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小さい飲食店の開業の流れ7ステップ!必要な資格や手続き、資金も解説
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小さい飲食店の開業は、正しい流れに従えば未経験者や一人でも可能です。重要なのは、思いつきで進めるのではなく、必要な手続きや資金計画を順番通りに整理することです。
この記事は、個人や少人数で小さな飲食店を開業したいと考えている飲食店従事者に最適です。具体的なステップや必要な資格、手続きを明確にした内容が、開業への不安を軽減し、心強いサポートになるでしょう。
【この記事で分かること】
・小さい飲食店を開業する流れと必要なステップ
・飲食店開業に必要な準備・スケジュール
・資金計画や事業計画書作成のポイント目次
小さな飲食店の定義と特徴
小さな飲食店に決まった定義はありませんが、座席10席以下の飲食店を指すのが一般的です。
店舗の作りは業態によってさまざまですが、テーブル席よりもカウンター席をメインとする店舗が多く見られます。
特に一人で切り盛りする際は、カウンター席の方が注文・配膳・片付けなどの作業を行いやすく、座席をより効率良く回すことが可能です。
客席の少ない、小さな飲食店には、回転率の高いラーメンや定食屋が向いていると言われる一方、サービスの質を重視し高単価で勝負するカフェも多く見られます。
参考記事 飲食店を開業するには?必要な準備の4ステップをわかりやすく解説
小さな飲食店を始めるメリット
開業資金やランニングコストを抑えることができる
店舗面積が小さいほど、開業資金(物件取得費、内装工事費など)、ランニングコスト(家賃、光熱費、人件費など)が低くなります。
特に人件費は飲食店の利益を大きく左右する要素であり、一人で切り盛りできる小さな飲食店なら、利益も残りやすくなります。反対に一定数のスタッフが必要となる大きな飲食店では、給料や手当だけでなく、人材を募集するにも費用が発生する場合も。家族経営の小さな飲食店が何十年も営業を続けられるのは、人件費や家賃を抑えられる点が大きく関係しています。サービスの質を高めやすい
店舗面積が小さく、座席が少ないほどお客様に目が行き届き、接客サービスの質を高めやすくなります。
例えば「お客様が箸を落としたら、呼ばれる前に気づいて席へ持っていく」「料理や飲み物を注文しようとするタイミングで、すばやく声を掛ける」など。小さな飲食店は店内やお客様の様子を見渡しやすく、きめ細やかなサービスが提供しやすい環境です。
サービスの質が高まると、結果的に顧客満足度のアップ、リピーター獲得にもつながります。そうした理由から、一日4組限定のフレンチレストランのように、戦略的にあえて席数を絞る飲食店も多く存在します。
ファンを作りやすい
サービスの質と同様に、座席数が少ないほどお客様とのコミュニケーションが取りやすく、ファンの増加につながります。料理のおいしさや店舗の居心地を気に入っていただくことはもちろん、店主に会うために来店してくれるお客様を増やせると、店舗経営も安定するでしょう。
行列を作りやすい
一度に入店できるお客様の数が少ないため、小さな飲食店は行列ができやすい環境だといえます。
店の前に並ぶお客様が自然と広告塔となることで、通行客へ集客を促すことができます。開業資金が少なく、広告宣伝費にまで手が回らない方にとっても大きなメリットです。
小さな飲食店の抱えるデメリット
儲けが少ない
座席数が少なければ、その分得られる売上や利益は当然少なくなってしまいます。一人で切り盛りする飲食店であっても、家賃などの経費を差し引いて残る儲けが少なければ、営業を続けていくのが難しくなる場合があります。
休みを取りづらい
小さな飲食店なら一人や家族だけで営業可能ですが、代わりに働いてくれるスタッフがいないと休みを取ることができません。定休日を設けることは可能ですが、飲食店の売上は営業日数・営業時間に比例しますので、その点も留意しておきましょう。
小さい飲食店を開業するまでの流れ
