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売れるお花見弁当は一体どういうものなのか?考察してみた!

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桜の季節は、全国各地の名所でお花見が盛り上がります。
お花見シーズンともなるとデパ地下では有名料亭の高級お花見弁当が軒並み予約完売と、お花見弁当市場は百花繚乱!
熱き商戦を繰り広げます。
飲食店も華やかなお花見弁当で売上げアップが狙えるチャンスです!

お花見弁当合戦が繰り広げられる

桜が咲き誇るシーズンとなる3月下旬からは春の華やかさに包まれるスペシャルな期間。
飲食業界も “お花見弁当合戦”で活気づき、短期決戦に勝負をかけます!
デパ地下で扱う有名料亭のお花見弁当は、事前予約後、店頭引き渡しが基本。
お値段は1000円台から5000円の価格帯が多いですが、中には、1万円を超える高級お花見弁当も。
また有名ホテルもこぞって趣向をこらしたオリジナルお花見弁当を売り出します。
個数限定の予約販売でプレミアム感もバッチリです。
また、高級志向ばかりではありません。
気軽に、非日常感を楽しめるよう、大手コンビニも毎年お花見弁当の商品開発には力が入ります。
一方、大勢でワイワイと宴会を楽しみたい方に人気なのが、ネット注文すれば、お花見会場まで料理を届けてくれるケータリングサービスです。
大手ピザチェーン店「ドミノピザ」は、注文した人の現在位置をスマートフォンのGPS機能を利用して特定しお届けするサービスを開始しています。
スマホを駆使して広いお花見会場の中にいる注文者の元へ「ピンポイントデリバリー」できるのです。
小規模飲食店からもオリジナルのお花見弁当で勝負する店が多くあります。
玄米に無農薬野菜で作った「マクロビオテック」のお弁当や、「肉!肉!肉!尽し」のボリューム満点弁当まで、特色をアピールした個性派弁当も賑やかに登場します。
他にも「メインが選べるお花見弁当」や、発酵大好きシェフが作る「発酵お花見弁当」なるものも。
中には、外国人観光客向けに開発されたお寿司弁当も登場しました。
ターゲット層を明確化することで、より特徴を際立たせたオンリーワンのお弁当を企画できそうです。
常連客を抱える飲食店なら、事前にチラシを作成して、個別にオーダーを取ることもできます。
大手に負けず、お花見をチャンスに変えて、売上げをのばすためのポイントをご紹介します。

お花見弁当のアイデア

満開の桜の下でいただくお花見弁当といえば、やはり旬の味覚がふんだんに楽しめるものが人気です。
売上げアップを狙うなら、五感全部で春が感じられるかが決め手となります。
目指すは上品に春の賑わいを表現した、おいしさ満開のご馳走弁当。
そこで、お花見弁当を企画する上で、押さえておきたいポイントをご紹介します。

摘まみやすいものを入れる

桜を堪能しながら、ゆっくりと召し上がっていただけるように、それぞれの量は控えめにしつつ、メニューの種類を豊富に盛り込みたいところです。
例えば、まんまるい毬寿司や、ロール巻、ミニサンドイッチなど。
会話を楽しみながら、みんなでシェアしたりできるよう、お花見用の工夫をしましょう。
またお花見といえば、お酒がつきものです。
最近は桜の下で上質なワインを優雅に楽しむのも人気。
お酒を楽しみならが、ちょこちょこ摘まめる料理が喜ばれます。
近くにお花見スポットがある場合は、「お花見おつまみセット」を販売するのもいいでしょう。

彩り豊かな食材を使う

色とりどりの花が咲き誇る春の楽しさを、お弁当でも表現しましょう。
ふたを開けた時に、思わず「キレイ」と声があがるような、目にもおいしい彩りで豪華さを演出します。
「菜の花」「木の芽」「筍」「桜麩」「そら豆」「蕗」と春らしい食材の色を活かしながら、「ピンクのかまぼこ」、「黄色の錦糸卵」など、綺麗に盛り付けます。
エビや鯛、ローストビーフなどおめでたい食材で春の到来を祝うもよし。
桜をモチーフにしたスウィーツも人気です。

