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タイで飲食店を開業するには?必要な手続きや費用、成功のポイントを解説
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タイの外食市場は、日系チェーンから個人店まで幅広い業態が進出する成熟した環境にあります。東南アジアのハブとして多様な食文化が根付いており、日本食への需要も底堅く推移しているエリアです。
魅力的な市場である反面、外国人による会社設立や労働許可証の取得など、日本とは異なる複雑な法規制への対応が求められます。現地特有の商習慣や資本規制を前に、何から手をつけるべきか迷う方も多いのではないでしょうか。
今回は成長を続けるタイの外食市場を背景に、タイでの飲食店開業について、必要な手続きや費用の内訳を交えて解説します。現地経営を成功させるポイントも整理していくので、事業計画を立てる際の参考にしてください。
目次
タイで飲食店を開業する前に知っておきたい基礎知識
タイでの出店を現実的な計画にするためには、現地の市場環境や法規制など特有の事情を理解しておく必要があります。まずはタイの外食事情や日本とのルールの違いなど、開業に欠かせない基本知識から見ていきましょう。
タイで飲食店を開業する魅力と外食市場の特徴
タイが飲食店の出店先として注目される最大の理由は、旺盛な外食需要と日本食への高い関心が揃っている点にあります。
所得水準の向上やライフスタイルの変化を背景に、現地では外食文化が深く定着しています。中でも日本食は広く認知されており、現地の方々からの確かな需要が存在します。異国での新たな挑戦でも、受け入れられやすい土壌がすでに整っているのは心強いポイントです。
さらに大型商業施設への出店やデリバリーなど、路面店以外の市場もしっかりと形成されています。ターゲットに合わせて柔軟な販売手法を選べるため、事業を軌道に乗せる選択肢が豊富な点も魅力です。
日本とタイの飲食店開業の違い
タイで飲食店を開業する場合、日本と同じ手順や事業モデルのままでは進められません。まずはこの前提を押さえておく必要があります。
項目 日本 タイ 会社設立 日本の制度に沿って設立 タイ独自の法律に沿った手続きが必要 外資規制 本文では記載なし 外国人事業法による規制あり 就労 本文では記載なし 就労可能なビザと労働許可証が必要 市場対応 日本の消費者ニーズを考慮 現地の消費者ニーズや商習慣への対応が必要
制度面では、会社設立の条件や外資規制、就労ビザの取得など、タイ独自の法律に沿った手続きが不可欠です。慣れない外国のルールに戸惑うかもしれませんが、これらは出店を左右するハードルになります。
さらに市場面でも、現地の消費者ニーズや商習慣への柔軟な対応が求められます。日本で成功した味やサービスをそのまま持ち込むのではなく、タイの食文化を取り入れた現地化を意識して計画を練り直しておきましょう。
タイで飲食店を開業するために必要な条件
タイで飲食店を開業するには、日本とは異なる法規制や手続きをクリアしなければなりません。ここからは、会社設立からビザ取得まで、現地での開業に必須となる4つの条件を順番に確認していきましょう。
会社設立の流れ
タイで飲食店を開業する際、まずは適切な会社形態を選び、商務省(DBD)での法人登記と税務登録を完了させる必要があります。
形態としては、一般的に「非公開株式会社」が選ばれます。手続きは、法人名の予約から始まり、発起人による定款の作成と登録、資本金の払い込みへと進みます。その後、DBDへの法人設立登記を経て、歳入局で納税者番号の取得やVAT(付加価値税)の登録を行うのが基本ルートです。ここまでは、一つひとつのステップを着実にクリアしていくことが肝心です。
慣れない現地での手続きは、書類の不備一つで開業スケジュールが遅れる原因になります。また、外国人事業法の規制により、タイ人パートナーとの出資比率の調整が求められることも多い部分です。設立準備は、専門家のサポートを交えながら余裕を持って進めるとよいでしょう。
必要な許認可・営業ライセンス
タイで飲食店をオープンするには、現地のルールに則った各種ライセンスの取得が必要です。日本とは勝手が違うため、余裕を持ってスケジュールに組み込んでおくのが無難です。
