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≪第9回≫元よしもと新喜劇女優直伝!「なんか忘れられへん人や」と思わせるツボ 挨拶は一言添えよう
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全24回でお送りする愛嬌接客®専門家・木村美季によるコラム「元よしもと新喜劇女優直伝!笑顔あふれる愛嬌接客®のツボ24」。今回から第3章「なんか忘れられへん人や」編突入です!
テーマは「挨拶は一言添えよう」。いつもの挨拶に、お客様を気遣う一言をプラスするだけで、劇的に印象はアップします。どんな言葉をかければいいのかも含めて、木村氏が解説していきます。目次
はじめに
『このコラムをクリックしていただきまして+(プラス)ありがとうございます。』
このように今回は一般的な挨拶の前後に「ほんの一言、添える」というお話しです。
決して長々と会話を続けるのが目的ではないので、口下手さん、恥ずかしがりやさん、人見知りさんなども挑戦してみてください。
残念ながら“美味しい”だけでは、お客さんの記憶に残りにくいです。
(今日は、何を食べようか…)はたまた(明日は、どこに行こうかな…)と、お客さんが思った時に「一番最初」に思い出していただけるような“仕掛け”を日頃から実践しておきましょう。
なお、お店の雰囲気、客層、単価にもよりますが、まずは「笑顔」「ほほえみ」で「元気」「爽やか」に「いらっしゃいませ」と、お迎えするのは“基本”です。
【お迎え時】ご新規さんへ 「いらっしゃいませ」プラス“一言”
ご新規さんであれば、「いらっしゃいませ」の後に以下のような一言を添えると“丁寧なお迎え”という印象が残ります。
「足元が暗くなっておりますので、ごゆっくり歩かれてください」
「お待たせして申し訳ありませんでした」
など、お客さんを気遣うお言葉を添えましょう。
また、「足元の悪い中(=雨の中)ご来店ありがとうございます」
のほか、類似として「寒い中」「暑い中」など季節を絡めた一言も無難です。
一言を添えると“印象”がアップし覚えていただきやすいです。
【お迎え時】常連さんへ 「いらっしゃいませ」プラス“一言”
また、常連さんになら例えば、お席に案内などしながら
「今日は暑かったですね」
「いつものお席、空いてますよ~(#^.^#)」
「お待ちしてました~(#^.^#)」
「今日はお一人なんですね(#^.^#)」
「お久しぶりです~(#^.^#)」
など、季節のこと、お席のこと、お待ちしていたことなどについての一言を添えてみましょう。
ご入店時なので短めの一言でOK!
【オーダー時】ご新規さんへ
「お待たせいたしました」や「いらっしゃいませ」のあとに「タブレット(など)の使い方はご説明した方が宜しいでしょうか?」or「ご説明させていただきます」と、お客さんに何かを操作していただく時は、上記のような言葉を必ず一言添えましょう。
また、メニューブックの案内も「こちら本日のメニューでございます」や「こちらがドリンク、こちらがフードメニューです」といった一言も、お客さんが見やすい方向に開いてお渡しすると“丁寧なおもてなし”と認識されることが多いです。

【オーダー時】常連さんへ
「松茸が好物」とお聞きしていた常連さんなら「いらっしゃいませ」+「前回ご来店の時、“松茸がお好き”と、おっしゃっていましたよね?ちょうど今日から“松茸メニュー”が始まりました」と、軽くメニューのご案内する方法なども喜ばれます。
上記のようなやりとりは、お客さんからすれば、店主が「覚えていたこと」も好印象につながります。ですが、ポイントは“軽く”です。ご案内したあとはじっと待たずに「ご注文がお決まりになりましたら、お呼びください」と一旦、立ち去りましょう。無理におすすめされたという印象をなくすためです。
【終盤or会計時】ご新規さんへ
お会計は、気になるお客さんと会話できるチャンスです。ご新規さんであればお釣りやカードを返却し、「本日はありがとうございました」の後、「当店は、初めてのご来店ですよね?」と、お声がけしてみましょう。
気に入ってくださったお客さんなら「そうなんですよ~。実はねえ~…」と、お話しを続けてくださいますので、あとはリアクションをとるだけでOKです。
ちなみに“このお客さんは初来店か、リピートの方か...”と、めちゃくちゃ迷う時はありませんか?(笑)
そんな時は、「あの~...以前にもご来店いただいてますよね?」と言いましょう。これならお客さんは「いえいえ。初めてなんです」または「そうなんです。よく覚えてましたね!」と、お返事していただけるケースがほとんどなので、どちらのパターンでも失礼がありません。
【終盤or会計時】常連さんへ
常連さんには「いつもありがとうございます」と毎回、丁寧にお伝えすることがとても大事です。慣れて、ぞんざいにならないように要注意!そしてプラスの一言の代わりに目を合わせて、笑顔でお見送りにつなげましょう。
【お見送り時】すべてのみなさんへ
もう一つ大事なのが帰り際です。
気の抜けたような声で「ありがとうございました~」と、お客さんの方を見ずに、空いたテーブルをさっさと片づけしていませんか?
