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感染症の拡大に伴い、マスクの着用が社会的なエチケットとなるにつれ、飲食店においてもマスクの着用が求められてきています。飲食店でマスク着用を導入する際は、不要なトラブルを避けるためにもしっかりとした準備が必要です。飲食店でのマスク着用導入の手順やマスク選びのポイントなどを確認しましょう。
目次
- 飲食店におけるマスクの必要性
- 飲食店でマスク着用を導入するための手順
- ステップ1:マスク着用のルールを決める
- ステップ2:マスクのストックを用意する
- ステップ3:スタッフがマスク着用をしている旨の掲示する
- ステップ4:お客様にも食事の時以外のマスク着用をお願いする
- マスクを正しく取り扱う重要性
- マスクの正しい付け方
- マスクの正しい管理方法
- マスクの正しい廃棄方法
- 飲食店におけるマスク選びのポイントとは
- マスク
- フェイスシールド
- サリバガード
- 飲食店でのマスク着用導入の際に注意すべきポイント
- お客様用の抗菌マスクケースなどを用意する
- 従業員に対して熱中症対策を行う
- マスクを着用できない人への配慮を行う
- マスク着用を徹底して安全に営業しよう!
飲食店におけるマスクの必要性
飲食店においてスタッフのマスク着用はお客様に安心感を与え、お店の信頼にも繋がります。万が一、感染者やクラスターを発生させてしまえば、店内の消毒作業が必要になったり、一時休業を余儀なくされたりする可能性もあり、お店にとって大きな負担になりかねません。そういったリスクを減らす意味でも、マスク着用による感染防止対策はとても重要です。
飲食店の清潔さを保つ方法についてはこちらの記事でも詳しく解説しています飲食店でマスク着用を導入するための手順
飲食店においてのマスク着用の導入は慎重に行う必要があります。飲食店におけるマスク着用には以下の手順を踏むことで、不要なトラブルを減らせます。
ステップ1:マスク着用のルールを決める
まずは着用するマスクの種類やマスクの取り扱い方、交換する頻度など、ルールを明確にします。マスク着用のルールは全員が守って初めて効果があります。スタッフ全員が無理なくルールに従えるよう、ある程度柔軟性を持って決めることが大切です。
ステップ2:マスクのストックを用意する
マスク着用は業務命令であるため、マスクのストックは飲食店側が用意しましょう。マスクのストックを十分に確保することで、衛生的な状況を保つことに繋がります。また、マスクは顔のサイズにあったものをつけることが大切なため、複数のサイズを用意することも忘れてはいけません。
時期によってはマスクの確保が難しいこともあるかもしれません。そのような場合は、フェイスシールドやサリバガードの使用も視野に入れることをおすすめします。
ステップ3:スタッフがマスク着用をしている旨の掲示する
お客様の中にはスタッフがマスク着用して接客するのは失礼だと感じたり、風邪などの体調不良を疑ったりする人がいます。マスク着用が感染防止策であることを理解してもらうためにも、店内にポスターなどでスタッフのマスク着用についての告知を行いましょう。
ステップ4:お客様にも食事の時以外のマスク着用をお願いする
感染防止対策にはスタッフだけでなく、来店するお客様の協力も必要不可欠です。店の入口などにマスク着用での入店をお願いするポップやポスターを掲示して協力を仰ぎましょう。
マスクを正しく取り扱う重要性
マスクを着用することで感染症防止の効果が期待できますが、正しく活用できていなければ効果は薄くなってしまいます。そこで、マスクの正しい取り扱い方法についても確認しておきましょう。
マスクの正しい付け方
マスクの着用の前にまずは手洗い、手指消毒を行いましょう。そしてマスクは鼻と口の両方をしっかりと覆い、ゴム紐を耳にかけるようにして着用します。そして隙間がないよう、顔にフィットさせることが大切です。
マスクの表面には菌やウイルスが付着している可能性が高いので、使用中はなるべく触らないようにしましょう。
マスクの正しい管理方法