必ず取得しなければならないのが、「飲食店営業許可」と「食品衛生に関する許可」の2つです。これらがないと、どれだけ店舗の内装やメニューが完成していても、客席での営業をスタートできません。
また、これらの手続きはバンコク都庁をはじめ、各自治体によって申請窓口やルールが異なります。ここを後回しにすると、思わぬ書類の不備でオープンが遅れて慌てかねません。まずは出店予定地を管轄する自治体の公式情報を、早めに確認してみてください。
ビザ・労働許可証
タイで日本人が飲食店を経営し、自ら現場で働くには、就労可能なビザと労働許可証の取得が必須となります。ここを曖昧にしたまま事業を始めると、不法就労とみなされてペナルティを受けかねません。
まず滞在の前提となるのが、ノンイミグラントBビザなどの「就労可能なビザ」です。これに加えて、タイ国内で合法的に働くための「ワークパーミット(労働許可証)」も必要になります。一般的に、取得の際は外国人1名につき複数名のタイ人を雇用するなどの条件が求められます。自社の想定規模で基準をクリアできるか、早い段階で見立てを立てておくのが無難です。
なお、これらの関連制度や発給要件は予告なく変更される可能性があります。手戻りを防ぐためにも、在タイ日本国大使館などが発信する最新情報を確認しながら準備を進めてください。
外国資本規制と出資比率
タイにおいて、日本人が100%出資して飲食店を開業することは原則としてできません。この規制を見落とすと、会社設立の段階で計画が大きくつまずくことになります。
タイには「外国人事業法」という法律があり、外国資本の割合が50%以上の法人に対して厳格な制限を設けています。飲食業を含む多くのサービス業は規制対象の業種に指定されているため、原則としてタイ人パートナーに過半数(51%以上)を出資してもらう合弁会社の形態をとるのが一般的です。
項目 内容 外国資本 外国資本の割合が50%以上の法人は外国人事業法による規制対象 タイ人パートナー 過半数(51%以上)を出資してもらう合弁会社の形態が一般的 日本人の100%出資 原則としてできない 注意点 業態や資本金の額によって細かい条件が変わる場合がある
ただし、業態や資本金の額によって細かい条件が変わることもあります。出資比率に関する後々のトラブルを防ぐためにも、現地の法律事務所やコンサルタントなどの専門家に相談し、安全な設立手法を検討してください。
タイで飲食店を開業する流れ
タイでの開業には特有の手順があり、順番通りに準備を進めることがスムーズなオープンの鍵です。
ここからは事業計画の作成や物件選び、スタッフ採用など、実際に飲食店を開業するまでの具体的な流れを確認していきましょう。
STEP 開業までの流れ 主な内容 1 事業計画を作成する ターゲット・市場・価格帯・収支計画を検討する 2 出店エリア・物件を選ぶ 立地ごとの特性や時間帯による人の流れ、客層などを確認する 3 店舗準備・スタッフ採用を進める 内装・厨房の設備工事と並行してスタッフを採用し、研修を行う 4 開業前に認知を広げる SNSで事前告知し、店舗情報の登録やプレオープンを実施する
事業計画を作成する
タイへの進出を成功させるには、現地の実情に即した事業計画の作成が不可欠です。
計画には大きく3つの要素を盛り込みます。まずは駐在員向けか現地の中間層向けか、ターゲットを明確に設定すること。次に、JETROのタイ市場情報といった市場調査を反映させ、現地の物価や競合に合わせた価格帯を決めること。そして、家賃や人件費などのランニングコストを細かく見積もり、現実的な収支計画を作成することです。
海外での出店は国内以上に予期せぬ出費が発生しやすく、ここを曖昧にすると資金不足で行き詰まる原因になります。精度の高い事業計画を作り込むことで、不確実な環境でも見通しを持って店舗運営を進めることができます。
出店エリア・物件を選ぶ
出店エリアと物件選びは、想定するターゲット層を軸に決めることが成功の鍵となります。ここがブレてしまうと、どれだけ良いメニューを用意しても集客に結びつきにくいため、慎重な見極めが必要です。
選定の際は、商業施設やオフィス街など、立地ごとの特性を比較します。ランチ需要を狙うのか、夜の会食メインかによって最適な場所は変わります。時間帯による人の流れや客層を、現地で直接確かめておくのがおすすめです。
毎月のコストを抑えようと、賃料の安さだけで判断するのは避けるべきポイントです。設備工事に想定外の費用がかかるなど、後から想定外の出費に悩まされる原因になります。集客力や設備条件を含め、総合的な視点で物件を評価してください。
