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スポーツイベントのパブリックビューイングで新規客獲得→その後にリピーターに繋げる方法

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W杯や五輪といったスポーツイベントは飲食店にとっても大イベント!
なぜなら、試合のTV観戦ができることをアピールすれば、新規客獲得の可能性があるからです。
そして、願わくば、新規で来店したお客様をリピーターへと変化させていきたいところ。
新規客獲得はもちろん、さまざまなリピーター獲得施策も投じてみましょう。

新規客に店内・店外POPでお店をアピールせよ

通行客に対し「この店に入ってみよう!」と思わせるために有効的な「店外POP」の導入を検討してみましょう。
一般にわかりやすいものでは、町の中華料理店でお馴染みの「冷やし中華はじめました」の貼り紙やのぼり、「ランチタイムおかわり無料」、「ハッピーアワー実施中」などと書かれた黒板やボード(POPスタンド)がその例です。
W杯や五輪期間中だったら、「○○VS○○放送中!」といった文言でアピールするといいでしょう。
それに加え、「期間中は○○サービス」などを付け加えればより来店したくなるかもしれません。
また、店内POPは通常、定番メニューよりも「新メニュー」や「おすすめメニュー」をPOPでアピールした方がよいと言われています。ただこれは、定番メニューにまでPOPを付けてしまうと、本来アピールしたい「新メニュー」や「おすすめメニュー」が目立ちにくくなってしまうという理由から。
限定メニューや、特別価格をアピールするほか、ほかのPOPとの兼ね合いを見ながらですが、新規客にお店定番の一押しメニューをアピールするのもありです。

リピーター客を獲得するための策とは?

W杯や五輪といったスポーツイベント開催時はテレビ観戦を目的とした新規のお客様が増えます。
観戦を目的としたお客様には、これをきっかけに、今後、リピーター客となることを期待したいです。
そこで、リピーター客獲得のため、さまざまな施策を投じてみましょう。
例えば、
・次回使える割引クーポンを渡す。
・次回一品サービス。
・お店一押しのメニュー特別価格で提供。
・SNSにお店のハッシュタグや写真を投稿したら、割引サービスなどのキャンペーン。
など。
狙い通りにリピーターになってもらえれば、言うことはありませんが、スポーツイベントがあればこのお店で!と思ってもらうことも大切です。

売れるPOPの書き方はこれだ!

紙とペンさえあれば誰でもPOPを作ることができます。
もちろんデザインや制作を専門業者に発注することもできますが、飲食店の場合、予算いらずで大きな効果を上げているのは「スタッフの手書きPOP」という店が、実は、多いようです。
しかし、飲食店の手書きPOPは、ただやみくもに書けばいいというわけではありません。
POPの書き方次第ではメニューの魅力が伝わらず逆効果になってしまう可能性もあります。
さっそく、売れるPOPのポイント、書き方のコツを紹介していきましょう。

目立つ色を選択する

POP制作は、パッと一瞬で目に飛び込んでくるような色選び、色使いがカギとなります。主にPOPの下地となる紙の色は白や黄色、上に重ねる文字の色は黒や赤など、コントラストが強く鮮やかな色が多用される一方、最近では下地を黒などのシックな色にし、白や銀のペンを使って文字を際立たせるという手法をとった、シンプルなPOPも多く見受けられます。この手書きのPOPは、多くても2~3色程度に抑えるということが最大のポイント。というのも、文字部分は多色使いになればなるほど、アピールしたい部分がぼやけてしまいます。また、飲食店のPOPの場合、色の選び方や合わせ方次第では食欲を減退させてしまう可能性もあるので、店内のイメージや雰囲気に合わせた色選びやデザインを心がけましょう。

手書きで書く

パソコンが普及し、初心者でもプロ並みにPOPを仕上げられるソフトはたくさんありますが、親しみやすく、気持ちがよりダイレクトに伝わるのは、やはり手書きのPOPです。絵や文字に自信がないという人も少なくありませんが、丁寧に書けばそれもひとつの“味”となります。飲食店のPOPでは、この“味”が出ている=目立つということになります。また、手書きPOPでは、どのようなペンを使えばいいの?と迷うことがあるかもしれません。そこでぜひ揃えておきたいのが、「筆ペン」と「暖色系サインペン」です。達筆な人が使うものと敬遠されがちな筆ペンですが、根元まで押し付けながら書くようにすると線に絶妙な強弱や濃淡が生まれ、普通の油性マジックを使うよりも“味”のある文字になります。そして「暖色系サインペン」も飲食店のPOPには欠かせないアイテムです。なぜ暖色系サインペンが良いのかといえば、暖色系と呼ばれる「赤」、「オレンジ」、「黄色」は、食欲をそそる色とされているためです。筆ペンで書いた文字に、暖色系サインペンを使ってラフに線を引けば、飲食店に適した雰囲気のあるPOPが簡単に出来上がります。また、メニューをモチーフとしたイラストや、写真を添えるとPOPのアクセントになります。

