しく問われます。最新の厨房システムによる食品ロスの削減や、独自の製造工程の自動化などが想定されます。申請には「賃上げ目標」の達成が必須要件となることが多く、単なる機器更新ではなく、事業全体の生産性を抜本的に向上させ、従業員へ還元する姿勢が評価されます。
●第23次公募中 申請締切:5/8、採択発表:8月上旬頃予定。業務改善助成金
事業場内でもっとも低い賃金を引き上げ、設備投資を行った場合に、その費用の一部を助成する制度です。2026年度は、全国的な最低賃金の上昇に伴い、さらなる上乗せを行う企業への支援が強化されています。
POSレジや食器洗浄機、特殊調理器具などの導入費用が対象となります。他の補助金と異なり「採択(選別)」ではなく「要件を満たせば受給できる(助成金)」という性質が強いため、賃上げを検討している経営者にとっては非常に確実性の高い支援策です。引き上げる賃金額と対象人数により、最大600万円(特例コース等)の受給が可能です。
●9/1から募集開始予定:地域別最低賃金の発効日に合わせた重点募集事業承継・M&A補助金
後継者不在による廃業を防ぎ、第三者への承継やM&Aを通じた事業継続を支援します。2026年度は、承継後の「第二創業(新しい取り組み)」や、経営統合による効率化への支援が手厚くなっています。
M&A時の専門家手数料(仲介、デューデリジェンス費用)を補助する「買い手向け」と、廃業・転居費用を補助する「売り手向け」の枠があります。親族内承継であっても、承継後の設備投資などは対象となります。地域の貴重な技術や暖簾を守るための重要な制度であり、経営者の代替わりをきっかけとした組織改革・デジタル化の資金源として活用されています。
●第14次公募は4/3に締切:次回(15次)の発表が待たれます特定求職者雇用開発助成金・トライアル雇用助成金
ハローワーク等の紹介により、就職困難者や未経験者を雇用する際に支給されます。2026年度は、特に就職氷河期世代や、デジタル分野へのリスキリングを希望する方の採用に対する加算が設けられています。
「トライアル雇用」は、まず3ヶ月間試行雇用を行い、適性を判断した上で本採用に移行できるため、採用ミスマッチを防ぐのに有効です。「特定求職者〜」は、高年齢者や障害者などを継続して雇用することで、一定期間ごとに数十万円が支給されます。人手不足が深刻な中、多様な人材を受け入れる体制を整えつつ、人件費負担を軽減できる実戦的な制度です。
●通年受付中:2026年4月1日から令和8年度の受付が始まっています補助金・助成金の対象者・対象経費・補助額の目安
まず、補助金・助成金はどのような事業者が対象となり、どの経費が補助されるのか、また補助額の目安はどの程度なのかを整理しましょう。これにより、具体的な開業資金計画を立てる助けになります。
対象になる事業者の条件
飲食店開業に関する補助金・助成金は、中小企業や小規模事業者、個人事業主が主に対象です。
主な条件としては以下のような内容があります。
・中小企業の基準に基づく(資本金額や従業員数の上限)
・従業員数が一定以下(例:20人以下など)
・資本金が一定額以下(例:5,000万円以下など)
・創業間もない場合は「創業型」の支援枠
・業種や地域が特定要件として定められている場合もあり、具体的な規模や業種に応じた基準が設けられています。これにより、事業の特性に応じた支援が可能となりますので、制度の詳細を確認することが大切です。
対象経費(内装・設備・広告など)
補助金・助成金を利用するとき、どのような経費が補助対象となるかを知っておくことは重要です。
主な対象経費には以下が含まれます。内装工事費は店舗全体の印象を左右するため、デザインや機能性の充実に欠かせない費用です。厨房設備では、必要な調理機器や装置の導入を支援することで、調理環境の効率化と品質向上を図ります。広告宣伝費では、チラシやウェブ広告、SNSの活用が対象になり、顧客の集客を助けます。ITツールの導入費として、POSや予約システム、会計ソフトなどが含まれ、これらは業務のデジタル化を推進します。
ただし、人件費、家賃、光熱費などは対象外となることが多く、これらの点を考慮に入れた資金計画が必要です。申請時には事前に確認をし、対象経費とそうでない経費を区別することが大切です。
補助額・補助率の考え方
補助金の額や率は制度によって異なり、全額支給はなく自己負担が必要です。
補助率は通常、「補助率1/2」や「2/3」のように設定され、実際には支出額の一部が補助される形となります。また、補助金には上限額が設けられており、小規模事業者向け補助金では数百万円、設備投資補助ではそれ以上の上限が設定されることもあります。