店舗準備・スタッフ採用を進める
物件が決まれば、店舗づくりと並行して人材を確保する段階に入ります。ここで体制を整えられるかが、開業直後のスムーズな運営を左右するポイントです。
まずは内装や厨房の設備工事を進めつつ、同時にスタッフ採用へと動きます。タイでは言語の壁や文化の違いがあるため、ホールとキッチンの両方で現地人材の力が必要です。求人サイトや口コミを活用し、店舗のコンセプトに合う人材を探してみてください。
現地では工事の遅延やスタッフの入れ替わりが起きやすいため、オープン前研修の期間を長めに見積もっておくと安心です。メニューの調理手順や接客ルールを一つずつ伝え、チームとしてお店を回せる状態へと仕上げていきます。
開業前に認知を広げる
オープン初日から来店につなげるには、開業前からの認知獲得が重要です。お客様を待つだけでなく、自ら期待感を作っていく姿勢が求められます。まずは開業日や店舗コンセプトをSNSで事前告知しましょう。あわせて、Googleビジネスプロフィールなどにも店舗情報を追加し、検索画面で見つけてもらえる状態を整備しておきます。
また、本番前にプレオープンを実施して実践的な準備を整えます。実際の営業に近い形で接客を試すことで、運営上の課題や顧客の反応を事前に把握できます。ここで見つかった改善点を本オープンまでに直しておけば、安心して当日を迎えられるはずです。
タイで飲食店を開業する際に必要な費用
タイでの出店計画を進めるうえで、具体的にどれくらいの資金を準備すべきか気になるところです。ここでは初期費用の内訳や運転資金、現地でかかるランニングコストなど、開業に必要な費用の全体像を解説します。
初期費用の内訳
タイでの飲食店開業にかかる初期費用は、大きく分けて物件関連、設備関連、会社設立・許認可関連の3つで構成されます。
費用項目 主な内容 物件関連 物件取得費、内装工事費など 設備関連 厨房設備、客席用テーブル、備品購入費など 会社設立・許認可関連 会社設立費用、各種許認可取得費用など 専門家への依頼費用 現地専門家への依頼費用
物件取得費や内装工事費は、出店エリアや居抜き物件を活用するかで金額が大きく変わってきます。ここを見誤ると、後々の資金繰りを圧迫する要因になります。続いて必要になるのが、厨房設備や客席用テーブルなどの備品購入費です。これらは現地調達をうまく取り入れることで、ある程度のコストダウンが可能です。
さらにタイならではの支出として、会社設立費用や各種許認可取得費用がかかります。外国人による法人設立は手続きが複雑なため、現地専門家への依頼費用も予算に組み込んでおくと見通しが立てやすくなります。
運転資金の考え方
飲食店をタイで開業する際は、店舗づくりにかかる初期費用だけでなく、開業後の運転資金をあらかじめ確保しておくことが不可欠です。ここを見落とすと、予想外の資金難に直面するリスクが高まります。
なぜなら、オープン直後は客足が読めず、売上が安定するまでに時間がかかるからです。たとえ売上が想定を下回っても、毎月の店舗家賃やスタッフの人件費、水道光熱費といった固定費は継続して発生します。
そのため資金計画の段階で、最低でも数か月から半年分の固定費をまかなえる運転資金を準備しておくことが望ましいです。手元資金に余裕を持たせておけば、焦ることなく、現地の顧客に合わせた集客施策に落ち着いて取り組むことができます。
現地でかかる主なランニングコスト
店舗を安定して維持するには、毎月いくら継続して出ていくのかを正確に把握しておく必要があります。ここを見落とすと、想定以上の支出に手元資金が圧迫される原因となります。
主な費用は家賃と人件費、そして仕入れ・光熱費・広告費などです。家賃はエリアで差が大きく、人件費も上昇傾向にあります。また、通年でエアコンを使うため光熱費が膨らみやすいのが特徴です。タイはSNS大国であるため、継続的な広告費も見込んでおかなければなりません。
まずは概算でよいので、数か月分の支出をまかなえる余裕を持たせた予算を組みましょう。月々の売上から各費用を差し引き、手元に利益が残る資金管理の仕組みを構築していくのが現実的なアプローチです。
タイで飲食店経営を成功させるポイント
開業手続きや資金準備が完了しても、現地の環境に適応できなければ経営を軌道に乗せるのは困難です。
ここでは、タイ特有の文化や市場の特徴を踏まえ、飲食店経営を成功に導くための具体的なポイントを解説します。