飲食店の開業には、canaeruのフローチャートに沿って進めば不安も整理でき、効率的に動けます。ステップは以下の通りです。まず、コンセプト設計(数日〜1か月)で「誰に」「何を」「どう提供するか」を明確にします。続いて、事業計画書を作成(6か月〜1年)し、資金計画や差別化戦略を落とし込みます。次に、物件選び(6か月〜1年)で、内覧や条件交渉を経て賃貸契約を締結します。その後、資金調達(1〜2か月)を行い、融資や補助金の準備を進めます。資格取得(数日〜6か月)では、食品衛生責任者や防火管理者などを取得し、行政機関への届け出(1〜3か月)で開業届や営業許可などの申請を済ませます。最後に、スタッフ研修を通じてオペレーションを整えて開業へとつなげます。これらを一つずつクリアすれば、確実に開業に近づけます。
STEP 内容 主なポイント 目安期間 1 コンセプト設計 ターゲット・業態・提供価値を明確化 数日〜1か月 2 事業計画書作成 資金計画・差別化戦略を整理 6か月〜1年 3〜4 物件選び・資金調達 立地選定・融資や補助金の活用 1〜12か月 5〜7 メニュー考案・資格取得・研修 営業準備とオペレーション整備 開業直前まで
STEP1 コンセプト設計
どんなお店にしたいのか、その方向性や価値を明確にするのがコンセプト設計です。ターゲット、業態、提供内容などを定め、差別化と集客の基盤をつくります。たとえば、自分の強みや地域のニーズを組み合わせることで他店と違う魅力を打ち出せます。とはいえ、あまり固めすぎると物件選びの自由度が下がることもあるため、柔軟な視点で進めるのがポイントです。
STEP2 事業計画書を作成する
このステップでは、事業計画書の作成準備として、概要を整理します。事業計画書の詳細は後ほど詳しく解説しますので、ここでは作成するステップがあるという認識だけで構いません。
STEP3 物件選び
物件選びは、開業に向けた重要なステップです。コンセプトに合った立地や条件を明確にし、内覧や契約を進めます。施工業者と同行して物件の間取りや施工可否を確認すれば、設計上の齟齬を防げます。特に居抜き物件の場合は、現況の設備の可否が大きな判断ポイントになります。コンセプトやターゲット層との整合性を見ながら、柔軟に物件を探すことが成功の鍵となります。
STEP4 資金調達
資金調達では、融資や補助金を活用する方法が大切です。融資では日本政策金融公庫や信用保証付き融資の制度があり、必要資金の準備を支えます。補助金としては小規模事業者持続化補助金やものづくり補助金などが利用可能です。事業計画書の詳細な内容で融資審査の通過率も変わるため、必要資金の全体像は後で詳しく解説します。
STEP5 メニュー・レシピの考案
メニューとレシピはお店の顔です。コンセプトに沿った料理構成、食材選び、調理方法を検討し、原価や利益率も配慮した価格設定を行います。味や見映え、提供方法の検討と試作、アレルギー対応や販促用のメニューブック準備も進めましょう。
STEP6 資格取得・行政機関への届け出
まず取得すべき資格は「食品衛生責任者」と「防火管理者(必要に応じて)」の2つです。両者とも講習受講で取得できます。行政への届け出は、開業届、営業許可、防火関連書類などが必要で、詳細は後述します。
STEP7 スタッフへの研修
スタッフ研修は開店前の仕上げです。理念やコンセプトだけでなく、接客マナー、調理手順を共有し、役割を明確にします。これにより当日のオペレーションがスムーズになり、お客様に伝わるサービスが提供できます。
小さな飲食店の開業に必要な資格
小さな飲食店の開業にあたって最低限必要とされる資格は「食品衛生責任者」と「防火管理者」です。それぞれについて解説します。
食品衛生責任者
食品衛生責任者とは、飲食店をはじめとする食品を扱う店舗において、食品衛生の管理運営を行う責任者のことです。飲食店を開業する場合、食品衛生責任者を必ず置いて保健所に届け出るとともに、営業時にもこの食品衛生責任者を置かなくてはなりません。
食品衛生責任者の資格を取るには、各都道府県の食品衛生協会が主催する講習会の受講が必要です。費用は10,000円ほどで、公衆衛生学、衛生法規、食品衛生学の3つの科目を1日で学びます。
なお、調理師や栄養士などの免許を持っている方であれば、講習を受けずに食品衛生責任者の資格申請が可能となっています。
防火管理者
収容人数が30人以上の飲食店を開業する場合に必要な資格です。
店舗の延床面積が300平米以上なら「甲種防火管理者」、300平米未満なら「乙種防火管理者」の届け出が必要となります。
