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シェアキッチン型飲食店『shitagoya』がオープン!新たな飲食店開業ノウハウを学べる場

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shitagoya
清水 公彦,齊藤 恒

埼玉県戸田市本町1丁目10-13

エリア
埼玉
業種
居酒屋
ロケーション
ベッドタウン
ターゲット
大人向け
業界経験
未経験
坪数
20~30坪

開業を目指すきっかけ

shitagoyaを経営するサンクジャパン株式会社は建築デザインが本業とお聞きしましたが、なぜシェアキッチンをオープンしたのでしょうか?
清水さん
うちは元々、店舗やオフィス向けの設計やリノベーション、不動産を生業とする会社です。本社のある埼玉県戸田市を中心に、その地域のお客様へサービスを展開しています。
そんな我々がshitagoyaを立ち上げるきっかけとなったのはコロナ禍に見舞われたことです。コロナによって閑散とした戸田の様子を見て、「もっと活気のある街にしたい」「多くの人が働けるような街にしたい」と思ったんですよね。
戸田は個人商店よりチェーン店を見かけることが多いんですが、良い街の条件って色んな飲み屋さんがあって、カフェがあって、本屋があって、雑貨屋があって、美容院があって…。様々な特徴を持った個人店がひしめき合っていることだと思うんです。そこで設計や不動産という本業を生かし、我々の手で新しいお店を戸田の街に生み出すことができれば、5年後、10年後にはイメージするようなごきげんな街になっているんじゃないかなと着想したんです。
なぜ飲食業だったのでしょうか?
清水さん
15年来の付き合いとなる齊藤の存在が大きかったです。

齊藤さん
私は28年間、東京で外食業界に従事し、その中で店長職を6店舗、新規オープニングを6店舗手掛けてきました。料理ではなくサービス提供や人材育成の面でやりがいを感じ、飲食店運営に尽力してきました。その一方で、いずれは戸田で仕事をしたいと常々思っていたんです。

清水さん
そこが僕の思惑と合致したところです。彼は不採算店舗を立て直した経験もあり、飲食店の運営やメニュー開発、料理人さんとのコミュニケーションという面で活躍できると直感しました。そこでshitagoyaを開設し、shitagoyaを管理・運営する飲食室という部署を設け、その室長兼shitagoyaオペレーションマネージャーに齊藤を任命しました。

なぜ飲食業だったのでしょうか?

改めてshitagoyaとはどんなシェアキッチンですか?
清水さん
通常のシェアキッチンは場所を貸して終わりだと思うんですけども、うちの場合は厨房に立つ前に経営の勉強会を受けてもらいます。ここで自分の料理の強みを熟知していただき、適切な開業エリアやターゲットとなる客層、価格などをしっかり定める。それから初めて厨房に立ち、shitagoyaを仮の飲食店としてお客様に料理を振る舞うという形です。

齊藤さん
勉強会に参加される方や開業を考えている方は、なんとなく「こんなお店を作りたい」というイメージはできていると思うんですが、勉強会では「なぜそういうお店にしたいのか」というところから改めて考えてゴールをより明確にする、そしてshitagoyaとしてはその理想に寄り添い、独立開業までの道のりをサポートすることを提供しています。

清水さん
飲食店を始められる方は大体物件探しから始めるんです。場合によっては融資を受ける前に借りちゃう人までいます。しかし、弊社が設計から施工まで請け負ったお店が、一つは4カ月でつぶれて、一つは3カ月で従業員が一人クビになってしまったそうです。それは経営者としての知識不足が完全に露呈した結果で、我々はなぜ開店前にはっきりと止められなかったのだろうとすごく後悔したんです。それが勉強会を設けた理由です。

齊藤さん
勉強会では具体的に、お店のキャッチフレーズやコンセプトを固めて、何が売りのお店なのかというのを短い言葉で伝えられるようにするというのを目的にしています。競合に負けないよう、一番の強みは何かということをみんなで話し合う場にしています。

開業準備での課題と解決方法
(物件探し・資金集め, etc.)

canaeruの無料開業相談を知ったきっかけを教えてください
齊藤さん
shitagoyaを開業する数年前から、飲食店開業のノウハウを学ぶためにcanaeruのセミナーに頻繁に参加していました。開業や経営の方法、メニューの作り方、価格の決め方などに関するセミナーに数年にわたって参加し、そのおかげで益々飲食店を開きたいという気持ちが強くなりました。
canaeruにはどんな相談をされましたか?
齊藤さん
shitagoyaを開業する際に飲食店に必要な機器を導入する必要があったため、USENに相談しました。元々USENのBGMを利用するつもりだったのですが、レジや防犯カメラ、そのほかネット回線や電話などをそれぞれ探すのは、開業前の忙しい時期ではなかなか手に負えませんでした。しかし、USENに相談すれば飲食店の運営に必要なインフラをまとめて契約できるため、時間や手間を省くことができて非常に助かりました。
特にレジについては、利用者ごとに売上の分析ができるかどうかが重要でした。その点はshitagoyaの価値の向上に直接寄与するところだったので。

清水さん
USENのレジは集計や分析機能が豊富で、売上実績を日別や月別でグラフに表示してくれます。実績のあるデータを記録しておくことは、利用者の方が実際に開業する際に融資の面で非常に有効となります。

canaeruにはどんな相談をされましたか?

開業後の気づき/今後の課題

開業後の手ごたえはどうでしょう?
清水さん
開業前の課題としてあったのは、どうやって周知を図り、利用者を増やすかということ。加えて集客も我々がサポートしているため、その手段を考えなければなりません。ですが、開業してみると、shitagoyaを利用してくれる方は開業を目指す方だけでなく、すでに自身のお店を経営されている方もいて、戸田周辺で飲食店を営んでいる方が販促目的で利用するケースもあります。他にもコース料理を提供している飲食店の方がアラカルトを試したいと利用してくれる方もいます。将来的にお店を持ちたいという方以外の需要があるのは嬉しい気付きでしたね。

齊藤さん
集客についてはサンクジャパンとして戸田で築いたネットワークが生かせますし、shitagoyaの既存のお客様へ他の料理人さんの宣伝もしています。もちろん、LINEやインスタグラムでの告知も行っています。
今後の展望はありますか?
清水さん
イメージしているのは、shitagoyaの利用者層の拡大です。現在、同じ戸田市内で近所に菓子製造施設を設計施行中なのですが、事前準備が多いデザートやパンなどのお店を開きたい方を対象に、営業日の前日にそちらの施設で生地を焼くことができるようにしたいと思っています。これによって、営業当日は焼いた生地にクリームを乗せたり、サラダを挟んだりするだけで販売することができます。
もちろん、本来の菓子製造所としての利用も可能で、お菓子作りの得意な方が自分で作ったものをshitagoyaで販売することも想定しています。
売れたときの喜びはとても充実感のある体験となりますし、報酬を得ることで自己成長や将来の計画のための資金を得られます。
自分でビジネスを立ち上げて成功させることは、自信を高め、新たなチャレンジに向けて前向きなエネルギーを与えてくれます。
shitagoyaの利用者層を拡大することで、たくさんの方が好きなことを仕事にして楽しむ機会を提供していきたいと思っています。

今後の展望はありますか?

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