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路面店よりも賃料がお得!『空中店舗』って何?

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空中店舗とはビルの2階以上に出店された店舗のことを指し、1階、いわゆる路面店に比べて家賃が安いのが特徴です。
しかし、その反面、路面店に比べ、お客様の目に止まりにくいというデメリットも存在します。
物件探しの際の選択肢として、空中店舗は“アリ”なのでしょうか?

空中店舗のメリットとは?

空中店舗は1階店舗(道路に面している路面店)と比べて家賃や敷金・保証金が相場よりも安く、初期費用と月間のコストの両面で負担を軽減することができます。
集客さえ確保出来れば、他店舗と比較して販売単価を低く設定することもできるのです。
続いては空中店舗のデメリットを解説していきます。

空中店舗のデメリットとは?

デメリットとして挙げられるのが、お客様がお店を見つけにくいという点。
集客効果と言う面においては路面店に比べて大きく劣ってしまいます。
しかし、意外なことにこの集客以外にそれほど大きなデメリットはないのです。

よい空中店舗を判断する方法とは?

空中店舗には空中店舗ならではのチェックポイントがあります。
以下の4項目に当てはまる物件を探すようにしましょう。

1. 道路・歩行者から看板がわかりやすく見つけやすい場所に設置できる

お客様が2階等に上がるのに不安を感じさせるような店舗は不利。初めて店に入るお客様でも、この店はどのような店であるかを分かりやすく提示することが重要です。

2 店舗の入り口がわかりやすい(1階の入り口)

ビルそのものが分かり難い物件の場合は、物件選びの段階で外した方がよいでしょう。

3. ビルの1階入口・階段に広告やイメージを設置できる

階段に店舗の広告物、イメージが出せる場合は不安感を取り除くため、内装写真やメニュー内容、料金などをしっかり明記しましょう。

4. 道路から店の場所がわかりやすい

道路から店の中が見えるという点(何のお店か分かるぐらい)も判断材料になります。店舗の視認性が高いテナントは魅力的です。ガラス面が多く配置されていれば一見さんのハードルも下がります。

空中店舗のメリットを最大限活かす術

「家賃が安い」という点が最大のメリットであることを考えて、その「ういた家賃分」を集客策に投下することが重要です。

路面店と比較した差額の家賃分を、看板をはじめ、グルメサイトやチラシなどで販促に転用します。
宣伝しなければ、特に初見客、ビジター客を取り込めないのが空中店舗です。
必ず「差額」があることを常に認識し、その差額を宣伝活動に使っていく…というフローとプランを開業時から実施していくようにしましょう。

新規出店に空中店舗は避けるべき?

新規出店の場合、初期投資の安さから空中店舗で妥協してしまうことがあるかもしれませんが、知名度のない新規店の場合は集客が厳しくなる可能性があります。
お客様は知名度のあるチェーン店であればこそ、2階以上のお店に来店しますが、知名度のないまったく初めてのお店の場合は、店内がわからないお店にいきなり入店することには躊躇してしまうでしょう。
それでも空中店舗を選ぶ場合は、広告戦略も合わせて考えるようにしましょう。

この記事の監修
株式会社USEN/canaeru 開業コンサルタント

○会社事業内容
IoTプラットフォーム事業・音楽配信事業・エネルギー事業・保険事業・店舗開業支援事業・店舗運用支援事業・店舗通販事業。

○canaeru 開業コンサルタント
銀行出身者、日本政策金融公庫出身者、不動産業界出身者、元飲食店オーナーを中心に構成された店舗開業のプロフェッショナル集団。
開業資金に関する相談、物件探し、事業計画書の作成やその他の店舗開業における課題の解決に取り組む。

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