効果的なキャッチコピーを考える

デザインのインパクトや文字の配置と同じくらい大切なのが、POPの内容。どんなに目を引くデザインであっても、内容が伴わなければ全く意味がありません。とはいえ、内容を詰め込みすぎると読みにくくなり、逆効果となってしまう可能性も…。こだわりや思い入れがあればあるほど、POPの文言はどうしても長文になりがちです。でも、本来、効果的なキャッチコピーとは、シンプルでわかりやすいものです。しかし、そのためにどんな要素を取り込めばいいの?と頭を抱えてしまう人も多いはず。実際、飲食店においてお客様がメニューを選ぶ時に決め手となる主な要素は、「美味しさ」、「新鮮さ」、「限定性」、「安全性」、「季節感」、「人気(話題)性」です。まずは、これらの要素を意識しながらキャッチコピーを考えてみましょう。また「○食限定」、「○月の新メニュー」など、数字を入れると具体性が増し、より効果的なキャッチコピーとなります。

キャッチコピー、商品名、値段を目立つように書く

効果的なPOPを書く時のポイントは「キャッチコピーをいちばん目立つ場所に書く」ということ。そして「必要最低限の商品名(メニュー名)と価格は小さく明記する」ということです。たとえ店側から伝えたいことがたくさんあっても、優先順位を決め、情報を詰め込みすぎないようにすることがポイント。飲食店のPOPはある程度余白を残した方が読みやすくなり、お客様もオーダーしやすくなります。POP全体のバランスをみながら配分を決めましょう。

最高に効くPOPはどこに貼ればいいのか?

そもそもお客様の目に止まらなければPOPの意味はありません。
いちばん大事なことは、まず、お客様の動線をシュミレーションしてみること。
実際テーブルに着席し、目の高さと視野の範囲を確認してから貼る位置を決めます。
その際、紙やボードのサイズ、文字量が適切かどうかも、再度チェックしましょう。
また、貼るタイプのPOP以外に、テーブルに置く「卓上POP」があります。カフェのテーブルなど、小さなスペースでも設置可能であり、新メニューや季節のおすすめなどをアピールするツールとして、広く利用されています。
卓上POPは、3面が使える三角柱タイプ、4面が使える四角柱タイプなどがあり、立体感があるので、お客様の目にとまりやすいというメリットがあります。また、厚紙を利用すれば、手作りも簡単です。

今すぐPOPで集客せよ

紙とペンさえあれば誰でも書けるPOPは、低予算で売上げアップを期待できる、費用対効果の高い販促ツールです。
同時に飲食店のPOPは、店側とお客様とを繋ぐ大切なコミュニケーションツールでもあります。
店側のメッセージをお客様に届け、いかに満足していただけるか、あるいは、そのために本当におすすめできるメニューは何なのか?お客様はどんなメニューや言葉に反応するのか?といった点を日頃から意識することが大切です。
そしていずれのPOPも一度書いたら終わりという訳ではありません。
季節やイベントによってキャッチコピーや色合いを変えるなど、リピーター客を飽きさせない工夫をしつつ、売上げアップに繋げていきましょう。

この記事の監修
株式会社USEN/canaeru 開業コンサルタント

○会社事業内容
IoTプラットフォーム事業・音楽配信事業・エネルギー事業・保険事業・店舗開業支援事業・店舗運用支援事業・店舗通販事業。

○canaeru 開業コンサルタント
銀行出身者、日本政策金融公庫出身者、不動産業界出身者、元飲食店オーナーを中心に構成された店舗開業のプロフェッショナル集団。
開業資金に関する相談、物件探し、事業計画書の作成やその他の店舗開業における課題の解決に取り組む。

※この記事は、2018年6月28日に公開した内容を加筆修正したものです

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