ポイント 具体的な取り組み ターゲットに合ったコンセプトを設計する ターゲット層を明確にし、味付けや価格帯など現地ニーズに合わせる 現地の食文化や商習慣を理解する 現地の食文化や宗教、接客スタイルなどを理解する 人材採用・マネジメントを工夫する 現地文化に配慮した採用・教育や、定期的な面談などを行う SNSや口コミを活用して継続的に集客する FacebookやInstagram、TikTokなどで店舗情報を発信し、口コミにも適切に対応する
ターゲットに合ったコンセプトを設計する
タイでの飲食店経営を軌道に乗せるには、現地の市場環境に合わせたコンセプト設計が不可欠です。日本のやり方をそのまま持ち込んでも、消費者に響かず苦戦してしまうこともあります。
まずは駐在員を狙うのか、現地のタイ人を主要顧客とするのか、ターゲット層を明確に設定します。そのうえで、味付けや価格帯など現地ニーズに合わせた商品・サービスを検討し、競合との差別化を図ります。
誰に何を届けるのかという軸が定まることで、出店エリアや内装選びにも迷いがなくなります。この一貫した店舗づくりが、リピーター獲得と事業の成功へと直結していくのです。
現地の食文化や商習慣を理解する
タイでの飲食店経営を軌道に乗せるには、現地の食文化と商習慣の理解が不可欠です。ここを取り違えると、せっかくの出店計画でも客足が伸び悩む原因になります。
味付けは甘味・辛味・酸味が強いものが好まれ、仏教徒が多いため宗教上の配慮が求められる場面もあります。また、接客は日本のような均質化された丁寧さよりも、フレンドリーで大らかなスタイルが一般的です。
日本の味やサービスをそのまま持ち込むのではなく、現地の感覚に寄り添う姿勢が大切です。まずは現地スタッフの意見を柔軟に取り入れながら、メニューや接客方針を調整していくとよいでしょう。
人材採用・マネジメントを工夫する
タイでの店舗運営を軌道に乗せるには、現地の文化に配慮した採用と教育の仕組みづくりが重要となります。文化の違いに戸惑うのは誰もが通る道なので、焦らず土台を整えることが先決です。
現地スタッフの採用は、求人サイトやSNS、従業員の紹介が主流です。採用後は、写真や動画を取り入れた視覚的なマニュアルを整備します。言葉の壁があっても直感的に伝わる工夫があれば、現場の混乱を防げます。
加えて、定期的な面談など双方向のコミュニケーション体制を整えることも大切です。こまめな声かけで信頼関係を築くことが、離職を防ぎ安定したお店づくりにつながっていきます。
SNSや口コミを活用して継続的に集客する
開業後の集客やリピーター獲得には、SNSと口コミサイトの継続的な運用が欠かせません。せっかく良いお店を作っても、知ってもらう努力を止めると客足は遠のいてしまいます。
タイでは、FacebookやInstagram、TikTokを活用して、店舗の雰囲気や新メニューの情報を発信することが一般的な手法です。また、Googleマップなどに寄せられた口コミへ適切に対応することも、お客様との信頼関係を築くために必要です。
日々の投稿内容やユーザーの反応を分析し、集客施策を少しずつ改善していく姿勢が、長く愛されるお店づくりのカギとなります。
タイで飲食店を開業する際の注意点
異国でのビジネス展開には、日本国内では直面しない特有のリスクや予期せぬトラブルがつきものです。ここでは、タイで飲食店を開業する際に押さえておきたい注意点について解説しますので、事前の対策に役立ててください。
法規制や制度変更を確認する
タイでの開業準備では、現地のルールが突然変わるリスクを常に意識しておく必要があります。法規制や許認可の仕組みは予告なく変更される可能性があるため、常に最新動向を追う姿勢が欠かせません。
特に注意したいのが、飲食店に関する営業許可の取得条件や現地の税制です。少し前の情報を鵜呑みにしていると、いざ申請する段階で最新の要件を満たせず、オープン予定が大幅に狂う原因になります。
とはいえ、外国語で発信される情報を自力ですべて追い続けるのはかなりの負担になります。公式情報を自身でも確認しつつ、現地の法律や手続きに明るい専門家へ相談しながら進めると安心です。
為替・物価変動のリスクを考慮する
タイでの飲食店経営では、為替相場や物価の変動が収益に直結することを前提に計画を立てる必要があります。日本国内での経営とは異なり、現地の経済状況だけでなく両国の通貨のバランスも利益を左右するからです。
