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ワーキングママの開業。子育てしながら自宅サロンで独立!

目指すところは、“地域のオンリーワン”なトータルビューティーサロン。東京ではない地域でも、高い技術を受けられる店でありたい。

  • 岡村 優希子/Nails&Beauty Atelier STYLE

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ひょんなことからネイルサロンの開業に至ったという岡村優希子さん。自宅サロンから始まり、定額制ネイル&コスメショップをオープンさせました。お客様を集客するポイントや、自宅サロンのメリット・デメリットに関してもお聞きしました。

夫の転勤を機に自宅サロンを開業!はじめての土地でがむしゃらにやった

ーーネイリストとして10年以上のキャリアをお持ちになる岡村さんですが、独立された経緯についてお聞かせください。
主人の転勤がきっかけですね。それまではネイルサロンに勤務していたのですが、転勤先の福岡に渡り、自宅でサロンをはじめたのが独立への第一歩となりました。実は福岡には半年しかいなかったのですが、たくさんのお客様がついてくれたんです。

夫の転勤を機に自宅サロンを開業!はじめての土地でがむしゃらにやった

ーー見知らぬ土地で、どのように集客活動をされたのでしょう。
福岡では、とにかくがむしゃらでした(笑)。美容イベントがあれば、かたっぱしから参加したり、ポスティング、ネットに広告を出したり、ブログは3つ掛け持ち。検索に引っかかりやすいワードを散りばめ、作品としてネイルの写真も載せていたせいか、ブログからお客様がくることもありました。集客方法については誰かが教えてくれるわけじゃなかったし、自分が思いつく手段をすべてやり尽くしたんです。ただ、スタートしてからの2~3カ月はきつかったですし、予約の電話が鳴るたびに一喜一憂していました。
地域性があるのかわかりませんが、東京と比べて、福岡はポスティングや広告チラシが効果的だったと感じています。こうした宣伝活動を行う中で自然とお客様が増えていき、軌道に乗りだした矢先、主人が東京に戻ることになって…。その時はお客様に申し訳ないし、悔しくて泣くほど、思い描いていたサロンになっていました。
東京に戻ってからは、また自宅をサロンにして仕事をやりつつ、週末を利用して福岡に出張するという生活が1年ほど続きました。その後、自宅サロンも続けなから、今のお店がある新浦安エリアを中心に出張(お客様の自宅でネイルやフェイシャルをするスタイル)を始め、3年ほど前に整体院に間借りをしてサロンを開き、その後、独立した店舗をオープンさせました。

ーー東京に戻られて、新浦安で、改めて店舗を構えようと思ったのはなぜですか?
売り上げが安定してきたことと、イベントやレッスンを行いたいという気持ちが強くなったからですね。間借りだとレッスンをするにも人数に限りがあるし、スペース的に厳しかったんですよね。
間借りしていた期間、自分が店を出した時のイメージトレーニングができたのはとてもよかったです。私は子育てをしながら仕事してきましたが、開業する場合、子育て優先なのか仕事優先なのか悩むことが多いと思います。少しずつステップを踏みながら進むのもひとつの選択肢だと思います。
そのスモールステップを踏むことが経験となり、自信にも繋がる。今はゴールを決めてから動いていますが、開業当初はステップアップ式の目標設定でした。
女性は結婚、出産、子育て、介護、転勤などで環境が大きく変わることがありますし、その時々に応じて、自分のビジネススタイルを考えられるのも女性ならではの特権。やり続けていると徐々に自分のスタイルが出来上がってくると思います。

自宅サロンの最大のメリットは子どもを「おかえり」で出迎えられること!

ーー自宅で開業されていた時代についてですが、メリット・デメリットを教えてください。
自宅サロンのメリットは、物件を借りるなどの開業資金は特に必要ないですし、家のことをやりながら仕事もでき、学校から帰宅した子供を「おかえり」と迎えてあげられることですね。ただし、予約サイトによっては住所を載せられませんし、オンとオフの切り替えが難しいというデメリットがあります。

ーー福岡から東京に戻られてからは、リスタートということになりますよね。ネイリストとして仕事を再開するにあたり、どのように集客されたのでしょうか?
福岡時代と同じくブログを続けたり、人が集まる場所や美容イベントなどに積極的に参加していました。託児付カフェでネイルサロンを出店させてもらったことも。趣味としてテーブルコーディネートを習ったことで、地元の方と知り合いになり、そこから口コミで来ていただけるようにもなりました。お店を出してから効果が大きいのは予約サイトですね。
昔に比べて、ネイリストになれるハードルは低くなったけど、その分安価なサロンが増えたり、気軽に開業できるようになりました。だからこそ、オンリーワンな魅力がないと選ばれない。うちの場合は定額制だけど、自由にデザインできるということがひとつの強みかもしれません。同じ定額制でも他店は決まったデザインから選ぶというケースが多いようです。

ーーようやくご自身のお店を持ち、ネイリストとして気持ちも新たになった今、どんな夢を描いていますか?
わざわざ東京に行かなくても、高い技術を受けられるサロンでありたいですね。そして、地域を大切にしながら、お客様のオンリーワンであることを大切にしたい。ネイリストは、技術力だけでなく接客力も問われる仕事。いつも来てくれるお客様に元気がなかったら、さらっと聞いてあげられるような会話能力も大切ではないでしょうか。だから「いってきます」、「ただいま」と言えるようなホームでもありたいんです。私はずっとここにいるし、お客様の悩みを聞いて、キレイになったついでに、心もスッキリした気持ちで帰っていただければネイリスト冥利につきますね。

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岡村 優希子

岡村 優希子

1979年、東京生まれ。2002年、結婚を機にネイリストに。2008年に独立し、自宅サロンを経て、2013年に千葉県の新浦安にて定額制ネイル&コスメショップを開業。幼少期をイタリアで過ごし、帰国後もアメリカに留学するなどインターナショナルな経歴を持つ。

Nails&Beauty Atelier STYLE

Nails&Beauty Atelier STYLEhttp://atelierstyle.net/
千葉県浦安市入船4-18-23 ベイビレッジB-105

自由度の高い定額制で、オンリーワンなネイルデザインを楽しめるサロン。ネイル以外にもフェイシャル、メイクやスキンケアなどのレッスンも受けられる。サロン内にはヨーロッパ発のコスメブランドを揃えたショップも展開中。

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