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開業コンサルタントフル活用術|注意点3点を抑えて無駄なくお店開業

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店舗経営の際に、経営専門のコンサルタントを利用する人は少なくありません。
特に、はじめて開業する方や、前回のビジネスがあまり上手くいかなかったという人にとっては、経営コンサルタントからアドバイスをもらいたいと思う人も多いことでしょう。
でも、実際に経営コンサルタントはどんなことをしてくれるのでしょうか。

開業コンサルタントとは?

開業コンサルタントとは、開業をサポートする専門家のことです。
開業と一口に言っても、土地選びや建物選び、建設計画や機器の購入、人事・労務・税務、集客に向けた広告など、開業に向けて数多くの業務をこなす必要があります。
特に、現在働きながら開業を考えている人にとっては、開業コンサルタントに開業手続きを任せることによって負担を軽減できるため、スムーズに開業へとつなげることができると言えます。
また、各業種の開業を専門的に手掛けている経営(開業)コンサルタント、会計士や税理士、行政書士、社会保険労務士といった各国家資格の保有者、金融機関系コンサルタントなど、様々なコンサルタントがいます。
それぞれ得意・不得意があるため、どのコンサルタントに依頼するのかよく考えてから依頼しましょう。

コンサルタントへ発注するメリット

プロのコンサルティングの魅力的な点は、専門的な知識や経験に基づいたノウハウの指導を受けられること。
その分野の業界動向や社会的変化の分析まで、経営の勉強だけでは得られない幅広い視野でのアドバイスを貰えます。
仕入れから、価格設定、売上や利益、効率的なオペレーションや従業員教育など、幅広い経営の知識も持っています。
また、経営者がどうしても失いがちな「客観性」を持った視点もコンサルタントの大きな魅力。
例えば売り上げの予測値についても、立地条件や顧客層のリサーチのほか、商品別の成約率等を分析して、定量的に結果を予測します。
コンサルタントは勘や思い込みで動くことは絶対にしません。
店舗オーナーが正しい判断ができなくなっているときに、理論と経験に基づいた客観的な姿勢でアドバイスをしてくれます。

例えば、開業するときに、開業コンサルタントに頼んだ場合とそうでない場合の違いとは?

「コンサル料がもったいない」と依頼を躊躇する人もいるでしょう。
確かに、コンサルティングの利用にはそれなりの費用が発生します。
しかし、店舗の成功をより確実なものとするための「必要経費」と考えるなら、決して「もったいない」ということはないのです。

例えば、英会話をマスターしたい、と思った時に、独学とレッスンなど習いに行く方法があります。
あなたのまわりで、「独学で英語がペラペラ、ネイティブのように話せて、翻訳もバッチリ」という人を見かけたことがありますか?
日本在住で英会話に不自由しない、というレベルの人は、レッスンなり、留学なりを得て、マスターしている人がほとんどです。
独学で、教材を買ったりしていても、マスターできなければ、そのコストは効果を発揮しているとは言えません。
対価を払ったら、それだけの効果はある、ということなのです。

飲食店などの開業の場合、コンサルタント = 専門家に相談せずに失敗することは大きな問題です。
なぜなら、失敗したらすべてが水の泡になるだけでなく、多額の借金を抱えることにもなりかねないからです。
失敗のリスクを減らすという意味では、コンサルティングを活用することは実は安価であるとも言えるでしょう。

例えば、カフェを開業する時のコンサルタントの力とは?

一番の利点は、「開業時にかかるお金」に関することのアドバイスと言えます。
「開業時にかかるお金」というのは、Webサイトなどで調べたものなどと、圧倒的に違ってくるケースがあるからです。

例えば、カフェを開業するならば「100万円でも開業できる」と言われています。
これを鵜呑みにし、資金100万を軸に開業準備を進めていいものでしょうか?