このように、自己資金を一部負担するのは、申請者の事業意欲や実行力などが評価に含まれるためです。事前に必要な経費をしっかりと見積もり、自己負担額を計画に含めておくことが重要になります。
飲食店における補助金の活用例
飲食店の開業費用や経営負担を少しでも軽くしたい方に向け、具体的な補助金の活用例をご紹介します。これらの例を参考にすれば、制度選びがより具体的にイメージしやすくなりますよ。
開業時(内装・厨房設備・物件取得)
開業準備の段階では、補助金を活用することで資金負担を大幅に軽減できます。これらの補助金は、飲食店を始める際の初期投資を補助する頼もしい存在です。
具体的には次のような支出が補助対象となることが一般的です。
・内装工事費:小規模事業者持続化補助金を活用し、店舗の内装や広告宣伝に対して最大250万円まで補助が受けられます。補助率は2/3からで、特に新装開店を狙う方に最適です。
・厨房設備:ものづくり補助金では、最新の厨房機器や食品加工ラインなど、細部の設備投資に対応しており、750万〜1,250万円の規模を補助します。補助率も1/2から2/3と手厚く、専門的な設備を導入する際に活用可能です。
・開業準備費用:創業型の持続化補助金や各自治体の創業支援は、開業に伴う各種費用全般に対応し、最大300万円程度の補助が得られることもあります。店舗デザインから備品調達にかかる費用を全面的にサポートします。
開業後(集客・IT導入・人材採用)
開業後の事業運営にも、補助金を積極的に活用することで、経営の安定化や効率化を実現できます。これにより、新たな経営課題に対する対応力も強化できます。
以下のようなシーンでさらに活用が進みます。
・広告・販促:持続化補助金で、集客を目的としたチラシやHP制作、SNS広告などの販促施策に対し、最大250万円程度の支援を受けることが可能です。年間のプロモーション活動に充実を図れます。
・IT導入:デジタル化支援であるIT導入補助金(旧 IT導入補助金)は、新しいPOSレジや予約システム、会計ソフト導入に対し、最大450万円までの補助を受けられます。導入が進めば、業務の効率化が一段と進みます。補助率は1/2から2/3と高く、システムの一新を目指すなら大きな味方になるでしょう。
・人材採用:キャリアアップ助成金を利用すれば、アルバイトから正社員へのステップアップを図る際に、1人あたり最大80万円の を助成が可能です。これにより、スタッフの定着率向上や育成に必要な費用の軽減が実現できます。企業の成長に欠かせない人材確保も、助成金でしっかりサポートされます。
飲食店開業で助成金・補助金を申請する流れ
飲食店開業に必要な助成金や補助金の申請手順は、開業活動の成功に直結します。スムーズな手続きを支える流れを理解し、事前にしっかりと準備することで、資金面の不安を軽減できます。ここでは、申請の基本的な流れから受給までのステップを紹介します。
申請の基本ステップ(全体像)
助成金・補助金を効率的に活用するためには、全体の流れを把握することが不可欠です。以下のステップを順を追って確認しましょう。
スムーズな申請を実現するためには、以下の5ステップを確実に踏む必要があります。
・情報収集:利用可能な制度を調べ、自分の事業に適したものを選択します。自治体や関連サイトで最新の情報をキャッチアップします。
・計画作成:助成金に対応した事業計画を作成し、資金用途を具体的に示します。詳細な設備導入計画が鍵です。
・申請:必要書類の準備や申請書の作成に注力し、期限内に提出します。事前準備が申請の成功を左右します。
・実施:交付決定後に、承認された計画に基づいた設備の導入や事業のスタートを行います。実施時には計画通り進めることが大切です。
・受給:実施後、必要な報告書を提出し、審査を経て補助金・助成金を受け取ります。報告書作成時には、実施内容の正確な記述が求められます。
事業計画書の作成ポイント
事業計画書は、助成金や補助金を取得する上で重要な役割を果たします。この計画書が審査の決定要因となることも少なくありません。
良質な事業計画書が助成金の獲得に大いに貢献します。以下のポイントをきちんと抑えましょう。
・具体性:どの部分に予算を使うのか、明確な数字やスケジュールを用意し計画の具体性を強調します。
・実現可能性:現実的な計画を提案し、再現性の高い方法でリスク管理を示します。事業の安定性を証明することが必要です。
・収益性:収益モデルをわかりやすく示し、利益を出せる見通しを具体的なデータで裏付けます。これにより信頼性が増します。
・差別化:競合との差別化を図るための戦略やユニークな提案を明確にし、他の事業者にない強みを打ち出します。
開業前と開業後で異なる注意点