消防署などで行われる講習会に受講することで、甲種は2日、乙種は1日で取得可能です。受講費はテキスト代として3,000~5,000円程度となっています。
「収容人数が30人以上」というのは、店舗で働くスタッフを含む数字となりますが、30人に満たない小さな飲食店は、防火管理者の資格取得が不要となります。1〜2日で取得できる資格とはいえ、その時間と手間が省けるメリットはとても大きいといえます。小さな飲食店の開業に必要な手続き
小さな飲食店の開業時に必要な手続きとして、主なものに保健所や消防署、警察署への届け出があります。それぞれについて解説します。
開業届
開業届は、税務署へ「個人事業の開業・廃業等届出書」を提出するもので、原則として開業から1ヶ月以内に提出が必要です。紙申請とe‑Taxの電子申請に対応。提出することで青色申告が利用可能になり、節税効果が期待でき、屋号付きの口座開設や融資申請でも有利になります。
飲食店営業許可申請
店舗が完成する10日前までに、店舗所在地の管轄の保健所へ届け出る必要があります。必要となる書類は営業許可申請書、店舗の図面資料、食品衛生責任者の資格証明書、申請料など。申請料は、地域や営業形態によって異なり、許可取得までには2~3週間ほどかかります。
衛生管理計画(HACCP)の策定と実施
衛生管理計画の策定と実施は義務です。2021年6月より食品関連事業者にはHACCP対応が義務化され、小規模事業者は「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理」で対応可能です。具体的には、温度管理や清掃記録などを含む衛生管理計画を作成し、それらを日々記録し保存する必要があります。
防火管理者選任届
収容人数が30人を超える店舗の場合、営業開始日までに管轄の消防署に届け出が必要です。
防火対象設備使用開始届
建物や建物の一部を新たに使用し始める場合、使用開始7日前までに管轄の消防署に届け出が必要です。
火を使用する設備等の設置届
火を使用する設備を設置する場合、設備設置前までに管轄の消防署に届け出が必要です。
深夜酒類提供飲食店営業開始届出書
深夜24時以降もお酒を提供する場合、営業開始の10日前までに管轄の警察署に届け出が必要です。
風俗営業許可申請
スナックやパブ、クラブ、ラウンジなど、接待行為を含む飲食業の場合には、営業開始の約2ヶ月前までに管轄の警察署に届け出が必要です。店内の構造や照明の明るさ、遊技設備の有無によっても届け出が必要になる場合があります。
その他にも、業種や営業内容によって必要な手続きがありますので、事前に確認してください。
開業に必要な費用の目安
USENの「飲食店の開業準備|資金調達」では、東京都内の小さな飲食店を開業する場合、初期投資の目安として1,000万円を紹介しています。ただし立地や広さ、コンセプトによって開業資金は変動するため、これはあくまでも基準にすぎません。また物件取得費と内装・設備導入費、運転資金まで総合的に考える必要があるとされています。内装・設備費は店舗規模やデザインのこだわり次第で大きく変わるため、事前に慎重な試算が重要です。運転資金や想定外のコストを見越した余裕ある準備を心がけることも薦められています。
費用項目 目安金額 内容 物件取得費 200〜400万円 敷金・礼金・保証金など 内装・設備費 300〜500万円 厨房機器・内装工事 運転資金 200〜300万円 家賃・仕入れ・光熱費 その他 50〜100万円 広告費・備品購入
一方、日本政策金融公庫が2025年12月5日に公表した「新規開業実態調査」の結果によると、直近の飲食店開業者における開業費用の平均は975万円、中央値は600万円と、少額化の傾向が続いています。特に「250万円未満」および「250万〜500万円未満」が合わせて4割以上を占めており、開業資金を抑える選択をする開業者も少なくないことが分かります。調達手段としては、金融機関からの借り入れが平均827万円(全体の約68%)、自己資金が平均279万円(約23%)を占めており、この2つで約9割を構成しています。
指標 金額 構成比・傾向 開業費用平均 975万円 少額化傾向 開業費用中央値 600万円 250〜500万円未満が4割超 借入平均 827万円 約68% 自己資金平均 279万円 約23%
