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都心から1時間程度で気軽に足を運べる人気の観光スポット“鎌倉”。 四季折々の草花を愛でながら神社やお寺をめぐったり、ショッピングや食べ歩きを楽しんだり、さまざまな楽しみ方ができるのが鎌倉の魅力です。そんな鎌倉で開業する際に押さえておきたいポイントをチェックしていきましょう。
鎌倉の歴史
現在の鎌倉は政治の中心地として栄えた場所となっていることから、現在は数多くの禅寺や神社が点在をしており、有名なリゾート地のうちの1箇所として知られています。また、その他にも縄文時代〜弥生時代にかけての遺跡があったり、河内源氏ゆかりの地であったりなどと、数多くの優位歴史人物が関わってきている土地であり、歴史的な記録が多く残されてきている土地でもあります。
“鎌倉”の特徴を知る
鎌倉は、若者からシニア層まで、さまざまな世代から人気のある観光スポット。年間を通しておよそ2000万人もの観光客が訪れる鎌倉は、多くの神社仏閣などの歴史的遺産、そして海や山などの豊かな自然にも恵まれた魅力的な街です。路地を少し入れば、手入れをされた生垣や草花を愛でることができ、地元の人々も街の景観や風情を愛し、大切に守りながら暮らしている様子が伺えます。また、海沿いを江ノ電が走り抜ける風景なども趣があり、映画やドラマのロケ地としても多く使われ、ロケ地巡りのために遠方から訪れる観光客も多いそうです。
鎌倉駅周辺の主なスポット
素晴らしい歴史がたっぷりと詰まっている鎌倉ですが、鎌倉駅周辺の主なスポットにはどのようなものがあるのかご紹介していきます。
・鎌倉市立御成小学校
・スターバックス コーヒー 鎌倉御成町店
・鎌倉市川喜多映画記念館
・鎌倉近代美術館 別館
・レストラン レネ
・鎌倉文学館
・公益財団法人鎌倉能舞台
・材木座テラス
・小町通り商店街
・大仏通り商店街
・ブンブン紅茶店
・御成通商店街
・鎌倉市農協連即売所
・おいもカフェ金糸雀
・源氏山公園
・源頼朝の墓
・源実朝・北条政子の墓
・若宮大路公園
・天台山
・浄光明寺
・由比ガ浜海水浴場
・材木座海岸
・陰陽の滝
・報国寺
・衣張山
・六国見山
・大平山
・宝戒寺
・本覚寺
・妙隆寺
・葛原岡神社
鎌倉駅周辺だけでもこのように様々な観光スポットが挙げられるほど、素晴らしい場所が多いです。特に山や寺は多く、自然を感じられる場所、歴史を感じられる場所は多く観光スポットとして挙げられています。また、スターバックスコーヒー 鎌倉御成町店は「日本一オシャレなスターバックス」としても知られており、地元のスターバックスとは違った雰囲気を楽しめることが魅力的な場所でもあります。鎌倉駅に似た地域について
実は、鎌倉駅によく似た地域が日本にはいくつか存在をしており、「鎌倉に遠くては行けないからここで我慢しとこう」という方もいるほどなのです。
横須賀中央
横須賀中央は、神奈川県横須賀市若松町二丁目にある、京浜急行電鉄本線の駅となっており、鎌倉と同じく神奈川県にある場所です。鎌倉と同様に様々な自然を感じられるような素晴らしい観光スポットがあるということ、そして海が近いことから鎌倉によく似ていると言われます。
葉山
葉山も、鎌倉と同じく神奈川県にあり、三浦半島西部に位置をしている場所となっています。穏やかでのどかさを感じられる自然と、公園や寺、そして美味しいものが沢山揃っているなど、鎌倉とかなり似ています。飲食店に関しては特にオシャレで美味しい話題の飲食店が多く存在しています。
浅草
浅草は、神奈川県ではなく東京の台東区にあります。19世紀頃といった、かなり昔の東京の雰囲気がたくさん残っているところが特長的であり、さらには歴史のある浅草寺の近くの仲見世通り沿いには、伝統的な手工芸品や食べものなどの屋台がたくさんあるなど、鎌倉にかなり似ています。鎌倉ほど自然は多くありませんが、歴史の深さは同じぐらい素晴らしいものとなっています。
鎌倉の賃料って高いの?安いの?
