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飲食店の掘りごたつは集客率、売上げを上げる必殺アイテム!?掘りごたつ活用法

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店のPRをするには、料理やサービスといったもののほかに、店内の設備も重要な要素になってきます。
素敵なインテリアによる雰囲気づくりも必要ですが、多くのお客様はそこに機能性も求めてきます。
その代表的な例が「掘りごたつ」で、昔からあるものの、いまだ人気は衰えません。
日本ならではの設備、掘りごたつを利用して、集客率を上げてみませんか?
導入するメリットや設置に関する基本的なポイントはどこにあるのでしょう。

居酒屋では掘りごたつが定番化

大人数で利用することの多い居酒屋。
カジュアルな店だけに、たとえば、本来10人を想定したテーブルに11人のお客様が来てしまうこともあります。
その場合、座敷であれば、多少詰めることになりますが、調整して座ってもらうことができるという利点があります。
椅子席ではこうはいきません。
一方、そうした座敷の難点は、長時間床に座りっぱなしになってしまうこと。
正座のままでは足がしびれますし、座布団を敷いてもお尻が痛くなります。
特に女性はスカートをはくことが多く、男性のようにあぐらをかくこともできないため、座敷が苦手という人も多いのです。
その点、掘りごたつなら足元を気にせず座れますし、リラックスしてお酒を楽しめますので、居酒屋ではすっかりなじみの設備となりました。
また、座敷だけでなく、より静かでゆったりと感じられる「個室で掘りごたつ」というのも、カップルなどを中心に人気が高い組み合わせ。
お客様からの要望も高いと言われています。

居酒屋では掘りごたつが定番化

冬は電気ヒーターで暖かい!

掘りごたつのメリットは座るのが楽というだけではありません。
「こたつ」というだけあって、冬は効率的な暖房設備になります。
ひざ上までしっかりと温められるので、店舗全体の空調温度を抑え気味にしても、寒いと感じることはありません。
特に和食の店舗では雰囲気づくりも兼ねて一石二鳥の効果があります。
熱源は昔ながらの火鉢も選択できますが、飲食店ではお客様がやけどをするなどの事故があっては大変ですし、従業員が炭の扱いに気を配ったりしなければならないので、今ではほとんどの店舗で電気ヒーターが使われています。

冬は電気ヒーターで暖かい!

長居してしまう掘りごたつで、売上げアップも!?

さきほども触れましたが、掘りごたつなら長時間座っていても足がしびれたり、痛くなったりすることはないので、お客様に居心地のいい空間を提供することができます。
また、自宅でくつろいでいるような感覚にもなりますので、ついついお酒が進んでしまうでしょう。
それにともなって料理のオーダーも増えるので、客単価も高くなります。
少しでも売上を伸ばしたい飲食店にとって、これは見逃せないポイントです。

掘りごたつがあるというだけで新たな客層が取り込める!

「食べログ」や「ホットペッパーグルメ」などのグルメサイトを見てみると、飲食店を選ぶ絞り込み検索の一覧には、必ず「掘りごたつ」があります。
ニーズがある証拠と言えるでしょう。
インターネットのほか、雑誌やテレビなどでも「掘りごたつ特集」というくくりで、さまざまなジャンルの店と一緒に紹介される機会が増える可能性があり、これまでにない客層をつかむことが期待できます。
最近では日本文化を体験したいと、居酒屋などのカジュアルなお店を利用する外国人観光客も増えていますが、座敷に直接座るのは苦手、というお客様も多いと考えられます。
掘りごたつなら椅子感覚で座れるので、店を選ぶ際の重要なチェックポイントになるでしょう。
同様に、女性や足腰の悪い高齢者にとってもうれしい設備なので、こうしたニッチな層に向けたアピールが可能になります。

掘りごたつがあるというだけで新たな客層が取り込める!

掘りごたつにするための改装費はいくらかかる?