答えは絶対NO!
理由は、「あなたがやりたいカフェ」と「そのお客様になってくれる人」がマッチしていなければ、ビジネスは成功しないから。
そのマッチ具合は、カフェのコンセプトから事業計画、出店場所など、「開業資金」の専門家で無ければ分からないからです。
始めてカフェや飲食店などを開業する人が、どんなに調べても、「あなたがやりたいカフェ」をピンイントで説明してくれるWebサイトや書籍はありません。
だからこそ、英会話の例のように、「開業のコンサルタント」に相談することはアリなのです。

出店地域と物件選びでも心強いサポート

店舗経営成功を左右する最大のポイントである、出店地域と物件選びでも専門家のアドバイスは必要不可欠です。
出店したい地域にはどんな客層がいるのかや、自分のやりたいお店の種類に適した地域なのか、そしてどのような物件を選べばいいかまで、知識や経験の足りない素人では、なかなか判断しづらいこともあります。
こんなときこそ、コンサルタントの出番。
素人の視点からは知り得ない、細かなデータに基づいた信頼のおけるアドバイスをもらうことができるでしょう。

開業コンサルタントに依頼する際の注意点

開業手続きを自分で行おうとすると、ある程度の知識が必要になるほか、手続きに不備があると再度手続きを行い直す必要があるため、手間と時間が無駄にかかってしまいます。
しかし、開業コンサルタントに依頼すれば、これらの業務を専門としているため、自分で開業手続きを行う場合よりも手続きの不備が発生するリスクを抑えることができるほか、効率良く開業できるというメリットがありました。
開業コンサルタントに依頼する場合には、何か注意しておく点はあるのでしょうか?開業コンサルタントに依頼する際の注意点について見ていきましょう。

自分で開業手続きを行う場合よりもコストがかかる

自分で開業手続きを行う場合には、必要最低限のコストだけに抑えることができますが、開業コンサルタントに依頼した場合には、コンサルティング料が上乗せされるため、開業コストが大きくなってしまいます。
開業コンサルタントは、事業のコンセプトの設計から土地や建物の選定、資金調達、内装設計、スタッフ採用など、必要な手続きの全てを行ってくれますが、その手続きを自分が行った場合の時間と手間がコンサルティング料と見合っているかどうかが重要と言えるでしょう。
病院の開業を手掛けているコンサルタントの中には、医薬系の卸会社などが本業とは別の部署を設けて無償でコンサルティングを行っている場合があります。無償であることで、費用を抑えることができる反面、コンサルティングが手厚くない可能性があるので、無償コンサルティングに注意しましょう。

中間マージンが発生する可能性がある

無償でコンサルティングを手掛けている開業コンサルタントに依頼すると、開業コストを抑えることができますが、コンサルティング料を取らない代わりに違う部分でマージンを取っている可能性があるので注意が必要です。
例えば、不動産会社が開業コンサルタントを手掛けている場合は、不動産取引を行う際に中間マージンを取っている場合があり、その額が通常の不動産会社に依頼した場合よりも多い可能性もあります。
また、特定の内装施工業者や広告会社などの紹介してくる開業コンサルタントにも注意が必要です。裏ではコンサルティング料だけでなく紹介手数料も得ている場合があります。そのような開業コンサルタントに任せても、コンサルティング業務が疎かである可能性があるので注意しましょう。

成功しなかった場合には払い損になる

開業コンサルタントに依頼しても、開業がスムーズにいかないこともあります。例えば、出店場所を探すのも開業コンサルタントに任せていても、見つかるまでに時間がかかっていたため、結果的に自分で探して見つけたというケースです。
このようなケースでも、依頼した以上は費用を払わなければならないとなってしまうと、払い損になってしまいます。
そのため、開業コンサルタントとコンサルティング業務に関する契約を締結する場合は、いつまでに遂行するのか、遂行できなかった場合にはどうするのか、自分で行った場合はどうするのかなど、後々トラブルにならないように事前に契約の詳細を決めておくと良いでしょう。

この記事の監修
株式会社USEN/canaeru 開業コンサルタント

○会社事業内容
IoTプラットフォーム事業・音楽配信事業・エネルギー事業・保険事業・店舗開業支援事業・店舗運用支援事業・店舗通販事業。

○canaeru 開業コンサルタント
銀行出身者、日本政策金融公庫出身者、不動産業界出身者、元飲食店オーナーを中心に構成された店舗開業のプロフェッショナル集団。
開業資金に関する相談、物件探し、事業計画書の作成やその他の店舗開業における課題の解決に取り組む。

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