お花の形にする

切り方にも春らしさを。
かまぼこを花びらの形にカットしたり、人参を花の型で切り抜いてもかわいいです。
れんこんを桜の花に似せてカットし、ちりばめれば、まるで重箱の上に桜の花が舞い降りたよう。
遊び心いっぱいのアレンジで小粋なお弁当にしましょう。
ちなみに帝国ホテル東京が2017年の春に販売した「ガルガンチュアサンドイッチ(桜)」は驚きの仕上がりです。
サンドイッチが入っている入れ物は、帝国ホテルのベーカリーシェフがお花見限定で焼きあげた桜デザインのパンをくりぬいたバスケット。
中にサンドイッチとフルーツが見事に盛り合わせになっているインパクト大の商品です。
こちらは7~8名用でお値段12960円(税込)でした。

和風にする

桜の花といえば、国民に最も愛される日本の象徴。
桜に和のイメージがあるだけに、お花見弁当も和食というイメージが定番です。
酢の物、煮物、焼き物、和え物、揚げ物、ご飯物と、ひとつひとつ丁寧に仕事された料理が重箱にキレイに盛り付けられていれば、それだけで高級感が演出できます。

本格的な豪華なお弁当にする

桜の命は短く、お花見弁当も期間限定です。
だからこそ、長期戦ではなかなかやりきれない超豪華弁当を数量限定で販売するのも手です。
話題性のある商品なら、多少高くてもニーズはあります。
お花見でしか取り組めない贅沢で華やかなお弁当にチャレンジしてみるのもおすすめです。

花見弁当だけでなく、オードブルも人気

大人数で楽しくお花見をする団体には、和洋折衷でおいしいところが盛り合わせになったオードブルも人気が高いです。
定番は鶏のから揚げやポテト、ソーセージにサンドイッチといった通年を通して選べるメニューですが、せっかくなので、春らしさをプラスしたお花見バージョンのオードブルをご提案してみるのはいかがですか? 

花見弁当の販売期間は桜が散るまで

お花見弁当の販売期間は、桜の開花に合わせて3月後半から4月中旬の間で設定されることがほとんどです。
販売期間も2・3日間の限定販売から長いところで3月4月の2ヵ月間販売するところもあり、店によってまちまち。
中には、販売期間を「桜の咲く頃から散るまで」と洒落のきいた表記で宣伝している店もありました。
手の込んだお弁当は基本的に事前予約制で、販売予定数の予約が入った時点で完売となります。
仕入れや仕込みの予定を考慮した上で、予約の締切日を設定します。
店内POPやポスター、HPなどで告知して、常連客や既存のお客様にアピールしていきましょう。
大がかりなお花見を企画している会社や地域団体には、ご予算に応じてメニュー構成を考えるなどフレキシブルに対応できるところが、小規模店の利点です。
予約してくれた幹事には、次回使えるサービス券を配布するなど、サービスも充実させてみてはいかがでしょう。


※参考サイト
「帝国ホテル東京「ガルガンチュアサンドイッチ(桜)」について」
http://https://myrecommend.jp/gifts-of-sweets-05//

この記事の監修
株式会社USEN/canaeru 開業コンサルタント

○会社事業内容
IoTプラットフォーム事業・音楽配信事業・エネルギー事業・保険事業・店舗開業支援事業・店舗運用支援事業・店舗通販事業。

○canaeru 開業コンサルタント
銀行出身者、日本政策金融公庫出身者、不動産業界出身者、元飲食店オーナーを中心に構成された店舗開業のプロフェッショナル集団。
開業資金に関する相談、物件探し、事業計画書の作成やその他の店舗開業における課題の解決に取り組む。

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