助成金や補助金の申請タイミングには、開業前と開業後で異なるポイントがあります。タイミングを適切に見極めることで、無理なく制度を活用できるでしょう。
開業前後での申請要件の違いを理解し、それぞれのタイミングに応じた適切な行動を取ることが重要です。
・開業前に申請が必要なもの:多くの助成金は、開業前の事前申請が求められます。事業計画や申請書の準備を十分に行う必要があります。
・開業後に申請できるもの:開業後に取得可能な補助金もあり、設備投資後の申請となる場合があります。立ち上げ後も情報収集を続けましょう。
・後出し申請不可のケース:特に交付決定後の支出が条件となるケースがあるため、タイミングを見誤らないよう注意が必要です。
助成金・補助金の申請でよくある失敗と対策
助成金や補助金の申請には、申請前後のタイミングの誤りや書類不備など、よくある落とし穴があります。次のH3では、申請時に陥りがちな失敗と実践的な対策をわかりやすくご紹介します。
申請タイミングのミス
申請タイミングの誤りは、制度の趣旨から外れ受給機会を逃す大きなリスクです。例えば、補助対象となる設備やサービスの契約・購入を申請前に進めてしまうと、対象外になってしまうケースがあります。
さらに、補助金は公募期間が明確に決められており、期間外に申請しても無効となります。対策としては、制度詳細と公募スケジュールを事前に確認し、申請書準備と見積取得などを含め、余裕をもって早めに動くことが重要です。
書類不備・要件未達
必要書類の不備や申請要件を満たさないと、採択対象から外れる可能性が高まります。失敗例として、必要書類がそろっていなかったり、条件(例えば創業期間や事業分類)を満たしていないケースがあります。対策としては、制度の要項を丁寧に読み込み、チェックリストを作成して提出前に確認する習慣を持つことが大切です。
また、事前に自治体などの相談窓口や専門家に問い合わせをすることで、疑問があれば解消し、より精緻な申請が可能となります。さらに、同様の過去採択例を参考にすることも助けになります。その結果、書類の準備にぬかりがなくなり、採択の確率を高められます。不採択を防ぐためのポイント
採択率を高めるには、事業計画の質と裏付けとなる数値、専門家の活用が鍵です。事業計画は具体的・論理的に目的や効果を明確に書くことが求められます。
例えば、事業の競争優位性や社会的意義を言葉で説明し、ビジュアルを用いて分かりやすく伝えることが効果的です。数値の根拠を示し、売上や利益、投資回収の見込みなどを具体的に記載することで説得力を持たせます。
認定支援機関や申請支援の専門家を活用し、申請書の添削や記入例を参考にすることで精度が向上します。こうした準備を深めることで申請者の意図が審査員に伝わりやすくなり、採択へ一歩近づくのです。地域別|飲食店の新規開業で使える助成金・補助金
地域別に、飲食店の新規開業時に活用できる補助・助成制度を紹介します。各地域で異なる支援内容や条件を整理し、あなたの開業計画に合った制度を見つけやすくします。
東京都の助成金
東京都では、飲食店開業に向けた支援策が複数提供されており、対象や補助率が異なる代表的な制度が整備されています。
主な代表例として次のような制度があります。
・創業助成事業:東京都内で創業予定または開業後間もない事業者が対象で、創業初期経費の一部を補助されます(上限額は最大400万円、補助率は2/3以内)。
・若手・女性リーダー応援プログラム助成事業:都内商店街で開業予定の39歳以下や女性の方が対象です。工事費・設備の購入・宣伝広告費・賃借料などが対象になり、助成率は4分の3以内、最大助成限度額844万円で手厚く支援されます。
・商店街起業・承継支援事業:商店街での新規開業や多角化、事業承継を支援します。対象経費に対し2/3以内の補助を受けられ、最大694万円の助成が受けられる制度です。
大阪・関西エリアの助成金
大阪・関西エリアでは、市区町村ごとに独自の支援制度が設けられており、地域の創業・活性化を目的とした補助・助成が中心です。
こうした制度は、自治体ごとに対象条件や内容が異なることから、開業地の自治体の案内を個別に確認することが重要です。
例として、大阪府や京都府では、創業支援に加えて地域活性化を目的とした助成が多く、商店街での起業や地域課題解決に伴う支援が見られます。実際に、国や自治体がまとめた企業支援事業一覧では、関西の自治体でも創業支援や地方創生系の制度が多く掲載されています。
その他地域(福岡・名古屋・地方都市)
地方都市では、地域創生や移住促進とセットになった支援制度が多く見られます。
特徴は、地域への定着や活性化を目的とし、創業支援が移住支援と連携している点です。