床、すなわち基礎を掘るという通常の方法では1階にしか設置できませんが、床の上に掘りごたつの本体を置いて小上がりにする方法を取れば、2階への設置も問題なく行えます。現在ではユニット式の掘りごたつもありますので、比較的安価でリフォームすることが可能になってきました。
素材や造りによって価格はピンキリですが、2~4人掛けのもので20万~30万円といったところ。
そこにテーブルやヒーターの費用が加わります。
オーダーメイドで造る場合、サイズやほかの設備との兼ね合いもあるため、費用が倍近くになってしまうこともあります。
座席面を畳ではなく、クッションフロアやフロアタイル、タイルカーペットにして洋風に仕上げることもできますが、もちろん、面積や使う素材で費用は変わってきます。
もともとの場所が小上がりの座敷であれば、床に高さがありますので、掘りごたつに替えやすいと言えるでしょう。
小さな店舗であれば、既存のテーブルを再利用してもらうなどして店全体を掘りごたつにし、100万円以内で納めた例もあります。

掘りごたつにするための改装費はいくらかかる?

見積もりは、複数社から! 相見積を必ず取ろう!

掘りごたつにかかわらず、店舗のリフォームを行う際には、いくつかの業者に会って要望を直接伝え、相見積もりを取って、必ず比較検討をするようにしましょう。
業者を比べることで、適正価格がわかりますので、掘りごたつなら当初の見積もりから数十万円単位で安くなることも珍しくありません。
また、工事を短期間で請け負ってくれる、リフォーム後のアフターフォローがしっかりしている、といったアピールポイントも業者によってさまざま。
見積もり額が安いという理由だけで決めず、それぞれの特徴を把握して、自分の店舗にとって最適な業者はどこか、しっかりと見極めるようにしましょう。
施工数が多いにこしたことはありませんが、自分の店と似たような店舗を手掛けたことがあるかどうかも聞いてみましょう。
設計や素材選びのセンスがわかります。
また、これまでの施工実績がわかるようであれば、実際にその店舗を見に行って腕前を確認し、使い勝手や費用、工事の様子などをオーナーに聞いてみるのも手です。
業者からは伝わってこない生の情報が手に入るかもしれません。

DIYで掘りごたつが作れるらしい!

掘りごたつ自体は構造が単純なので、DIYの腕に自信があるのなら、オーナー自ら造ることも可能な設備。
費用は業者に依頼した場合の10分の1程度に抑えることができると言われているので、その点はとても魅力的です。
しかし、所要時間は、業者に依頼した場合の3~4倍かかるというデメリットがありますし、リフォームを始めて既存の床を解体してみたら、配管があって設計通りには造れないなどというアクシデントが発生することも。
完成までの期間は営業を休んだり、そのスペースが使えなくなったりしますので、どうしても売り上げが落ちてしまいます。
費用と時間の折り合いがつくところで検討しましょう。

いろいろな造り方

基本的には、床を剥がし、掘りごたつの形に地面や基礎を掘削。
ヒーター用の配線を通し、基礎に沿って断熱材を入れた後、柱を立てて板を貼り、床面を貼り直せば完成。
テーブルとヒーターを設置して使います。
既製品のユニット式の掘りごたつの場合は、大きく分けて2種類あります。
ひとつは、掘りごたつのサイズに合わせて床下を掘り、基礎の作り直しをした後に製品を穴にはめて使うタイプ。
もうひとつは、床下は掘らずに床の上に置いて使う小上がりタイプのものになります。
基礎に穴をあけるのはDIYでは技術的に難しく、へたをすると物件の構造を傷つけかねないため、賃貸スペースの店舗が導入するのは現実的ではありません。
ユニットの小上がりタイプを使うか、業者に依頼することをおすすめします。

この記事の監修
株式会社USEN/canaeru 開業コンサルタント

○会社事業内容
IoTプラットフォーム事業・音楽配信事業・エネルギー事業・保険事業・店舗開業支援事業・店舗運用支援事業・店舗通販事業。

○canaeru 開業コンサルタント
銀行出身者、日本政策金融公庫出身者、不動産業界出身者、元飲食店オーナーを中心に構成された店舗開業のプロフェッショナル集団。
開業資金に関する相談、物件探し、事業計画書の作成やその他の店舗開業における課題の解決に取り組む。

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