特に注意したいのが、円と現地通貨バーツの為替変動による仕入れコストへの影響です。日本の食材を輸入する場合、円安バーツ高に振れれば原価が押し上げられます。また、現地でのインフレによる原材料価格や光熱費の変動も利益を圧迫する要因になります。
こうしたリスクに備えるためには、余裕を持たせた資金計画が欠かせません。原価率の上昇をそのまま放置せず、メニューの価格改定も早めに視野に入れて対応していく姿勢が求められます。定期的に原価を洗い出し、柔軟に販売価格を調整する仕組みを整えておきましょう。
現地パートナーとの契約内容を確認する
タイでの飲食店開業では、現地企業や不動産オーナーなどとの契約内容を事前に細部まで確認することが不可欠です。ここを曖昧にしたまま進めると、後から想定外の不利益を被るリスクが高まります。
外資規制があるタイでは、出資比率や利益配分、互いの権利義務を明確にしておく必要があります。現地の商習慣を踏まえて、口約束で済ませず必ず書面に残しておきましょう。
また、言葉の壁による解釈の違いも厄介な問題です。少しでも迷う部分があれば、タイの法務に詳しい専門家へ相談するのが確実な方法です。第三者の視点を入れることで、予期せぬトラブルを防げます。
トラブル発生時の相談先を把握する
現地で予期せぬトラブルが起きたとき、誰に頼るか事前に決めておくことが早期解決の鍵となります。情報収集を含め、まずはJETRO(日本貿易振興機構)や在タイ日本国大使館といった公的機関が有力な相談先です。
くわえて、従業員との契約や税務といった実務的な問題には、タイの法律や商習慣に精通した現地の弁護士や会計士のサポートが欠かせません。いざというときに慌てないよう、開業準備の段階でこれらの連絡先をリストアップしておくのが確実です。あらかじめ具体的な相談窓口を把握しておけば、万が一の事態でも焦らず事業を守る行動に移せます。
タイでの飲食店開業に関するよくある質問
ここからは、タイでの飲食店開業に向けて準備を進める中で、よく寄せられる疑問にお答えします。
現地での具体的な手続きや条件について事前に確認し、出店計画をより現実的なものへとブラッシュアップしていきましょう。
タイで日本人が居酒屋やレストランを開業できますか?
日本人でもタイで居酒屋やレストランなど、さまざまな業態の飲食店を開業することが可能です。とはいえ、日本のようにお店を借りてすぐに営業できるわけではありません。
現地での会社設立はもちろん、就労のためのビザや労働許可証の取得が求められます。さらに、外国人事業法に基づく出資比率などの規制があるため、事前の入念な確認が欠かせません。まずは専門家や公的機関の最新情報を集めることから始めてみてください。
タイでの開業に現地パートナーは必要ですか?
事業形態や出資構成によっては現地パートナーが必要になることがあります。タイでは外国人事業法による資本規制があるため、外国資本の出資比率が制限されるケースでは、現地側との連携が求められます。
ただし、名義だけを借りるような安易な方法は避けるのが無難です。法令に抵触するだけでなく、将来の大きなトラブルに発展する原因になります。現地パートナーと組む際は、役割や権限を契約で明確に定めておきましょう。
タイで人気のある飲食店業態は何ですか?
タイでは日本食の人気が非常に高く、ラーメン店や居酒屋をはじめ幅広い業態に根強い需要があります。
現在では寿司店や日系のカフェなども現地で広く展開されており、多様な層に親しまれている状況です。だからといって、どのようなお店でもすぐ軌道に乗るわけではありません。競合も多いため、地域ごとの特性やターゲットとなる顧客層の好みを的確に捉える必要があります。出店前には入念な市場調査を実施し、現地のニーズを見極める手順を踏むのが安全です。
タイで飲食店開業を成功させるためにcanaeruで情報収集を始めよう
タイでの飲食店開業を成功に導くには、現地の制度や市場動向を深く理解し、綿密な事前準備を進めることが何より大切です。日本とは法規制や商習慣が異なる海外出店では、最新のルールを継続的に収集する姿勢が求められます。
情報不足のまま計画を進めると、後になって思わぬトラブルや追加費用に直面し、立ち上げが難航する要因になります。必要な知識を常にアップデートしていくことが、リスクを避けて事業を軌道に乗せるための武器になります。
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