例えば、愛知県東浦町では「飲食店創業支援補助金」があり、補助上限110万円で2026年3月31日まで受付されるなど、市町村単位で特色ある制度が提供されています。
助成金・補助金の調べ方
補助金や助成金の情報を調べるには、まず公的な情報源を押さえることが近道です。続く項目では、具体的な調査方法をわかりやすくご紹介します。
自治体・ポータルサイトの活用
公的情報を効率よく集めたい方には、まず以下の方法を使うのがおすすめです。
・自治体の公式ウェブサイト:市区町村や都道府県が提供する開業支援制度や店舗支援情報を確認できます。地域限定の助成金も探せます。
・J‑Net21(中小企業基盤整備機構):「支援情報ヘッドライン」で全国的な補助金・助成金を検索できます。公式かつ更新が早い信頼できる情報源です。
・中小企業庁/中小機構の公式補助金サイト(例:ミラサポplus):省力化投資補助金や持続化補助金など、飲食店も対象になり得る制度を一覧でき、制度概要を把握しやすいです。
商工会議所・専門家への相談
制度の選び方や申請準備に不安がある方には、専門家相談の活用が有効です。
・無料相談が多い:商工会議所・商工会では、開業支援に関する相談を無料で受けられる窓口が整備されています。
・申請サポートが受けられる:事業計画書作成や加点要素の整理など、申請書類の作り方を具体的にアドバイスしてもらえます。
・採択率の向上につながる:過去の採択傾向に基づいた実例や書き方を教わることで、受給の確率を高めやすくなります。
融資を受けるなら日本政策金融公庫がおすすめ
補助金や助成金を活用すれば、経営の負担を軽減できるだけでなく、売上の拡大や競争力の強化に繋がる可能性もあります。また、よりまとまった資金を必要とする際は日本政策金融公庫がおすすめです。
日本政策金融公庫とは、国が100%出資している政府系金融機関です。国が政策として地域の活性化や中小企業および小規模事業者の支援を積極的に目指しているという背景があり、他の金融機関と比べて融資を受けやすいという特徴があります。飲食店を開業される方の多くが利用している実績もあります。
日本政策金融公庫から融資を受けるには、創業計画書の作成が必要です。創業計画書は日本政策金融公庫のHPから雛形をダウンロードすることができ、PCもしくは手書きで要件に沿って記述していきます。
以下の写真はカフェの開業を例にとって作成した創業計画書です。項目ごとに抑えるべきポイントを紹介します。
①創業の動機
どのような飲食店を経営していきたいか、お店のコンセプトを書きます。そして、これまでの開業準備の状況や、支援者からどのような協力が得られるのか、開業予定地を選んだ理由などを明確にしっかり書くことが大切です。
②経営者の略歴
過去に飲食業界で働いた経験がある場合は、実績を具体的に書きましょう。自分が行ってきた業務経験や、活かせる知識を具体的に記入するのがおすすめです。
③取扱商品・サービス
商品やサービスの詳細な説明を通じて、当店の独自性やコンセプト、そしてその背後にある経営戦略をアピールします。例のように、一杯のコーヒーの価格から豆の厳選に至るまで、細部にわたる情報を丁寧に記載しましょう。
④取引先・取引関係等
販売先と仕入先を住所まで詳細に記入します。カフェを運営する場合、販売先は一般の顧客であり、仕入先はコーヒー豆の卸売業者やフードメニューの食材を提供する卸売業者です。金融機関からの融資を受ける際には、契約書や注文書を事業計画書に添付して提出することが重要です。
⑤従業員
雇用する従業員の人数を記入します。従業員の内訳には、家族従業員やパート・アルバイトも含めて記入してください。
⑥借入の状況
各金融機関からの借入額を明示する項目です。下記の『事業の見通し』で仮計算した利益をもとに年間返済の計画を立てましょう。借入がなければ記載は不要です。
⑦必要な資金と調達方法
この項目では開業に必要な資金とその調達方法について詳細に説明します。必要な資金には、店舗の工事費、厨房設備や什器の導入費、物件取得費などが含まれます。さらに、運転資金としての仕入れ費やその他の経費も考慮しなければなりません。資金の調達方法については、自己資金額や各金融機関からの借入額を明示します。
⑧事業の見通し
この項目では開業当初と1年後(または数年後)の売上高、経費、および利益を詳細に記載します。さらに、これらの数字の算出方法や計算式を示すことで、予測の根拠を明確にします。
⑨自由記述欄
最後は自由記述欄です。記載する内容に悩む方も少なくありませんが、創業計画書の中で最もアピールできるのがこの項目です。以上の項目で記述できなかったアピールポイントや、商圏内での人口や競合の調査結果を記せば、より良い資料となります。
補助金・助成金だけに頼らない資金調達の考え方
