「女性視点ならではの開業ノウハウ」---月商7ケタを稼ぐ今ブレイク中の画期的な“ダイエット専門のエステ”のオーナーに聞く【女性の開業】

20㎏もの自身のダイエット経験や大手エステサロンに勤務した際の体験から、“お客様には自信を持って生きてほしい”とダイエット専門のエステ”を開業するに至ったオーナー遠藤優子さん。食べているのに10㎏痩せた。という声が続々と上がり、心配されるエステ卒業後も変わらず痩せ続けるというダイエットの方法を考案！“一生太らない体作り”を実現！食べても痩せる、やめても痩せるの新システムを確立。多くの実績から予約も難しいまでの繁盛店に。現在はコンサルティング業までを手掛ける遠藤さんに、女性ならでは視点で「開業に必要なコト」を伺いました。

まず本当に“この仕事が好きかどうか？”が重要。好きと言う気持ちがあれば何事も楽しむことができるからです。次に自分の設定する“幸せの軸”をブレさせないこと。他人を軸にするのではなく、元々自分はどのような生活を望んでいるか知ることが大切なんです。例えば「年収1000万円ほどで、家族の仲がよくて、時々国内旅行に行ける生活」を望んでいるにも関わらず、周囲に10億稼いでいる煌びやかな人がいたとします。「いいな～、あの人は海外に住んで、船も持ってる、株も沢山持ってるし！」と思うようになると、自分を見失ってしまい、少しずつ軸がブレ始めます。そのうち生活がつまらなくなり、他人を羨むようになります。“自分はどの状態が一番幸せと言えるのか？”という軸は絶対ブレさせないように心がけましょう。

第一に開業資金でしょう。私は200万円で始めました。運よく、1年前開業した方が閉店した居ぬき物件に入れたため、備品もそのままいただけ、準備資金は30万円程で済みました。これは激安です（笑）。次に半年はお金がなくてもやっていける運転資金が必要ですね。現在の私のサロンは、駐車場2台とテナントで家賃は月々6万円。1日にお客様を対応できる人数は4人が限界なので、丁度いいんです。ところが家賃が高いと1日数十人こなさないと経営していけなくなります。最初は低家賃で、お金をかけずに開業することをおすすめします。材料費や必要な備品、水道光熱費、PC、システム導入などにも費用は掛かるので固定費は極力安く済むならそれに越したことは無いと思います。

商品を売るには、販促術が最大の鍵になります。一例に“共感”させること。私の場合は、食事はきちんととりつつ、程よい運動とヨガで20kgのダイエットに成功し、痩せて10年経ちますが体重をキープし続けています。太っていた時は、ズボンが切れたり、靴擦れしたり、好きな服は着れない、自分が嫌いになる…。摂食障害でリバウンドを繰り返し、死にたいとも思いました。お客様に私自身の生き様や辛かったことをお話し、「自分もダイエットできる！」という夢を与え、ワクワクさせることです。経験と実績から信頼関係が生まれ、商品やサービスを購入してくださる方が多いですね。

単価を下げて集客することは絶対におすすめしません。１回のみの体験コースを利用されたお客様を例に挙げると、それ以降は来店されないことの方が多かった。私のサロンでは載せていませんが、某大手サロンに掲載していても1回きりのお客様ばかりでリピーターになる事は難しいのが現状。それより、多少価格が上がっても「お客様の根本からの問題解決」が出来るコースを作る方が良いです。本気のお客様により多くの時間を使ってその分パーソナルにケアする方が得策なのです。私のサロンで新規のお問合せもありますが、お客様の質を見てお断りする事もあります。特に当日の予約は取りません。それはいつでも予約できる店と思われてしまってはアウトだからです。「すみません、忙しくてすでに埋まっています」というと、「遠藤さんのお店は人気店だから早めに予約を入れないと！」と思うようになり、お客様も真剣に来店されるようになります。

ダイエット専門エステサロンオーナー 遠藤優子さんインタビュー【女性の仕事クローズアップ #2】