これらを踏まえると、“1,000万円”は開業資金の一つの目安として便利ですが、実際の開業動向では650〜1,000万円前後で収まるケースも多いことがうかがえます。東京都のような家賃が高い地域では高額になりやすいため、物件条件を見極めつつ、無理のない資金計画を立てましょう。金融機関からの借り入れを前提とした計画でも、自己資金をしっかり準備して計画書の説得力を高めることも忘れないでください。
事業計画書について
飲食店の開業を支える柱となる「事業計画書」の概要と効果的な書き方を次に続く項目で詳しく解説します。開業後の道筋を明確にし、行動の指針となる書類です。
飲食店における事業計画書とは
飲食店の事業計画書とは、開業を予定する店舗の経営計画を具体的にまとめた文書です。開業の目的やビジョン、市場分析、競合分析、マーケティング戦略、財務計画、人材計画など、店舗の開業と運営に必要な情報を記載します。作成は義務ではありませんが、開業や運営の指針になるほか、リスクや課題を洗い出し、資金調達にも重要な役割を果たします。公的機関や金融機関ではテンプレートが用意されており、canaeruでは日本政策金融公庫の事業計画書(創業計画書)の活用が推奨されています。
事業計画書が必要な理由
・自分のビジョンを明確にするため
・資金調達をスムーズにするため
・開業後の経営を円滑にするため
事業計画書は、まず描きたいお店の方向性や独自性を整理し、ぶれのない開業準備を可能にします。次に、融資を受ける際には、金融機関から安心と信頼を得るために、具体性と根拠のある計画が求められます。そして、開業後は日々の売上やコストを見直し、目標と実績を照らし合わせる指標として機能し、経営判断を支えてくれます。数字に裏打ちされた計画は、判断の遅れや無理な経営を防ぎ、安定した経営につながります。
事業計画書の書き方
以下では、事業計画書に盛り込むべき8つの基本項目の意味を解説します。それぞれの要素を理解することで、計画書の完成度を高められます。
項目 目的 重要ポイント 創業動機 想いの明確化 経験や背景を具体化 経歴・商品内容 信頼性と価値提示 実績・価格帯明示 市場調査・差別化 戦略構築 ターゲットと優位性 資金・収支計画 採算性確認 根拠ある数値設計
1. 創業の動機
創業の動機は計画書の冒頭部分で、開業に至った背景や強い想いを伝えます。単なる動機以上に、お店を通じて成し遂げたいことや個人的な経験を盛り込むと説得力が増します。
例)10年間飲食業界に携わってきた経験を踏まえ、自分の店で無農薬食材を活かした料理を提供したいという夢を形にするため開業を決意した。
2. 経営者の経歴
経営者の経歴は、計画の信頼性を高めます。飲食業での職歴やスキル、実績を具体的に示すことが重要です。
例)ホテルの洋食部門で5年間シェフを務め、店舗運営やメニュー開発の経験を積んできた。
3. 取り扱い商品・サービス内容
商品・サービス内容は、お店の提供価値を明示します。メニューのジャンルや価格帯を具体的に記載し、強みや独自性を伝えることが大切です。
例)地元野菜を使った生パスタ専門店として、ランチは1,000円台、夜はコース料理を3,000円台で提供予定。
4. 市場調査とターゲット
市場調査とターゲット設定は、開業戦略の基盤です。立地の特性や競合状況、顧客層を具体的に把握し利用することで、戦略的に展開できます。
例)駅近オフィス街でのランチ需要を見込み、30代女性を主なターゲットに据えるなど。
5. 競合との差別化
差別化はお店の存在価値を示す要です。周辺店舗と比較し、自店の独自性や優位点を明確に記載することが重要です。
例)近隣には生パスタ専門店がなく、低糖質ヘルシー志向のメニュー提供を打ち出すことで差別化を図る。
6. 営業計画
営業計画では、営業時間や来客数、集客手法を具体化します。実現可能な運営体制と集客施策を示すと信頼性が高まります。
例)ランチ11時〜15時、ディナー17時〜22時で月曜定休。SNS告知とチラシ配布で認知拡大を図る。
7. 必要資金と資金調達計画
必要資金と調達計画は、開業準備を支える現実的な構成です。自己資金、融資、補助金などを組み合わせ計画的に記載します。
例)開業資金600万円のうち、自己資金300万円、融資300万円で賄い、月々返済計画も盛り込む。
8. 収支計画