財界人や芸能人の豪邸が建ち並ぶ鎌倉は、昔から高級住宅地としても有名です。鎌倉市は市内全域のおよそ半分が「歴史的風土の保存」を目的とした条例の対象になっています。そのため、高層マンションやビルの建設には厳しい規制があり、例え建てることができたとしても、低層マンションや低層ビルの建設しか許可されません。そんな理由もあり不動産の価格や賃料は割高になっています。同時に、古くから永く住み続けている人が多いのも特徴のひとつ。これは、住まい同様、店舗にもいうことができ、空き物件がなかなか出ないという実情。代々続く店、また代変わりの際に業態を変えて商売を続ける店などが多いのも鎌倉の特徴といえます。
鎌倉で開業、ターゲットは観光客以外にも?
年間2000万人以上の観光客が訪れる人気の観光スポット鎌倉。飲食店を経営する場合、ターゲットとなるのは、やはり観光客?と思われがちですが、鎌倉は、“地元”を愛する“地元民”に支えられている街でもあるのです。ある“地元民”によると、鎌倉は、買い物もデートもレジャーも近郊で済ませるという人が本当に多いとか。というのも、わざわざ都心へ出向かなくても、おいしい食事にありつけ、おしゃれで素敵な空間を満喫することができるからなのだとか。また、自家用車を利用する人も多く、職場選びも“鎌倉から通える”という点に重きを置いている人が目立つそうです。先祖代々暮らしてきた鎌倉を“永住の地”とする人が多いのも、その理由のひとつとなっているのかもしれません。
この地での開業を考えた際は、流行り廃りの激しい観光客向けの店よりも、鎌倉からなかなか出られないという、“地元民”に目を向けて準備をした方が、長い目で見たときに大きな差が出るかもしれません。鎌倉の客層について
鎌倉の客層は、最近では若者やファミリーが多い傾向にあります。理由としては、Instagramが栄えているからでしょう。鎌倉には言わずと知れたインスタ映えスポットが多く、インスタ映え目当てで行く人が多いことから、このような客層になっています。また、鎌倉ではオシャレな飲食店が多いものの昼と夜どちらでもだいたい1000円〜2000円あれば飲食ができるなどと、安すぎず高すぎない程よい値段にて提供がされているところも魅力的な部分でしょう。鎌倉は、年中通してそして土日だろうが平日だろうが昼だろうが夜だろうが関係なく、常に観光客が多い場所です。もちろん、若者やファミリーだけでなく、年配の方や独身の方も観光に訪れる方は多いです。
鎌倉で開業するならどんなお店?
駅近くの物件であれば、より観光客を意識した店の開業を。また、駅を離れた場所で開業するのならば、観光客と周辺に住む地元の人たちの両方を意識した店がおすすめです。さっそく“鎌倉”での開業に適したスタイルを紹介していきましょう。
海の幸、山の幸を活かした料理店
海と山、その両方の恵みが楽しめるのは、鎌倉ならでは。海が見える店舗ならば、海の幸を贅沢に使用したメニューづくりがおすすめ。最近、若者を中心に人気があるのは「海鮮丼」。これを目当てにデートに訪れるというカップルも多いのだとか。というのも、これまで、新鮮な魚が食べられる店といえば、何といっても“寿司店”。しかし、いわゆる回転寿司ではない“寿司店”は、若者や女性同士の客が暖簾をくぐるには、ハードルが高め。そのため海鮮丼専門店や、海鮮居酒屋やなどに人気が集まるっているのだそう。そして、海鮮丼は“インスタ映え”も抜群。江ノ島名物の「しらす」をふんだんに使った「しらす丼」もおすすめです。また、海だけでなく、山の恵みも受けられるのが鎌倉のよいところ。地元のシニア層の女性客や観光客に人気なのが、豆腐や湯葉を使ったヘルシーな和食。また、地元野菜を使ったフレンチレストランも人気があります。価格設定が比較的高くても客離れしないのが鎌倉の特徴。その分、お客様の厳しい目と舌をごまかすことはできません。腕に自信があり、高価格帯で実力を試したいというオーナーならば、鎌倉への出店は勝負のしがいがあるはずです。
食べ歩きのできるテイクアウト専門店