マスクを一時的に外す際は、まずは手洗い、手指消毒を行いましょう。なるべく表面部分は触らず、片方のゴム紐を持ち、顔から外します。マスクを外す場合は、アゴにずらすなど横着せず、完全に外すようにしましょう。
外したマスクはそのままにせず、すぐに破棄するか、もしくは口に触れる部分を内側に折り込みビニール袋などに入れて保管しましょう。マスクを外した後は、再び手洗い、手指消毒を行います。
マスクの正しい廃棄方法
マスクは燃えるゴミ用の指定のゴミ袋に入れ、廃棄します。その際、菌やウイルスが付着した表面部分には触れないよう注意しましょう。マスクを捨てたゴミ袋の口はしっかりと閉じておくのが大切です。また廃棄後は忘れず手洗いを行いましょう。
飲食店におけるマスク選びのポイントとは
感染症防止のためのマスクは数多くの種類が多くあります。どのマスクを使うか、飲食店の営業形態やイメージにあったものを選ぶことが大切です。
マスク
マスクは不繊維、ガーゼ、布など種類が豊富です。不繊維、ガーゼマスクは使い捨てのため、衛生的で感染防止対策にとても有効です。
一方、布マスクは洗っての再使用が可能で、経済的です。またデザインが豊富なため、飲食店のイメージに合ったものを揃えることもできます。
フェイスシールド
頭部につけることで、顔全体を覆うことができるのが特徴です。フェイスシールド自体が透明であるために、口元の動きがわかりやすく、さらに音のこもりが少ないので会話を阻害しにくくなっています。
サリバガード
ゴム紐を耳にかけ、顎で固定するタイプのものがサリバガードです。しっかり顔にフィットするので、動いていても外れることはありません。
フェイスシールドよりも顔面を覆う面積は少ないのも特徴の一つです。フェイスシールドと同様、透明なので口元の動きがわかりやすく、会話がスムーズにできるようになっています。
飲食店でのマスク着用導入の際に注意すべきポイント
飲食店においてマスク着用を導入する際には気をつけるべき点がいくつかあります。主なポイントは次の3つです。お客様だけでなく、従業員への配慮も忘れずに行いましょう。
お客様用の抗菌マスクケースなどを用意する
お客様は食事前にマスクを外し、食事後に再び着用することになります。その間、マスクをポケットやバッグにしまって保管するのは衛生的とは言えません。
そこで、お客様が一時的にマスクを保管できる抗菌マスクケースやジッパー袋をお店側が用意しておくと親切です。
従業員に対して熱中症対策を行う
マスク着用時は熱がこもりやすく、夏場は特に熱中症になりやすいので注意が必要です。そこでエアコンで室温を適切に管理し、こまめに水分補給を行わせ、場合によっては冷感マスクを活用するなどして熱中症対策を同時に行うことも大切です。
マスクを着用できない人への配慮を行う
感覚過敏など、さまざまな理由でマスクを着用できない人が世の中にはいます。マスクがつけられない人へは、「ハンカチで口を抑えることでOKにする」「入り口付近の換気のよい場所を利用してもらう」など、臨機応変に対応することも大切です。
マスク着用を徹底して安全に営業しよう!
マスク着用は感染症拡大防止の観点からとても重要です。その際、マスクの正しい取り扱いを周知し、着用ルールを明確にしましょう。
マスクが入手困難な場合やそもそもマスクを着用できない人がいることも念頭に、代替案も考えておくと不要なトラブルが起きずに済むでしょう。飲食店においてマスク着用はお客様に安心感を与え、信頼につながります。今回の記事を参考に、お客様に安心を与えられるお店作りをぜひ目指してみてください。
この記事の監修
株式会社USEN/canaeru 開業コンサルタント
○会社事業内容
IoTプラットフォーム事業・音楽配信事業・エネルギー事業・保険事業・店舗開業支援事業・店舗運用支援事業・店舗通販事業。
○canaeru 開業コンサルタント
銀行出身者、日本政策金融公庫出身者、不動産業界出身者、元飲食店オーナーを中心に構成された店舗開業のプロフェッショナル集団。
開業資金に関する相談、物件探し、事業計画書の作成やその他の店舗開業における課題の解決に取り組む。- NEW最新記事
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