“終わりよければすべて良し“という言葉通り最後が肝心!
まずは、お客さんの目を見て、お客さんにしっかり聞こえるボリュームで「ありがとうございました!」は基本です。
そして、その前後に以下のような一言を足してみましょう。
接客中に、特に会話がなければ「ありがとうございました。またお待ちしてます」
「今日はありがとうございました。お気をつけて」
接客中に、お客さんとやりとりがあれば
「ありがとうございました。明日、○○楽しんでくださいね~」
「ありがとうございました。次はぜひ、○○食べてみてください」
「今日もありがとうございます。ゆっくり休んでくださいね」
帰り際は、お客さんがお店を出る最後の瞬間です。
料理の味や店内の雰囲気だけでなく、最後にかけられた言葉も、お店の印象として残ります。
だからこそ、最後の一言はとても大切です。

3つの注意ポイント
①「全部覚えてます!」といったアピールは控えめに
お客さんのご来店時のことを全部覚えようとする必要はありません。
お名前、よく注文する料理、前回のちょっとした会話。このくらいで十分です。また、覚えていてもお客さんにとって都合の悪いことは「覚えてないフリ」をするのも、再来店くださる秘訣でもあります。
以前、居酒屋を経営していた時に「こっちが酔っ払ってるのに(店主が)シラフやと、な~んか嫌やわ(笑)」と、10杯目くらいの生ビールをグビグビ飲んでる、常連のおばあちゃんから言われました。その通りで足元がおぼつかなくなってるので心配で見ていたんですけどね(笑)。
②「余計な一言」ではないか?常に冷静に
接客に慣れてくると、気が緩んできます。
例えば、いつも同じ方とふたりでご来店される方が、初めて違うお連れ様だった時に「いらっしゃいませ~。…あれ?○○さんは?」などと、いない方のお名前を出す。これは、「普段○○さんと一緒に来店している」事実を内緒にしている可能性があるのに、店員がバラシてしまうという最悪の失態です。
また、オーダー時にちょっと“ふくよか”な女性に「ご注文ありがとうございます~。○○サラダはカロリーが低いから安心していっぱい食べてくださいね~」など、お客さんが不快になる余計な一言も絶対にNGです。
③「言い過ぎない」のもサービス
「一言添える」と「話しかけ続ける」は違います。
お客さんによっては、静かに食事を楽しみたい人もいます。そんな方に、「どこから来たんですか?」「最近どうですか?」「(料理など)お口に合いますか?」と質問を重ねると“距離感”に疑問を持たれます。会話を続けるより、「感じよく声をかけること」を心がけましょう。一言だけ添えて、お客さんが返してくれたら少し会話する。
返事が短ければ、それ以上は追いかけない。このくらいの距離感がちょうど良いです。
おわりに
このコラムを読んでくださった方にぜひ実行していただきたいのは、お客さんを“扉の外まで見送る”ということです。丁寧なお見送りは、お客さんの気持ちに余韻を残します。そして、その時の「挨拶」プラス「一言」は再来店までの近道です。
居酒屋でアルバイトをしていた時は店長(のちの夫)に指示され、でも内心(面倒くさいな~)と思いながら扉の外まで見送っていましたが、自営で開業した時に理由が分かりました。
自分の家に友人が来たら、帰る時は扉の外まで見送りますよね?「来てくれてありがとう!気を付けて帰ってね!」を体現する行為だから、お客さんの記憶にも残りやすいんです。
ですが、ただ見送るだけでなく「有難うございました!今度は○○のお話、聴かせてくださいね~」など、お客さんが“もう少し会話したそうだったテーマ”の一言を足すと、リピートいただける確率も上がるでしょう。
お客さんを“扉まで見送る”お店は、今でも少ないのでぜひ、取り入れてください。- NEW最新記事
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