収支計画は事業の採算性を示します。売上予測と経費の内訳、利益見込みを具体的に記載し、現実的な収支構造を描きます。
例)月25営業日で1日売上6万円、月売上150万円、経費110万円で月利益40万円と試算。
事業計画書作成時のポイント
・客観視する姿勢を持つ
・資金計画は明確かつ根拠を持たせる
・未来の収支計画を予測する
・独自の強みや差別化ポイントを明確にする
事業計画書作成では、主観ではなく数字と根拠に基づいた客観視が重要です。資金計画は具体的に区分し、数字には見積や市場調査などの裏付けを持たせます。未来の収支計画では利益構造や損益分岐点を明記して現実性を高めつつ、独自の強みや差別化要素を明確に示すことで、融資担当者や自分自身への説得力も増します。
小さな飲食店を開業する際のポイントと注意点
コンセプトを明確に
人気があり、安定した経営を行っている飲食店は、規模の大小を問わずコンセプトが明確です。「5W1H」の6つの要素に基づいたコンセプト設計を行うことで、開業後も軸がブレることなく、お客様にも店の理念や魅力が伝わりやすくなります。
What(何を):カレー、コーヒー、オーガニック食材など、何に特化した店にするか。
Who(誰に):学生、主婦、会社員、高齢者など、どんな層をターゲットにするか。
Where(どこで):駅前、住宅地、観光地、ビジネス街など、どこに店を構えるか。
When(いつ):ランチ、カフェ、ディナー、バータイムなど、どんなシーンで使われるか。
Why(なぜ):コーヒーとジャズ音楽を楽しめる空間が作りたいなど、自分が開業する目的は何か。
How(どのように):テイクアウト専門、ペット来店可など、どのようなサービスを行うか。
小さな飲食店は店舗面積が小さい分、規模の大きな飲食店に比べて個性やこだわりを極めやすい環境にあります。だからこそコンセプト設計を徹底し、他店との差別化を図っていきましょう。
オペレーションの徹底
一人もしくは少人数で切り盛りするためには、厨房内での調理、接客、会計など、各所でオペレーションの徹底が必要です。
例えば、調理から配膳の動線を考慮して設備の配置変更を行う、事前精算の食券方式にする、タブレットを使った注文ができるようにするなど。自分たちだけでなく、お客様のメリットを意識した工夫や改善は、結果的に多くのお客様から支持される店作りにつながります。
小さな飲食店だからこそ得られるメリットを武器に、飲食店開業へ一歩踏み出されてみてはいかがでしょうか。
SNSなどで集客施策を実施する
SNSやグルメサイトへの情報発信は、店舗の認知向上に効果的です。内装工事やメニュー開発の様子、オープン準備の舞台裏などをSNSでこまめに共有すれば、読者に親しみや期待感が湧きます。また、グルメサイト掲載に備えて写真撮影や店舗紹介文を整えておくことで、オープン直後から集客につながります。投稿内容は定期的に更新し、見映えの良い写真や魅力的な文言を心がけて、興味を引き続けましょう。
健全な事業運営を目指す
収支バランスを意識した運営を心がけましょう。固定費を抑えつつ、収入と支出を見える化することで、無理のない経営が可能になります。補助金や助成金を活用すれば、開業時の負担を軽減できますし、長期的な資金繰りにも余裕が生まれます。健康管理やリスクヘッジを忘れず、無理なく続けられる体制づくりが大切です。収支の見直しや支援制度の活用は、安定経営の鍵となります。
先輩経営者から学ぶ!飲食店で成功を収めるためのノウハウ
実際にcanaeruの開業相談を活用して開業された3店舗をご紹介します。中華そば たま河は麺に特化した学校で学び、仕組みづくりや効率化で雑誌掲載店に成長されました。神酒亭はコロナ禍にテイクアウト強化と視認性の高い外装で地元に定着。ニチョウメカフェ ニニギはセルフオーダーや厳選採用で2人運営とロス削減を実現されています。
店舗名 業態 成功ポイント 特徴 中華そば たま河 ラーメン店 業務効率化 麺特化・融資活用 神酒亭 居酒屋 地域密着 テイクアウト強化 ニチョウメカフェ ニニギ カフェ 少人数運営 セルフオーダー導入
中華そば たま河|ラーメン店
府中市の「中華そば たま河」さんは、麺ビジネス支援の「大和麺学校」で集中的に学び、喜多方ラーメン発祥地での市場調査や業界の専門家への相談でコンセプトを固めています。その後、10秒単位のフローチャートやExcelフォーマットを自作し、品質向上と業務効率化に取り組んでいます。canaeruの開業相談では融資に関するアドバイスも受け、運転資金の確保や軌道に乗った際の資金返済計画も見据えて準備されています。