飲食店の開業には補助金・助成金を活用できますが、それだけに頼るのはリスクが伴います。受給に時間がかかる場合や不採択になる可能性を考慮し、自己資金や融資の活用も視野に入れた資金計画を立てることが重要です。これにより、資金不足のリスクを減らし、事業を安定させることができます。
原則として後払いである点に注意
補助金・助成金は、通常、事後支給されるため、まずは自己資金を用意する必要があります。キャッシュフローに大きく影響するため、資金計画をしっかりと立てることが求められます。
例えば、開業直後は資金が不足しがちになるため、事前に短期融資を検討し、迅速に対応できるよう準備することが大切です。
また、実行プランを先に進めるためにも、自己資金で支出を一部賄うことが可能かどうかを確認し、計画的に資金を活用することが、持続可能な経営基盤の構築につながります。
自己資金・融資との組み合わせ
補助金を受け取るまでの期間、自己資金と融資を併用することで、資金繰りを安定させることが可能です。例えば、店舗の初期費用には自己資金を充て、運転資金や追加投資には低利融資を利用します。
さらに、受給した補助金を後で返済や追加の設備投資に充てることで、店舗経営の柔軟性を高めることができます。このように多角的な資金調達方法は、リスク分散につな 繋がり、長期間の安定した経営をサポートします。効率的な資金管理を行い、持続可能な店舗運営を実現しましょう。
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飲食店の補助金・助成金に関するよくある質問
飲食店開業にあたって助成金や補助金の申請について、気になる点を手早く確認いただけます。
以下では、初心者が戸惑いやすい申請回数・入金時期・事業形態の可否などの疑問に具体的にお答えします。
補助金と助成金は何度でも申請できますか?
複数の補助金・助成金を同時あるいは連続して申請することは可能です。ただし、同一の経費に対して重複して申請することは認められていません。補助金は年度ごとに公募されるケースが多いため、公募スケジュールを把握し、申請タイミングを計画的に管理することが不可欠です。
採択後は、自分がどの経費にどの制度から支援を受けているかを明確に整理しておく必要があります。注意点として、同じ投資項目(例:POSレジ導入)に対して重複申請はNGとなるため、支出ごとに制度を使い分けましょう。
採択された補助金はいつ支払われますか?
補助金・助成金は原則として「後払い(精算払い)」です。交付決定を受けた後、対象経費を一度自己資金で支払い、実績報告・確定検査を経てから支給されます。流れとしては、①採択と交付決定→②支出(自腹)→③実績報告書提出・審査→④補助金請求と入金、という順になります。
この過程には数ヶ月を要することも多く、資金繰りの不安を感じる場合は、つなぎ資金として融資の利用も検討すべきです。補助金は立替が前提という点を意識して準備されると安心です。
個人事業主でも補助金・助成金は申請できますか?
多くの補助金・助成金の制度は個人事業主でも利用可能です。例えば、小規模事業者持続化補助金は、小規模な飲食店を営む個人事業主が対象となる代表的な制度です。
また、開業届を提出した後に創業型の補助枠が利用できる制度もあります。申請の前提として、開業届を提出し、小規模事業者としての要件を満たす必要があります。
たとえば創業から3年以内であれば創業型として補助上限が引き上がることもあるため、対象要件を制度ごとに確認し、準備を進めましょう。
まとめ
飲食店で使える補助金・助成金についてご紹介しました。補助金や助成金は、飲食店経営者にとってありがたい支援です。しかし、補助金や助成金は事業を行った後に支払われるものなので、融資を含めて資金は事前に用意しておくことは必須です。あくまで雇用や事業拡大をサポートする目的であることを忘れないようにしましょう。
また、本記事で紹介した補助金・助成金はほんの一部です。都道府県や自治体によって活用できる支援制度が異なる場合もあるため、自分に適切なものを見つけることも重要です。お店の必須設備、USENでまとめて準備しませんか?
お店の運営に不可欠な、電話、インターネット、BGM、レジ。これらを個別に契約・手配するのは意外と手間がかかるものです。
USENにご相談いただければ、お店の規模や業態に合わせて、必要なインフラ設備をまとめてご提案します。窓口が一つになることで、開業準備の負担を大きく減らすことができます。
スムーズな店舗運営のスタートに、ぜひお役立てください。
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