観光地で“食べ歩き”できる店というと、スイーツなどのテイクアウト専門店が、真っ先に頭に浮かびますが、「いなり寿司」や「ちらし寿司」、「かまぼこ」に「天ぷら」なども、鎌倉の“食べ歩きフード”として人気があります。飲食店としては、どのように提供しているの?というのが気になるところですが、いなり寿司はかわいらしいペーパーに包み、ちらし寿司は、パフェのようなカップに入れて提供しています。また、天ぷらは、串刺しにして、かまぼこはコロッケのように小袋に入れ、提供しているようです。
鎌倉という立地を生かして「和」をイメージしたスイーツの店も目立ちます。綺麗な桜色の餡や、レモン味の餡を使用したお団子は、見た目もキュート。外国人観光客からの人気もあります。鎌倉ならではの風情に馴染む古民家カフェなどもおすすめ
鎌倉でゼロからの開業を目指している人にとって、最初の難関となるのは、やはり店舗物件選び。決して安いとはいえない鎌倉の地で、物件を探すのは簡単ではありません。そこでおすすめしたいのが、古民家を利用した「古民家カフェ」や「古民家レストラン」。歴史的建造物や街の景観を大切にしている鎌倉は、好き勝手に高層ビルが建てられないため、古い建物が多く残る街でもあります。鎌倉には、そんな古い建物をそのまま使い、室内をリノベーションした「古民家カフェ」や「古民家レストラン」が多くあり、観光客と地元民のどちらからも人気も得ているようです。しかし、その分ライバル店も多いということも忘れてはなりません。また、有名なレストランも多い鎌倉。高級レストランが身近な存在である鎌倉のお客様は、そう簡単にだますことはできません。使用する食材はもちろんのこと、店内で使う器にもこだわりたいところ。センスに自信のない人は、専門家にスタイリングしてもらうのも一案です。また、レストランよりも手軽にはじめやすい「古民家カフェ」でも、店内の演出にはこだわりたいものです。FacebookやInstagramへのアップを日常的に行なっている若い女性層を意識した盛り付けやラテアートなども、繁盛店へのカギとなりそうです。また、店内には「古本」や「手作り雑貨」を置くコーナーを設けてもよし。というのも「古民家カフェ」と「古本」の相性は抜群。古い文化と新しい文化が交差する鎌倉ならではの組み合わせともいえます。また、古い絵本や雑誌などは、店のディスプレイとしての役割も果たしてくれるので一石二鳥。手作り雑貨は、ぜひ地元の方の作品を展示しましょう。店内の一角を「一箱ギャラリー」のようにし、期間を決めて展示・販売すれば、お友達の作品を見るために来店する近隣のお客様も増えます。
鎌倉という街に馴染むためには、地元の方々に愛される店づくりが第一。鎌倉の文化や街並みに共感し、大切に思うことが、この地での開業を成功させる大きなカギとなるはずです。鎌倉の人口特性
鎌倉の人口は、約172,262人となっています。世帯数は7万世帯越えとなっており、鎌倉は単独の世帯よりもファミリー世帯に人気が高いエリアとなっています。また、リゾート地でもあることから、有名人や富裕層も多く住んでいます。また、どちらかと言えば男性よりも女性の方が多く住んでいます。
鎌倉の乗降人数やアクセス方法
鎌倉のあるのかアクセス方法としては、JR横須賀線・江ノ島電鉄・湘南新宿ラインが主に使用されています。乗降人数としては、JR横須賀線の2017年度では1日平均乗車人員は約4万4,866人となっている他に、江ノ島電鉄の2017年度の1日平均乗降人員は約2万7,194人となっているなど、かなり多い人数が鎌倉へアクセスをしています。また、これは同線の駅の中でも最も多い乗降人数として言われています。それほど鎌倉は人気の高い場所となっているのです。
この記事の監修
株式会社USEN/canaeru 開業コンサルタント
○会社事業内容
IoTプラットフォーム事業・音楽配信事業・エネルギー事業・保険事業・店舗開業支援事業・店舗運用支援事業・店舗通販事業。
○canaeru 開業コンサルタント
銀行出身者、日本政策金融公庫出身者、不動産業界出身者、元飲食店オーナーを中心に構成された店舗開業のプロフェッショナル集団。
開業資金に関する相談、物件探し、事業計画書の作成やその他の店舗開業における課題の解決に取り組む。- NEW最新記事
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