神酒亭|居酒屋
2020年5月に開業された「神酒亭」さんは、コロナ禍でも早期にテイクアウトを導入し、近隣住民への挨拶を兼ねた利益度外視のお惣菜提供という温かな施策で支持を集められました。また、外装・内装を工夫し通行者が入りやすい雰囲気を作ったことも集客に功を奏しています。開業当初からcanaeruの融資セミナーに参加し、事業計画や資金調達の知識を得たうえで開業されています。
ニチョウメカフェ ニニギ|カフェ
武蔵野市の「ニチョウメカフェ ニニギ」さんは、餃子と豚汁の二枚看板で、食材ロスを出さず少人数運営を実現する方針を掲げられました。セルフオーダーシステムを導入し、効率化と感染対策を両立。さらに、200件を超える応募からじっくり採用した人材による安心感も強みです。自宅近くという縁からcanaeruの多彩なセミナーにも通い、資金集めや危機対応、業者選びの知見も積まれています。
小さな店の開業に関するよくある質問
飲食店開業を検討していると、「未経験でも可能か」「資金はどれくらい必要か」「事業計画はいつ準備するべきか」が特に不安になりやすいと感じます。そんな疑問に実務目線で、経験・資金・計画の視点から丁寧にお答えします。
飲食店開業は未経験でもできますか?
結論として、法律上は実務経験がなくても開業は可能です。必要なのは所定の資格や許可であり、経験年数は問われません。ただし、原価管理や仕入れ調整、人件費の感覚が掴みにくかったり、繁忙時間帯のオペレーションを想定できないケースが多い点には注意が必要です。開業前に短期間でも現場経験を積む、セミナーや開業支援サービスを活用することで、具体的な感覚とスキルを補うのが効果的です。
小さい店舗なら資金0円で開業できる?
結論として、資金0円での開業は現実的ではありません。営業許可を得るための最低限の設備整備や備品には必ず費用がかかり、さらに開業後には家賃・仕入れ・光熱費といった運転資金が必要です。ただし、費用を極力抑える方法はあります。たとえば、居抜き物件の活用やメニュー数を絞り設備投資を最小限にすることなどです。そして、融資などで資金調達をしてスモールスタートを図るのが現実的な選択肢です。
事業計画書はいつから準備すべき?
結論として、コンセプトが固まった段階で事業計画書に着手するのが理想です。これにより、融資相談がスムーズになり、売上や利益の現実性を前もって検証でき、資金不足や計画の甘さに早く気づけるメリットがあります。最初は仮の計画でも問題ありません。開業準備と並行して少しずつブラッシュアップしていけば、無理なく精度を高めていけます。
適切なステップを踏めば小さい飲食店は開業できる
小さい飲食店を開業する過程において、確かに多くのステップがあります。しかし、それぞれのステップは驚くほどシンプルで難解ではありません。例えば、コンセプト設計や事業計画書の作成から始まり、物件選びや資金調達、メニューの考案など、プロセスを一つずつ丁寧にこなしていくことで確実に進めることができます。また、不安を感じる場面もあるかもしれませんが、その際はcanaeruの無料開業相談や開業支援セミナーを積極的に利用するのがおすすめです。これらは、物件紹介や店舗運営に役立つ情報を豊富に提供しており、会員登録をすることで多くのノウハウやサポートを受けることが可能です。新たな一歩を踏み出す際の心強い味方となるでしょう。開業を円滑に進めるために、この機会をぜひ活用してください。
この記事の監修
株式会社USEN/canaeru 開業コンサルタント
○会社事業内容
IoTプラットフォーム事業・音楽配信事業・エネルギー事業・保険事業・店舗開業支援事業・店舗運用支援事業・店舗通販事業。
○canaeru 開業コンサルタント
銀行出身者、日本政策金融公庫出身者、不動産業界出身者、元飲食店オーナーを中心に構成された店舗開業のプロフェッショナル集団。
開業資金に関する相談、物件探し、事業計画書の作成やその他の店舗開業における課題の解決に取り組む。- NEW最新記事
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