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チョークアートの作り方5ステップ| チョークアートで売上倍増?

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高い装飾力で集客効果が見込める「チョークアート」について紹介。
「新しい装飾で店舗の雰囲気を変えたい」、「オリジナルの装飾で差別化を図りたい」という集客目線で解説。

まずは基本!チョークアートとは?

チョークアートは、オーストラリアの東海岸や、アメリカ西海岸などのおしゃれなカフェやバー、レストランの店先に置かれているような、メニューボードとして見かけることの多い、黒板タイプの看板のことを指します。
チョークアートの集客メリットとして、パステルやカラーマジックなどで描いたイラストをコーティングした装飾看板部分と、チョーク等で日替わりのメニューや、お店からのメッセージを記載する部分を使い分けられる点が挙げられます。
通常のアクリル看板と黒板の「いいとこ取り」をした看板です。
例えば、店舗のロゴや定番メニューに関するイラストやレタリング部分はコーティングして固定し、日替わりメニューやメッセージをチョークで書き換えられるようにしておく、といった活用方法も可能です。

デジタルプリントでは出せない独特の温かみ

チョークボードの特徴は、デジタルプリントされた印刷物には出せない独特の温かみや風合いと言っていいでしょう。
日本ではあまり見かけないチョークアートですが、アメリカやイタリア、オーストラリアなど感性の感度の高い街には今なお街を飾るひとつのアートとして存在しています。

チョークアートの金額

チョークアートに必要なのは、黒板とチョークなどの画材、コーティング剤とイーゼルなどの看板設置器具です。
もちろん物によって費用は異なりますが、例えばA2サイズ程度の黒板でチョークボードを用意しようとすると、だいたい30,000円から50,000円ほどの費用がかかり、黒板やチョーク、コーティング剤もメーカーによって金額が異なります。
夜にも見えるように、ボードに照明をつけるなどの工夫をすることもできます。

チョークアートの作成手順

実際に作成に取り掛かる場合、以下の手順でやっていきましょう。

1,チョークアートの下書きを行う

2,下書きに沿って黒板にイラストやレタリングを行う

3,イラストレタリングにコーティングを施し乾燥させる(数時間)

4,コーティングが安定したら黒板をイーゼルなどに設置する

5,空白部分にチョークでオリジナルアートを書いて完成

うまくいけば1日かからずにチョークアートが完成します。雨に対応した防水タイプを使えば、店外設置のメニューボードとしても活躍するでしょう。ただし、チョークで書いた部分は雨に濡れるとただれてしまうので、透明なビニールなどでカバーすることを忘れずに。
また、チョークで書く部分を作らないという選択肢もあります。その場合は、ずっと屋外に設置していても問題ありません。自身でおしゃれな絵を描く自信がない人は、イラストレーターやデザイナーへの依頼もおすすめです。とくに、コーティングする部分は修正できないため、慎重に描いてもらうようにしましょう。コーティングをしない部分は通常の黒板のように何度でも描いたり消したりを繰り返せます。

チョークアートをうまく作成するコツは?

チョークアートは、普通にチョークボードに文字を書くのとは違い、慣れるまではなかなかうまく作成できない場合があります。
そこで、どうすればチョークアートをうまく作成することができるのか、うまく作成するためのコツについて見ていきましょう。

新品のボードをシーズニングする

新品のチョークボードにいきなり文字や絵を描いてしまった場合には、跡が残ってしまい、なかなか消えない可能性があるので注意が必要です。
そのため、新品のチョークボードを購入した場合は、まずはシーズニングという作業を行う必要があります。シーズニングとは、チョークをチョークボード全体にこすりつけるように塗りつぶした後に、黒板消しで拭き取り、仕上げにかたく絞った布で水拭きすることです。
そうすることでチョークボード全体にチョークが馴染むため、消え残りが生じにくくなるほか、書き味が滑らかになるでしょう。

まずは紙でイメージする

チョークボードの大きさは限られているため、いきなり書き始めてしまうと、伝えたかった情報を伝えきる前にボードが埋まってしまい、1から作成し直すなどの手間がかかる場合があります。
まずは「どんな言葉を書くのか」「どんな絵を描くのか」など、簡単なスケッチを紙などに行っておくと、全体をイメージしてから描くことができるので、失敗を防ぐことができます。パソコンを使うのが得意な人の場合には、パソコン上でおおよそのイメージを作成すれば、作成時間を短縮できるでしょう。

全体のバランスを考慮する

紙やパソコンを使ってイメージした上でチョークボードに描き始めても、なかなか全体のバランスをつかむことができず、完成後に確認すると斜めになっていて書き直さなければならない場合もあります。
チョークアートを作成する際は、垂直・水平・センターをしっかり押さえているかどうかが重要です。水平に描くことができているかどうか確認しづらい場合には、ホームセンターで手に入る水準器を活用する方法もあります。三角定規でも代用できるため、これらの道具をうまく駆使しながら全体のバランスを考慮しつつ作成していきましょう。

フォントを工夫する

せっかく絵をうまく描けても、文字がシンプルな場合はインパクトに欠けてしまう場合があります。おしゃれなチョークアートは、意外と絵が少なく、フォントをうまく混ぜながら描いているものが多いです。
「フォントと言ってもどんなフォントがあるか分からない」という人の場合は、パソコンのワードを活用するという方法があります。ワードには数多くのフォントがあるため、自分のイメージしているフォントを効率良く見つけることができるでしょう。

筆記具を使い分ける

チョークアートでは、基本的に手書きの独特なかすれ具合を作り出すチョークを使うのが一般的ですが、場合によっては他の筆記具を組み合わせた方がより良く仕上がる可能性があります。
ポストチョークというブラックボード用マーカーを使えば発色の鮮やかさが目立つため、チョークとは異なる印象を与えます。より色鮮やかで印象に残りやすいチョークアートを作成したい場合は、混色可能なオイルパステルを活用する方法もあるので、状況に合わせて筆記具を使い分けるのもポイントと言えるでしょう。

ステンシルを活用する

「チョークアートでインパクトの残る絵を描きたい」と思っても、全ての人が絵を描くのが得意というわけではありません。しかし、ステンシルを活用すれば絵が苦手な人でも簡単にチョークアートを作成することが可能です。
ステンシルとは、紙に書いたりパソコンに出力したりしたものを切り抜き、それらの周りをなぞるようにして絵を描く方法です。手間はかかりますが、この方法であれば絵が苦手な人でも、簡単にチョークアートを作成できるでしょう。

修正には濡らした布が最適

チョークアートを作成する際に、最初から最後まで修正なく行うことはほとんど不可能と言えます。何も考えずに修正すると、完成時に粉残りしてしまい、あまり良い印象を持ってもらうことができない場合もあるので注意が必要です。
修正を行う際は、黒板消しで消すのではなく、濡らした布でさっと拭くのがポイントです。そうすれば、粉残りなく修正を行うことができるため、仕上がりがきれいになるでしょう。

この記事の監修
株式会社USEN/canaeru 開業コンサルタント

○会社事業内容
IoTプラットフォーム事業・音楽配信事業・エネルギー事業・保険事業・店舗開業支援事業・店舗運用支援事業・店舗通販事業。

○canaeru 開業コンサルタント
銀行出身者、日本政策金融公庫出身者、不動産業界出身者、元飲食店オーナーを中心に構成された店舗開業のプロフェッショナル集団。
開業資金に関する相談、物件探し、事業計画書の作成やその他の店舗開業における課題の解決に取り組む。

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