開業資金0からのスタートも、資金を貯めて再び開業相談へ。コロナ過でも私は後悔しない生き方を選ぶ

開業を目指すきっかけ

まず、男性専用脱毛サロンの開業を決意した理由を教えてください。

コロナ前からお店を開業したいと相談はしていたのですが、その後コロナ禍になり『自分がやりたいことをやって、後悔しない生き方をしたい！』と強く思ったのが、大きな決め手になっていると思います。

でも、お店はやりたいけれど、右も左もわからない…。
まずは何から始めればいいの？という状態からのスタートでした。
それでUSENに相談に行きました。

USENの開業サポート『canaeru』にはどのような経緯で開業相談に行かれたのでしょうか？

お店の開業方法についてインターネットで検索していたら、USENが独立開業のサポートをしているとのことだったので、そこで相談に行ったのがきっかけです。

そうしたら「エステを開業するにはこのぐらいの資金が必要ですね。まずは自己資金を貯めるところから始めましょう」という話になったんです。
そうか。自己資金もある程度必要なのかと知り、お金を貯めてから「次は何をすれば良いですか？」と、改めて相談に行ったんですよ（笑）。
「自己資金が貯まったのなら、次は物件を探しましょう！」と、そこで具体的に動き出した感じです。

開業準備での課題と解決方法
（物件探し・資金集め, etc.）

自己資金にも目途がつき、物件を探し始めたわけですね。物件はどのように見つけたのでしょうか？

店舗物件は偶然このお店の前を通りかかった時に「ここだ！」って。
不動産屋さんに「この物件、空いていますか？」って聞いたら「空いていますよ」ってことだったので決めました（笑）。
勢いで物件を決めた感じがありますが、実はこの辺りに住んでいたこともあったので街の事もよくわかっていました。それに、家賃も想定内でしたので、希望に合った物件でしたね。
USENでも物件は探してもらっていたのですが、なかなか家賃が折り合うところがなくて…。
初めての店舗開業ですし、家賃で無理はしたくなかったので、良い物件が見つかって良かったと思います。

そのあとは、事業計画書を書かれたと思いますが、スムーズに書類作成はできましたか？

全部USENさんのサポートを受けて事業計画書を作成しました。
「ここどうするんですか？」と、逐一聞いていた気がします。
最初に言ったように、開業に関して右も左もわからない状態で飛び込んだのでこれはすごく助かりました。
実は、最初は脱毛サロンではなくて、飲食店がやりたかったんですよ。
でも、経験がない職業の場合、融資もなかなか通りにくいそうなので、じゃあ経験のあるエステ関連の「脱毛サロンだ」ってことになったんです。
経験があるものからやっていこうと切り替えて、無事融資が下りました。

内装工事はどうしたのでしょうか？

元々事務所用に設計された物件だったようで、仕切りの壁を設置したり、あとは、カウンセリングルームを作ったぐらいですね。
それほど内装にお金はかけていません。
普通なら500万ぐらいは内装費用にかかると思うのですが、そこを抑えて、エステ用のマシンや設備にお金を割り振りました。

順調にオープンまで進めることができましたか？

スタッフの教育など、準備に時間がかかってしまい、1ヵ月遅れで正式にオープンできました。
オープンから3、4ヵ月ぐらいしてからは成約率も上がって、ようやく軌道に乗り始めた感じです。
お客様にカウンセリングして、契約が取れたら成約になるのですが、その成約率も初めの2ヵ月ぐらいは1割、2割ぐらい…。
他店を研究したり、価格を見直したりといろいろと勉強や試行錯誤を行って、8割ぐらいまで上げることができました。

開業後の気づき／今後の課題

従業員として働いているころと、オーナーとして働く今、何か違いはありますか？

従業員として働いているころは、ただお店に来て、掃除をして、お客様を接客して…というのが日常でしたが、オーナーともなれば、集客のこと、スタッフの教育のこと、経営のことなど、先のことまで考えなければいけません。
人の下で働くって楽だったなあ（笑）と思う反面、ただ元々の性格として動き回りたいタイプなので、独立して良かったなとも思っています。

今後はどのようなビジョンを思い浮かべていますか？

まずは、脱毛サロンを頑張って、今は男性専用なのですが、1年後には男女混合のお店を出したいです。
それが落ち着いて資金が安定したら、夢の飲食店開業、焼肉屋さんがやりたいですね！
そして、最終的には旅館を経営したいと思っています（笑）。